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8月編(夏休み編)
第17話 文月栞、デート勝負に巻き込まれる。一日目【神楽坂編】
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前回までのあらすじ。
夏休み、曽根崎逢瀬と一緒に夏祭りに遊びに来た文月栞は、偶然にも神楽坂緋月、桐生京介と出くわす。
さらに屋台でバイトをしていた二ノ宮銀城や、たまたま遊びに来ていた中島猫春とも遭遇。要するにいつものメンバーが集まってしまう。
男同士で昼ドラ的ドロドロ修羅場展開になってしまい、栞は夏休みの五日間、一人一日ずつ男子たちとデートをして誰が一番栞を満足させられるかという勝負に巻き込まれることに。
栞は正直めっちゃめんどくさいと思っていたのであった。
夏休みデート勝負、一日目は神楽坂緋月とのデートから始まる。
私――文月栞は暴力の権化だったがゆえにデートというものがよくわからないし、やる気もない。
とりあえず神楽坂に失礼のないよう、ある程度の清潔感は守りつつ、Tシャツにズボンというラフな格好で待ち合わせ場所に出かけることにした。まあ見方によっては御曹司相手にそんなラフ過ぎる格好も失礼なのかもしれないのだが、やる気の出ないものは仕方ない。なんかもう五日間全部Tシャツとズボンでいいんじゃないかとすら思っている。むしろそのほうが公平性があるのでは?
家から一歩出ると、日差しが強く、道路のアスファルトからムンムンと熱気が込み上げている。陽炎が見えるレベル。一歩出ただけなのにもう家に帰りたい。
そう思っていると、見知らぬ車が家の前で停まった。黒塗りの高級車。もう誰が出てくるか予想がつく。
「待ち合わせ場所まで歩いていくのはお辛いかと思いまして、お迎えに上がりました」
車の後部座席のドアを開けて、神楽坂は微笑みながらそう言った。
「ありがとうございます」
別に感謝はしていないのだが形だけはお礼を言って、私は後部座席、神楽坂の隣に乗り込む。
「随分とまた簡素な服装ですね」
「すみませんね、庶民はこういう服しか持ってないんですよ」
私はテキトーな嘘をついた。ちなみに神楽坂はワイシャツにベスト姿である。どんだけおしゃれに気合い入れてるんだ。
「そうですか……困りましたね……」
神楽坂は顎に手を当て、考え込む仕草をする。何が困るというのだろう。
「ではまず、服装を変えるところから始めましょうか」
神楽坂は運転手に何やら伝えると、ほどなくして車が発進した。
着いた場所は高級ブティック。私みたいな庶民の学生にはとんと縁のない場所である。
神楽坂にうやうやしく手を取られ、ブティックの中へ入っていく。
神楽坂は慣れた様子で、女性の店員に何やら話しかける。
すると、その女性店員に案内されて、私は試着室へと入った。
渡された服はおしゃれに疎い私でも知っている高級ブランド一式で思わずぎょっとする。
こ……これを着ろと……!?
うろたえて女性店員の顔を見ても、ニコニコ笑っているだけで、試着室のカーテンを閉められてしまった。
着るしか……なさそうだな……。
「とてもお似合いですよ、栞さん」
渡された服を不承不承着て試着室を出た私を見て、神楽坂はニッコリと微笑む。
「いや……馬子にも衣装ってやつでしょうこれは……」
店員も内心バカにして笑ってるんじゃないだろうか。
「そんなことはありませんよ。本当に、磨けば光る原石のような女性ですね……」
神楽坂は目を細めてうっとりしている様子だった。
磨けば光るって褒められてると受け取っていいのか微妙だな……。
「栞さん、こちらへ。ここに座ってください」
神楽坂が四角いクッション椅子を手でポンポン叩く。
わけもわからぬまま座ると、神楽坂は私の靴を脱がし始めた。
「な、なんっ……なんですか?」
「服に合う靴を用意させましたので、履き替えていただこうかと」
どうやら、神楽坂自ら靴を履かせてくれるらしい。……御曹司にこんなことやらせていいのかな。
「あの、自分で履けますので……」
「いえ、わたくしに任せてください」
見ると、私が普段履いているスニーカーとはぜんぜん違う。ヒールが高い。これ履いてちゃんと歩けるかな。
私の心配を他所に、神楽坂は壊れ物を扱うように、丁寧にハイヒールを履かせてくれる。
その大事に扱われている感は落ち着かない。なぜかそわそわしてしまう。
「少し、歩いてみていただけますか?」
ハイヒールを履かせ終わったらしく、神楽坂は私を支えて立たせてくれる。
神楽坂に支えられながら少し歩いてみたが、やはりハイヒールなんて履いたことがないのでふらつく。何かの拍子に転んでしまいそうだ。
「ヒールが高いほうが美脚感が出るのですが、もう少し低いほうがいいですね。これは危なっかしい」
神楽坂がそう言った途端、察しのいい店員が別の靴を持ってくる。
靴を履かされて試しに歩いてみて、を繰り返して、ようやく安定して歩けるようになった。
その様子を見てやっと服と靴が決定したらしく、神楽坂は店員にカードを手渡す。……高校生の身分でカードなんて持ってるのか、コイツ。たしか高校生ってクレジットカードは持てないはずだよな。デビットカードか……? いや、高級ブランド買うのにデビットカードで払える財力が……?
