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【全5話】初夢の回・新年のご挨拶・初来客・いとこ・年明けのすき焼き
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【初夢の回】~アルスの日常~
アルス「俺、生徒会に立候補してみるわ。」
教室内はクラスメイト達の喧騒で賑わう中、彼は教壇に立つとそう宣言した。
最初は目を丸くする一同であったが、次第に応援の声が飛び交うように。
近藤、サトシ、優奈、杏姉、テル、ジン、セリナ、カゲ、ルイ、ユウキ。
俺の信頼できる全ての仲間達が、俺の背中を押すように。
エル「アルス君ならきっと上手くいくよ!」
そしてそれは、これまでずっと寄り添ってくれたエルまでも。
アルス「...ああ、必ず活躍してみせるわ。」
そう言って俺は、彼女とグータッチを交わした。
...。
......。
.........。
目を覚ました俺は身体を起こし、ベッドから抜け出す。
辺りを見渡すと、ここは見慣れた自分の部屋。
今のは...夢か。
なにを思ったのか、唐突に生徒会に立候補するという謎の宣言をしていた。
そりゃいきなりそんな事言いだしたら、現実ではきっと変人を見るような目を向けられるんだろうな。
というかそもそも、カゲやルイは昔の学校の友達だ。今のクラスには、彼らの姿など無いのだ。
...でも、もし俺が本当に立候補すると言い出したら?
まずサトシとジンには、嘲笑されるだろうな。
杏姉が無理して気を使うところを、優奈が無理無理と言って笑いながら突っぱねる姿が想像できる。
...だが、あいつだけはどうだろうか。
これまで俺にずっと寄り添ってきたのは、エルが一番大きい存在。
彼女は、どんな反応を示すのだろうか。
アルス「...。」
本当に宣言して確かめてみるのも、割とアリなのかもしれないな。
そんなわけで冬休み明けの登校日に、俺はこの初夢が正夢になるか検証してみることにしたのだった。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【新年のご挨拶】~孤独の風が吹くまでは~
朝起きると、ヒトミは携帯に通知が来ていることに気が付く。
メッセージアプリを立ち上げると、リヒカからの新着メッセージが届いていることが分かった。
リヒカ『あけおめ~!今年もいっぱい遊ぼーね!』
年賀状の代わりとでも言うのだろうか、短い文章と可愛いスタンプが送られてきていた。
私があなたと、いつ遊んだと言うのか。
そんな疑問を抱きつつ、こちらからも返信を送る。
ヒトミ『明けましておめでとう。』ざっくり一言で済ませておいた。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【初来客】~電脳戦士の理~
リーテは部屋で過ごしていると、ホームシイクに来客の存在を知らされた。
一体誰だろう、とは思わなかった。
何故なら相手が誰なのか、大体想像が付くのだから。
来客室の扉を開けると、そこにはソファに座る茉愛の姿があった。
茉愛「明けましておめでと~!」
そう言って彼女は、両手を広げてこちらへと駆け寄ってきた。
リーテ「明けましておめでとう」
展開を予想していたリーテは、彼女を軽くかわしながら新年の挨拶を返した。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【いとこ】~Life's~
パルムースは部屋で一人、パソコンで作業をしていた。
そんな時ノック音が響き、部屋の扉が開く。
ミヤコ「失礼します、新年明けましておめでとうございます。」
開いた扉の隙間から顔を出した彼女は、そう言って私に一礼する。
パルムース「ああ、それを言いに来たのかい?」
キーボードを打つ手を止めずに、私は一言返す。
ミヤコ「それもそうですが、こちらの方が...。」
そう言ってミヤコは、ある人物を部屋へと案内した。
クレ「明けましておめでと~!今年もよろしくね~!」
廊下から元気よく現れたのは、いとこのクレであった。
彼女のテンションとは対極に、パルムースは「...どうも」と呟くように返事をするだけだった。
クレ「ねぇねぇ!これから福袋買いに行こうよ!一緒にお出掛けいた~い!」
パルムース「悪いけど、作業中だから。」
少し冷たかっただろうか、言った直後に気付いた。
ミヤコ「デバッグ潰しでしょうか、それなら我々の方で処理しますが...。」
パルムース「いや、新規プロジェクトの方。一刻も早く終わらせておきたいから。」
そんな話をしながら、キーボードをカタカタと叩くように打ち続ける。
ミヤコ「...ということなので、今はちょっと...。」
それを聞いたクレは「ん~分かった!じゃあ行こっか!」と言って、ミヤコの手を引く。
ミヤコ「え!?わ、私ですか!?私もまだ業務が...。」
なんて喋りながらも、部屋の扉は閉ざされてしまう。
あと耳に届くのは、ドタバタと響く慌ただしい足音だけだった。
...やれやれ、年が明けても忙しい人だ。
というかミヤコ、あなたは別にゆっくりしててもいいはずだけど。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【年明けのすき焼き】~四元戦士の理~
夕方頃、閏はアイリスと母の3人で、キッチンに立っていた。
台所には今夜のすき焼き用のお肉が、ずらりと並べられている。
閏「すご~い!美味しそうなお肉が並んでる!」
アイリス「今日のために奮発しちゃったんよね~、いい新年を迎えられるように!」
目を輝かす閏の横で、アイリスはそう言って母と頷き合う。
閏「お姉も買ってきたの?」
妹の問いに、アイリスは「そうとも!バイト代から少しだけどね~」と、得意げに胸を張る。
ルキア「いや、多分半分は使ってると思うぞ。そんなようなことを肉選ぶ時に言ってたわ。」
ちょうど冷蔵庫を漁りに来たルキアに、事実を暴露されてしまう。
カッコつけたかったのか、アイリスは「こら!言うな!」と、弟を軽く叱るのであった。
アルス「俺、生徒会に立候補してみるわ。」
教室内はクラスメイト達の喧騒で賑わう中、彼は教壇に立つとそう宣言した。
最初は目を丸くする一同であったが、次第に応援の声が飛び交うように。
近藤、サトシ、優奈、杏姉、テル、ジン、セリナ、カゲ、ルイ、ユウキ。
俺の信頼できる全ての仲間達が、俺の背中を押すように。
エル「アルス君ならきっと上手くいくよ!」
そしてそれは、これまでずっと寄り添ってくれたエルまでも。
アルス「...ああ、必ず活躍してみせるわ。」
そう言って俺は、彼女とグータッチを交わした。
...。
......。
.........。
目を覚ました俺は身体を起こし、ベッドから抜け出す。
辺りを見渡すと、ここは見慣れた自分の部屋。
今のは...夢か。
なにを思ったのか、唐突に生徒会に立候補するという謎の宣言をしていた。
そりゃいきなりそんな事言いだしたら、現実ではきっと変人を見るような目を向けられるんだろうな。
というかそもそも、カゲやルイは昔の学校の友達だ。今のクラスには、彼らの姿など無いのだ。
...でも、もし俺が本当に立候補すると言い出したら?
