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第24章 王国騎士団
第165話 訓練5~乗馬訓練2~
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翌日は準備運動まで終わったところで全員で馬小屋に向かい、シドさんに挨拶した後中に入った。
初めて来た人達は馬の多さに驚いていた。取り敢えずブライ教官の指示で前回来た者以外がまず馬を選ぶ事になり、各々馬を見定めていた。
徐々に馬を選んでいっているため残った者達が奥の方に進んで行った。とあの緑色の毛の生えた馬がいる付近まで進んで来た。そして一部の女子団員らがあの馬に興味を示し近くに呼んだが全く動こうとしなかった。
そのためシドさんに聞いてみたら、「あれはまだ子馬でな、去年親を失くして以来"滅多"に人を乗せようとはせんのだ」と答え、それを近くで聞いてて兄ちゃんから聞いてた通りだと思った。
その話を聞いて女子団員らは諦めて他の馬を探して選んだ。皆の馬選びのどさくさに紛れて僕は先ほどの話の事をシドさんに聞いてみた。
「シドさん」「ん? おお、レックス君」「やっぱりあの馬にはそんな事情があったんですね?」「っ! 知ってたのかね?」「あの日の夜に部屋で同室の先輩から伺いまして」「そうだったか。その通りだよ。だからあの時あいつから君に近付いた事に驚いたんだ」と聞いて僕はあの馬を見た。
今は完全に僕らからそっぽを向いていた。「まぁあんな感じだから、あの時のは偶然なのか必然なのかまだ分からんところだがなぁ」確かにと思いつつ僕らは入口の方に戻った。
そして全員が選び終えたところで残った僕達が選び始めた。さっきのやり取りがあったので取り敢えず今回は他の残った馬から選んだ。
全員が選んだところで以前教えてもらった乗り方や走らせ方をシドさんに指導してもらい、僕らはもちろん今回が初めての人の中にもあっという間に覚えれた人がいた。
それからは各自の習得技量に合わせて練習内容が決められ、当然もう馬を乗りこなせている僕らは皆から少し離れた場所で自由に走らせていた。
他の皆も取り敢えず馬を動かせれるぐらいにはなってきたため、後はブライ教官に任せシドさんは小屋に入って行った。
一応全員が馬を上手く乗りこなせ、また馬に優しく接している事が嬉しくてニコニコしながら馬小屋を奥に進んで行った。
そして選ばれなかった馬達の様子を見に来た時、あの馬が立ち上がってある方向をずっと見続けていたのだった。
(あの方向は······)シドもその方向を見て、レックスらが自由に走らせている辺りだと思い出した。
(まさか?)と思いつつシドは馬に「彼の事が気になるのか?」と聞いたら、馬は一瞬シドの方を向き、再び同じ方向を見続けた。
その反応を見て確信し、「なら、昼からは彼にずっと乗ってもらうようにするか?」と聞いたら、今度はずっとシドを見続けたのだ。
「分かったよ。しかし······」と言ってシドもレックスらがいる方向を見て「お前をそこまでの気持ちにさせるとは、彼は一体何者何だろうか······」と考えたのだった。
そして午前の訓練が終わり馬を小屋に返し、午後からの内容などの連絡を聞いて解散となった時、「レックス君」シドさんが僕に話し掛けてきた。
「シドさん。どうしました?」「午後からなんだが、あいつに乗ってやってくれないか?」「あいつって、あの?」
「午前中お前さんが走らせていた方をずっと見続けていたんだよ」「そうなんですか!?」
「あぁ。おまけに君に昼からずっと乗ってもらうかと質問したら、そうしてくれと言わんばかりにずっと私を見続けていたんだよ」「······あいつが」本当に僕を気に入ってくれたんだと感じ「分かりました」と答えた。
「ブライには私から伝えておくから。あと」「はい?」続けてシドさんから、「恐らく君しか乗らないだろうから、あいつに名前でも付けてやってはくれないか?」と提案された。
「名前を?」「まぁすぐにでなくても良いだろうから、その方がより絆も深めれるだろうしな」と言ってその場を離れた。
僕も歩きながら(名前、かぁ······)と考えていた。
そして午後になり僕はあの緑色の毛の馬を小屋から出して来た。
一部の人は事情を知っていたので「何で?」などと騒ぎ出したが、ブライ教官から「シドのお墨付きだ!」の一言で静まった。そして午前の終わりに伝えられた訓練が行われた。
僕も馬に乗って走らせ、前回同様問題なく走らせる事が出来た。そして走らせながら名前を考えていた。
(本当にどんな名前にしてたんだっけ······)と考えていたらふと緑色の毛に目が止まり、(これを見てるとウッド村の森を思い出すなぁ。······ウッド。······ウッ)ここにきて名前がウッドに近い何かだったと思い出してきた。
そこで、(ウッア、ウッイ、ウッウ······)と順番に当てはめていった。そしてようやく······。
(ウッヅ、ウッデ······ウッデ?······あっ、ハハハハハ。······待たせたね)ようやく名前を思い出したのだ。しかもそこはちょうどあの夢と同じ場面であった。
そして、「行くぞ······ウッディ!」と叫んだ。それに呼応するように初めてその馬もヒヒーン! と叫んだのだった。
