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プロローグ
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午後……そろそろ8時50分頃か。
仕事が終わり、俺を含む新入社員4名と先輩社員複数名は、職場から歩いて十数分先の花見会場へと訪れていた。
名目は当然「お花見」。
春とは言え、独りで薄暗い木製ベンチに寝転がっているのは思っていた以上に肌寒いものがある。
「早く終わって欲しいな……」
やる事がない……のは、俺が喧騒から遠く離れた人気のない場所に逃げてしまったからだ。
正確には、座っていた場所(ブルーシート)の後方に上り坂があったので、トイレに行くフリをして……真逆へ行ったのに指摘が来なかったのは、それだけ俺が空気だったからだろう。
落としまくって角の塗装が剥げてしまったガラケーを開き、暇つぶしの答え合わせをする。
うん、8時51分36秒。 さっきより悪い記録だ。
てか1分36秒もズレるとか、体内時計どれだけズレてるんだか。
折角のご馳走(惣菜)を放棄して、こんな所に寝そべっているのには理由がある。
まずそもそも、人見知りなのだ。
対人恐怖とまではいかないが、しいて言うなら対人苦手症。
小学の頃からクラスメイトに嫌われていた経験から、他人とどう接すれば嫌な思いをさせないのか……なんて事を前提に物事を考えてしまい、家族以外と会話すらまともに続かない。
続けようとすると焦り、後から思い返すと後悔するような失言までしてしまう悪循環。
これはもう、どうしようもない。
さらにトドメを刺したのが、酒やタバコの存在。
酒は……まぁ、飲めないだけなのでそれほど支障は無い、問題はタバコの方。
健康に気を使っているではなく、副流煙で呼吸困難になってしまうのがな……
喘息気味と診断されたが、一度酷く咽るとそのままズルズルと悪化し、数分と保たずに喋れなくなってしまう。
考えてもみてほしい、年に1度の宴会で、新人が「ゼヒュ~、ゼヒュ~。大丈オッホッ!! ゴッホッゲッホ!! おおっへっつ、ゴホゴホッ……ゼヒュ~、ゼヒュ~……」。
何で来たし!!?
うん、もう帰れよ!
空気読めや!!
……なんて罵声を浴びた経験はまだ無いが、俺ならそう思う。 口には出さずとも。
むしろそれで笑い転げる輩がいたら、そんなドSとは関わりたくない。
そのため、後にお叱りを受ける覚悟のもと、同期3人を見捨ててこんな所にいる訳だ。
幸いなのは、就職先が地元スーパーで、若い社員が少ないことだろう。 年が近いと変に意識してしまうのは、小中と同級生に良い思い出が無いからか……
ホント、人見知りとは嫌なBADステータスだ。
そよ風が流れ、さわさわと夜桜が揺れる。
どこからともなく甘い香りが漂う。 桜餅が食べたくなってきた。
高台のベンチからでも主役は見れる。 むしろ折角夜に足を運んだのなら、直接ライトアップされた桜の真下より、その恩恵で淡くグラデーションされた桜並木を俯瞰できるこちらの方が、風情があるのではなかろうか。
まぁ、カップルが来たから逃げるけど。
*
午後9時30分。 覚悟していたより早めにお花見は終わった。
後片付けを手伝い、酒とタバコの残り香を漂わせる人生の先輩方に、タバコとの相性の悪さについて主張していた帰り道。
事件は起きた。
「っ……!?」
前方を歩いていた60後半くらいの白髪から伸びてきた副流煙を、もろに吸い込んでしまったのだ。
やばい!! と手で覆った思った時にはもう遅かった。
「ッゴッホッ……」
ただの咳ではない。 気管支を擦り上げられるような痛みを感じ、すぐに呼吸を整えねばと肺の空気を出来るだけ吐き出す。 そしてゆっくり吸うが、そこはまだ見えない副流煙の中だった。
「ッオヘッゴッホ……」
「大丈夫け?」
隣にいた、比較的若いチルドコーナーのチーフにコクコクと頷き、焦って返事をする。
「……っはぃ、大丈ッゴッホ……」