まずサトシとジンには、嘲笑されるだろうな。
杏姉が無理して気を使うところを、優奈が無理無理と言って笑いながら突っぱねる姿が想像できる。
...だが、あいつだけはどうだろうか。
これまで俺にずっと寄り添ってきたのは、エルが一番大きい存在。
彼女は、どんな反応を示すのだろうか。
アルス「...。」
本当に宣言して確かめてみるのも、割とアリなのかもしれないな。
そんなわけで冬休み明けの登校日に、俺はこの初夢が正夢になるか検証してみることにしたのだった。
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【新年のご挨拶】~孤独の風が吹くまでは~
朝起きると、ヒトミは携帯に通知が来ていることに気が付く。
メッセージアプリを立ち上げると、リヒカからの新着メッセージが届いていることが分かった。
リヒカ『あけおめ~!今年もいっぱい遊ぼーね!』
年賀状の代わりとでも言うのだろうか、短い文章と可愛いスタンプが送られてきていた。
私があなたと、いつ遊んだと言うのか。
そんな疑問を抱きつつ、こちらからも返信を送る。
ヒトミ『明けましておめでとう。』ざっくり一言で済ませておいた。
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【初来客】~電脳戦士の理~
リーテは部屋で過ごしていると、ホームシイクに来客の存在を知らされた。
一体誰だろう、とは思わなかった。
何故なら相手が誰なのか、大体想像が付くのだから。
来客室の扉を開けると、そこにはソファに座る茉愛の姿があった。
茉愛「明けましておめでと~!」
そう言って彼女は、両手を広げてこちらへと駆け寄ってきた。
リーテ「明けましておめでとう」
展開を予想していたリーテは、彼女を軽くかわしながら新年の挨拶を返した。
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【いとこ】~Life's~
パルムースは部屋で一人、パソコンで作業をしていた。
そんな時ノック音が響き、部屋の扉が開く。
ミヤコ「失礼します、新年明けましておめでとうございます。」
開いた扉の隙間から顔を出した彼女は、そう言って私に一礼する。
パルムース「ああ、それを言いに来たのかい?」
キーボードを打つ手を止めずに、私は一言返す。
ミヤコ「それもそうですが、こちらの方が...。」
そう言ってミヤコは、ある人物を部屋へと案内した。
クレ「明けましておめでと~!今年もよろしくね~!」
廊下から元気よく現れたのは、いとこのクレであった。
彼女のテンションとは対極に、パルムースは「...どうも」と呟くように返事をするだけだった。
クレ「ねぇねぇ!これから福袋買いに行こうよ!一緒にお出掛けいた~い!」
パルムース「悪いけど、作業中だから。」
少し冷たかっただろうか、言った直後に気付いた。
ミヤコ「デバッグ潰しでしょうか、それなら我々の方で処理しますが...。」
パルムース「いや、新規プロジェクトの方。一刻も早く終わらせておきたいから。」
そんな話をしながら、キーボードをカタカタと叩くように打ち続ける。
ミヤコ「...ということなので、今はちょっと...。」
それを聞いたクレは「ん~分かった!じゃあ行こっか!」と言って、ミヤコの手を引く。
ミヤコ「え!?わ、私ですか!?私もまだ業務が...。」
なんて喋りながらも、部屋の扉は閉ざされてしまう。
あと耳に届くのは、ドタバタと響く慌ただしい足音だけだった。
...やれやれ、年が明けても忙しい人だ。
というかミヤコ、あなたは別にゆっくりしててもいいはずだけど。
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【年明けのすき焼き】~四元戦士の理~
夕方頃、閏はアイリスと母の3人で、キッチンに立っていた。
台所には今夜のすき焼き用のお肉が、ずらりと並べられている。
閏「すご~い!美味しそうなお肉が並んでる!」
アイリス「今日のために奮発しちゃったんよね~、いい新年を迎えられるように!」
目を輝かす閏の横で、アイリスはそう言って母と頷き合う。
閏「お姉も買ってきたの?」
妹の問いに、アイリスは「そうとも!バイト代から少しだけどね~」と、得意げに胸を張る。
ルキア「いや、多分半分は使ってると思うぞ。そんなようなことを肉選ぶ時に言ってたわ。」
ちょうど冷蔵庫を漁りに来たルキアに、事実を暴露されてしまう。
カッコつけたかったのか、アイリスは「こら!言うな!」と、弟を軽く叱るのであった。
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