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第2章 球技を扱う冒険者編
第52話 キングとヤン
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「何だと貴様!」
「ここにいるのが誰だかわかって言っているのか!」
「そのつもりだ。だが、どんな奴だろうと、店に迷惑かけるようなのはただの迷惑な客だろう」
「てめぇ! ぶっ殺してやる!」
「待て」
キングの言動に緊迫感が高まる。周囲の屈強な男たちが立ち上がるが、ヤンがそれを制した。
「ふん、随分と強気な野郎だ。まさかお前、あのハスラーの仇でも取ろうってのか?」
ヤンの目つきは険しい。いきり立つ連中を止めはしたが事と返答次第ではすぐにでも襲いかかってきそうだ。
「ヤン様。こいつらあのハスラーと関係してるんですかい?」
「あぁ。あいつと親しそうにしていた連中さ」
「てことは、それを逆恨みしてこんな真似してるってことか!」
「勘違いするな。あんたとハスラーの問題に口出すつもりなんて毛頭ない。だがこの店には俺達も含めて他にも客がいる。にも関わらず他の客の迷惑も顧みないお前らは少々品がなさすぎる」
「はは、冒険者みたいな野蛮な連中が品とは笑わせてくれる」
ヤンが鼻で笑うと他の連中も揃ってキングを嘲笑しだした。
「全くだ! 冒険者なんてのは教養もろくになってないようなゴロツキ連中だろうが」
「品なんてどこかに捨ててきたような連中の集まりだろう?」
「人間になりきれない猿どもが品とはおこがましい」
「だがお前たちよりは礼儀も道理もなってると思うぞ」
「「「「「何だとテメェ!」」」」」
更に何人かが椅子を蹴飛ばしながら立ち上がった。血の気が多い連中だな、とキングも呆れる。
「さっきから聞いてると喧嘩を売ってるようにしか思えないんだがな?」
ギロリと睨みを利かすヤンだが、キングは怯まない。
「何度も言わせるな。お前とハスラーの因縁に首を突っ込む気はない」
「ふん、つまりお前は俺にビビってるってことだろう? ハスラーが俺に手も足も出せず無様に負けた姿を見て、内心震え上がってるってところか」
「なるほどそういうことか」
「あのハスラーでさえ冒険者としてはそれなりのランクだったといいますからねぇ」
「先生に負けて醜態を晒したあんなのが冒険者でそれなりとは、本当に冒険者というのは大したことありませんなぁ」
そしてゲラゲラと下品な笑い声を上げる。その様子にウィンは頬をぷくぅと膨らませた。ボールの頭からも湯気が吹き出ている。
「ちょっとあんたたちねぇ!」
「お前たちは何か勘違いしているようだが」
ウィンが怒りに任せて声を上げるが、それに割り込むようにキングも口を開き。
「別に負けることは無様でも何でもない。俺らみたいな仕事をしていれば敗北を知らないほうが珍しいのさ。重要なのはたとえ負けてもへこたれることなく立ち上がれるかどうかだ」
「立ち上がる? ククッ、だとしたらもう無理だろうな。俺様にあれだけやられたら二度と槍を持つこともないだろう」
「お前はどうやら人を見る目がないようだな」
「何?」
ヤンがムスッとした顔を見せ眉を顰める。
「ハスラーはあの程度でへこたれるほど弱くはない。それに実力もある。今度お前の前に現れる時は今よりずっと強くなっている筈だ。お前なんかよりずっとな」
キングがはっきりと言い放つ。するとヤンが大口を上げて笑い出した。
「あの塵が俺より強くだと! 面白い冗談だ!」
「俺はこういう冗談は嫌いだ」
「ほう? 言ったな。ならば証明してもらおう。そうだな1ヶ月だ。1ヶ月後また冒険者ギルドに出向いてやろう。その時にでもハスラーと再戦してやる。だが、そこまで言ったんだ。もしハスラーが負けたらそれなりの代償は払ってもらうぞ?」
「代償だと?」
「そうだ。先ずお前には冒険者をやめてもらう。そしてそこのエルフとスライムは俺達が頂く」
ヤンが一方的な要求を突きつけてきた。だが、キングは顔を顰め。
「そんな約束、出来るわけがないだろう」
「何だと? 貴様、散々偉そうなことを言っておいて怖気づいたか!」
「いや、そういう問題じゃ――」
「わかったわよ!」
「……は?」
「1ヶ月後にハスラーが負けたらお前たちの物にでもなんでもなってあげるわ!」
「キュッキュッ~!」
「お、おいおい――」
ウィンとボールがヤン達の条件を受けてしまった。まさかこんなことを言い出すとはキングは頭に手を当て弱った顔を見せた。
「よし! 言質はとったぞ! 後で知らぬ存ぜぬでは通らんからな! さぁ、お前たちいくぞ。もうここで飲み食いする気も起きんからな!」
「へい!」
「へへ、1ヶ月後にはあのエルフが俺らのものになるのか」
そして連中は店から出ていった。何人かのウィンを見る目が気になるところでもあったが。
「あ、あのありがとうございました!」
「いや、別に大したことではないし、むしろ結局いざこざを起こしてしまって申し訳ない」
「そんなことはないですよ! あ、今日の食事代はサービスさせて頂きますので!」
それはキングも申し訳ないと思ったが、店長からもどうしてもと言われたので厚意に甘えることにしたキングたちだが――
「それにしてもあんな約束をしてしまうとは……」
「ご、ごめんねキング。ついつい頭に血がのぼってしまって……」
「キュ~……」
ウィンもボールも反省しているようだ。しかし条件を受け入れてしまった以上は仕方ない。
しかし、本人の知らないところで勝手にハスラーの勝負まで決めてしまったのは問題でもあった。
一体どう説明すべきかと言ったところでもあるが。
「とにかく、ハスラーに会いに行く前に情報を知っておくか」
そしてウィンとボールを連れてキングはサポッタのところへ向かった。
「靴を磨いてもらえるかい?」
「へい、キングの旦那。しかし今日は偉い美人のエルフをつれてるねぇ」
「いやだ偉人なんてぇ。て、キングこの人は?」
「情報屋さ。何度か世話になっていてな。色んな情報を知っている」
「へぇ、そんな風には見えないけどね」
「へへ、そのとおりだ。俺なんてしがないケチな情報屋でしかない。例えば嬢ちゃんは不器用なエルフで精霊魔法が上手く扱えず、失敗続きだったということや、里のブローニュ大森林から追放された過去があるということぐらいしか知らないケチな情報屋でさぁ」
「えぇええ! どうして知ってるの!」
「はっはっは、それがサポッタの凄い所だ」
驚くウィンに笑顔を見せるキングであり。
「ならこれで今日も頼む」
「へへ、いつも済まないねぇ。で? 今日知りたいのは何だい?」
キングが多めに代金を渡すとサポッタが上機嫌でキングに問いかける。
「あぁ、知りたいのはハスラーという冒険者のことだ。無尽流無槍術との間に因縁がありそうだが、それについて詳しく知りたい」
「ここにいるのが誰だかわかって言っているのか!」
「そのつもりだ。だが、どんな奴だろうと、店に迷惑かけるようなのはただの迷惑な客だろう」
「てめぇ! ぶっ殺してやる!」
「待て」
キングの言動に緊迫感が高まる。周囲の屈強な男たちが立ち上がるが、ヤンがそれを制した。
「ふん、随分と強気な野郎だ。まさかお前、あのハスラーの仇でも取ろうってのか?」
ヤンの目つきは険しい。いきり立つ連中を止めはしたが事と返答次第ではすぐにでも襲いかかってきそうだ。
「ヤン様。こいつらあのハスラーと関係してるんですかい?」
「あぁ。あいつと親しそうにしていた連中さ」
「てことは、それを逆恨みしてこんな真似してるってことか!」
「勘違いするな。あんたとハスラーの問題に口出すつもりなんて毛頭ない。だがこの店には俺達も含めて他にも客がいる。にも関わらず他の客の迷惑も顧みないお前らは少々品がなさすぎる」
「はは、冒険者みたいな野蛮な連中が品とは笑わせてくれる」
ヤンが鼻で笑うと他の連中も揃ってキングを嘲笑しだした。
「全くだ! 冒険者なんてのは教養もろくになってないようなゴロツキ連中だろうが」
「品なんてどこかに捨ててきたような連中の集まりだろう?」
「人間になりきれない猿どもが品とはおこがましい」
「だがお前たちよりは礼儀も道理もなってると思うぞ」
「「「「「何だとテメェ!」」」」」
更に何人かが椅子を蹴飛ばしながら立ち上がった。血の気が多い連中だな、とキングも呆れる。
「さっきから聞いてると喧嘩を売ってるようにしか思えないんだがな?」
ギロリと睨みを利かすヤンだが、キングは怯まない。
「何度も言わせるな。お前とハスラーの因縁に首を突っ込む気はない」
「ふん、つまりお前は俺にビビってるってことだろう? ハスラーが俺に手も足も出せず無様に負けた姿を見て、内心震え上がってるってところか」
「なるほどそういうことか」
「あのハスラーでさえ冒険者としてはそれなりのランクだったといいますからねぇ」