粘ついた感触が気管の壁に纏わり、黄色い痰が咳に交じって口に辿りつく。
結果、これが引き金となり、咳が咳を誘発する最悪の事態へと陥った。
もうこうなったら止められない。
まともに返事すら出来なくなった俺は、ゼヒュ~ゼヒュ~と呼吸しながら目についた人に頭を下げるだけに徹し、察してもらえるよう祈りつつ車へと急いだ。
運転中も体調が改善される余地は無く、何度も痰をティッシュに包みながら、それほど遠くない自宅に辿りつく。 親に心配されるが、返事も出来ないのでコクコクと頷くだけ。 遅めの夕飯・歯磨き・風呂を済ませ、翌日の出勤時間を最優先に、そのままベッドへと倒れこんだ。
意識して呼吸を整えなければ咳がぶり返す。 まるで眠れる気がしない。
ついに血痰が出た。 しかし、黄色に赤い線が混じる程度で、いつもの事だ。 安静にしてれば治る。
しかし参った、明日は6時起き。 8時以内にタイムカードすれば良いからって安心はできない。
また咳が出た、血痰も。 ゴミ箱がティッシュで埋まっていく。
そういやぁ、録画予約大丈夫かな。 今日は深夜アニメ無かった筈だが。
少女マンガ系の恋愛物だが、今期のは面白かったので録り逃しは痛い。
呼吸は苦しいままだが、仰向けになった方がまだ寝やすい事が分かった。
たまに血の鉄臭い匂いが口に来るが、呼吸は安定してくる。
なんとか眠れそう。
*
夢を見た。
暗い水の底で溺れる夢。
息をしようともがくが、まるで浮上する気配が無い。
手足をバタつかせ、何十mも先にある丸い小さな光を目指す。
しかし、何をしてもその場からは動けない。
25m泳げないポンコツだけどそれは息継ぎが出来ないからであって潜水の真似事くらいは出来ていただろ4~5mだけど!
なぜそれすら……
やばい。 もう限界だ。
必死に守り続けていた肺の酸素とも二酸化炭素とも分からなくなってきたそれが漏れそうになる。
いやいっそ吐き出してしまいたい。
吐き出したら楽になれるのか? 不安しかないぞ馬鹿か!
焦って良い案が出ない。 いや落ち着いたってどうしようも……
そうだ脱ごう!!!
いや真面目な話、服が水を吸って重りになるのだから。 むしろなぜ最初に脱がなかった!?
なんなら脱いだ服で息を包んで風船にすれば息苦しさくらいは解消した筈だクソッ!
しかし、服はなぜか背中に張り付く感じで、ズボンはベルトがどうしても外れなくて、脱げなかった。
体の中心から、熱が籠るような熱さが全身に広がっていく。
恐らく顔は今、これまでにない程真っ赤だろう。 鬱血してるかも。
焦りが思考を鈍らせ、無闇に周囲へと手を伸ばす。
やばい、誰か!!
パンッ!!
「!?」
薄れゆく視界の中、何かを掴んだ。
冷たいが……手?
冷え切ったのであろうそれは確かに人間の指で、助かるのか!?と苦し紛れの希望を見出す。
しかし、その手は人形のように、動く気配すら無く。
絶対に離すか!!
万が一にもと何も見れない中、引いて腕を辿り、肩らしき部分を抱き寄せる。
反応は……………………なんか柔らかくて、まだ微妙に暖かい! もしかすると自分と同じように……
冷たいのは表面だけ……………考えてる余裕は無い!
何とか手さぐりで鼻をつまむのに成功し、にわか知識で人工呼吸する。
これもにわかだが、呼吸後の吐き出す息には数%の酸素が含まれているとTVで言ってた!
空気が漏れないように注意しながら、肺の奥まで吹き込むイメージで1回目!
横隔膜つりそう! あぁ何か吐き出したは良いけど吸う力が無いかも。
とか思った所で、遂に体に力が入らなくなってきた。
意識が薄れてくれたおかげか息苦しさすら消え、糸が切れた人形のように弛緩していく。
あぁ、終わった……もし転生できるなら可愛い美少女だと良いなぁ……
なんて常々考えていた、我ながら不謹慎な妄想が脳裏を過った……
ごぼぉっ………
ごぼぉおっ………
ぼごっぉっ………!
握り返される手が痛い。
全身が濁流に押し流される感覚だけが………いや、これは引っ張られてる?
