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第12章 新学年
第67話 合同授業~鉱山、VSハイオーク~
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2年生になって初めてサポート科との合同授業の日が訪れた。
スティーブン先生より今回は亜人族の領土との領境にある鉱山から、今後授業で使用する予定の各種鉱石の採掘が目的だと言われた。
そこでは主に鉄鉱石や銅鉱石、亜鉛にさらにはごく稀に銀鉱石などの鉱石が採集でき、他にも黒鉛やら石炭等も採集出来るとの事だ。
ただし、その鉱山には昔からオークやトロルが縄張りを敷いていると言われている。その2匹の名前を聞いて僕は一瞬反応してしまった。
中でもそれぞれ他よりも体のサイズが大きく、普段から凶暴な性格でいる"ハイオーク"や"ハイトロル"と呼ばれている種類の奴等は気を付けるようにと言われた。そしてその特徴を記した資料を見せられ僕はさらに驚いた。
あらゆる特徴が子供の頃に出会ったあのデカトロルだけでなく、オークの方もそっくりだったからだ。
(あの時のトロルやオークは"ハイ"クラスの奴だったんだ)と納得しつつ、ハウル様やベアーの手助けがあったとはいえよく倒せたなぁと思った······。
そこで今回の武力科の役目は、サポート科の生徒が採掘している間の警護とオークやトロルが出現した時の討伐だと説明がなされた。
あと前日に鉱山へ赴いて下見をするとの事だ。つまり、僕達は1泊2日で出掛ける事となるのだった······。
明日の朝学校を出発し鉱山に赴いて採掘現場辺りまで歩いて下見をし、もしオークやトロルを見掛けたら討伐する。
そしてその日は鉱山近くに学校が設置した保養所に泊まり、翌日に後から来るサポート科の生徒と共に採掘現場に赴くという計画だ。
そのため今日は準備をする時間を与える意味も込めてこれで授業は終わりとなった。
僕も帰って荷物等の準備をして早目に寝た。
そのお陰で翌日は早く気持ちよく起きれた。さっと身支度をして朝ご飯を食べ、ベアーズも連れて行っても良いと言われているのでベアーズを連れて集合場所に向かった。
全員が集合したところで先生からこの1泊2日中の一緒に行動するペアの組み合わせを発表され、僕はジャック・スミスというCクラスから昇格してきた男の子と組む事となった。
「じゃあ出発するぞ!」全てのペアが発表されたところでバーミリアン先生を先頭に出発し、僕らを始め多くのペアが談笑し合いながら鉱山に向かった。
鉱山の麓に到着したところで先生から鉱山の地形的注意事項とオークやトロルへの対抗策、また鉱石類を発見した際は報告する事などを話したところで、バーミリアン先生を先頭に僕達のペア、近接攻撃が得意な生徒のいるペア、遠距離攻撃が得意な生徒のペア、そして最後尾にスティーブン先生と並んで鉱山を登りだした。
鉱山を登り出してからはバーミリアン先生が周りを警戒しつつ、時折ベアーズや僕にオークやトロルの気配を感じないか確認して進み、その間に他の生徒らが道中鉱石などを発見してはスティーブン先生に報告したりしていた。
途中警戒していたにも関わらず数回普通のオークに遭遇してしまったが、バーミリアン先生の指示の下で何とかそれぞれ撃退する事が出来た。
ハイオークやトロルに関しては普通の奴も含めて一度も遭遇する事なく明日訪れるメインの採掘場所に辿り着いた。
「ここが明日採掘に訪れる場所だ」バーミリアン先生に言われて周りを見たら、確かにもう既にいくつかの鉱石類が姿を剥き出しになって存在していて、その光景に僕達はただただ驚いていた。
そしてバーミリアン先生から「ここからは各ペアで明日配置に付いてもらう予定の場所を確認し、その辺りで採掘出来そうな鉱石の確認をしておけ! ただし、周りの警戒も怠るな!!」と言われたので僕らも事前に伝えられていた担当場所へ向かった。
場所へ着いた所で確かにその辺りにも鉄鉱石や銅鉱石、黒鉛などが多く存在しているのが確認出来た。
