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プロローグ
才能
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俺は【テイン・ダーク】、このクロノス王国と呼ばれる国の六大貴族の息子だ。
クロノス王国にはそれぞれ火、水、風、土、光、闇を象徴する大貴族がおり、俺の家はその闇を象徴する大貴族の家系だ。
ダーク家は代々髪が黒く、闇の魔力の才能があると聞いた。
その才能を属性と言うらしい。
この世界には無能と呼ばれるなんの属性にも恵まれない人がいるらしい。
その人は十年に一人でるらしい。
髪は黒色で、闇属性と見分けがつかないのだという。
属性の強さによって渡される能力がある
それをスキルと呼ぶ。強いスキルなだけ重宝され優雅な人生が送れるらしい。
俺の家は大貴族だが特に珍しい規則などは無く、家族はみんな優しい。
父は剣を教えてくれる。そんな父は僕の憧れだ。
母は学校の先生を昔やっており、「学校行くより母さんとやった方が良いわ!!」と言われ、毎日勉強に励んでいる。そんな母が俺は大好きだ。
俺には一つ年上の兄と一つ年下の妹がいて、三人兄妹だ。兄はよく俺に嫌味を言う、たまに「あいつがいなければ......死ねばいいのに」とかも言われる。
何が気に食わないのが良く殴られる。
妹は俺を慕っており、いつも「お兄ちゃん」と呼んでくる。本当に可愛い妹だ。
魔力の属性とスキルは十三歳の時に調べるのが国の規則だ。
今日は俺の十三歳の誕生日。
つまり今日、僕の能力を測るのだ。
「テイン~、そろそろ測るわよ~」
この声は母さんの【フレイ・ダーク】だ。どうやら下の階で測る準備が出来たらしい。
「はーい!!」
俺は元気よく返事をして部屋から出る。
部屋を出て階段を降りようとすると後ろから何者かに蹴り飛ばされる。
ドンッ
バタバタバタ
蹴り飛ばされ階段から転がり落ちた、こんなことするやつは一人しかいない......
「よぉ~、この愚弟!!親父たちから期待されてるみたいだがあんまり調子にのるなよ?」
「ご、ごめん兄さん......」
兄の【ニッタ・ダーク】だ。
「もぅいい!!さっさといけ!!それと......わかってるよな?」
「う、うん、この事は父さん達には黙ってるよ......」
この会話はいつも事だ。兄さんは【黒の拘束】と言うスキルを持っており、以前父さん達に殴られる事を話したらその夜、スキルで動けない状況にされ何度も殴られた。
それ以来、一度も逆らったことがないのだ。
俺は若干フラつきながら父と母がいる部屋に向かう。
コンコン
「テインです」
「お、テインか、入れ入れ」
この声は父の【カイル・ダーク】。俺の憧れの存在だ。
ガチャ
扉を開けるとテーブルの上に手のひらサイズのクリスタルが置いてある。
それと部屋には妹と母の姿もあった。
「父さん、それは?」
「これはな、登録者のステータスを測るクリスタルだ。まだ未登録な新品だ!!これがテインの誕生日プレゼントになるんだぞ~」
「ほんと!?ステータスを測るのって普通は紙で使い捨てじゃなかったっけ?」
俺は思わず大声を上げて喜んでいしまう。
何故ならステータスを測るのは普通の場合は紙で行い、使った紙は更新されることはなく、捨てるしかない。
けれどクリスタルの場合、一度登録したら常に更新される上にどういう仕組みか知らないが何が起きたとしても必ず持ち主の元に戻ってくるという不思議な物だ。
「テインは勉強も剣術も頑張ってるから特別だぞ~」
父さんがニコニコしながら褒めてくる。こんなことをニッタが知ったらブチ切れるだろう......
しかし、俺は父さんに認めてもらおうとした、そしてこの家の次期当主になりたくて兄を追い越そうと必死に頑張った。朝四時に起きて重り付きの棒の素振りを三時間行う。回数など数えずただひたすらに三時間を毎日続け、毎回母の出すテストを百点取れるように頑張った。歳は十三だがなのだが高等部に飛び級しても平気だと言われるほどだ。
「お兄ちゃんいいなぁ~」
羨ましそうにクリスタルを覗き込むのが妹の【リリィ・ダーク】。
黒髪ロングで目の色が紅く、顔はまるでお人形。
一言で言えば美少女かな?
「リリィも頑張ったらクリスタルをプレゼントしよう、それでいいか?」
父がリリィに言い聞かせると「やったー!!」と可愛らしく喜んでいる。
「じゃあ父さん、さっそくやっていい?」
「あぁ!!いいぞぉ!!」
俺は自分の能力がどうしても知りたくなり、父さんを急かす。
さっそく許しを得た俺はクリスタルの使い方を知っていたので使おうとする。
使い方は簡単だクリスタルを握りしめ魔力を少しでいいので注ぐだけ。
すると魔力の性質をクリスタルが認証して、主と認めてくれるらしい。
魔力を注ぐとクリスタルの形が機械音のような音を立て変化し、一枚の青い板になった。
俺の知識のよるとクリスタルは念じるとすぐに形が元に戻り、ポケットなどに入れてる人がほとんどだという。
「さてと、テインのステータスはどうかな?」
父さんは俺のクリスタルを横から覗き込む。
クリスタルにはこんな文字が浮かび上がっていた。
【所有者・テイン・ダーク】
【種族・人族】
【個体Lv.6】
【属性・無】
【スキル】
【無し】
【身体能力】
【攻撃30】
【守備60】
【魔力75】
【魔法守備50】
【加護(貴方にしかこの項目は読めません)】
【努力の加護】
俺はこの結果に絶句した。
クロノス王国にはそれぞれ火、水、風、土、光、闇を象徴する大貴族がおり、俺の家はその闇を象徴する大貴族の家系だ。
ダーク家は代々髪が黒く、闇の魔力の才能があると聞いた。
その才能を属性と言うらしい。
この世界には無能と呼ばれるなんの属性にも恵まれない人がいるらしい。
その人は十年に一人でるらしい。
髪は黒色で、闇属性と見分けがつかないのだという。
属性の強さによって渡される能力がある
それをスキルと呼ぶ。強いスキルなだけ重宝され優雅な人生が送れるらしい。
俺の家は大貴族だが特に珍しい規則などは無く、家族はみんな優しい。
父は剣を教えてくれる。そんな父は僕の憧れだ。
母は学校の先生を昔やっており、「学校行くより母さんとやった方が良いわ!!」と言われ、毎日勉強に励んでいる。そんな母が俺は大好きだ。
俺には一つ年上の兄と一つ年下の妹がいて、三人兄妹だ。兄はよく俺に嫌味を言う、たまに「あいつがいなければ......死ねばいいのに」とかも言われる。
何が気に食わないのが良く殴られる。
妹は俺を慕っており、いつも「お兄ちゃん」と呼んでくる。本当に可愛い妹だ。
魔力の属性とスキルは十三歳の時に調べるのが国の規則だ。
今日は俺の十三歳の誕生日。
つまり今日、僕の能力を測るのだ。
「テイン~、そろそろ測るわよ~」
この声は母さんの【フレイ・ダーク】だ。どうやら下の階で測る準備が出来たらしい。
「はーい!!」
俺は元気よく返事をして部屋から出る。
部屋を出て階段を降りようとすると後ろから何者かに蹴り飛ばされる。
ドンッ
バタバタバタ
蹴り飛ばされ階段から転がり落ちた、こんなことするやつは一人しかいない......
「よぉ~、この愚弟!!親父たちから期待されてるみたいだがあんまり調子にのるなよ?」
「ご、ごめん兄さん......」
兄の【ニッタ・ダーク】だ。
「もぅいい!!さっさといけ!!それと......わかってるよな?」
「う、うん、この事は父さん達には黙ってるよ......」
この会話はいつも事だ。兄さんは【黒の拘束】と言うスキルを持っており、以前父さん達に殴られる事を話したらその夜、スキルで動けない状況にされ何度も殴られた。
それ以来、一度も逆らったことがないのだ。
俺は若干フラつきながら父と母がいる部屋に向かう。
コンコン
「テインです」
「お、テインか、入れ入れ」
この声は父の【カイル・ダーク】。俺の憧れの存在だ。
ガチャ
扉を開けるとテーブルの上に手のひらサイズのクリスタルが置いてある。
それと部屋には妹と母の姿もあった。
「父さん、それは?」
「これはな、登録者のステータスを測るクリスタルだ。まだ未登録な新品だ!!これがテインの誕生日プレゼントになるんだぞ~」
「ほんと!?ステータスを測るのって普通は紙で使い捨てじゃなかったっけ?」
俺は思わず大声を上げて喜んでいしまう。
何故ならステータスを測るのは普通の場合は紙で行い、使った紙は更新されることはなく、捨てるしかない。
けれどクリスタルの場合、一度登録したら常に更新される上にどういう仕組みか知らないが何が起きたとしても必ず持ち主の元に戻ってくるという不思議な物だ。
「テインは勉強も剣術も頑張ってるから特別だぞ~」
父さんがニコニコしながら褒めてくる。こんなことをニッタが知ったらブチ切れるだろう......
しかし、俺は父さんに認めてもらおうとした、そしてこの家の次期当主になりたくて兄を追い越そうと必死に頑張った。朝四時に起きて重り付きの棒の素振りを三時間行う。回数など数えずただひたすらに三時間を毎日続け、毎回母の出すテストを百点取れるように頑張った。歳は十三だがなのだが高等部に飛び級しても平気だと言われるほどだ。
「お兄ちゃんいいなぁ~」
羨ましそうにクリスタルを覗き込むのが妹の【リリィ・ダーク】。
黒髪ロングで目の色が紅く、顔はまるでお人形。
一言で言えば美少女かな?
「リリィも頑張ったらクリスタルをプレゼントしよう、それでいいか?」
父がリリィに言い聞かせると「やったー!!」と可愛らしく喜んでいる。
「じゃあ父さん、さっそくやっていい?」
「あぁ!!いいぞぉ!!」
俺は自分の能力がどうしても知りたくなり、父さんを急かす。
さっそく許しを得た俺はクリスタルの使い方を知っていたので使おうとする。
使い方は簡単だクリスタルを握りしめ魔力を少しでいいので注ぐだけ。
すると魔力の性質をクリスタルが認証して、主と認めてくれるらしい。
魔力を注ぐとクリスタルの形が機械音のような音を立て変化し、一枚の青い板になった。
俺の知識のよるとクリスタルは念じるとすぐに形が元に戻り、ポケットなどに入れてる人がほとんどだという。
「さてと、テインのステータスはどうかな?」
父さんは俺のクリスタルを横から覗き込む。
クリスタルにはこんな文字が浮かび上がっていた。
【所有者・テイン・ダーク】
【種族・人族】
【個体Lv.6】
【属性・無】
【スキル】
【無し】
【身体能力】
【攻撃30】
【守備60】
【魔力75】
【魔法守備50】
【加護(貴方にしかこの項目は読めません)】
【努力の加護】
俺はこの結果に絶句した。
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