35 / 224
第6章 ダークエルフ
第35話 決戦を終えて
しおりを挟む
「ウォーーーーー!!」ヨートス様の防衛成功宣言を聞いて全員が歓喜した。
住民同士や戦士同士は抱き合ったりして喜び、生徒同士や生徒と戦士とでは握手などして喜びを表していた。
逆に僕は集中のスキルを使いすぎ疲れたのでその場にぐったりと座り込んだ。
そんな僕に兄ちゃんが駆け寄って来て、「レックスーーーッ!!」と言いながら僕に抱き付いて来た。
「さっきはありがとな! 本当にありがとな!!」と言っていつまでも僕にしがみ付き続けた。
(良かった。本当に良かった)僕はそう思いながら正直兄ちゃんにされるがままの状態が続いたのであった。
そのあと僕達は多少の事後処理(僕の短剣回収など)を手伝った後に学校への帰路に着いた。
流石に馬車内では皆がぐったりとしていて寝入る者もいた。数日かけて王都に戻って来て寄宿舎に着いた時には夜になっていた。
引率の先生より明日は僕達はお休みにすると伝えられ解散となった。僕も兄ちゃんと途中まで一緒に行って「じゃあな」「うん」と言って別れ、部屋に入ってそのままの状態で眠りについた······。
長いこと眠っていたようで、次に気付いた時にはだいぶ日が昇った時間であった。
こんな時間かと思いながら帰ってきた時に着ていた服を着替えたりその他の身支度などをした後、時間潰しと今夜寝られるように街へ散策しに行った。
特にどこか目的があるわけではなかったためか、自然と足があの孤児院に向いてしまっていた。
ちょうど子供達がマザーと広場で遊んでいた光景を見掛け、自分達が同じような事をしていた頃を思い出していた。しばらくその様子を見ていてその場を離れた。
その後もしばらく街をぶらぶらして授業の終わる時間ぐらいになったところで学校に向かい、そのまま図書室に向かった。
入ってすぐにお姉ちゃんを見掛け向こうも僕に気付いて笑顔で無言で手を振ってきた。
僕も笑顔でそれに答え、前の続きで赤い石を探すために本を調べ出したのだった。
そしてお姉ちゃんが図書委員の仕事を終えるのを(わざと)待って一緒に図書室を出て寄宿舎に帰った。
帰り道では特にダークエルフの話題はされず、「今回はお疲れ様」「うん、ありがとう」という会話だけをした。そして後で夕ご飯を一緒にと約束して別れた。
夕ご飯の時間になって食堂に行ったら既に兄ちゃんとお姉ちゃんがいて、少ししてアリスもやって来てダークエルフとの戦いの事で盛り上がった。
当然兄ちゃんに矢が当たりそうになった一件も話題になり、その時の話を聞いて流石に2人は驚いていた。
「じゃ、じゃあ······」「あぁ、レックスの投げたブーメランが少しでもずれてたり、そもそもそれがなかったら俺は今ここにはいなかったかもしれないんだ」
「そうだったの」「凄いじゃないレックス! お兄ちゃんの命の恩人になったんだ」「うん。たまたまね」「たまたまって······」
などと色々な感想を言い合ってたら、「ふふっ。でも、行く前に言った事とは逆になっちゃったわね?」お姉ちゃんがそう言うと兄ちゃんが「逆って?」と聞き返した。
「ほら、アッシュに『レックス君をしっかり守らないとね』って言ったじゃない?」と言われて兄ちゃんも「あぁ、そういや言われたなぁ」と答えた。
「けど実際はアッシュがレックス君に守られたんだから」「「確かに」」僕と兄ちゃんの返答が被って全員で大笑いした。そうしてご飯を食べ終えて解散した。
翌日になって久しぶりに教室に行ったらクラスの皆から当然ダークエルフとの戦いについて質問責めにあった。
特にロースは色々と聞いてきたので答えれる範囲でそれぞれ答えていった。
授業の時間になって教科の方はホイットニー先生がいなかった時の分の内容をまとめたプリントを渡してくれ、実技の方はバーミリアン先生が僕のダークエルフ戦の事を引率の先生から聞いていた(恐らくハウル様などが報告してくれたんだろう)ので武器の扱いも問題ないだろうとの事で他の皆と同じ授業内容で進められ、どちらもいなかった時の分の内容や他の皆から遅れているのではといった不安は払拭された。
授業が終わった後はもう通う必要は無くなったはずではあるが、今度は短剣の練習部屋に向かった。
こちらの部屋では目標物へ斬りつけて行く訓練となっているので、まずブーメランを投げてそれが戻ってくるまでに斬りつけれるだけ斬りつけて戻ってブーメランをキャッチする訓練をしたり、ブーメランを投げて戻ってくるまでに短剣を目標に定めた場所へ投げ込む訓練などを行った。
あのダークエルフ戦でたまたま行った行為をしっかり自分のものにしようと思い、この練習方法を思い付いて実行していた。
しばらくこれらの訓練を行った後切り上げて寄宿舎に戻り、夕ご飯を食べて眠りについた。
住民同士や戦士同士は抱き合ったりして喜び、生徒同士や生徒と戦士とでは握手などして喜びを表していた。
逆に僕は集中のスキルを使いすぎ疲れたのでその場にぐったりと座り込んだ。
そんな僕に兄ちゃんが駆け寄って来て、「レックスーーーッ!!」と言いながら僕に抱き付いて来た。
「さっきはありがとな! 本当にありがとな!!」と言っていつまでも僕にしがみ付き続けた。
(良かった。本当に良かった)僕はそう思いながら正直兄ちゃんにされるがままの状態が続いたのであった。
そのあと僕達は多少の事後処理(僕の短剣回収など)を手伝った後に学校への帰路に着いた。
流石に馬車内では皆がぐったりとしていて寝入る者もいた。数日かけて王都に戻って来て寄宿舎に着いた時には夜になっていた。
