18 / 35
8月編(夏休み編)
第18話 文月栞、デート勝負に巻き込まれる。二日目【桐生編】
しおりを挟む
「はじめに申し上げておきますが、当方は貴様に恋愛的興味は一切ございません」
夏休みデート勝負、二日目。
デートの待ち合わせ場所に現れた桐生京介は開口一番、そう宣言した。
「ただ緋月様のご命令に従ってデート勝負に参加するだけです。勘違いしないように」
そう言いつつきちんとした服装でデートに来てくれるの、ホント律儀っていうか……。
私――文月栞は一日目と同様、Tシャツとズボンというラフな格好である。なんか申し訳なくなってきた。
「そのくらい正直なほうがかえってありがたいです。私も桐生先輩と付き合いたいとは思っていません」
私も正直に自分の気持ちを打ち明ける。
「ただ、桐生先輩には神楽坂先輩へのストッパーになってほしい。そのために仲良くしておきたいですね」
「ビジネスライクな関係、なかなか良いご提案だと思います」
私の言葉に、桐生先輩は素直にうなずく。
「正直なところ、緋月様は以前縁談を破棄した良家のご令嬢と結ばれたほうが幸せなように思えるのです」
「私もそう思います」
神楽坂緋月先輩は私をいたく気に入っているようだが、昨日のデートで価値観の違いというか、住む世界が違うのがはっきりした。
その良家のご令嬢とやらは会ったことないので知らないけど、価値観が近い人間と結ばれたほうが、お互い幸せだと思う。
今回は桐生先輩と少しでも仲良くなって、そのご令嬢との縁談を復縁する手助けになればいいな、程度に思っている。
神楽坂先輩が私に執着し続けている限り、きっと神楽坂先輩は幸せにはなれない。なぜなら私に振り向く気がないから。
腹心である桐生先輩の努力が実を結んで、神楽坂先輩が目を覚ましてくれるといいけど……。
「デートの内容ですが……当方は貴様の好きなものや趣味など存じ上げません。とりあえず映画に行きますのでお好きなものを選びなさい」
そう言って、桐生先輩はおみくじ町の隣りにある大きな街の映画館に連れて行ってくれた。
私はテレビでCMを見て気になっていたアクション映画を選ぶ。ついでに飲み物とポップコーンも買っておく。
「貴様はこういうのがお好みですか」
「恋愛映画よりは見てて楽しいですね」
恋愛系はなんか、見ててムズムズする。かゆくなるというか。
「それは同感です。気が合いますね」
無表情な先輩が、かすかに表情を柔らかくしたような気がした。いや、気のせいかもしれない。間違い探しレベルで些細な違いすぎてよくわからない。
アクション映画はとても楽しかった。笑いあり涙あり、また笑いあり。アクションシーンも大迫力でとてもハラハラワクワクした。やっぱり映画館の大きなスクリーンはテレビで見るのとは大違いだ。マナーの悪い客がいなかったのも幸運だった。
「は~っ、面白かった! 先輩はどうでしたか?」
「そうですね、面白かったです」
桐生先輩は相変わらず無表情だったが、つまらない、という表情ではなかった。……なんか、だんだん先輩の表情が読めるようになってきてないか? 何考えてるのかは未だによくわかんないけど。
映画館を出ると、街の人混みはおみくじ町の比ではない。夏祭りを思い出す。気をつけないとはぐれてしまいそうだ。
桐生先輩も同じことを考えていたらしく、私の手首を掴む。
「……普通こういうの、手をつないだりしません?」
「はぐれなければ何でもいいでしょう。こんな大きな街で迷子にでもなられたら探すのに一苦労ですし、緋月様にも叱られてしまいます。仕方なく、です」
照れ隠しなのか何なのか、桐生先輩はぶっきらぼうな態度である。
「まあ、何でもいいですけど。次はどこ行きます?」
「……最初に申し上げたとおり、当方は貴様の好みなど存じ上げません。ですので、一般的な女性が好みそうな場所へ向かいます」
「わかりました」
一般的な女性の喜ぶ場所が果たして私の好みに合うのかは分からないが、せっかくの申し出だしおとなしく受けておくことにした。
……なぜだろう、神楽坂先輩よりも桐生先輩のほうが一般人に近いせいか、厚意を素直に受け取ることが出来る。
桐生先輩に手首を引かれ、たどり着いた場所はスイーツバイキングだった。
たしかに女子はこういうの好きなイメージある。
「女性は甘いものが好きだと伺いました」
