執着系王子にはもううんざりです

高緋ぴお

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2章番外編

秘密の後④@リオ王子

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「さて、どうやって君の継母をおびき寄せるか、だけど。」
「私の継母は、お兄様を溺愛しているんだ。勿論、自分の息子だから当然なんだけれど、それよりも王位を継がせることに執着している。自分が皇后の座に即きたいがために。」

 どうしようもない親だな、全く。権力に溺れている人間には、反吐がでるね。僕は生まれながらに王子だから、その気持ちがわからないだけなのかも知れないけど。

「それで、いいのかい?自分の、仮にも親を、僕が追い詰めることになるんだが。」
「大丈夫、私は継母に愛着はないんだ。でも──。」
「でも?」
「お兄様には、罪はないんだ。だから、お兄様は見逃して欲しい。恨まれてしまうかも知れないけどね。」

 兄、か。その兄が生きている限り、あらゆる権力者に利用されることは目に見えている。

「例え、また君が狙われることになったとしても、かい?」
「うん。後悔はしないよ。お兄様は、私の大好きな家族だから。」

 そこまで言い切るとは、よっぽどその兄のことを信頼しているんだろう。仕方がない、今は継母の件だけをなんとかしよう。

「わかった。じゃあまず手始めに、その兄を呼んでくれるかい?」
「呼んでどうするの?」
「…誘拐する。」
「はあああああ!?」

 イヴァンのようなことをしようって言うわけじゃないからね!?これは作戦だよ。

「まず、君の兄がいなくなれば、間違いなく継母が動くだろう。そして、君に罪を被せ、犯人に仕立てあげるはずさ。」
「ちょ、私を犯人にしないでくれるかな。」
「まあまあ。そこで、君が真犯人をとっ捕まえて、自分に兄を殺す気がないことを証明するんだ。いいね?」
「なんていう典型的な・・・・。それで、真犯人はどうするの?」
「僕がなろう。」
「いやいやいやいや。それはさすがにまずいと思うな!?」

 確かに一国の王子が誘拐したなんて、洒落にならないだろうね・・・。おそらく、その継母にいらぬ恨みを買うことになるだろう。でも、僕だから大丈夫さ。

「僕は一応この国の第一王子だからね。誘拐も誤解だったで済ませられるし、そうそう手出しはしてこないだろう。」
「そうかも知れないけど、私の継母は、そんな生温い人じゃないよ。平気で私に毒を盛るし、刺客も送り込んでくる、恐ろしい人だ。リオ王子を殺すのも厭わないだろう。」

 そうだろうね、君を殺そうとするぐらいだし。だけど、悩んでいる暇は僕にはない。一刻も早く帰らねばならないんだ!

「僕を狙ってくれば、都合がいい。その場で連行できるからね。むしろそれが狙いさ。」
「...危険すぎない?」
「王子に必要なのは、即決即実行!さあ、兄を呼んでおいで!」
「・・・・・。急に不安になってきたよ。」

               
      *******

 
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感想 1

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みんなの感想(1件)

あか
2019.07.05 あか

この先君を好きになることはないと、なぜ最初に言ったのですか?
最初から後ろ向き発言なのに、前に会ったことがあるとか、グイグイくる行動が謎過ぎます…。

2019.07.05 高緋ぴお

 コメントありがとうございます( ・∇・)
 色々矛盾が生じてしまい申し訳ありません。
 リオ王子の言う人を好きになったことがない発言は、周りに言い回っているセリフで、女性を近づけない為の防波堤みたいなもの、という設定はあったのですが、ルミネとは以前から会っていて、ルミネ以外好きになれないという設定を後から付け足したので、ルミネに言っちゃってます(^_^;)
 後の話に「ルミネ以外好きになったことがない」と発言変えてます。
 修正は、ある程度話がまとまってから書き直そうと思ってます。
 自分でもクソ意味わかんねーなと思いながら書いてるので、指摘感謝です!ありがとうございます!


解除

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