ひと通り確認し、また周りにオークやトロルがおらず、隠れられそうな場所も無さそうな事を確認してその場を離れた。
全員が各自の担当場所を確認して集合場所に集合したところで、突然ベアーズがある方向を見て唸りだした。
「どうした、ベアーズ?」僕がベアーズに尋ねた直後、大きな地響きが僕達に伝わった。
「この揺れは、まさか!?」バーミリアン先生がベアーズの唸っている先を見ると、なんと少し先にハイオークの姿が見え、こちらに向かって来ているようだった。
「バーミリアン先生! あれはまさか」「あぁ、"ハイオーク"で間違いないだろう」「やはり」
先生同士でやり取りした直後、「全員今すぐこの辺りから避難するんだ! スティーブン先生、先頭をお願いします!!」「分かりました! 皆さん、こちらです!!」と言ってスティーブン先生を先頭に避難していった。
バーミリアン先生は残って僕らが避難するまでの時間稼ぎをする事となった。
「ベアーズ、行くよ!」僕がベアーズに声を掛けてもその場から離れようとしなかった。
(どうしたんだろう)と思って僕もハイオークを見たら、何となく見覚えがあった。
(まさか······)と思いベアーズに「ひょっとして、あの時のアイツと同じ奴か?」と尋ねたら、首を縦に振った(やっぱり、あの時のオークはハイオークだったんだ)。
(それなら······)と思って僕はジャックに「ジャック! 僕はバーミリアン先生と残ってハイオークの相手をするとスティーブン先生に伝えておいて」と伝言を頼み、バーミリアン先生に近付き、「バーミリアン先生、僕も残ります!」と伝えた。
「ばっ、馬鹿者! 危険だ! 皆と避難するんだ!!」と言われたが、「ベアーズが全く動かないんですよ。それに僕は前に一度奴と同じハイオークと戦った事があるんです!」
「ホントか! ······仕方ない。だが、無茶だけは絶対するな!」「分かりました!」とやり取りをして先生の許可が下りた時にはハイオークがすぐ近くにまで近付いていた。
すぐに僕は集中スキルの覚醒を発動させて奴の弱点を探した。
すると体の中心部辺りに光が見えたが少しいつもより薄く感じられた。そのため、もしやと思ってスキルを発動させながら裏に回ってみると光が強くなった。やはりと思ってバーミリアン先生に「先生! 奴の弱点は背中です!!」と伝えた。
「分かった!」とやり取りした直後、オークは持っていた斧を僕に振り下ろしてきた。慌てて僕は避けて難を逃れた。
それからはベアーズが奴の注意を引き付けてくれているので、先生の指示で足を狙うこととなり僕は短剣、先生は拳や蹴りなどの格闘術で狙うことにした。
僕らの攻撃が何度もハイオークの足に当たり、徐々に弱まっている事が分かったのでチャンスだと思い、僕はブーメランに持ち替えて投げてハイオークの足に直撃しそのまま倒れ付した。
直後、「いよっしゃーー!」と言ってバーミリアン先生は空中に飛び、「おりゃあーーー!!」そしてそのままドガっ! と弱点の背中に強烈なエルボーを食らわしハイオークは絶命した。
その一連の動きを僕は(す、凄い)驚きの眼差しで見ていた。
そういえば以前先生が図書室に来たときーーレックス、"格闘術"の鍛え方の本ってどこにあったっけ?ーーって聞いてきた事があったっけ。
「よし! やったな、レックス!」「は、はい」バーミリアン先生の威圧感に押されながら答えた。
「しかし、本当にお前には驚かされてばかりだな!」今回は僕が驚かされました。
「何はともあれ、取り敢えずは皆の所へ戻るとしよう」「はい!」と言って皆が避難している所へ向かった。
その頃避難していたクラスの皆はバーミリアン先生と僕が戻るのを待ち続け、「おーい!」僕らが戻ってくる姿を見掛け安堵していた。
「バーミリアン先生お疲れ様です。ハイオークは?」「あーそ、それがなぁ······」2人で倒してしまった事をバーミリアン先生は伝えた。
流石にその報告を聞いてスティーブン先生もクラスの皆も、「「え、えーーーっ!?」」大きく驚いたのだった······。