そこまで考察してはたと気づく。
「せ、先輩! この服と靴、買うんですか!?」
「え、はい。栞さんにプレゼントしようと思いまして」
「いやいやいや、使う機会ないですよこんな庶民に!」
高級ブランドなんておっかなすぎてそうそう着れない。
「ふふ、これから使うので気にしなくていいですよ」
神楽坂は優雅に笑う。
これから? どういうことだろう。
高級ブティックを出て、また車に乗ってどこかへと連れて行かれる。
「あの……こんなもの買っていただいても何も返せないんですけど……」
「デートなんですから、そんなことは気にしなくていいんですよ?」
神楽坂は困ったように笑う。
「……まあ、身体で払ってくれるというのなら断りはしませんが」
「プレゼントあざーっす! いや~、貢がれるのってこんなに気分いいんですね!」
私は無理やり回避した。
「そうそう、何も言わず受け取ってくださればいいんですよ。ふふ、そういうウブなところもお可愛らしいですがね」
二つくらいしか歳が違わないくせに、なんなんだろう、この余裕というか色気というか……。本当に高校生か?
話しているうちに、車が目的地に到着したらしい。
そこは、会員制のレストランらしかった。
「この店はドレスコードがあるので、入るには着替えていただくしかなかったんです」
神楽坂はそう説明しながら私を伴ってレストランに入る。
「神楽坂様、お待ちしておりました」
まだ学生の身分でありながら、レストランの店員に慇懃に扱われている。
テーブルまで案内され、フランス料理のフルコースをご馳走される。
……フランス料理って、なんであんな皿の中に小さくチョコンと料理が乗ってるだけなんだろうと思ってたけど、コース料理になると結構品数が出るから意外と腹一杯になるんだな。勉強になった。
神楽坂にテーブルマナーを教えてもらい、四苦八苦しながら料理を食べ、店を出る頃にはもう夕方だった。
「最後にもう一軒寄ってもいいですか?」
神楽坂は疑問形でありながら有無を言わせず車を向かわせる。
……今度はアクセサリーショップか。
店員に指の太さを測られ、指輪をプレゼントされた。
「……まさかとは思いますけど、これもしかして婚約指輪とか言いませんよね……?」
「まさか、ただのペアリングですよ。婚約指輪ならもっと高価なものを用意させます」
さっきこのペアリングの値段見たときもとんでもない価格でしたけど……。
神楽坂は優しく私の手を取って、指輪をはめてくれた。
「まあ、いずれは婚約指輪も作れればいいなとは思ってますがね」
「……」
どうしよう……結婚する気満々だこの人……。
その後、車で自宅の前まで送ってもらって、その日のデートは終了した。
その日の夜。
『さて、今日の神楽坂先輩のデートの点数だけど』
例の夏祭りでデート勝負が開催されることが決まってから、私たち六人はメッセージアプリでトークルームを作った。
つまりは私の連絡先を全員に掴まれたことになるのだが、まあそれはおいといて。
『ズバリ、栞ちゃんは十点中何点だと思った?』
曽根崎が単刀直入に訊ねる。
『うーん……三点……いや、せめて五点かな……』
『なん……ですって……』
思わぬ低評価に、神楽坂の絶句が文面から伝わる。
『なぜ!? なぜですか栞さん!?』
『いや……住む世界が違いすぎるというか……毎回あんなデートされたら肩凝りそうだなって……』
『ハッハー、金銭感覚の違いが敗因だな神楽坂先輩』
曽根崎はまだデートすらしていないのに勝ち誇った文章が見て取れる。
『でもいただいたプレゼントは大切にしますね、先輩』
『ええ、ええ、形として思い出に残ればそれで……』
神楽坂は珍しく落ち込んでいるようだった。
『ところで先輩からいただいた指輪をお風呂に入るときに外したら、はめてた部分に「K」というイニシャルの跡が残ってたんですがこれは……?』
『「神楽坂」のKです。所有印みたいで素敵でしょう?』
『……この指輪、捨てていいですか?』
『そんなご無体な!』
ひとまず指輪は買った箱に大事にしまっておくことにした。
〈続く〉
夏休み、曽根崎逢瀬と一緒に夏祭りに遊びに来た文月栞は、偶然にも神楽坂緋月、桐生京介と出くわす。
さらに屋台でバイトをしていた二ノ宮銀城や、たまたま遊びに来ていた中島猫春とも遭遇。要するにいつものメンバーが集まってしまう。
男同士で昼ドラ的ドロドロ修羅場展開になってしまい、栞は夏休みの五日間、一人一日ずつ男子たちとデートをして誰が一番栞を満足させられるかという勝負に巻き込まれることに。
栞は正直めっちゃめんどくさいと思っていたのであった。
夏休みデート勝負、一日目は神楽坂緋月とのデートから始まる。
私――文月栞は暴力の権化だったがゆえにデートというものがよくわからないし、やる気もない。
とりあえず神楽坂に失礼のないよう、ある程度の清潔感は守りつつ、Tシャツにズボンというラフな格好で待ち合わせ場所に出かけることにした。まあ見方によっては御曹司相手にそんなラフ過ぎる格好も失礼なのかもしれないのだが、やる気の出ないものは仕方ない。なんかもう五日間全部Tシャツとズボンでいいんじゃないかとすら思っている。むしろそのほうが公平性があるのでは?
家から一歩出ると、日差しが強く、道路のアスファルトからムンムンと熱気が込み上げている。陽炎が見えるレベル。一歩出ただけなのにもう家に帰りたい。
そう思っていると、見知らぬ車が家の前で停まった。黒塗りの高級車。もう誰が出てくるか予想がつく。
「待ち合わせ場所まで歩いていくのはお辛いかと思いまして、お迎えに上がりました」
車の後部座席のドアを開けて、神楽坂は微笑みながらそう言った。
「ありがとうございます」
別に感謝はしていないのだが形だけはお礼を言って、私は後部座席、神楽坂の隣に乗り込む。
「随分とまた簡素な服装ですね」
「すみませんね、庶民はこういう服しか持ってないんですよ」
私はテキトーな嘘をついた。ちなみに神楽坂はワイシャツにベスト姿である。どんだけおしゃれに気合い入れてるんだ。
「そうですか……困りましたね……」
神楽坂は顎に手を当て、考え込む仕草をする。何が困るというのだろう。
「ではまず、服装を変えるところから始めましょうか」
神楽坂は運転手に何やら伝えると、ほどなくして車が発進した。
着いた場所は高級ブティック。私みたいな庶民の学生にはとんと縁のない場所である。
神楽坂にうやうやしく手を取られ、ブティックの中へ入っていく。
神楽坂は慣れた様子で、女性の店員に何やら話しかける。
すると、その女性店員に案内されて、私は試着室へと入った。
渡された服はおしゃれに疎い私でも知っている高級ブランド一式で思わずぎょっとする。
こ……これを着ろと……!?
うろたえて女性店員の顔を見ても、ニコニコ笑っているだけで、試着室のカーテンを閉められてしまった。
着るしか……なさそうだな……。
「とてもお似合いですよ、栞さん」
渡された服を不承不承着て試着室を出た私を見て、神楽坂はニッコリと微笑む。
「いや……馬子にも衣装ってやつでしょうこれは……」
店員も内心バカにして笑ってるんじゃないだろうか。
「そんなことはありませんよ。本当に、磨けば光る原石のような女性ですね……」
神楽坂は目を細めてうっとりしている様子だった。
磨けば光るって褒められてると受け取っていいのか微妙だな……。
「栞さん、こちらへ。ここに座ってください」
神楽坂が四角いクッション椅子を手でポンポン叩く。
わけもわからぬまま座ると、神楽坂は私の靴を脱がし始めた。
「な、なんっ……なんですか?」
「服に合う靴を用意させましたので、履き替えていただこうかと」
どうやら、神楽坂自ら靴を履かせてくれるらしい。……御曹司にこんなことやらせていいのかな。
「あの、自分で履けますので……」
「いえ、わたくしに任せてください」
見ると、私が普段履いているスニーカーとはぜんぜん違う。ヒールが高い。これ履いてちゃんと歩けるかな。
私の心配を他所に、神楽坂は壊れ物を扱うように、丁寧にハイヒールを履かせてくれる。
その大事に扱われている感は落ち着かない。なぜかそわそわしてしまう。
「少し、歩いてみていただけますか?」
ハイヒールを履かせ終わったらしく、神楽坂は私を支えて立たせてくれる。
神楽坂に支えられながら少し歩いてみたが、やはりハイヒールなんて履いたことがないのでふらつく。何かの拍子に転んでしまいそうだ。
「ヒールが高いほうが美脚感が出るのですが、もう少し低いほうがいいですね。これは危なっかしい」
神楽坂がそう言った途端、察しのいい店員が別の靴を持ってくる。
靴を履かされて試しに歩いてみて、を繰り返して、ようやく安定して歩けるようになった。
その様子を見てやっと服と靴が決定したらしく、神楽坂は店員にカードを手渡す。……高校生の身分でカードなんて持ってるのか、コイツ。たしか高校生ってクレジットカードは持てないはずだよな。デビットカードか……? いや、高級ブランド買うのにデビットカードで払える財力が……?
そこまで考察してはたと気づく。
「せ、先輩! この服と靴、買うんですか!?」
「え、はい。栞さんにプレゼントしようと思いまして」
「いやいやいや、使う機会ないですよこんな庶民に!」
高級ブランドなんておっかなすぎてそうそう着れない。
「ふふ、これから使うので気にしなくていいですよ」
神楽坂は優雅に笑う。
これから? どういうことだろう。
高級ブティックを出て、また車に乗ってどこかへと連れて行かれる。
「あの……こんなもの買っていただいても何も返せないんですけど……」
「デートなんですから、そんなことは気にしなくていいんですよ?」
神楽坂は困ったように笑う。
「……まあ、身体で払ってくれるというのなら断りはしませんが」
「プレゼントあざーっす! いや~、貢がれるのってこんなに気分いいんですね!」
私は無理やり回避した。
「そうそう、何も言わず受け取ってくださればいいんですよ。ふふ、そういうウブなところもお可愛らしいですがね」
二つくらいしか歳が違わないくせに、なんなんだろう、この余裕というか色気というか……。本当に高校生か?
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神楽坂はそう説明しながら私を伴ってレストランに入る。
「神楽坂様、お待ちしておりました」
まだ学生の身分でありながら、レストランの店員に慇懃に扱われている。
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神楽坂は疑問形でありながら有無を言わせず車を向かわせる。
……今度はアクセサリーショップか。
店員に指の太さを測られ、指輪をプレゼントされた。
「……まさかとは思いますけど、これもしかして婚約指輪とか言いませんよね……?」
「まさか、ただのペアリングですよ。婚約指輪ならもっと高価なものを用意させます」
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神楽坂は優しく私の手を取って、指輪をはめてくれた。
「まあ、いずれは婚約指輪も作れればいいなとは思ってますがね」
「……」
どうしよう……結婚する気満々だこの人……。
その後、車で自宅の前まで送ってもらって、その日のデートは終了した。
その日の夜。
『さて、今日の神楽坂先輩のデートの点数だけど』
例の夏祭りでデート勝負が開催されることが決まってから、私たち六人はメッセージアプリでトークルームを作った。
つまりは私の連絡先を全員に掴まれたことになるのだが、まあそれはおいといて。
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『うーん……三点……いや、せめて五点かな……』
『なん……ですって……』
思わぬ低評価に、神楽坂の絶句が文面から伝わる。
『なぜ!? なぜですか栞さん!?』
『いや……住む世界が違いすぎるというか……毎回あんなデートされたら肩凝りそうだなって……』
『ハッハー、金銭感覚の違いが敗因だな神楽坂先輩』
曽根崎はまだデートすらしていないのに勝ち誇った文章が見て取れる。
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『ええ、ええ、形として思い出に残ればそれで……』
神楽坂は珍しく落ち込んでいるようだった。
『ところで先輩からいただいた指輪をお風呂に入るときに外したら、はめてた部分に「K」というイニシャルの跡が残ってたんですがこれは……?』
『「神楽坂」のKです。所有印みたいで素敵でしょう?』
『……この指輪、捨てていいですか?』
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ひとまず指輪は買った箱に大事にしまっておくことにした。
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