その叫び声を聞いて皆もブライ教官も、そして馬小屋近くにいたシドさんも驚いた。そしてたまたま目の前に倒木が存在していたので、それをジャンプさせて回避したのを見て更に全員が驚いたのだった······。
初めて来た人達は馬の多さに驚いていた。取り敢えずブライ教官の指示で前回来た者以外がまず馬を選ぶ事になり、各々馬を見定めていた。
徐々に馬を選んでいっているため残った者達が奥の方に進んで行った。とあの緑色の毛の生えた馬がいる付近まで進んで来た。そして一部の女子団員らがあの馬に興味を示し近くに呼んだが全く動こうとしなかった。
そのためシドさんに聞いてみたら、「あれはまだ子馬でな、去年親を失くして以来"滅多"に人を乗せようとはせんのだ」と答え、それを近くで聞いてて兄ちゃんから聞いてた通りだと思った。
その話を聞いて女子団員らは諦めて他の馬を探して選んだ。皆の馬選びのどさくさに紛れて僕は先ほどの話の事をシドさんに聞いてみた。
「シドさん」「ん? おお、レックス君」「やっぱりあの馬にはそんな事情があったんですね?」「っ! 知ってたのかね?」「あの日の夜に部屋で同室の先輩から伺いまして」「そうだったか。その通りだよ。だからあの時あいつから君に近付いた事に驚いたんだ」と聞いて僕はあの馬を見た。
今は完全に僕らからそっぽを向いていた。「まぁあんな感じだから、あの時のは偶然なのか必然なのかまだ分からんところだがなぁ」確かにと思いつつ僕らは入口の方に戻った。
そして全員が選び終えたところで残った僕達が選び始めた。さっきのやり取りがあったので取り敢えず今回は他の残った馬から選んだ。
全員が選んだところで以前教えてもらった乗り方や走らせ方をシドさんに指導してもらい、僕らはもちろん今回が初めての人の中にもあっという間に覚えれた人がいた。
それからは各自の習得技量に合わせて練習内容が決められ、当然もう馬を乗りこなせている僕らは皆から少し離れた場所で自由に走らせていた。
他の皆も取り敢えず馬を動かせれるぐらいにはなってきたため、後はブライ教官に任せシドさんは小屋に入って行った。
一応全員が馬を上手く乗りこなせ、また馬に優しく接している事が嬉しくてニコニコしながら馬小屋を奥に進んで行った。
そして選ばれなかった馬達の様子を見に来た時、あの馬が立ち上がってある方向をずっと見続けていたのだった。
(あの方向は······)シドもその方向を見て、レックスらが自由に走らせている辺りだと思い出した。
(まさか?)と思いつつシドは馬に「彼の事が気になるのか?」と聞いたら、馬は一瞬シドの方を向き、再び同じ方向を見続けた。
その反応を見て確信し、「なら、昼からは彼にずっと乗ってもらうようにするか?」と聞いたら、今度はずっとシドを見続けたのだ。
「分かったよ。しかし······」と言ってシドもレックスらがいる方向を見て「お前をそこまでの気持ちにさせるとは、彼は一体何者何だろうか······」と考えたのだった。
そして午前の訓練が終わり馬を小屋に返し、午後からの内容などの連絡を聞いて解散となった時、「レックス君」シドさんが僕に話し掛けてきた。
「シドさん。どうしました?」「午後からなんだが、あいつに乗ってやってくれないか?」「あいつって、あの?」
「午前中お前さんが走らせていた方をずっと見続けていたんだよ」「そうなんですか!?」
「あぁ。おまけに君に昼からずっと乗ってもらうかと質問したら、そうしてくれと言わんばかりにずっと私を見続けていたんだよ」「······あいつが」本当に僕を気に入ってくれたんだと感じ「分かりました」と答えた。
「ブライには私から伝えておくから。あと」「はい?」続けてシドさんから、「恐らく君しか乗らないだろうから、あいつに名前でも付けてやってはくれないか?」と提案された。
「名前を?」「まぁすぐにでなくても良いだろうから、その方がより絆も深めれるだろうしな」と言ってその場を離れた。
僕も歩きながら(名前、かぁ······)と考えていた。
そして午後になり僕はあの緑色の毛の馬を小屋から出して来た。
一部の人は事情を知っていたので「何で?」などと騒ぎ出したが、ブライ教官から「シドのお墨付きだ!」の一言で静まった。そして午前の終わりに伝えられた訓練が行われた。
僕も馬に乗って走らせ、前回同様問題なく走らせる事が出来た。そして走らせながら名前を考えていた。
(本当にどんな名前にしてたんだっけ······)と考えていたらふと緑色の毛に目が止まり、(これを見てるとウッド村の森を思い出すなぁ。······ウッド。······ウッ)ここにきて名前がウッドに近い何かだったと思い出してきた。
そこで、(ウッア、ウッイ、ウッウ······)と順番に当てはめていった。そしてようやく······。
(ウッヅ、ウッデ······ウッデ?······あっ、ハハハハハ。······待たせたね)ようやく名前を思い出したのだ。しかもそこはちょうどあの夢と同じ場面であった。
そして、「行くぞ······ウッディ!」と叫んだ。それに呼応するように初めてその馬もヒヒーン! と叫んだのだった。
その叫び声を聞いて皆もブライ教官も、そして馬小屋近くにいたシドさんも驚いた。そしてたまたま目の前に倒木が存在していたので、それをジャンプさせて回避したのを見て更に全員が驚いたのだった······。
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