その後は周りを警戒しながら下山し、その道中僕は皆からずっとハイオークとの戦いについて質問責めにあった······。
そして無事下山して保養所に着く事ができ、そこで一晩過ごしたのだった······。
スティーブン先生より今回は亜人族の領土との領境にある鉱山から、今後授業で使用する予定の各種鉱石の採掘が目的だと言われた。
そこでは主に鉄鉱石や銅鉱石、亜鉛にさらにはごく稀に銀鉱石などの鉱石が採集でき、他にも黒鉛やら石炭等も採集出来るとの事だ。
ただし、その鉱山には昔からオークやトロルが縄張りを敷いていると言われている。その2匹の名前を聞いて僕は一瞬反応してしまった。
中でもそれぞれ他よりも体のサイズが大きく、普段から凶暴な性格でいる"ハイオーク"や"ハイトロル"と呼ばれている種類の奴等は気を付けるようにと言われた。そしてその特徴を記した資料を見せられ僕はさらに驚いた。
あらゆる特徴が子供の頃に出会ったあのデカトロルだけでなく、オークの方もそっくりだったからだ。
(あの時のトロルやオークは"ハイ"クラスの奴だったんだ)と納得しつつ、ハウル様やベアーの手助けがあったとはいえよく倒せたなぁと思った······。
そこで今回の武力科の役目は、サポート科の生徒が採掘している間の警護とオークやトロルが出現した時の討伐だと説明がなされた。
あと前日に鉱山へ赴いて下見をするとの事だ。つまり、僕達は1泊2日で出掛ける事となるのだった······。
明日の朝学校を出発し鉱山に赴いて採掘現場辺りまで歩いて下見をし、もしオークやトロルを見掛けたら討伐する。
そしてその日は鉱山近くに学校が設置した保養所に泊まり、翌日に後から来るサポート科の生徒と共に採掘現場に赴くという計画だ。
そのため今日は準備をする時間を与える意味も込めてこれで授業は終わりとなった。
僕も帰って荷物等の準備をして早目に寝た。
そのお陰で翌日は早く気持ちよく起きれた。さっと身支度をして朝ご飯を食べ、ベアーズも連れて行っても良いと言われているのでベアーズを連れて集合場所に向かった。
全員が集合したところで先生からこの1泊2日中の一緒に行動するペアの組み合わせを発表され、僕はジャック・スミスというCクラスから昇格してきた男の子と組む事となった。
「じゃあ出発するぞ!」全てのペアが発表されたところでバーミリアン先生を先頭に出発し、僕らを始め多くのペアが談笑し合いながら鉱山に向かった。
鉱山の麓に到着したところで先生から鉱山の地形的注意事項とオークやトロルへの対抗策、また鉱石類を発見した際は報告する事などを話したところで、バーミリアン先生を先頭に僕達のペア、近接攻撃が得意な生徒のいるペア、遠距離攻撃が得意な生徒のペア、そして最後尾にスティーブン先生と並んで鉱山を登りだした。
鉱山を登り出してからはバーミリアン先生が周りを警戒しつつ、時折ベアーズや僕にオークやトロルの気配を感じないか確認して進み、その間に他の生徒らが道中鉱石などを発見してはスティーブン先生に報告したりしていた。
途中警戒していたにも関わらず数回普通のオークに遭遇してしまったが、バーミリアン先生の指示の下で何とかそれぞれ撃退する事が出来た。
ハイオークやトロルに関しては普通の奴も含めて一度も遭遇する事なく明日訪れるメインの採掘場所に辿り着いた。
「ここが明日採掘に訪れる場所だ」バーミリアン先生に言われて周りを見たら、確かにもう既にいくつかの鉱石類が姿を剥き出しになって存在していて、その光景に僕達はただただ驚いていた。
そしてバーミリアン先生から「ここからは各ペアで明日配置に付いてもらう予定の場所を確認し、その辺りで採掘出来そうな鉱石の確認をしておけ! ただし、周りの警戒も怠るな!!」と言われたので僕らも事前に伝えられていた担当場所へ向かった。
場所へ着いた所で確かにその辺りにも鉄鉱石や銅鉱石、黒鉛などが多く存在しているのが確認出来た。
ひと通り確認し、また周りにオークやトロルがおらず、隠れられそうな場所も無さそうな事を確認してその場を離れた。