スイーツを選んで、私たちは席につく。
「私より先輩のほうが食べてる量多くないですか? 甘いもの好きなんですか?」
ふわふわのパンケーキにシロップをたっぷり、生クリームをふんだんに乗せて、いちごやブルーベリーまで添えてある。てんこ盛りって感じだ。
「……ノーコメントで」
桐生先輩はそっと目をそらす。
……少し、可愛いと思ってしまった。
「そういえばミミズ腫れ、すっかり治りましたね」
以前――六月に神楽坂邸に監禁されたとき、桐生先輩が助けてくれたことがある。
そのとき神楽坂先輩からお仕置きだか罰だか知らないけど、桐生先輩は顔に鞭を打たれ、ミミズ腫れになってしまったのだ。
その傷はすっかり癒えて、もう痕も残っていない。
「あのときはえらい目に遭いました」
桐生先輩は無表情のまま、じとっ……と恨めしげな目で私を見る。
「えらい目に遭ったのはこっちも一緒ですよ。変態な主人を持つと苦労しますね」
「緋月様への誹謗中傷は許しません」
パンケーキを頬張りながら言われてもなあ……。
「あのときは助けていただいて本当にありがとうございました」
私はペコリと頭を下げる。
「何度お礼を言ったら気が済むのですか、貴様は」
桐生先輩は鬱陶しそうに目を細める。
「いやあ、だって、命の恩人ですし」
「別に緋月様は命まで取る気はなかったと思いますが……」
いや、だって「ひと晩かけてじっくり食べる」って言ってたし、カニバリズムだよねアレ。死ぬよね普通に。
「あ、クリームついてますよ」
私は何の気なしに桐生先輩の頬についた生クリームを指ですくって、ペロッと舐める。
「!?」
桐生先輩は目を大きく見開いて固まってしまう。
「? どうしました?」
「ふ、文月栞……貴様、よくもそんなことを自然体で……」
「え?」
「いえ……いえ、なんでも……」
桐生先輩は明らかに動揺していた。どうしたんだろう。
「いや~、ここのスイーツ美味しいっすね~」
私はあまり気にせずスイーツに夢中だった。
スイーツバイキングでたらふく食べて店を出る。
……デートとはいえ、桐生先輩にお金を払ってもらうの、なんか申し訳ないな。
デート慣れしてる女なら男におごってもらうなんて当たり前のことなんだろうが、私は不慣れなので落ち着かない。
とはいえ、一度は「割り勘にしましょう」と提案して却下されてしまったので仕方ない。
バイキングの料金くらいなら自分で払えるのに……。
「お待たせいたしました」
店の前で待ちぼうけしていると、桐生先輩が店から出てきた。
「そろそろ帰宅時間ですね、家までお送りいたします」
「ありがとうございます」
桐生先輩のご厚意を素直に受け取る。
「そうそう、会計をしていたらこれをいただいたのですが」
桐生先輩が手を伸ばすので受け取ってみると、ケーキを模したストラップだった。
「へ~、こんなのもらえるんですか。可愛いですね」
「その……カップル限定でお揃いのものを渡しているそうです……」
桐生先輩がもうひとつ、同じストラップを指でつまんでいる。
「貴様とカップルだと思われたことは屈辱ですが、まあお土産代わりに差し上げます」
「はあ、どうも」
「では、帰りましょうか」
ふいっと顔をそらし、桐生先輩はまた私の手首を握る。
……先輩の耳が赤いのは、気のせいだろうか。
まだそんなに寒い時期でもないんだけどなあ……。
さて、家に帰った夜。
私はメッセージアプリのトークルームを開く。
『栞ちゃん、桐生先輩の評価は何点?』
『……前から思ってたんですけど、デートに点数をつけるってなんか失礼じゃありません?』
『だって、数値化しないと客観的に優劣つけられないでしょ』
曽根崎の言うことはもっともなのだが、なんかこう罪悪感があるなあ……。
『栞さん、遠慮なく評価をつけてください』
現在五点で暫定一位の神楽坂先輩も急かしてくる。
『うーん……十点満点中……七点、くらい……』
『桐生、わたくしを差し置いて点数を抜かすとは従者失格ですよ』
『申し訳ありません、緋月様』
『はいはい、神楽坂先輩脅迫しないでください』
これで暫定一位は桐生先輩になった。
『七点の理由は?』
銀城先輩が訊ねてくる。
『もともと桐生先輩は私に好意がないのであまり高得点もどうかと……でも映画もスイーツも庶民の私にレベルを合わせてあって好感触です』
『ハハハ、ますます神楽坂先輩の失態が目立つな』
『曽根崎くんはわたくしに宣戦布告したいのですか?』
『はいはい、喧嘩しない』
なんで私、デート勝負に巻き込まれた上に仲裁までしなきゃいけないんだろう。
『あ、そうだ、桐生先輩。いただいたストラップ、大事にしますね』
私は早速スマホにつけている。スマホカバーがストラップつけられる仕様で良かった。
『ほう。栞さんにプレゼントまで。ほーう』
『お許しください緋月様、不可抗力です』
『従者を脅すの、どうかと思いますよ』
デート勝負二日目は、桐生先輩の意外な側面が見られて案外楽しかった。
〈続く〉
夏休みデート勝負、二日目。
デートの待ち合わせ場所に現れた桐生京介は開口一番、そう宣言した。
「ただ緋月様のご命令に従ってデート勝負に参加するだけです。勘違いしないように」
そう言いつつきちんとした服装でデートに来てくれるの、ホント律儀っていうか……。
私――文月栞は一日目と同様、Tシャツとズボンというラフな格好である。なんか申し訳なくなってきた。
「そのくらい正直なほうがかえってありがたいです。私も桐生先輩と付き合いたいとは思っていません」
私も正直に自分の気持ちを打ち明ける。
「ただ、桐生先輩には神楽坂先輩へのストッパーになってほしい。そのために仲良くしておきたいですね」
「ビジネスライクな関係、なかなか良いご提案だと思います」
私の言葉に、桐生先輩は素直にうなずく。
「正直なところ、緋月様は以前縁談を破棄した良家のご令嬢と結ばれたほうが幸せなように思えるのです」
「私もそう思います」
神楽坂緋月先輩は私をいたく気に入っているようだが、昨日のデートで価値観の違いというか、住む世界が違うのがはっきりした。
その良家のご令嬢とやらは会ったことないので知らないけど、価値観が近い人間と結ばれたほうが、お互い幸せだと思う。
今回は桐生先輩と少しでも仲良くなって、そのご令嬢との縁談を復縁する手助けになればいいな、程度に思っている。
神楽坂先輩が私に執着し続けている限り、きっと神楽坂先輩は幸せにはなれない。なぜなら私に振り向く気がないから。
腹心である桐生先輩の努力が実を結んで、神楽坂先輩が目を覚ましてくれるといいけど……。
「デートの内容ですが……当方は貴様の好きなものや趣味など存じ上げません。とりあえず映画に行きますのでお好きなものを選びなさい」
そう言って、桐生先輩はおみくじ町の隣りにある大きな街の映画館に連れて行ってくれた。
私はテレビでCMを見て気になっていたアクション映画を選ぶ。ついでに飲み物とポップコーンも買っておく。
「貴様はこういうのがお好みですか」
「恋愛映画よりは見てて楽しいですね」
恋愛系はなんか、見ててムズムズする。かゆくなるというか。
「それは同感です。気が合いますね」
無表情な先輩が、かすかに表情を柔らかくしたような気がした。いや、気のせいかもしれない。間違い探しレベルで些細な違いすぎてよくわからない。
アクション映画はとても楽しかった。笑いあり涙あり、また笑いあり。アクションシーンも大迫力でとてもハラハラワクワクした。やっぱり映画館の大きなスクリーンはテレビで見るのとは大違いだ。マナーの悪い客がいなかったのも幸運だった。
「は~っ、面白かった! 先輩はどうでしたか?」
「そうですね、面白かったです」
桐生先輩は相変わらず無表情だったが、つまらない、という表情ではなかった。……なんか、だんだん先輩の表情が読めるようになってきてないか? 何考えてるのかは未だによくわかんないけど。
映画館を出ると、街の人混みはおみくじ町の比ではない。夏祭りを思い出す。気をつけないとはぐれてしまいそうだ。
桐生先輩も同じことを考えていたらしく、私の手首を掴む。
「……普通こういうの、手をつないだりしません?」
「はぐれなければ何でもいいでしょう。こんな大きな街で迷子にでもなられたら探すのに一苦労ですし、緋月様にも叱られてしまいます。仕方なく、です」
照れ隠しなのか何なのか、桐生先輩はぶっきらぼうな態度である。
「まあ、何でもいいですけど。次はどこ行きます?」
「……最初に申し上げたとおり、当方は貴様の好みなど存じ上げません。ですので、一般的な女性が好みそうな場所へ向かいます」
「わかりました」
一般的な女性の喜ぶ場所が果たして私の好みに合うのかは分からないが、せっかくの申し出だしおとなしく受けておくことにした。