引率の先生より明日は僕達はお休みにすると伝えられ解散となった。僕も兄ちゃんと途中まで一緒に行って「じゃあな」「うん」と言って別れ、部屋に入ってそのままの状態で眠りについた······。
長いこと眠っていたようで、次に気付いた時にはだいぶ日が昇った時間であった。
こんな時間かと思いながら帰ってきた時に着ていた服を着替えたりその他の身支度などをした後、時間潰しと今夜寝られるように街へ散策しに行った。
特にどこか目的があるわけではなかったためか、自然と足があの孤児院に向いてしまっていた。
ちょうど子供達がマザーと広場で遊んでいた光景を見掛け、自分達が同じような事をしていた頃を思い出していた。しばらくその様子を見ていてその場を離れた。
その後もしばらく街をぶらぶらして授業の終わる時間ぐらいになったところで学校に向かい、そのまま図書室に向かった。
入ってすぐにお姉ちゃんを見掛け向こうも僕に気付いて笑顔で無言で手を振ってきた。
僕も笑顔でそれに答え、前の続きで赤い石を探すために本を調べ出したのだった。
そしてお姉ちゃんが図書委員の仕事を終えるのを(わざと)待って一緒に図書室を出て寄宿舎に帰った。
帰り道では特にダークエルフの話題はされず、「今回はお疲れ様」「うん、ありがとう」という会話だけをした。そして後で夕ご飯を一緒にと約束して別れた。
夕ご飯の時間になって食堂に行ったら既に兄ちゃんとお姉ちゃんがいて、少ししてアリスもやって来てダークエルフとの戦いの事で盛り上がった。
当然兄ちゃんに矢が当たりそうになった一件も話題になり、その時の話を聞いて流石に2人は驚いていた。
「じゃ、じゃあ······」「あぁ、レックスの投げたブーメランが少しでもずれてたり、そもそもそれがなかったら俺は今ここにはいなかったかもしれないんだ」
「そうだったの」「凄いじゃないレックス! お兄ちゃんの命の恩人になったんだ」「うん。たまたまね」「たまたまって······」
などと色々な感想を言い合ってたら、「ふふっ。でも、行く前に言った事とは逆になっちゃったわね?」お姉ちゃんがそう言うと兄ちゃんが「逆って?」と聞き返した。
「ほら、アッシュに『レックス君をしっかり守らないとね』って言ったじゃない?」と言われて兄ちゃんも「あぁ、そういや言われたなぁ」と答えた。
「けど実際はアッシュがレックス君に守られたんだから」「「確かに」」僕と兄ちゃんの返答が被って全員で大笑いした。そうしてご飯を食べ終えて解散した。
翌日になって久しぶりに教室に行ったらクラスの皆から当然ダークエルフとの戦いについて質問責めにあった。
特にロースは色々と聞いてきたので答えれる範囲でそれぞれ答えていった。
授業の時間になって教科の方はホイットニー先生がいなかった時の分の内容をまとめたプリントを渡してくれ、実技の方はバーミリアン先生が僕のダークエルフ戦の事を引率の先生から聞いていた(恐らくハウル様などが報告してくれたんだろう)ので武器の扱いも問題ないだろうとの事で他の皆と同じ授業内容で進められ、どちらもいなかった時の分の内容や他の皆から遅れているのではといった不安は払拭された。
授業が終わった後はもう通う必要は無くなったはずではあるが、今度は短剣の練習部屋に向かった。
こちらの部屋では目標物へ斬りつけて行く訓練となっているので、まずブーメランを投げてそれが戻ってくるまでに斬りつけれるだけ斬りつけて戻ってブーメランをキャッチする訓練をしたり、ブーメランを投げて戻ってくるまでに短剣を目標に定めた場所へ投げ込む訓練などを行った。
あのダークエルフ戦でたまたま行った行為をしっかり自分のものにしようと思い、この練習方法を思い付いて実行していた。
しばらくこれらの訓練を行った後切り上げて寄宿舎に戻り、夕ご飯を食べて眠りについた。
0
あなたにおすすめの小説
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
SE転職。~妹よ。兄さん、しばらく、出張先(異世界)から帰れそうにない~
しばたろう
ファンタジー
ブラック企業で倒れたSEが、
目を覚ますと――そこは異世界だった。
賑やかなギルド、個性豊かな仲間たち、
そして「魔法」という名のシステム。
元エンジニアの知識と根性で、男は再び“仕事”を始める。
一方、現実世界では、
兄の意識が戻らぬまま、妹が孤独と絶望の中で抗っていた。
それでも彼女は、心ある人々に支えられながら、
科学と祈りを武器に、兄を救う道を探し続ける。
二つの世界を隔てる“システム”の謎が、やがて兄妹を結びつける。
異世界と現実が交錯するとき、物語は再起動する――。
《「小説家になろう」にも投稿しています》
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
スローライフ 転生したら竜騎士に?
梨香
ファンタジー
『田舎でスローライフをしたい』バカップルの死神に前世の記憶を消去ミスされて赤ちゃんとして転生したユーリは竜を見て異世界だと知る。農家の娘としての生活に不満は無かったが、両親には秘密がありそうだ。魔法が存在する世界だが、普通の農民は狼と話したりしないし、農家の女将さんは植物に働きかけない。ユーリは両親から魔力を受け継いでいた。竜のイリスと絆を結んだユーリは竜騎士を目指す。竜騎士修行や前世の知識を生かして物を売り出したり、忙しいユーリは恋には奥手。スローライフとはかけ離れた人生をおくります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる