55 / 90
第2章 球技を扱う冒険者編
第50話 ハスラーの敗北
しおりを挟む
ヤンの一撃によってハスラーが吹き飛んだ。胸部には槍によって出来た深い傷が出来ている。出血が多くハスラーの顔から血の気が引いてきていた。
「ハスラーくん!」
「いけない! ボール!」
「キュッ、キュッ~!」
キングが呼びかけるとボールがすぐにハスラーの傷に張り付いた。出血を止めるためだ。ボールは体の変化が多彩だ。キングの理想のボールにも変化出来たが、こういった応急処置の際にも助かる存在なのである。
「傷はボールの処置で一時的に塞がっているが……意識を失っているか」
「フンッ、どうやら俺の勝ちなようだな」
大きな影がハスラーを覆った。ヤンが倒れたハスラーを見下ろしていた。勝ち誇ったように言葉を投げつけてくる。
「やはりこの程度だったか。しょせんは偽物ということだな。当然だ卑怯な真似をして奪った奥義と偽物の免許皆伝で得意がるような愚かな男なのだからな」
「ちょ、そんな言い方ないでしょう!」
「ふん、事実だろうが」
「むむむぅ!」
抗議の声を上げたウィンを一笑に付すヤン。ウィンの怒りは収まらないのか唸り声を上げ睨んでいる。
「貴方、ここまでやる必要あったの?」
するとダーテも不快そうにヤンに問う。だがヤンは腕を組みダーテを見下ろしながら答えた。
「これは決闘だ。それである以上、例え死んだとしても文句は言えない。真剣勝負とはそういうものだろうが」
「そ、それは……」
「確かにそのとおりだ。勝負事というのは本来命懸けなものだからな」
不満そうなダーテであったがマラドナが割り込み、ヤンの考えにも理解を示した。
「この戦いはあんたの勝ちだ。それでもういいだろう。敢えて敗北した相手を貶める必要もない」
「そうか。だがこれだけはしっかり伝えておけ。約束だからな。二度と無尽流無槍術を名乗るなよと」
「――その条件はここの責任者である俺がしっかり聞いている。目覚めたら伝えておくさ」
「当然だな。しかし、冒険者というのはこんなものか。そこの塵はBランクの冒険者らしいが、この程度のまがい物がそれなら、俺ならすぐにSランクぐらいとれそうだ。ガッハッハ、全く所詮その程度の野良犬集団ということだな!」
「な、何だとテメェ!」
「あん?」
「あ、いえ、すみません――」
ヤンの物言いに見ていた冒険者の一人が声を上げるがひと睨みされて引っ込んでしまった。
その後は高笑いを決めながらギルドを出ていく。
「なんて野郎だあの野郎!」
「ハスラーだけじゃなくて冒険者全員に喧嘩売るような事言いやがって!」
「マスター! 言いたいように言わせといていいんですかい!」
「いいも悪いも、今のお前らを見てると実際そんな気がしてしまうぜ。全く情けない」
「本当。こんなのただの負け犬の遠吠えじゃない」
「「「「「「「「うっ――」」」」」」」」
腰に手を当てて呆れ顔を見せるダーテに、冒険者達も何も言えなくなった。
「キング、このまま言われっぱなしでいいの!」
するとウィンがキングに話を振る。このままとはヤンとのことについてだろうが。
「これはハスラーの戦いだった。そして彼が負けた。それが事実だ。俺が出しゃばっていい話でもない。それより――」
どうやらキングはハスラーの容態を氣にしているようであり。
「マスター、治療の手はどうだ?」
「あぁ、職員が今ポーションを取りにいってる。回復魔法の使い手が丁度いなくてな……とは言えこのままってわけにもいかないな。医務室に連れていくとしよう」
「なら俺が運ぼう」
そしてハスラーを担いで医務室に運んだ。ベッドに寝かせたところで職員がポーションを持ってきてくれたのでボールに一旦離れて貰い患部に掛ける。
「大丈夫かな? あ、そうだ私の魔法で!」
「いや、その、それはなんだ――」
「そ、そうよねごめんなさい」
ウィンがしゅんっとなった。折角の申し出に対してキングとしても申し訳なくあったが、しかし以前見せてもらった魔法では傷が悪化しかねない。