……なぜだろう、神楽坂先輩よりも桐生先輩のほうが一般人に近いせいか、厚意を素直に受け取ることが出来る。
桐生先輩に手首を引かれ、たどり着いた場所はスイーツバイキングだった。
たしかに女子はこういうの好きなイメージある。
「女性は甘いものが好きだと伺いました」
スイーツを選んで、私たちは席につく。
「私より先輩のほうが食べてる量多くないですか? 甘いもの好きなんですか?」
ふわふわのパンケーキにシロップをたっぷり、生クリームをふんだんに乗せて、いちごやブルーベリーまで添えてある。てんこ盛りって感じだ。
「……ノーコメントで」
桐生先輩はそっと目をそらす。
……少し、可愛いと思ってしまった。
「そういえばミミズ腫れ、すっかり治りましたね」
以前――六月に神楽坂邸に監禁されたとき、桐生先輩が助けてくれたことがある。
そのとき神楽坂先輩からお仕置きだか罰だか知らないけど、桐生先輩は顔に鞭を打たれ、ミミズ腫れになってしまったのだ。
その傷はすっかり癒えて、もう痕も残っていない。
「あのときはえらい目に遭いました」
桐生先輩は無表情のまま、じとっ……と恨めしげな目で私を見る。
「えらい目に遭ったのはこっちも一緒ですよ。変態な主人を持つと苦労しますね」
「緋月様への誹謗中傷は許しません」
パンケーキを頬張りながら言われてもなあ……。
「あのときは助けていただいて本当にありがとうございました」
私はペコリと頭を下げる。
「何度お礼を言ったら気が済むのですか、貴様は」
桐生先輩は鬱陶しそうに目を細める。
「いやあ、だって、命の恩人ですし」
「別に緋月様は命まで取る気はなかったと思いますが……」
いや、だって「ひと晩かけてじっくり食べる」って言ってたし、カニバリズムだよねアレ。死ぬよね普通に。
「あ、クリームついてますよ」
私は何の気なしに桐生先輩の頬についた生クリームを指ですくって、ペロッと舐める。
「!?」
桐生先輩は目を大きく見開いて固まってしまう。
「? どうしました?」
「ふ、文月栞……貴様、よくもそんなことを自然体で……」
「え?」
「いえ……いえ、なんでも……」
桐生先輩は明らかに動揺していた。どうしたんだろう。
「いや~、ここのスイーツ美味しいっすね~」
私はあまり気にせずスイーツに夢中だった。
スイーツバイキングでたらふく食べて店を出る。
……デートとはいえ、桐生先輩にお金を払ってもらうの、なんか申し訳ないな。
デート慣れしてる女なら男におごってもらうなんて当たり前のことなんだろうが、私は不慣れなので落ち着かない。
とはいえ、一度は「割り勘にしましょう」と提案して却下されてしまったので仕方ない。
バイキングの料金くらいなら自分で払えるのに……。
「お待たせいたしました」
店の前で待ちぼうけしていると、桐生先輩が店から出てきた。
「そろそろ帰宅時間ですね、家までお送りいたします」
「ありがとうございます」
桐生先輩のご厚意を素直に受け取る。
「そうそう、会計をしていたらこれをいただいたのですが」
桐生先輩が手を伸ばすので受け取ってみると、ケーキを模したストラップだった。
「へ~、こんなのもらえるんですか。可愛いですね」
「その……カップル限定でお揃いのものを渡しているそうです……」
桐生先輩がもうひとつ、同じストラップを指でつまんでいる。
「貴様とカップルだと思われたことは屈辱ですが、まあお土産代わりに差し上げます」
「はあ、どうも」
「では、帰りましょうか」
ふいっと顔をそらし、桐生先輩はまた私の手首を握る。
……先輩の耳が赤いのは、気のせいだろうか。
まだそんなに寒い時期でもないんだけどなあ……。
さて、家に帰った夜。
私はメッセージアプリのトークルームを開く。
『栞ちゃん、桐生先輩の評価は何点?』
『……前から思ってたんですけど、デートに点数をつけるってなんか失礼じゃありません?』
『だって、数値化しないと客観的に優劣つけられないでしょ』
曽根崎の言うことはもっともなのだが、なんかこう罪悪感があるなあ……。
『栞さん、遠慮なく評価をつけてください』
現在五点で暫定一位の神楽坂先輩も急かしてくる。
『うーん……十点満点中……七点、くらい……』
『桐生、わたくしを差し置いて点数を抜かすとは従者失格ですよ』
『申し訳ありません、緋月様』
『はいはい、神楽坂先輩脅迫しないでください』
これで暫定一位は桐生先輩になった。
『七点の理由は?』
銀城先輩が訊ねてくる。
『もともと桐生先輩は私に好意がないのであまり高得点もどうかと……でも映画もスイーツも庶民の私にレベルを合わせてあって好感触です』
『ハハハ、ますます神楽坂先輩の失態が目立つな』
『曽根崎くんはわたくしに宣戦布告したいのですか?』
『はいはい、喧嘩しない』
なんで私、デート勝負に巻き込まれた上に仲裁までしなきゃいけないんだろう。
『あ、そうだ、桐生先輩。いただいたストラップ、大事にしますね』
私は早速スマホにつけている。スマホカバーがストラップつけられる仕様で良かった。
『ほう。栞さんにプレゼントまで。ほーう』
『お許しください緋月様、不可抗力です』
『従者を脅すの、どうかと思いますよ』
デート勝負二日目は、桐生先輩の意外な側面が見られて案外楽しかった。
〈続く〉
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。
迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる
九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。
※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。
俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件
こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。
・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。
・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。
・物静かで儚げな美術部員。
・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。
・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。
拓海の生活はどうなるのか!?
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる
まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」
父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。
清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。
なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。
学校では誰もが憧れる高嶺の花。
家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。
しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。
「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」
秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。
彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。
「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」
これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。
完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。
『著者より』
もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる