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第9章 アリス
第48話 合同授業2〜蘇生〜
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最後の1組がロックサイと言いながら広場に走って来て、その後ろを見たら確かにあのロックサイが追って来ていた。
それを見て先生が「全員散らばれ!!」そう僕達に指示してきたので各自すぐ近くの通路に避難し、僕とアリスが同じ通路(ヴァンパイアバットの子育て場所へ続く道)に避難した。
追いかけられていた生徒を先生が一番近くの通路に避難するよう指示した後追ってきたロックサイと対峙した。
暫くは先生とロックサイがそのまま動かず、洞窟に避難した僕達はその状態をただ見守っているだけだった。
するとロックサイがふと先生のいる方向とは違う方向、僕とアリスが避難した洞窟の方を向いた。
それに僕だけが気付き、しばらくして目付きを鋭くしたら突然僕らが避難した洞窟目掛けて突進して来た。
(あ、あの時の奴かー!)と思いながら流石にアリスを残していく事は出来ず「アリス、こっち!」アリスの手を引いて洞窟の奥へ逃げて行った。
そのまま通路を奥へ逃げていきながらアリスが「レ、レックス! あ、あのロックサイってもしかして?」と聞いてきたので「あぁ! 多分あの時の奴だよ! だから僕を見て追っかけてきてるんだ!」と答えた。
試験の時の事はアリスらにもご飯を食べながら話していたのですぐ理解したみたいだ。
「ど、どうするの? これから」「この先に例の部屋があるから、とにかくそこまで行って考えよう!」と言いながらひたすら奥に走って行った。
もうすぐであの部屋に着くという所で「きゃっ!」「アリス!」アリスがコケて倒れてしまい、足に怪我を負ってしまったのだ。
「歩ける?」「う、うん。何とか」「取り敢えず、あの部屋まで······」アリスに肩を貸して部屋まで歩いて行った。
その間にもロックサイとの距離が徐々に縮まってしまった。
なんとか部屋に着き、一番奥の壁際にアリスを座らせた。
(これからどうするか)と考えだした直後にロックサイが部屋の入り口に立ち塞がった。
一応アリスとの距離を離すためにロックサイを見ながらゆっくりアリスから離れた。しばらくロックサイと見合っていたらロックサイが僕に向かって突進してきた。
流石に今回はただ避ける事しか出来ないでいた。
(先生達も来るのにはまだ時間がかかるだろうから、とにかく今は避けて避けて避けまくるしかない)と思いながらロックサイが突進してきたら避けるを繰り返した。
しかし体力もそんなには続かず、ついに避けようとして足がもつれて転んでしまった。
そんな僕にロックサイが向かって来た。
(もう、ダメだ!)と思っていたら、「レックスーーーッ!!」という声が聞こえ体が突き飛ばされた感覚があった。
次の瞬間目の前を見たら、僕を突き飛ばしたアリスをロックサイが思いっきり弾き飛ばす光景が映った。
その後僕が地面にぶつかりアリスが壁に思い切りぶつけられそのまま動かなくなった。
「ア、アリスーーー!!」と叫んだがアリスは全く動かなかった。
それを見て僕はついに堪忍袋の尾が切れ、「キ、キサマァ」怒りをロックサイにぶつけた。
ロックサイは御構い無しと言わんばかりに僕へ再び突進して来ようとし、僕も短剣を抜いて奴に向かうつもりでいた。
そして同時に走り出した直後、天井に止まっていたヴァンパイアバットらがロックサイの片目に向かって一斉に飛び込んできた。
それによってロックサイはたじろいてしまい、その隙に僕はもう片方の目に短剣を奥深く突き刺してやった。
流石にロックサイも大声で叫び部屋を大暴れし壁に何度も体をぶつけていた。
それによって部屋への出入り口部分の上空の壁が崩れてきてロックサイが下敷きとなり部屋が閉じ込められてしまったのだ。
その光景を見て僕はすぐにアリスの元に駆け寄った。
「アリス! アリス!」声を掛けたら何とか意識を戻し出したようだが、虫の息に近い状態だった。
「レ、レックス。良かった。無事、だったのね」「アリスのお陰だよ。アリスのお陰であいつを倒せたんだ」
「す、凄いじゃない。おめで、とう」「もういいよ! 喋らなくて」「······レックス。ひょっとして、あの時言っていたのって······」
「っ!!」そうだ、アリスにも言ってあったんだ。誰かが死ぬ運命だって事を······。
「······うん。あの時言っていたのはアリス、君の事だったんだ」「······そっか」アリスがそう言った後、今までとは対照的に明るく僕があれを取り出しながら「でも大丈夫だよ。ちゃんとこれを持ってきてるから」と命の石を見せた。
「そ、それ」「うん。命の石だよ」「じゃあ」と言った後明るい表情になり「うん。すぐに生き返らせるから、一旦眠って」
「フフッ。······じゃあ、お休み、レックス」「お休み、アリス」と言うや否やアリスの手から力が抜け、心臓の音を聞いて見たが聞こえなかった。
······まさに、運命の水晶玉が見せた光景そのままの状態だった。
(アリス、すぐ生き返らせるから)そう思って命の石をアリスの体に乗せた。
そして今までのアリスとの思い出を振り返りながら、(アリス······戻ってきてくれ!)と思いを命の石に込めた。
すると、命の石がまばゆい赤い光を放った。そして命の石がアリスの体に入り込んだ。
暫くして、アリスのまぶたが僅かに動き出した。
「ア、アリス!?」声を掛けたらアリスが徐々に目を開け出し、「レ、レックス」と言ってきた。