「心配しないでも大丈夫だ。ボールのおかげである程度傷口が塞がっていたからな。ポーションの効果も出ている。時期に目覚めるだろう」
「そうなんだ。やっぱりボールは凄いね」
「キュ~♪」
ウィンがボールを撫でてやるとプルプルと震えて喜んだ。
すると間もなくしてハスラーの目が開く。意識を取り戻したようだ。
「良かった目がさめたわ!」
「ここはベッドの上か?」
ハスラーが無事だったことにウィンが喜んだ。一方でハスラーはどこか意識が覚束ない様子だったがそれもすぐにはっきりしてきたようであり。
「そうか、僕は負けたんだ――」
「あぁ、そうだな。完敗だった」
「え? キングそんなハッキリと――」
「いや、いいんだ。むしろハッキリと言ってもらった方がいい」
苦笑しながらもハスラーがそう答える。それから暫くその目が虚空を捉えていた。
「……キングから見て、僕の技はどうだった?」
それから少しの間を置いて、ハスラーが聞いてくる。その問いにキングは顎を擦り。
「そうだな。最初に戦った時も見事な腕前だと思ったものだ。だが同時に、どこかチグハグにも思えた。心技体がまったく噛み合ってないような違和感を覚えた。そしてさっきのヤンとの戦いを見て確信に変わった」
「はは、キングがそう言うならやっぱりそうなんだろうね」
自虐的な笑みを浮かべハスラーが返す。
「え、やっぱりって?」
「……僕は槍を扱うのは好きなんだ。元々は我流でやっていたのだけど、限界を感じてね、あの流派の門を叩いて指導を仰いだ。だけどいまいちしっくりこなかったのも事実なのさ」
ハスラーが答える。するとウィンが思い出したように口を開き。
「そういえばヤンが言っていたのだけど、貴方が、師範を気に入らないと言って倒して無理矢理免許皆伝の称号を奪ったって……」
ウィンが告げると、ハスラーは瞑目し。
「間違いじゃないさ。そのとおりだ。はは、そりゃあいつも怒るか」
再び自嘲するハスラーに複雑そうな顔を見せるウィンだった。
「……キング、暫く一人にしてもらってもいいかな?」
「あぁ、わかった」
ハスラーの気持ちを汲み取りウィンと一緒にキングは医務室を後にする。すると受付に戻った二人に気がついたダーテが声を掛けてくる。
「キング、ハスラーくんはどうだった?」
「あぁ意識は回復した。ただ暫く一人になりたいと言うからな」
「そ、そう。大丈夫かな。あの子、自信家だっただけに心配なのよね」
「何、そこまで弱い男じゃないさ」
「だといいんだけどね。あ、ごめんなさいまだ仕事が残っているから」
「あぁ、俺達も一旦出るよ」
「そう。あ、エルフの里については進めておくからね」
「あぁ、ありがとう」
「お願いね!」
「キュ~」
そしてギルドを後にする一行であった――
「ハスラーくん!」
「いけない! ボール!」
「キュッ、キュッ~!」
キングが呼びかけるとボールがすぐにハスラーの傷に張り付いた。出血を止めるためだ。ボールは体の変化が多彩だ。キングの理想のボールにも変化出来たが、こういった応急処置の際にも助かる存在なのである。
「傷はボールの処置で一時的に塞がっているが……意識を失っているか」
「フンッ、どうやら俺の勝ちなようだな」
大きな影がハスラーを覆った。ヤンが倒れたハスラーを見下ろしていた。勝ち誇ったように言葉を投げつけてくる。
「やはりこの程度だったか。しょせんは偽物ということだな。当然だ卑怯な真似をして奪った奥義と偽物の免許皆伝で得意がるような愚かな男なのだからな」
「ちょ、そんな言い方ないでしょう!」
「ふん、事実だろうが」
「むむむぅ!」
抗議の声を上げたウィンを一笑に付すヤン。ウィンの怒りは収まらないのか唸り声を上げ睨んでいる。
「貴方、ここまでやる必要あったの?」
するとダーテも不快そうにヤンに問う。だがヤンは腕を組みダーテを見下ろしながら答えた。