「先生に負けて醜態を晒したあんなのが冒険者でそれなりとは、本当に冒険者というのは大したことありませんなぁ」
そしてゲラゲラと下品な笑い声を上げる。その様子にウィンは頬をぷくぅと膨らませた。ボールの頭からも湯気が吹き出ている。
「ちょっとあんたたちねぇ!」
「お前たちは何か勘違いしているようだが」
ウィンが怒りに任せて声を上げるが、それに割り込むようにキングも口を開き。
「別に負けることは無様でも何でもない。俺らみたいな仕事をしていれば敗北を知らないほうが珍しいのさ。重要なのはたとえ負けてもへこたれることなく立ち上がれるかどうかだ」
「立ち上がる? ククッ、だとしたらもう無理だろうな。俺様にあれだけやられたら二度と槍を持つこともないだろう」
「お前はどうやら人を見る目がないようだな」
「何?」
ヤンがムスッとした顔を見せ眉を顰める。
「ハスラーはあの程度でへこたれるほど弱くはない。それに実力もある。今度お前の前に現れる時は今よりずっと強くなっている筈だ。お前なんかよりずっとな」
キングがはっきりと言い放つ。するとヤンが大口を上げて笑い出した。
「あの塵が俺より強くだと! 面白い冗談だ!」
「俺はこういう冗談は嫌いだ」
「ほう? 言ったな。ならば証明してもらおう。そうだな1ヶ月だ。1ヶ月後また冒険者ギルドに出向いてやろう。その時にでもハスラーと再戦してやる。だが、そこまで言ったんだ。もしハスラーが負けたらそれなりの代償は払ってもらうぞ?」
「代償だと?」
「そうだ。先ずお前には冒険者をやめてもらう。そしてそこのエルフとスライムは俺達が頂く」
ヤンが一方的な要求を突きつけてきた。だが、キングは顔を顰め。
「そんな約束、出来るわけがないだろう」
「何だと? 貴様、散々偉そうなことを言っておいて怖気づいたか!」
「いや、そういう問題じゃ――」
「わかったわよ!」
「……は?」
「1ヶ月後にハスラーが負けたらお前たちの物にでもなんでもなってあげるわ!」
「キュッキュッ~!」
「お、おいおい――」
ウィンとボールがヤン達の条件を受けてしまった。まさかこんなことを言い出すとはキングは頭に手を当て弱った顔を見せた。
「よし! 言質はとったぞ! 後で知らぬ存ぜぬでは通らんからな! さぁ、お前たちいくぞ。もうここで飲み食いする気も起きんからな!」
「へい!」
「へへ、1ヶ月後にはあのエルフが俺らのものになるのか」
そして連中は店から出ていった。何人かのウィンを見る目が気になるところでもあったが。
「あ、あのありがとうございました!」
「いや、別に大したことではないし、むしろ結局いざこざを起こしてしまって申し訳ない」
「そんなことはないですよ! あ、今日の食事代はサービスさせて頂きますので!」
それはキングも申し訳ないと思ったが、店長からもどうしてもと言われたので厚意に甘えることにしたキングたちだが――
「それにしてもあんな約束をしてしまうとは……」
「ご、ごめんねキング。ついつい頭に血がのぼってしまって……」
「キュ~……」
ウィンもボールも反省しているようだ。しかし条件を受け入れてしまった以上は仕方ない。
しかし、本人の知らないところで勝手にハスラーの勝負まで決めてしまったのは問題でもあった。
一体どう説明すべきかと言ったところでもあるが。
「とにかく、ハスラーに会いに行く前に情報を知っておくか」
そしてウィンとボールを連れてキングはサポッタのところへ向かった。
「靴を磨いてもらえるかい?」
「へい、キングの旦那。しかし今日は偉い美人のエルフをつれてるねぇ」
「いやだ偉人なんてぇ。て、キングこの人は?」
「情報屋さ。何度か世話になっていてな。色んな情報を知っている」
「へぇ、そんな風には見えないけどね」
「へへ、そのとおりだ。俺なんてしがないケチな情報屋でしかない。例えば嬢ちゃんは不器用なエルフで精霊魔法が上手く扱えず、失敗続きだったということや、里のブローニュ大森林から追放された過去があるということぐらいしか知らないケチな情報屋でさぁ」
「えぇええ! どうして知ってるの!」
「はっはっは、それがサポッタの凄い所だ」
驚くウィンに笑顔を見せるキングであり。
「ならこれで今日も頼む」
「へへ、いつも済まないねぇ。で? 今日知りたいのは何だい?」
キングが多めに代金を渡すとサポッタが上機嫌でキングに問いかける。
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