それを見て僕は安堵し、笑顔でひと言「おはよう」と声を掛けた。それを聞いてアリスも笑顔で「おはよう」と返してきたのだった······。
それを見て先生が「全員散らばれ!!」そう僕達に指示してきたので各自すぐ近くの通路に避難し、僕とアリスが同じ通路(ヴァンパイアバットの子育て場所へ続く道)に避難した。
追いかけられていた生徒を先生が一番近くの通路に避難するよう指示した後追ってきたロックサイと対峙した。
暫くは先生とロックサイがそのまま動かず、洞窟に避難した僕達はその状態をただ見守っているだけだった。
するとロックサイがふと先生のいる方向とは違う方向、僕とアリスが避難した洞窟の方を向いた。
それに僕だけが気付き、しばらくして目付きを鋭くしたら突然僕らが避難した洞窟目掛けて突進して来た。
(あ、あの時の奴かー!)と思いながら流石にアリスを残していく事は出来ず「アリス、こっち!」アリスの手を引いて洞窟の奥へ逃げて行った。
そのまま通路を奥へ逃げていきながらアリスが「レ、レックス! あ、あのロックサイってもしかして?」と聞いてきたので「あぁ! 多分あの時の奴だよ! だから僕を見て追っかけてきてるんだ!」と答えた。
試験の時の事はアリスらにもご飯を食べながら話していたのですぐ理解したみたいだ。
「ど、どうするの? これから」「この先に例の部屋があるから、とにかくそこまで行って考えよう!」と言いながらひたすら奥に走って行った。
もうすぐであの部屋に着くという所で「きゃっ!」「アリス!」アリスがコケて倒れてしまい、足に怪我を負ってしまったのだ。
「歩ける?」「う、うん。何とか」「取り敢えず、あの部屋まで······」アリスに肩を貸して部屋まで歩いて行った。
その間にもロックサイとの距離が徐々に縮まってしまった。
なんとか部屋に着き、一番奥の壁際にアリスを座らせた。
(これからどうするか)と考えだした直後にロックサイが部屋の入り口に立ち塞がった。
一応アリスとの距離を離すためにロックサイを見ながらゆっくりアリスから離れた。しばらくロックサイと見合っていたらロックサイが僕に向かって突進してきた。
流石に今回はただ避ける事しか出来ないでいた。
(先生達も来るのにはまだ時間がかかるだろうから、とにかく今は避けて避けて避けまくるしかない)と思いながらロックサイが突進してきたら避けるを繰り返した。
しかし体力もそんなには続かず、ついに避けようとして足がもつれて転んでしまった。
そんな僕にロックサイが向かって来た。
(もう、ダメだ!)と思っていたら、「レックスーーーッ!!」という声が聞こえ体が突き飛ばされた感覚があった。
次の瞬間目の前を見たら、僕を突き飛ばしたアリスをロックサイが思いっきり弾き飛ばす光景が映った。
その後僕が地面にぶつかりアリスが壁に思い切りぶつけられそのまま動かなくなった。
「ア、アリスーーー!!」と叫んだがアリスは全く動かなかった。
それを見て僕はついに堪忍袋の尾が切れ、「キ、キサマァ」怒りをロックサイにぶつけた。
ロックサイは御構い無しと言わんばかりに僕へ再び突進して来ようとし、僕も短剣を抜いて奴に向かうつもりでいた。
そして同時に走り出した直後、天井に止まっていたヴァンパイアバットらがロックサイの片目に向かって一斉に飛び込んできた。
それによってロックサイはたじろいてしまい、その隙に僕はもう片方の目に短剣を奥深く突き刺してやった。
流石にロックサイも大声で叫び部屋を大暴れし壁に何度も体をぶつけていた。
それによって部屋への出入り口部分の上空の壁が崩れてきてロックサイが下敷きとなり部屋が閉じ込められてしまったのだ。
その光景を見て僕はすぐにアリスの元に駆け寄った。
「アリス! アリス!」声を掛けたら何とか意識を戻し出したようだが、虫の息に近い状態だった。
「レ、レックス。良かった。無事、だったのね」「アリスのお陰だよ。アリスのお陰であいつを倒せたんだ」
「す、凄いじゃない。おめで、とう」「もういいよ! 喋らなくて」「······レックス。ひょっとして、あの時言っていたのって······」
「っ!!」そうだ、アリスにも言ってあったんだ。誰かが死ぬ運命だって事を······。
「······うん。あの時言っていたのはアリス、君の事だったんだ」「······そっか」アリスがそう言った後、今までとは対照的に明るく僕があれを取り出しながら「でも大丈夫だよ。ちゃんとこれを持ってきてるから」と命の石を見せた。
「そ、それ」「うん。命の石だよ」「じゃあ」と言った後明るい表情になり「うん。すぐに生き返らせるから、一旦眠って」
「フフッ。······じゃあ、お休み、レックス」「お休み、アリス」と言うや否やアリスの手から力が抜け、心臓の音を聞いて見たが聞こえなかった。
······まさに、運命の水晶玉が見せた光景そのままの状態だった。
(アリス、すぐ生き返らせるから)そう思って命の石をアリスの体に乗せた。
そして今までのアリスとの思い出を振り返りながら、(アリス······戻ってきてくれ!)と思いを命の石に込めた。
すると、命の石がまばゆい赤い光を放った。そして命の石がアリスの体に入り込んだ。
暫くして、アリスのまぶたが僅かに動き出した。
「ア、アリス!?」声を掛けたらアリスが徐々に目を開け出し、「レ、レックス」と言ってきた。
それを見て僕は安堵し、笑顔でひと言「おはよう」と声を掛けた。それを聞いてアリスも笑顔で「おはよう」と返してきたのだった······。
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