「これは決闘だ。それである以上、例え死んだとしても文句は言えない。真剣勝負とはそういうものだろうが」
「そ、それは……」
「確かにそのとおりだ。勝負事というのは本来命懸けなものだからな」
不満そうなダーテであったがマラドナが割り込み、ヤンの考えにも理解を示した。
「この戦いはあんたの勝ちだ。それでもういいだろう。敢えて敗北した相手を貶める必要もない」
「そうか。だがこれだけはしっかり伝えておけ。約束だからな。二度と無尽流無槍術を名乗るなよと」
「――その条件はここの責任者である俺がしっかり聞いている。目覚めたら伝えておくさ」
「当然だな。しかし、冒険者というのはこんなものか。そこの塵はBランクの冒険者らしいが、この程度のまがい物がそれなら、俺ならすぐにSランクぐらいとれそうだ。ガッハッハ、全く所詮その程度の野良犬集団ということだな!」
「な、何だとテメェ!」
「あん?」
「あ、いえ、すみません――」
ヤンの物言いに見ていた冒険者の一人が声を上げるがひと睨みされて引っ込んでしまった。
その後は高笑いを決めながらギルドを出ていく。
「なんて野郎だあの野郎!」
「ハスラーだけじゃなくて冒険者全員に喧嘩売るような事言いやがって!」
「マスター! 言いたいように言わせといていいんですかい!」
「いいも悪いも、今のお前らを見てると実際そんな気がしてしまうぜ。全く情けない」
「本当。こんなのただの負け犬の遠吠えじゃない」
「「「「「「「「うっ――」」」」」」」」
腰に手を当てて呆れ顔を見せるダーテに、冒険者達も何も言えなくなった。
「キング、このまま言われっぱなしでいいの!」
するとウィンがキングに話を振る。このままとはヤンとのことについてだろうが。
「これはハスラーの戦いだった。そして彼が負けた。それが事実だ。俺が出しゃばっていい話でもない。それより――」
どうやらキングはハスラーの容態を氣にしているようであり。
「マスター、治療の手はどうだ?」
「あぁ、職員が今ポーションを取りにいってる。回復魔法の使い手が丁度いなくてな……とは言えこのままってわけにもいかないな。医務室に連れていくとしよう」
「なら俺が運ぼう」
そしてハスラーを担いで医務室に運んだ。ベッドに寝かせたところで職員がポーションを持ってきてくれたのでボールに一旦離れて貰い患部に掛ける。
「大丈夫かな? あ、そうだ私の魔法で!」
「いや、その、それはなんだ――」
「そ、そうよねごめんなさい」
ウィンがしゅんっとなった。折角の申し出に対してキングとしても申し訳なくあったが、しかし以前見せてもらった魔法では傷が悪化しかねない。
「心配しないでも大丈夫だ。ボールのおかげである程度傷口が塞がっていたからな。ポーションの効果も出ている。時期に目覚めるだろう」
「そうなんだ。やっぱりボールは凄いね」
「キュ~♪」
ウィンがボールを撫でてやるとプルプルと震えて喜んだ。
すると間もなくしてハスラーの目が開く。意識を取り戻したようだ。
「良かった目がさめたわ!」
「ここはベッドの上か?」
ハスラーが無事だったことにウィンが喜んだ。一方でハスラーはどこか意識が覚束ない様子だったがそれもすぐにはっきりしてきたようであり。
「そうか、僕は負けたんだ――」
「あぁ、そうだな。完敗だった」
「え? キングそんなハッキリと――」
「いや、いいんだ。むしろハッキリと言ってもらった方がいい」
苦笑しながらもハスラーがそう答える。それから暫くその目が虚空を捉えていた。
「……キングから見て、僕の技はどうだった?」
それから少しの間を置いて、ハスラーが聞いてくる。その問いにキングは顎を擦り。
「そうだな。最初に戦った時も見事な腕前だと思ったものだ。だが同時に、どこかチグハグにも思えた。心技体がまったく噛み合ってないような違和感を覚えた。そしてさっきのヤンとの戦いを見て確信に変わった」
「はは、キングがそう言うならやっぱりそうなんだろうね」
自虐的な笑みを浮かべハスラーが返す。
