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第24章 王国騎士団
第167話 訓練7~スキル開花~
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武器を選び直したり組手対決をしたりして訓練の日々を過ごし、ようやく全員がお目当ての武器を選び終える事が出来た。
そのため数日前にブライ教官から「今日から個別に声を掛けられた者は私に付いてくるように」と言われ随時教官から声を掛けられた者がどこかへ一緒に行って暫くしたら戻って来るようになった。
顔見知りの中でもアイラやカール、デビットらが呼ばれ、ジャックも声を掛けられ一緒にどこかへ向かった。
帰って来た様子を見ると何となく雰囲気が成長したように感じ、どうしたんだろうと思っていたら以前のある出来事を思い出した。
騎士団からの依頼で遭難した団員を捜索していた時ワーウルフと遭遇して兄ちゃん達が戦った後、兄ちゃんからーーああ、あれか。実は皆"スキル"を発動させてたんだよ。~~皆これらを騎士団に入団して早々の訓練中に開花させたんだよーーと言っていた事を。
(ひょっとして、今やっている事は······)と思っていたらブライ教官から「レックス・アーノルド! 私の所に」と呼ばれたので付いて行った。
連れて来られたのはあの塊が置かれていた所だった。「レックスよ、君は早々にメインの武器で爪を選びずっとそれを使い続けているが、変更させる事は無いか?」と聞かれ「はい!」と答えた。
それを聞いてブライ教官は「分かった。ではこれから君に合った爪用の"スキル"を1つ教えよう」と答えた(やっぱり)。
そしてブライ教官は僕から爪を拝借して「正直これは一度きりしか見せられぬから、よーく見ておれ」と言うとその場で両手を広げて立ち尽くし、動く気配がないのでどうしたのかと思いだした直後、両方の爪先が小刻みに振り回されていて風の渦が出来ているのが分かった。
その渦が徐々に大きくなってきたところで「ハァー!」両手を同時に振り上げその渦を塊にぶつけた。渦は塊にぶつかりそこそこの傷が付いた。その光景を僕は唯唯驚いて見ていただけであった。
その直後に息を少々切らせながらブライ教官から「見たか、レックス。これぞ爪スキルの1つ、"エアーブロウ"だ」「エアーブロウ?」「ああ。爪先で風の渦を作り、それをぶつけるスキルだ。今は両手でやったが片手だけでも構わんからな。それならもう片方で相手の対処をしている隙に渦を作るという手もあるからな」と説明した。確かにそうだと思った。
「恐らく君ならすぐに会得しそうな気がするが、取り敢えず一度やってみるが良い」「はい!」
ブライ教官から爪を返してもらい手にはめ塊に向き合った。そして意識を両手先に集中させて小刻みに振り回しだした。少しして手先を見たら若干の渦が出来ていた。しかしそれからなかなか大きくならず、手が疲れてきてしまったのでとうとう出来た渦の大きさで塊に放ってしまった。当然塊にはあまり傷が付かなかった。
「まぁ最初だからそれぐらいで仕方がなかろう。これから徐々に大きくして行けば良いだろうからな」と言われ「わ、分かりました」と答えた。
またこの後短剣用のスキルとして素早く2回または3回突き付ける"ダブルスラスト"や"トリプルスラスト"の2つについても教えてもらった。
そしてその日の夜には部屋で兄ちゃんとスキルの話題で盛り上がったのだった······。
そのため数日前にブライ教官から「今日から個別に声を掛けられた者は私に付いてくるように」と言われ随時教官から声を掛けられた者がどこかへ一緒に行って暫くしたら戻って来るようになった。
顔見知りの中でもアイラやカール、デビットらが呼ばれ、ジャックも声を掛けられ一緒にどこかへ向かった。
帰って来た様子を見ると何となく雰囲気が成長したように感じ、どうしたんだろうと思っていたら以前のある出来事を思い出した。
騎士団からの依頼で遭難した団員を捜索していた時ワーウルフと遭遇して兄ちゃん達が戦った後、兄ちゃんからーーああ、あれか。実は皆"スキル"を発動させてたんだよ。~~皆これらを騎士団に入団して早々の訓練中に開花させたんだよーーと言っていた事を。
(ひょっとして、今やっている事は······)と思っていたらブライ教官から「レックス・アーノルド! 私の所に」と呼ばれたので付いて行った。
連れて来られたのはあの塊が置かれていた所だった。「レックスよ、君は早々にメインの武器で爪を選びずっとそれを使い続けているが、変更させる事は無いか?」と聞かれ「はい!」と答えた。
それを聞いてブライ教官は「分かった。ではこれから君に合った爪用の"スキル"を1つ教えよう」と答えた(やっぱり)。
そしてブライ教官は僕から爪を拝借して「正直これは一度きりしか見せられぬから、よーく見ておれ」と言うとその場で両手を広げて立ち尽くし、動く気配がないのでどうしたのかと思いだした直後、両方の爪先が小刻みに振り回されていて風の渦が出来ているのが分かった。
その渦が徐々に大きくなってきたところで「ハァー!」両手を同時に振り上げその渦を塊にぶつけた。渦は塊にぶつかりそこそこの傷が付いた。その光景を僕は唯唯驚いて見ていただけであった。
その直後に息を少々切らせながらブライ教官から「見たか、レックス。これぞ爪スキルの1つ、"エアーブロウ"だ」「エアーブロウ?」「ああ。爪先で風の渦を作り、それをぶつけるスキルだ。今は両手でやったが片手だけでも構わんからな。それならもう片方で相手の対処をしている隙に渦を作るという手もあるからな」と説明した。確かにそうだと思った。
「恐らく君ならすぐに会得しそうな気がするが、取り敢えず一度やってみるが良い」「はい!」
ブライ教官から爪を返してもらい手にはめ塊に向き合った。そして意識を両手先に集中させて小刻みに振り回しだした。少しして手先を見たら若干の渦が出来ていた。しかしそれからなかなか大きくならず、手が疲れてきてしまったのでとうとう出来た渦の大きさで塊に放ってしまった。当然塊にはあまり傷が付かなかった。
「まぁ最初だからそれぐらいで仕方がなかろう。これから徐々に大きくして行けば良いだろうからな」と言われ「わ、分かりました」と答えた。
またこの後短剣用のスキルとして素早く2回または3回突き付ける"ダブルスラスト"や"トリプルスラスト"の2つについても教えてもらった。
そしてその日の夜には部屋で兄ちゃんとスキルの話題で盛り上がったのだった······。
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