全員が各自の担当場所を確認して集合場所に集合したところで、突然ベアーズがある方向を見て唸りだした。
「どうした、ベアーズ?」僕がベアーズに尋ねた直後、大きな地響きが僕達に伝わった。
「この揺れは、まさか!?」バーミリアン先生がベアーズの唸っている先を見ると、なんと少し先にハイオークの姿が見え、こちらに向かって来ているようだった。
「バーミリアン先生! あれはまさか」「あぁ、"ハイオーク"で間違いないだろう」「やはり」
先生同士でやり取りした直後、「全員今すぐこの辺りから避難するんだ! スティーブン先生、先頭をお願いします!!」「分かりました! 皆さん、こちらです!!」と言ってスティーブン先生を先頭に避難していった。
バーミリアン先生は残って僕らが避難するまでの時間稼ぎをする事となった。
「ベアーズ、行くよ!」僕がベアーズに声を掛けてもその場から離れようとしなかった。
(どうしたんだろう)と思って僕もハイオークを見たら、何となく見覚えがあった。
(まさか······)と思いベアーズに「ひょっとして、あの時のアイツと同じ奴か?」と尋ねたら、首を縦に振った(やっぱり、あの時のオークはハイオークだったんだ)。
(それなら······)と思って僕はジャックに「ジャック! 僕はバーミリアン先生と残ってハイオークの相手をするとスティーブン先生に伝えておいて」と伝言を頼み、バーミリアン先生に近付き、「バーミリアン先生、僕も残ります!」と伝えた。
「ばっ、馬鹿者! 危険だ! 皆と避難するんだ!!」と言われたが、「ベアーズが全く動かないんですよ。それに僕は前に一度奴と同じハイオークと戦った事があるんです!」
「ホントか! ······仕方ない。だが、無茶だけは絶対するな!」「分かりました!」とやり取りをして先生の許可が下りた時にはハイオークがすぐ近くにまで近付いていた。
すぐに僕は集中スキルの覚醒を発動させて奴の弱点を探した。
すると体の中心部辺りに光が見えたが少しいつもより薄く感じられた。そのため、もしやと思ってスキルを発動させながら裏に回ってみると光が強くなった。やはりと思ってバーミリアン先生に「先生! 奴の弱点は背中です!!」と伝えた。
「分かった!」とやり取りした直後、オークは持っていた斧を僕に振り下ろしてきた。慌てて僕は避けて難を逃れた。
それからはベアーズが奴の注意を引き付けてくれているので、先生の指示で足を狙うこととなり僕は短剣、先生は拳や蹴りなどの格闘術で狙うことにした。
僕らの攻撃が何度もハイオークの足に当たり、徐々に弱まっている事が分かったのでチャンスだと思い、僕はブーメランに持ち替えて投げてハイオークの足に直撃しそのまま倒れ付した。
直後、「いよっしゃーー!」と言ってバーミリアン先生は空中に飛び、「おりゃあーーー!!」そしてそのままドガっ! と弱点の背中に強烈なエルボーを食らわしハイオークは絶命した。
その一連の動きを僕は(す、凄い)驚きの眼差しで見ていた。
そういえば以前先生が図書室に来たときーーレックス、"格闘術"の鍛え方の本ってどこにあったっけ?ーーって聞いてきた事があったっけ。
「よし! やったな、レックス!」「は、はい」バーミリアン先生の威圧感に押されながら答えた。
「しかし、本当にお前には驚かされてばかりだな!」今回は僕が驚かされました。
「何はともあれ、取り敢えずは皆の所へ戻るとしよう」「はい!」と言って皆が避難している所へ向かった。
その頃避難していたクラスの皆はバーミリアン先生と僕が戻るのを待ち続け、「おーい!」僕らが戻ってくる姿を見掛け安堵していた。
「バーミリアン先生お疲れ様です。ハイオークは?」「あーそ、それがなぁ······」2人で倒してしまった事をバーミリアン先生は伝えた。
流石にその報告を聞いてスティーブン先生もクラスの皆も、「「え、えーーーっ!?」」大きく驚いたのだった······。
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