「え、やっぱりって?」
「……僕は槍を扱うのは好きなんだ。元々は我流でやっていたのだけど、限界を感じてね、あの流派の門を叩いて指導を仰いだ。だけどいまいちしっくりこなかったのも事実なのさ」
ハスラーが答える。するとウィンが思い出したように口を開き。
「そういえばヤンが言っていたのだけど、貴方が、師範を気に入らないと言って倒して無理矢理免許皆伝の称号を奪ったって……」
ウィンが告げると、ハスラーは瞑目し。
「間違いじゃないさ。そのとおりだ。はは、そりゃあいつも怒るか」
再び自嘲するハスラーに複雑そうな顔を見せるウィンだった。
「……キング、暫く一人にしてもらってもいいかな?」
「あぁ、わかった」
ハスラーの気持ちを汲み取りウィンと一緒にキングは医務室を後にする。すると受付に戻った二人に気がついたダーテが声を掛けてくる。
「キング、ハスラーくんはどうだった?」
「あぁ意識は回復した。ただ暫く一人になりたいと言うからな」
「そ、そう。大丈夫かな。あの子、自信家だっただけに心配なのよね」
「何、そこまで弱い男じゃないさ」
「だといいんだけどね。あ、ごめんなさいまだ仕事が残っているから」
「あぁ、俺達も一旦出るよ」
「そう。あ、エルフの里については進めておくからね」
「あぁ、ありがとう」
「お願いね!」
「キュ~」
そしてギルドを後にする一行であった――
0
あなたにおすすめの小説
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜
犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。
この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。
これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
大国に囲まれた小国の「魔素無し第四王子」戦記(最強部隊を率いて新王国樹立へ)
たぬころまんじゅう
ファンタジー
小国の第四王子アルス。魔素による身体強化が当たり前の時代に、王族で唯一魔素が無い王子として生まれた彼は、蔑まれる毎日だった。
しかしある日、ひょんなことから無限に湧き出る魔素を身体に取り込んでしまった。その日を境に彼の人生は劇的に変わっていく。
士官学校に入り「戦略」「戦術」「武術」を学び、仲間を集めたアルスは隊を結成。アルス隊が功績を挙げ、軍の中で大きな存在になっていくと様々なことに巻き込まれていく。
領地経営、隣国との戦争、反乱、策略、ガーネット教や3大ギルドによる陰謀にちらつく大国の影。様々な経験を経て「最強部隊」と呼ばれたアルス隊は遂に新王国樹立へ。
異能バトル×神算鬼謀の戦略・戦術バトル!
圧倒的不利な状況を武と知略で切り抜ける!
☆史実に基づいた戦史、宗教史、過去から現代の政治や思想、経済を取り入れて書いた大河ドラマをお楽しみください☆
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
異世界では地味な俺が、なぜか神々に最愛されて無双してる件
fuwamofu
ファンタジー
平凡な高校生・桐生ユウは、女神の手違いで異世界に転生した。
チートもスキルも貰えず、冒険者登録すらままならない落ちこぼれ……のはずだった。
しかし周囲の異常な好感度、意味不明な強運、そして隠された神格スキルによって、ユウは「無自覚に全能」な存在へと覚醒していく。
気づけば女神も姫騎士も魔王娘も彼に夢中。誤解と崇拝が加速する中、ユウの“地味な日常”は世界を揺るがす伝説になっていく。
笑いあり、胸キュンあり、ざまぁありの最強(なのに本人だけ気づいてない)異世界ファンタジー開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる