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第21章 ジェシー
第138話 判明
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孤児院を出て改めてギルドに向かって歩いていたら、前方からレックスが歩いて来た事にベアーズが気付き、ジェシーに知らせてジェシーも「レックス!」と呼んだのだった。
「ジェシー!」僕もそう言ってジェシーに近付いた。
「久しぶりだね。夏季休暇以来か」「うん、そうね。ベアーズありがとうね。本当に助かったわ」「ううん、良いんだよ。それより、やっぱり······」「うん、ちょっと気持ちが焦ってたり不安になってたの」「焦ってたり不安になってたって?」「実は······」
ジェシーはメリッサに相談した内容をレックスにも話し、メリッサからアドバイスを聞いた事も話した。
「そっか。お姉ちゃんから」「うん。本当に気持ちが楽になったわ」「良かったね。それでコイツが選んだクエストって?」「これなんだけど」持っていたベアーズが選んだ依頼書を渡してくれた。
(えーっと、掘削作業中の見張りに商品運搬の護衛、荷物の配達、それで食料庫の防衛かぁ)パッと見た感じバラバラのように見えるけど······(ん?)そこで改めてよく依頼書を見返した。
(見張り、護衛、配達てことは物の監視、防衛······そうか!)ようやくこれらの依頼の共通点が見つかった。
「分かったよ、ジェシー。これらの依頼の共通点が」「うそ!? 何々?」「この依頼全部誰かや何かを守るようなクエストばかりじゃない」「守る?」
「うん! 最初のは掘削作業中魔物に襲われないよう見張っててくれって事でしょ?」「うん」
「次のは商品を運搬中誰も襲ってこないように護衛しててくれって事だろうし」「そうね」
「次のは配達クエストだけど、配達も荷物を守りながら目的地に向かう事になるし」「あっ!」
「そして最後の食料庫の防衛はそのままの意味だし」「本当だわ。全部誰かや何かを守るクエストばかり」それにはジェシー自身気付いていなかった。
「あっ!」「ん、どうしたの?」「今思い出したんだけど、小さい頃······」お城の庭で魔法の稽古をしていて先生に誉められ、将来大物になられるのでは? と言われた際、"じゃあ大きくなったら魔法でお父様やお母様、それにお姉様を御守りするわ"とよく言っていたとの事だ。
「そうだったんだ」「うん。今になってそう言っていた事を思い出したわ」「じゃあ決まりだね」「うん! レックス、本当にありがとう!」「お礼ならコイツに言ってやってよ」「フフッ、そうね」とベアーズを抱き上げ「ベアーズ、本当にありがとう!」と言ってベアーズの鼻の先にキスをした。
その後ギルドを訪れ、子供のおつかいの護衛クエスト(Bランク)を見掛けたので一緒に依頼人の所に向かい、約半日掛かる距離の場所にいる父親の所へ届け物を届ける兄弟に同行する内容であった。
早速引き受けて兄弟に同行し、途中荷物を狙って魔物が襲って来たがジェシー(とベアーズ)が追い払って事なきを得て、無事父親の所へ辿り着かせクエスト完了となった。
その時兄弟から言われた心からのお礼の言葉にジェシーも感動し、改めて自分は護衛やら配達系のクエストが向いているんだと自信を付ける事が出来たみたいだ。
ギルドに戻ってからはベアーズを引き取り、それぞれ自分達のやりたいクエストを見つけたので別れた。
その後もジェシーは原則1人で、どうしても無理であればライアンやネールと共に護衛や配達クエストを受け続けたのであった。
ある時も配達系のクエストを見掛けた。しかし1人で行うには難しそうであるが、生憎その日はライアンもネールも自分達で見つけたクエストを実施中で出払っていた。
仕方なく諦めようとしたら「ジェシー、どうした?」たまたまジャックが声を掛けてきたのだった。
「ああ、ジャック。実は······」とクエストの事を話し、ジャックが付いて来てくれると言ったのでクエストを受ける事にして現地に向かったのであった。
ところが······。
「ジェシー!」僕もそう言ってジェシーに近付いた。
「久しぶりだね。夏季休暇以来か」「うん、そうね。ベアーズありがとうね。本当に助かったわ」「ううん、良いんだよ。それより、やっぱり······」「うん、ちょっと気持ちが焦ってたり不安になってたの」「焦ってたり不安になってたって?」「実は······」
ジェシーはメリッサに相談した内容をレックスにも話し、メリッサからアドバイスを聞いた事も話した。
「そっか。お姉ちゃんから」「うん。本当に気持ちが楽になったわ」「良かったね。それでコイツが選んだクエストって?」「これなんだけど」持っていたベアーズが選んだ依頼書を渡してくれた。
(えーっと、掘削作業中の見張りに商品運搬の護衛、荷物の配達、それで食料庫の防衛かぁ)パッと見た感じバラバラのように見えるけど······(ん?)そこで改めてよく依頼書を見返した。
(見張り、護衛、配達てことは物の監視、防衛······そうか!)ようやくこれらの依頼の共通点が見つかった。
「分かったよ、ジェシー。これらの依頼の共通点が」「うそ!? 何々?」「この依頼全部誰かや何かを守るようなクエストばかりじゃない」「守る?」
「うん! 最初のは掘削作業中魔物に襲われないよう見張っててくれって事でしょ?」「うん」
「次のは商品を運搬中誰も襲ってこないように護衛しててくれって事だろうし」「そうね」
「次のは配達クエストだけど、配達も荷物を守りながら目的地に向かう事になるし」「あっ!」
「そして最後の食料庫の防衛はそのままの意味だし」「本当だわ。全部誰かや何かを守るクエストばかり」それにはジェシー自身気付いていなかった。
「あっ!」「ん、どうしたの?」「今思い出したんだけど、小さい頃······」お城の庭で魔法の稽古をしていて先生に誉められ、将来大物になられるのでは? と言われた際、"じゃあ大きくなったら魔法でお父様やお母様、それにお姉様を御守りするわ"とよく言っていたとの事だ。
「そうだったんだ」「うん。今になってそう言っていた事を思い出したわ」「じゃあ決まりだね」「うん! レックス、本当にありがとう!」「お礼ならコイツに言ってやってよ」「フフッ、そうね」とベアーズを抱き上げ「ベアーズ、本当にありがとう!」と言ってベアーズの鼻の先にキスをした。
その後ギルドを訪れ、子供のおつかいの護衛クエスト(Bランク)を見掛けたので一緒に依頼人の所に向かい、約半日掛かる距離の場所にいる父親の所へ届け物を届ける兄弟に同行する内容であった。
早速引き受けて兄弟に同行し、途中荷物を狙って魔物が襲って来たがジェシー(とベアーズ)が追い払って事なきを得て、無事父親の所へ辿り着かせクエスト完了となった。
その時兄弟から言われた心からのお礼の言葉にジェシーも感動し、改めて自分は護衛やら配達系のクエストが向いているんだと自信を付ける事が出来たみたいだ。
ギルドに戻ってからはベアーズを引き取り、それぞれ自分達のやりたいクエストを見つけたので別れた。
その後もジェシーは原則1人で、どうしても無理であればライアンやネールと共に護衛や配達クエストを受け続けたのであった。
ある時も配達系のクエストを見掛けた。しかし1人で行うには難しそうであるが、生憎その日はライアンもネールも自分達で見つけたクエストを実施中で出払っていた。
仕方なく諦めようとしたら「ジェシー、どうした?」たまたまジャックが声を掛けてきたのだった。
「ああ、ジャック。実は······」とクエストの事を話し、ジャックが付いて来てくれると言ったのでクエストを受ける事にして現地に向かったのであった。
ところが······。
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