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急展開しすぎ
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駅のホーム立って、電車が来たので乗った。
その時、腕を掴まれた。
後ろを振り向くと
「電車の中なら逃げれないでしょ?」
信哉が笑顔で言った。
「な、な、なに?」
「電車の中だからそんな大きな声だと周りに迷惑だよ」
わざとだ。このタイミング狙ってわざと乗ったんだ。
「私に話でも?」
冷静に、冷静に。
「あれ以来だね、久しぶり」
あれ以来...、あれ...、やめて!死ぬほど恥ずかしい
「な、なに?久しぶりって話なら会社でもできるでしょ?」
「1人暮らししてるんでしょ?家行っていい?」
「は?」
何言ってるの?意味がわからない。
「俺家反対なんだよな」
「だったら次の駅で降りて」
「終電この辺早いんだよね」
「じゃタクシー代出すから、次で降りて帰って」
「嫌だって言ったら?」
なに?なんなの?
「ちょっと、もうやめて」
泣きそうになる。
駅に止まり、信哉に引っ張られて降りた。
「ちょ、私ここで降りない」
「だって家行けないから」
電車が行ってホームは駅の出口に向かう人ばかりで、すぐに2人だけになった。
「な、なに?まだ何か足りないの?まだ望みかなえたいの?」
「あー、そうだね、ある」
「もういいでしょう!あとは自分で何とかして」
結局やっぱりそういうこと?
1度したら欲でたってこと?
「もうお願い、関わらないで」
泣きそうだ。
「舞子」
何?なにしてる?
私は信哉に抱きしめられてた。
「ちょっ」
「舞子」
「やめて!はなして」
いくらもがいても離してくれない。
「い、嫌だ!離して!もう嫌だ」
涙が溢れて泣きながらわめく
「離して!もう嫌なの!」
必死に離れようと信哉の胸を押す。
「舞子」
泣きながらわめく、子供そのものだ。
「ねえ、また抱いたら舞子手に入る?」
もがいた手が止まった。
「な、なに?」
「願いが、望がかなうなら、舞子が欲しい」
「それは、何が望みなの?」
「そうじゃない。俺は、俺が欲しいのは舞子に愛されること」
「そんなの嘘よ。だって」
「はじめは、細田の言うことが半信半疑だった。馬鹿じゃね?って思った。騙されたと思ってやってみなって言われた。もし今の状況に可能性があるならって思って舞子に声かけた。俺は舞子を騙した。」
「ほら、やっぱり」
「だから信用されないのは解ってる。でも俺は舞子と一緒にいることがどんどん楽しくなってた。舞子を騙してる俺、舞子と一緒に居たい俺、どんどん挌闘してた。あの時全てを知って俺に...、こんな、こんな、自分の身体犠牲にして差し出すなよ!」
信哉が震えてる
「東野舞子さん、俺と付き合ってください」
「な、なにを?」
「俺は舞子のおかげでいっぱい助かった。だから今度は俺が舞子の望みかなえたい。俺にできることなんか少ないけどなんだってする。愛してる人が幸せになれるよう全力で頑張る」
「だ、大丈夫だよ。信哉はもう前に進んで。そのことで悪いと思わないでいいから」
「違う!そうじゃない!俺が舞子といたんだ。そして舞子と幸せになりたいんだ」
「わ、私もう30だし結婚とかも考えてるし、だからお見合いとかも、だから」
親が見合いしろってうるさいし、まぁしばらく仕事していいって条件ならって回答したところだった。
「じゃ、俺が相手になる」
「は?」
「結婚したいなら、俺として」
「いきなりポロポーズ?」
「だってそんなこと言うから。それに舞子となら結婚は問題ないけど」
「まずは両親に挨拶するから」
「ちょ、ちょっと信哉、落ち着いて!私と結婚だよ」
「全く問題ないけど。むしろ大歓迎。俺なんのためにここに来たか解ってる?」
「え?」
「舞子追いかけてきた。心も全て俺のものにしたい。だから昇給なんかより舞子手に入れないほうが後悔する。信用されてないのは解ってる。でももう手放したくない。」
「結婚を前提にお付き合いしてください。絶対に舞子を騙さない」
その時、腕を掴まれた。
後ろを振り向くと
「電車の中なら逃げれないでしょ?」
信哉が笑顔で言った。
「な、な、なに?」
「電車の中だからそんな大きな声だと周りに迷惑だよ」
わざとだ。このタイミング狙ってわざと乗ったんだ。
「私に話でも?」
冷静に、冷静に。
「あれ以来だね、久しぶり」
あれ以来...、あれ...、やめて!死ぬほど恥ずかしい
「な、なに?久しぶりって話なら会社でもできるでしょ?」
「1人暮らししてるんでしょ?家行っていい?」
「は?」
何言ってるの?意味がわからない。
「俺家反対なんだよな」
「だったら次の駅で降りて」
「終電この辺早いんだよね」
「じゃタクシー代出すから、次で降りて帰って」
「嫌だって言ったら?」
なに?なんなの?
「ちょっと、もうやめて」
泣きそうになる。
駅に止まり、信哉に引っ張られて降りた。
「ちょ、私ここで降りない」
「だって家行けないから」
電車が行ってホームは駅の出口に向かう人ばかりで、すぐに2人だけになった。
「な、なに?まだ何か足りないの?まだ望みかなえたいの?」
「あー、そうだね、ある」
「もういいでしょう!あとは自分で何とかして」
結局やっぱりそういうこと?
1度したら欲でたってこと?
「もうお願い、関わらないで」
泣きそうだ。
「舞子」
何?なにしてる?
私は信哉に抱きしめられてた。
「ちょっ」
「舞子」
「やめて!はなして」
いくらもがいても離してくれない。
「い、嫌だ!離して!もう嫌だ」
涙が溢れて泣きながらわめく
「離して!もう嫌なの!」
必死に離れようと信哉の胸を押す。
「舞子」
泣きながらわめく、子供そのものだ。
「ねえ、また抱いたら舞子手に入る?」
もがいた手が止まった。
「な、なに?」
「願いが、望がかなうなら、舞子が欲しい」
「それは、何が望みなの?」
「そうじゃない。俺は、俺が欲しいのは舞子に愛されること」
「そんなの嘘よ。だって」
「はじめは、細田の言うことが半信半疑だった。馬鹿じゃね?って思った。騙されたと思ってやってみなって言われた。もし今の状況に可能性があるならって思って舞子に声かけた。俺は舞子を騙した。」
「ほら、やっぱり」
「だから信用されないのは解ってる。でも俺は舞子と一緒にいることがどんどん楽しくなってた。舞子を騙してる俺、舞子と一緒に居たい俺、どんどん挌闘してた。あの時全てを知って俺に...、こんな、こんな、自分の身体犠牲にして差し出すなよ!」
信哉が震えてる
「東野舞子さん、俺と付き合ってください」
「な、なにを?」
「俺は舞子のおかげでいっぱい助かった。だから今度は俺が舞子の望みかなえたい。俺にできることなんか少ないけどなんだってする。愛してる人が幸せになれるよう全力で頑張る」
「だ、大丈夫だよ。信哉はもう前に進んで。そのことで悪いと思わないでいいから」
「違う!そうじゃない!俺が舞子といたんだ。そして舞子と幸せになりたいんだ」
「わ、私もう30だし結婚とかも考えてるし、だからお見合いとかも、だから」
親が見合いしろってうるさいし、まぁしばらく仕事していいって条件ならって回答したところだった。
「じゃ、俺が相手になる」
「は?」
「結婚したいなら、俺として」
「いきなりポロポーズ?」
「だってそんなこと言うから。それに舞子となら結婚は問題ないけど」
「まずは両親に挨拶するから」
「ちょ、ちょっと信哉、落ち着いて!私と結婚だよ」
「全く問題ないけど。むしろ大歓迎。俺なんのためにここに来たか解ってる?」
「え?」
「舞子追いかけてきた。心も全て俺のものにしたい。だから昇給なんかより舞子手に入れないほうが後悔する。信用されてないのは解ってる。でももう手放したくない。」
「結婚を前提にお付き合いしてください。絶対に舞子を騙さない」
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