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3.どうすれば…
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あれから2週間。
コンラート様から連絡はありません。
幸いにもと言って良いものか分かりませんが、結婚式の準備と打ち合わせは何とか終わりました。
十日後には、結婚式です。
私はどうすれば…。このまま結婚してしまって良いのでしょうか?
せめて、今後の事を話し合えれば…。
そう思っていた私に、彼から今後の話をしたいから、明日の午後、いつもお茶会をしている時間に、自分の部屋まで来て欲しい。という手紙が来ました。
久しぶりに彼に会える嬉しさもありましたが、婚約を解消したいと言われたら…。と考えるとその夜は眠れませんでした。
そして当日、朝食も昼食も極度の緊張からか喉を通りません。
出かける準備はとっくに済ませたのに、中々時間が経ってくれなくて、心臓の鼓動だけが早鐘を打つように速まるばかりでした。
待つことに疲れた頃に、やっと出発時間に。
逸る気持ちを抑え、コンラート様の自宅、リンドブルム侯爵邸へと向かいました。
彼女への嫉妬と結婚式間近な事からの焦燥感、彼への複雑に絡まった想いが、ない交ぜになって…。
馬鹿な事を考えていると、自分でも分かっているのです。
でも、先日の事は誤解だと、私と結婚するのだと、彼女には同情して支えているだけだと…、私の事を愛していると…。彼の口から聞きたかったのです。
優しすぎるぐらい優しい彼の事です。
傷付いている彼女を、放っておく事など出来ないのでしょう。
ええ。きっと、きっとそうなのでしょう。
信じたいのです。彼を。
侯爵邸に着いた私は、執事の案内もそこそこに、邸の2階にある彼の部屋へと、階段を駆け上って行きました。
そして、ドアノブに手を掛け、思い切り開けたのでした。
後になってみれば、何故そんな事をしてしまったのでしょう。ドアを開けなければ…。
いえ、きっとそれで良かったのです。
そしてドアを開けたその先には…
ああ、なんという事でしょう。
私の目に映ったそれは、
薄暗い部屋の中、ベッドの上で、裸で愛し合っている
コンラート様と、幼馴染みの伯爵令嬢の姿でした。
その後は、悲鳴を上げ、シーツで身体を隠す彼女と、
慌てて言い訳をしながら私に近付いて来ている彼。
私は声も出せず、2、3歩後ろに退がってから踵を返すと、その場から逃げ出しました。
どうすれば…。どうしたら…。
答えなんて分かる訳がありません。
ただ、家に帰りたい。
その一心で、乗ってきた馬車に飛び乗ると、急いで自宅に帰りました。
泣きながら玄関から、駆け込んだ私をお母様が抱き締めてくれました。
母も、お茶会などで聞いていたのか、二人の噂は知っていた様でした。
けれど、私が何も言わなかったので、聞くのを躊躇っていたそうです。
その夜、コンラート様が話を聞いて欲しいと、我が家を訪問したのですが、私は会いたくなかったのと、事が事だったので、後日話し合いをすると言って、帰って頂いた様でした。
そして、私が酷くショックを受けていた事もあり、明日私から詳細を聞く事にして、今日のところは、そっとしておこう。と、気遣ってくれました。
私は、泣きながらも、どうすればいいのか考えました。
両親は、婚約を破棄しても良いと言ってくれました。
爵位はこちらの方が低いけれども、彼方の不貞行為による有責になる為、婚約を破棄する事が出来るからと。
私も、彼に愛している(しかも身体の関係まである)人がいるのに、結婚する事なんて絶対無理だと思いました。
愛し合う二人の邪魔などしたくありません。
彼への想いが無くなった訳ではありません。今も胸が痛くて、苦しくて、悲しくて涙が止まりません。
でも、そうするしかない事も分かっているのです。
そして、私は一晩中泣いたのでした。
コンラート様から連絡はありません。
幸いにもと言って良いものか分かりませんが、結婚式の準備と打ち合わせは何とか終わりました。
十日後には、結婚式です。
私はどうすれば…。このまま結婚してしまって良いのでしょうか?
せめて、今後の事を話し合えれば…。
そう思っていた私に、彼から今後の話をしたいから、明日の午後、いつもお茶会をしている時間に、自分の部屋まで来て欲しい。という手紙が来ました。
久しぶりに彼に会える嬉しさもありましたが、婚約を解消したいと言われたら…。と考えるとその夜は眠れませんでした。
そして当日、朝食も昼食も極度の緊張からか喉を通りません。
出かける準備はとっくに済ませたのに、中々時間が経ってくれなくて、心臓の鼓動だけが早鐘を打つように速まるばかりでした。
待つことに疲れた頃に、やっと出発時間に。
逸る気持ちを抑え、コンラート様の自宅、リンドブルム侯爵邸へと向かいました。
彼女への嫉妬と結婚式間近な事からの焦燥感、彼への複雑に絡まった想いが、ない交ぜになって…。
馬鹿な事を考えていると、自分でも分かっているのです。
でも、先日の事は誤解だと、私と結婚するのだと、彼女には同情して支えているだけだと…、私の事を愛していると…。彼の口から聞きたかったのです。
優しすぎるぐらい優しい彼の事です。
傷付いている彼女を、放っておく事など出来ないのでしょう。
ええ。きっと、きっとそうなのでしょう。
信じたいのです。彼を。
侯爵邸に着いた私は、執事の案内もそこそこに、邸の2階にある彼の部屋へと、階段を駆け上って行きました。
そして、ドアノブに手を掛け、思い切り開けたのでした。
後になってみれば、何故そんな事をしてしまったのでしょう。ドアを開けなければ…。
いえ、きっとそれで良かったのです。
そしてドアを開けたその先には…
ああ、なんという事でしょう。
私の目に映ったそれは、
薄暗い部屋の中、ベッドの上で、裸で愛し合っている
コンラート様と、幼馴染みの伯爵令嬢の姿でした。
その後は、悲鳴を上げ、シーツで身体を隠す彼女と、
慌てて言い訳をしながら私に近付いて来ている彼。
私は声も出せず、2、3歩後ろに退がってから踵を返すと、その場から逃げ出しました。
どうすれば…。どうしたら…。
答えなんて分かる訳がありません。
ただ、家に帰りたい。
その一心で、乗ってきた馬車に飛び乗ると、急いで自宅に帰りました。
泣きながら玄関から、駆け込んだ私をお母様が抱き締めてくれました。
母も、お茶会などで聞いていたのか、二人の噂は知っていた様でした。
けれど、私が何も言わなかったので、聞くのを躊躇っていたそうです。
その夜、コンラート様が話を聞いて欲しいと、我が家を訪問したのですが、私は会いたくなかったのと、事が事だったので、後日話し合いをすると言って、帰って頂いた様でした。
そして、私が酷くショックを受けていた事もあり、明日私から詳細を聞く事にして、今日のところは、そっとしておこう。と、気遣ってくれました。
私は、泣きながらも、どうすればいいのか考えました。
両親は、婚約を破棄しても良いと言ってくれました。
爵位はこちらの方が低いけれども、彼方の不貞行為による有責になる為、婚約を破棄する事が出来るからと。
私も、彼に愛している(しかも身体の関係まである)人がいるのに、結婚する事なんて絶対無理だと思いました。
愛し合う二人の邪魔などしたくありません。
彼への想いが無くなった訳ではありません。今も胸が痛くて、苦しくて、悲しくて涙が止まりません。
でも、そうするしかない事も分かっているのです。
そして、私は一晩中泣いたのでした。
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