俺の手を握りしめているさっきの手が、熱を帯び、力強く。 それでいて包み込むように、体温が共有される。
安心感を与えてくれる。
あぁ……良かった。 俺でも誰かの役に立つ事があったんだな。
この温もりの相手が何者かは知らないが、助かったのならせめて幸せになってくれれば。
それだけでも、頑張った甲斐があったと思えるから………
*
明るい天井。
覗き込む知らない女性。
その微笑みは、我が子を慈しむ母親のようで。
「おはよう、エメルナ」
((おはよう、私の可愛い妹ちゃん))
声は、頭の中からも響いてきた。
仕事が終わり、俺を含む新入社員4名と先輩社員複数名は、職場から歩いて十数分先の花見会場へと訪れていた。
名目は当然「お花見」。
春とは言え、独りで薄暗い木製ベンチに寝転がっているのは思っていた以上に肌寒いものがある。
「早く終わって欲しいな……」
やる事がない……のは、俺が喧騒から遠く離れた人気のない場所に逃げてしまったからだ。
正確には、座っていた場所(ブルーシート)の後方に上り坂があったので、トイレに行くフリをして……真逆へ行ったのに指摘が来なかったのは、それだけ俺が空気だったからだろう。
落としまくって角の塗装が剥げてしまったガラケーを開き、暇つぶしの答え合わせをする。
うん、8時51分36秒。 さっきより悪い記録だ。
てか1分36秒もズレるとか、体内時計どれだけズレてるんだか。
折角のご馳走(惣菜)を放棄して、こんな所に寝そべっているのには理由がある。
まずそもそも、人見知りなのだ。
対人恐怖とまではいかないが、しいて言うなら対人苦手症。
小学の頃からクラスメイトに嫌われていた経験から、他人とどう接すれば嫌な思いをさせないのか……なんて事を前提に物事を考えてしまい、家族以外と会話すらまともに続かない。
続けようとすると焦り、後から思い返すと後悔するような失言までしてしまう悪循環。
これはもう、どうしようもない。
さらにトドメを刺したのが、酒やタバコの存在。
酒は……まぁ、飲めないだけなのでそれほど支障は無い、問題はタバコの方。
健康に気を使っているではなく、副流煙で呼吸困難になってしまうのがな……
喘息気味と診断されたが、一度酷く咽るとそのままズルズルと悪化し、数分と保たずに喋れなくなってしまう。
考えてもみてほしい、年に1度の宴会で、新人が「ゼヒュ~、ゼヒュ~。大丈オッホッ!! ゴッホッゲッホ!! おおっへっつ、ゴホゴホッ……ゼヒュ~、ゼヒュ~……」。
何で来たし!!?
うん、もう帰れよ!
空気読めや!!
……なんて罵声を浴びた経験はまだ無いが、俺ならそう思う。 口には出さずとも。
むしろそれで笑い転げる輩がいたら、そんなドSとは関わりたくない。
そのため、後にお叱りを受ける覚悟のもと、同期3人を見捨ててこんな所にいる訳だ。
幸いなのは、就職先が地元スーパーで、若い社員が少ないことだろう。 年が近いと変に意識してしまうのは、小中と同級生に良い思い出が無いからか……
ホント、人見知りとは嫌なBADステータスだ。
そよ風が流れ、さわさわと夜桜が揺れる。
どこからともなく甘い香りが漂う。 桜餅が食べたくなってきた。
高台のベンチからでも主役は見れる。 むしろ折角夜に足を運んだのなら、直接ライトアップされた桜の真下より、その恩恵で淡くグラデーションされた桜並木を俯瞰できるこちらの方が、風情があるのではなかろうか。
まぁ、カップルが来たから逃げるけど。
*
午後9時30分。 覚悟していたより早めにお花見は終わった。
後片付けを手伝い、酒とタバコの残り香を漂わせる人生の先輩方に、タバコとの相性の悪さについて主張していた帰り道。
事件は起きた。
「っ……!?」
前方を歩いていた60後半くらいの白髪から伸びてきた副流煙を、もろに吸い込んでしまったのだ。
やばい!! と手で覆った思った時にはもう遅かった。
「ッゴッホッ……」
ただの咳ではない。 気管支を擦り上げられるような痛みを感じ、すぐに呼吸を整えねばと肺の空気を出来るだけ吐き出す。 そしてゆっくり吸うが、そこはまだ見えない副流煙の中だった。
「ッオヘッゴッホ……」
「大丈夫け?」
隣にいた、比較的若いチルドコーナーのチーフにコクコクと頷き、焦って返事をする。
「……っはぃ、大丈ッゴッホ……」
粘ついた感触が気管の壁に纏わり、黄色い痰が咳に交じって口に辿りつく。
結果、これが引き金となり、咳が咳を誘発する最悪の事態へと陥った。
もうこうなったら止められない。
まともに返事すら出来なくなった俺は、ゼヒュ~ゼヒュ~と呼吸しながら目についた人に頭を下げるだけに徹し、察してもらえるよう祈りつつ車へと急いだ。
運転中も体調が改善される余地は無く、何度も痰をティッシュに包みながら、それほど遠くない自宅に辿りつく。 親に心配されるが、返事も出来ないのでコクコクと頷くだけ。 遅めの夕飯・歯磨き・風呂を済ませ、翌日の出勤時間を最優先に、そのままベッドへと倒れこんだ。
意識して呼吸を整えなければ咳がぶり返す。 まるで眠れる気がしない。
ついに血痰が出た。 しかし、黄色に赤い線が混じる程度で、いつもの事だ。 安静にしてれば治る。
しかし参った、明日は6時起き。 8時以内にタイムカードすれば良いからって安心はできない。
また咳が出た、血痰も。 ゴミ箱がティッシュで埋まっていく。
そういやぁ、録画予約大丈夫かな。 今日は深夜アニメ無かった筈だが。
少女マンガ系の恋愛物だが、今期のは面白かったので録り逃しは痛い。
呼吸は苦しいままだが、仰向けになった方がまだ寝やすい事が分かった。
たまに血の鉄臭い匂いが口に来るが、呼吸は安定してくる。
なんとか眠れそう。
*
夢を見た。
暗い水の底で溺れる夢。
息をしようともがくが、まるで浮上する気配が無い。
手足をバタつかせ、何十mも先にある丸い小さな光を目指す。
しかし、何をしてもその場からは動けない。
25m泳げないポンコツだけどそれは息継ぎが出来ないからであって潜水の真似事くらいは出来ていただろ4~5mだけど!
なぜそれすら……
やばい。 もう限界だ。
必死に守り続けていた肺の酸素とも二酸化炭素とも分からなくなってきたそれが漏れそうになる。
いやいっそ吐き出してしまいたい。
吐き出したら楽になれるのか? 不安しかないぞ馬鹿か!
焦って良い案が出ない。 いや落ち着いたってどうしようも……
そうだ脱ごう!!!
いや真面目な話、服が水を吸って重りになるのだから。 むしろなぜ最初に脱がなかった!?
なんなら脱いだ服で息を包んで風船にすれば息苦しさくらいは解消した筈だクソッ!
しかし、服はなぜか背中に張り付く感じで、ズボンはベルトがどうしても外れなくて、脱げなかった。
体の中心から、熱が籠るような熱さが全身に広がっていく。
恐らく顔は今、これまでにない程真っ赤だろう。 鬱血してるかも。
焦りが思考を鈍らせ、無闇に周囲へと手を伸ばす。
やばい、誰か!!
パンッ!!
「!?」
薄れゆく視界の中、何かを掴んだ。
冷たいが……手?
冷え切ったのであろうそれは確かに人間の指で、助かるのか!?と苦し紛れの希望を見出す。
しかし、その手は人形のように、動く気配すら無く。
絶対に離すか!!
万が一にもと何も見れない中、引いて腕を辿り、肩らしき部分を抱き寄せる。
反応は……………………なんか柔らかくて、まだ微妙に暖かい! もしかすると自分と同じように……
冷たいのは表面だけ……………考えてる余裕は無い!
何とか手さぐりで鼻をつまむのに成功し、にわか知識で人工呼吸する。
これもにわかだが、呼吸後の吐き出す息には数%の酸素が含まれているとTVで言ってた!
空気が漏れないように注意しながら、肺の奥まで吹き込むイメージで1回目!
横隔膜つりそう! あぁ何か吐き出したは良いけど吸う力が無いかも。
とか思った所で、遂に体に力が入らなくなってきた。
意識が薄れてくれたおかげか息苦しさすら消え、糸が切れた人形のように弛緩していく。
あぁ、終わった……もし転生できるなら可愛い美少女だと良いなぁ……
なんて常々考えていた、我ながら不謹慎な妄想が脳裏を過った……
ごぼぉっ………
ごぼぉおっ………
ぼごっぉっ………!
握り返される手が痛い。
全身が濁流に押し流される感覚だけが………いや、これは引っ張られてる?
俺の手を握りしめているさっきの手が、熱を帯び、力強く。 それでいて包み込むように、体温が共有される。
安心感を与えてくれる。
あぁ……良かった。 俺でも誰かの役に立つ事があったんだな。
この温もりの相手が何者かは知らないが、助かったのならせめて幸せになってくれれば。
それだけでも、頑張った甲斐があったと思えるから………
*
明るい天井。
覗き込む知らない女性。
その微笑みは、我が子を慈しむ母親のようで。
「おはよう、エメルナ」
((おはよう、私の可愛い妹ちゃん))
声は、頭の中からも響いてきた。
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