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第一章
戦闘準備その1
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俺は今、作業に取り掛かっている。
自分の貴族の服とブラッドウルフの上質毛皮を錬金術で混ぜるのだ。
イメージを固め、ブラッドウルフの毛皮と貴族の服に手を添える。
変えるのは上着だけだ。
ここは迷宮で気温が低い、全部変えようとしたかったが、そんな事をしたら凍える。
上着を取るだけでも寒いのにズボンも脱いだら死ぬ。
なので俺は上着だけだが、寒い中必死に集中力を高めた。
そうして出来た防具がこれだ。
【ブラッドレザーダークコート】
【レア度・7】
【熟練Lv.1】
【性能】
【防御260】
【魔法守備300】
【耐久1000/1000】
【付加スキル】
【健康維持】
【血属性付加】
【魔法守備増加・小】
レア度は全部で十まである。
レア度十の装備なんて、世界に三つとかそのぐらいしか存在しない。
なのでレア度7も結構すごい。
だいたい、ダーク家の家宝がレア度6だと聞いたから、その一段階上だ。
貴族の服は確かレア度3だった気がする。
大貴族にしか渡されない貴重な服でレア度3なのだ。
だとするとこの服はかなり凄いはずだ。
それだけ素材が良かったという事だろう。
いくら錬金術のレベルが低くても、集中力で補えるらしい。
本当にそこは良かったと思う。
ちなみに付加スキルだが、健康維持は血の巡りを良くさせるものだ。
血属性付加は血を操ることが可能で、盾を作ったり剣に纏わせたり出来る。
魔法守備増加・小は元々、貴族の服にあったスキルだ。
見た目なのだが、とにかく黒い。
貴族の服は正装で、黒かった。
ブラッドウルフの上質毛皮も紅い感じの黒だった。
俺に髪も黒い。
そんな訳で俺の見た目は今、非常に黒い。
なんとかならないか、と思ったのだ。
そこで目に入ったのは治癒魔鉱石だ。
これは防具の素材だから、錬金術をしてみたのだ。
そしたら......
【ヒールブラッドレザーダークコート】
【レア度・8】
【熟練Lv.1】
【性能】
【防御340】
【魔法守備390】
【耐久1500/1500】
【付加スキル】
【健康維持】
【血属性付加】
【魔法守備増加・中】
【自然治癒・中】
黒いコートに青い装飾が付いただけだった。
それとクリスタルを確認したらスキルが増えてた。
【所有者・テイン】
【種族・人族】
【個体Lv.18】
【属性・無】
【スキル】
【錬金術Lv.3】
【身体能力】
【攻撃100+30】
【守備150+340】
【魔力190】
【魔法守備170+390】
【加護(貴方にしかこの項目は読めません)】
【努力の加護】
【会得スキル詳細】
【剣術Lv.3】
【体力Lv.5】
【筋力Lv.3】
【知識Lv.3】
【演算Lv.3】
【物理耐性Lv.2】
【精神力Lv.5】
【集中力Lv.4】
錬金術のスキルが上がっていたのだ。
さらにレベルが五も上昇。
今気付いたが、剣を握った状態だと攻撃が三十足されている。
鉄の剣って弱いのか......と改めて思った。
ここで重要なスキルが増えていたことに俺は気付いた。
そう、【集中力】というスキルが新しく増えていた。
ずっと頑張ってやってたおかげか、体力もスキルレベルが上がってる。
今までは温室育ちで、スキルが全部Lv.3だったのだろう......
けれど必死になるほど物事は身につくらしい。
それとブラッドウルフの上質毛皮を剥ぎ取る時、腹の中から魔力を帯びた石が出てきた。
勉強した時に聞いた。【魔石】という奴だろう。
魔石は魔物の弱点のようなもので、それを刺激されたりするととんでもなく苦しむらしい。
魔石は加工に使えたり、魔力を補うのに使えたりするらしいので色々需要が高いらしい。
俺は魔石をまだ使わず、大切に取っておくことにした。
ぎゅるるるる~
「そういえば......何も食ってないな......」
迷宮は時間に概念が無いが、腹が減るのは確かだ。
実は夕飯を食べてない。
「邪魔な存在に夕飯をわざわざ出す奴もいないか......」
━━━━存在自体が邪魔なのだ━━━━━
ゴミの姿を思い出し、少し顔を歪ませる。
「思い出してもしょうがない......とりあえず食べれるものは......」
種類の分からないキノコが十五個
ブラッドウルフの生肉
腐ってる死体の肉
「こんなもんか......まず死体の肉はパスだな......生肉......か、もしもの時まで食わないようにしよう......だとすると......」
何の種類か分からない謎のキノコを手に取り口に含む。
「なるほど......味は無いが食感はあるな......」
俺は一つ目のキノコをよく噛んだ。
十五個しかないキノコだ。
一つに最低でも百回は噛まなければ.........
「......ん?なんか......息が詰まるって......ぐっ......これ......やばい......」
その場で倒れ、キノコを吐き出す。
どうやらキノコは毒だったようだ。
「くる......しい......」
喉がやられている感覚がある。
息が詰まる......
毒で死ぬとか恥ずかしすぎる......
「し......ぇなぃ......」
死ねない、と言おうとしたがもはや声にならない。
どうしようもない痛み、ただ俺は耐えるしかなかった。
........................
............
......
もうどれだけ痛みに耐えたか分からない。
少なくとも一時間はこの状態だ。
途中で毒が弱まったのか、喉の痛みが少しずつ引いていく。
「はぁ、はぁ、はぁ、終わった......のか?」
気が付くと額が汗塗れになっていた。
さらに確実にやられていたと思っていた喉が回復していたのだ、
「回復......?もしかしてこのコートの自然治癒のおかげか?だけどそれじゃあ毒が引いていくこの感覚とは......」
とりあえずクリスタルでステータスを確認する。
【所有者・テイン】
【種族・人族】
【個体Lv.24】
【属性・無】
【スキル】
【錬金術Lv.3】
【強化魔法Lv.1】
【身体能力】
【攻撃120+30】
【守備170+340】
【魔力210】
【魔法守備190+390】
【加護(貴方にしかこの項目は読めません)】
【努力の加護】
【会得スキル詳細】
【剣術Lv.3】
【体力Lv.5】
【筋力Lv.3】
【知識Lv.3】
【演算Lv.3】
【物理耐性Lv.2】
【精神力Lv.7】
【集中力Lv.4】
【毒耐性Lv.5】
新しく毒耐性が追加されている。
それと精神力がレベル7になっている。
それと......強化魔法?まぁ、後で考えるか......
「毒耐性......か、ならこのキノコはもう食えるってことか......」
その後は毒キノコを四つ食べて、夕飯を終えた。
この時、精神力は上がらなかったが毒耐性はLv.7になった。
こうして、迷宮生活一日目を終えた。
自分の貴族の服とブラッドウルフの上質毛皮を錬金術で混ぜるのだ。
イメージを固め、ブラッドウルフの毛皮と貴族の服に手を添える。
変えるのは上着だけだ。
ここは迷宮で気温が低い、全部変えようとしたかったが、そんな事をしたら凍える。
上着を取るだけでも寒いのにズボンも脱いだら死ぬ。
なので俺は上着だけだが、寒い中必死に集中力を高めた。
そうして出来た防具がこれだ。
【ブラッドレザーダークコート】
【レア度・7】
【熟練Lv.1】
【性能】
【防御260】
【魔法守備300】
【耐久1000/1000】
【付加スキル】
【健康維持】
【血属性付加】
【魔法守備増加・小】
レア度は全部で十まである。
レア度十の装備なんて、世界に三つとかそのぐらいしか存在しない。
なのでレア度7も結構すごい。
だいたい、ダーク家の家宝がレア度6だと聞いたから、その一段階上だ。
貴族の服は確かレア度3だった気がする。
大貴族にしか渡されない貴重な服でレア度3なのだ。
だとするとこの服はかなり凄いはずだ。
それだけ素材が良かったという事だろう。
いくら錬金術のレベルが低くても、集中力で補えるらしい。
本当にそこは良かったと思う。
ちなみに付加スキルだが、健康維持は血の巡りを良くさせるものだ。
血属性付加は血を操ることが可能で、盾を作ったり剣に纏わせたり出来る。
魔法守備増加・小は元々、貴族の服にあったスキルだ。
見た目なのだが、とにかく黒い。
貴族の服は正装で、黒かった。
ブラッドウルフの上質毛皮も紅い感じの黒だった。
俺に髪も黒い。
そんな訳で俺の見た目は今、非常に黒い。
なんとかならないか、と思ったのだ。
そこで目に入ったのは治癒魔鉱石だ。
これは防具の素材だから、錬金術をしてみたのだ。
そしたら......
【ヒールブラッドレザーダークコート】
【レア度・8】
【熟練Lv.1】
【性能】
【防御340】
【魔法守備390】
【耐久1500/1500】
【付加スキル】
【健康維持】
【血属性付加】
【魔法守備増加・中】
【自然治癒・中】
黒いコートに青い装飾が付いただけだった。
それとクリスタルを確認したらスキルが増えてた。
【所有者・テイン】
【種族・人族】
【個体Lv.18】
【属性・無】
【スキル】
【錬金術Lv.3】
【身体能力】
【攻撃100+30】
【守備150+340】
【魔力190】
【魔法守備170+390】
【加護(貴方にしかこの項目は読めません)】
【努力の加護】
【会得スキル詳細】
【剣術Lv.3】
【体力Lv.5】
【筋力Lv.3】
【知識Lv.3】
【演算Lv.3】
【物理耐性Lv.2】
【精神力Lv.5】
【集中力Lv.4】
錬金術のスキルが上がっていたのだ。
さらにレベルが五も上昇。
今気付いたが、剣を握った状態だと攻撃が三十足されている。
鉄の剣って弱いのか......と改めて思った。
ここで重要なスキルが増えていたことに俺は気付いた。
そう、【集中力】というスキルが新しく増えていた。
ずっと頑張ってやってたおかげか、体力もスキルレベルが上がってる。
今までは温室育ちで、スキルが全部Lv.3だったのだろう......
けれど必死になるほど物事は身につくらしい。
それとブラッドウルフの上質毛皮を剥ぎ取る時、腹の中から魔力を帯びた石が出てきた。
勉強した時に聞いた。【魔石】という奴だろう。
魔石は魔物の弱点のようなもので、それを刺激されたりするととんでもなく苦しむらしい。
魔石は加工に使えたり、魔力を補うのに使えたりするらしいので色々需要が高いらしい。
俺は魔石をまだ使わず、大切に取っておくことにした。
ぎゅるるるる~
「そういえば......何も食ってないな......」
迷宮は時間に概念が無いが、腹が減るのは確かだ。
実は夕飯を食べてない。
「邪魔な存在に夕飯をわざわざ出す奴もいないか......」
━━━━存在自体が邪魔なのだ━━━━━
ゴミの姿を思い出し、少し顔を歪ませる。
「思い出してもしょうがない......とりあえず食べれるものは......」
種類の分からないキノコが十五個
ブラッドウルフの生肉
腐ってる死体の肉
「こんなもんか......まず死体の肉はパスだな......生肉......か、もしもの時まで食わないようにしよう......だとすると......」
何の種類か分からない謎のキノコを手に取り口に含む。
「なるほど......味は無いが食感はあるな......」
俺は一つ目のキノコをよく噛んだ。
十五個しかないキノコだ。
一つに最低でも百回は噛まなければ.........
「......ん?なんか......息が詰まるって......ぐっ......これ......やばい......」
その場で倒れ、キノコを吐き出す。
どうやらキノコは毒だったようだ。
「くる......しい......」
喉がやられている感覚がある。
息が詰まる......
毒で死ぬとか恥ずかしすぎる......
「し......ぇなぃ......」
死ねない、と言おうとしたがもはや声にならない。
どうしようもない痛み、ただ俺は耐えるしかなかった。
........................
............
......
もうどれだけ痛みに耐えたか分からない。
少なくとも一時間はこの状態だ。
途中で毒が弱まったのか、喉の痛みが少しずつ引いていく。
「はぁ、はぁ、はぁ、終わった......のか?」
気が付くと額が汗塗れになっていた。
さらに確実にやられていたと思っていた喉が回復していたのだ、
「回復......?もしかしてこのコートの自然治癒のおかげか?だけどそれじゃあ毒が引いていくこの感覚とは......」
とりあえずクリスタルでステータスを確認する。
【所有者・テイン】
【種族・人族】
【個体Lv.24】
【属性・無】
【スキル】
【錬金術Lv.3】
【強化魔法Lv.1】
【身体能力】
【攻撃120+30】
【守備170+340】
【魔力210】
【魔法守備190+390】
【加護(貴方にしかこの項目は読めません)】
【努力の加護】
【会得スキル詳細】
【剣術Lv.3】
【体力Lv.5】
【筋力Lv.3】
【知識Lv.3】
【演算Lv.3】
【物理耐性Lv.2】
【精神力Lv.7】
【集中力Lv.4】
【毒耐性Lv.5】
新しく毒耐性が追加されている。
それと精神力がレベル7になっている。
それと......強化魔法?まぁ、後で考えるか......
「毒耐性......か、ならこのキノコはもう食えるってことか......」
その後は毒キノコを四つ食べて、夕飯を終えた。
この時、精神力は上がらなかったが毒耐性はLv.7になった。
こうして、迷宮生活一日目を終えた。
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