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月光
しおりを挟む「ああ、悪い。こいつの口が寂しそうだったから」
「好きでもない男とのキスなんて全然興奮しないし、苦行でしかないんだがな...こっちは...」
「とか言いながら、積極的に舌絡めてきてたじゃん」
......じとっ。
「いや、違うんです政宗さん。僕はキスが下手だと思われるのが嫌なんです、信じてください」
「...仲間外れにされた...」
もそりと動き、布団に潜り込む。
「「してないしてない」」
布団の中に彼らの手が滑り込み毛布を剥ぎ取られれば、窓から差し込む月の光が身体を青白く照らした。
「ほんと、やらしい身体...」
舐めているだけで完勃ちした自身に、彼らが唇を寄せる。
「あっ...ちょっと...」
お世辞でも綺麗な場所とは言い難い肉棒に、これでもかと言う程整った2人の男が顔を寄せる姿は、嫌に背徳的で...。
見ているだけで、息遣いが荒くなってしまう。
期待からか頭を擡げた先端からつう、と愛液が腹に垂れる様を、2人の男は熱の篭った瞳で見つめた。
「ね、舐めていい...?」
「はぁ...っあ♡」
神崎が脇腹に爪を立てながら、根元部分を吸い上げる。
それだけで喉が仰け反り、宙にむかって熱い吐息を零した。
「ここも一緒に弄ったらもっと気持ちよくなっちゃいますね」
「あ、ゃ...ッ♡」
アナルを指先でほじり、裏筋に唇を押し当てた若王子が薄く笑えば、月の光でキラリと犬歯が光る。
ゾクリ
「、舐めて...欲し...っ♡」
「ほんといい子ですね、かわい...」
「はぁあ、んっ♡ぅ...ふ、ぁ...ん♡」
1本のそそり立つ棒に2人の男が舌を這わせている。
目眩。
時々こちらを見やる視線がやけにセクシーで、弱い部分を探るように焦れったい動きで舐めるものだから、つい腰が揺らめいてしまう。
「ひ、く...ぅん♡ぺろぺろ、気持ち...ッ♡」
「政宗、中は弄らなくてもいいの?」
「やっ、やぁ...おま〇こも、して...ぇ、っ♡」
片方ずつ脚を抱え持ち、全てをさらけ出した状態で2人の指がそっと中へと挿入される。
「は、ぁあ...指...っ、挿入って...♡」
「ん...やらしー...我慢汁どんどん溢れてくる...」
先端から溢れる愛液を舌で舐め取り、内壁の上部分を優しく擦る神崎は私の身体が波打つのを見て目を細めた。
こんな卑猥な光景をが広がっているだけでイっちゃいそう...。
しかし、そう思っているのは私だけではないようだった。
ビンビンに勃起した彼ら自身を、刺激欲しさに己の手で慰める姿を目の当たりにして、余計に興奮する。
どっちから先に挿入されるのか...、そんな浅ましいことを考えるだけで内壁がキュッと締まった。
「何を想像したの?今おま〇こ締め付けたよね...?僕のことだけ考えてくれなきゃ、噛んじゃうよ」
内腿に若王子の髪が触れて擽ったいが、幹に歯を立てられた途端に背筋がぶるっと震えた。
そんなの、少しでも力を入れたら絶対に痛いのに...
噛まれてみたいと思ってしまうのは、私がおかしくなってしまった証拠なのだろうか。
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