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番外編
それは在りし日の-1
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それは俺が北方騎士団ラースに配属されたばかりの頃の記憶。
「今年は有望な奴が2人も入ってきた」
なんて話題の1人が俺ことキャロン・クラレンスだった。
ライアテヌス帝国騎士団員は基本的に騎士と魔法師がペアを組んで魔獣を戦う。
それは魔力のない騎士と、近接能力のない魔法師が組む事により互いの足りない点を補う目的があるからだ。
魔法攻撃をしかけてくる魔獣に対し物理しか使えない騎士は無防備としか言えないし、素早い攻撃をしかけてくる魔獣に対し発動までのタイムラグがある魔法師は恰好の的と言える。
だからこそペアでの戦闘意義を理解はしていたが――
“そんなもん、魔獣が攻撃をしかけてくる前に倒せばいいだけの話だろう”
それが、俺の持論だった。
魔法を無効化する魔獣はいるが、物理攻撃に耐性のある魔獣なんて伝説級の魔獣、自然災害とすら呼ばれるスライムくらいのものだろう。
そしてスライムなんてものと遭遇する事などほぼあり得ない。
代々騎士の家系である我がクラレンス家は、先代当主である父を早くに亡くしている。
そして現当主である兄も戦闘で片腕を失った。
どちらも魔法師の失態で、だ。
“近接物理戦闘を行う騎士は最も危険な立場⋯”
そしてだからこそ、魔法師は騎士を最優先で守るべきだというのに。
仇は討った、と告げる魔法師の顔は思い出せない。
何故お前がトドメを刺したのか、その魔法を防御に回すなり強化に回すなりすれば父がトドメを刺していたのではないかと、兄の腕はなくならなかったのではないかと⋯
俺にはそう思えてならなかったから。
「ペアが効率良くても、相手が自分の実力より劣っていれば足を引っ張るだけだ」
魔法なんぞ発動させる前にすべて斬る。
同じ騎士団の仲間だと言ったって、配属されてはじめて顔を合わせただけの薄っぺらい関係なのだから。
新米騎士団員は同期でペアを組むのが通例。
それはわざわざ組んでいるペアを解消させて呼吸を合わせ始めるメリットがないから。
そんな通例を破り俺と、そして俺と同じく『有望な人材』として入団したエイベル・ロッカは先輩と組む事になった。
もちろんそれは直ぐにでも第一線への投入を検討しているからで。
“有望な魔法師⋯”
一時的にペアを解消した魔法師の先輩と俺が、魔法師の先輩の相方だった騎士とロッカがペアを組む。
先輩方がペアに戻るタイミングで俺とロッカがペアを組む事になるのだろうと簡単に予想出来た俺は、そのエイベル・ロッカという男を暫く観察していたのだが――
「⋯なんだあの要領の悪さは」
悪いのは要領だけじゃない、そもそも注意力も散漫で簡単な事すら満足にこなせていなかった。
まだ新米騎士団員の俺達が投入される現場なんて軽い場所ばかりで、だからこそ大事には至っていないがー⋯
“⋯こういう無能な奴がいるから、父や兄があんなことになったんじゃないか”
振り回され、フォローしきれていないロッカの相方である先輩騎士を見ては苛立ちため息を吐く。
有望視されていた理由も、実績があった訳ではなく保有している魔力量が人より多いというたったそれだけの理由で――
「気にするだけ無駄だな」
相方の先輩騎士もドジばかり踏み巻き込んでくるロッカに明らかに苛立っていたし、それだけミスし周りを巻き込むのだから自発的にラースを去るだろうと思っていた。
その俺の予想は外れ、必死に努力していたようだがー⋯
彼がどれだけ努力していようとも、既にエイベル・ロッカという人間に興味を失っていた俺の視界にはもう入っていなかった。
対する俺も、先輩魔法師と組み実経験を積んではいたが⋯
「おいキャロン!魔法発動まで待機と言ったのがわからなかったのか!?」
「理解しておりましが、魔法発動まで待つメリットがわかりませんでした。現に魔獣は倒せておりますが?」
「相方という認識がないのか!」
「⋯認識はしておりますよ、今俺が倒した功績も山分けでしょう」
「⋯ッ!」
苛立った視線を向けられるが、苛立ちたいのはこちらである。
“俺1人でも十分なのに”
その思いは強く、また思ったことを何でも言ってしまうこの性格も災いして。
「あの魔獣には水魔法が逆効果だと知らなかったんですか?」
「それは⋯、だがお前が勝手に進むから慌てて⋯!」
「勉強不足を俺のせいにしないで下さい。知識が足りないのなら勉強するなり訓練するなりなんでも出来るでしょう」
気付けば独断専行と言われても過言ではない戦闘スタイルを進んでいた。
“⋯だが、魔法師に足を引っ張られる事がない分悪くない”
「お前なぁ⋯っ!」
「仮にも先輩という立場なら、“学ばせて”いただきたいものですね」
「いい加減にしろッ!その説教染みた性格、いつか後悔するからな!!」
「先輩こそ説教ですか?肝に銘じて置きます」
もちろん全く反省するつもりのない俺は、パフォーマンスで頭を下げる事すらもなく“そもそも後輩に説教させるなよ”なんて思ってすらいた。
そしてこの歪みは、相方になった先輩だけでなくまるで悪い伝染病のように同期にまでも知れ渡るようになっていたが⋯
“思ったより俺を悪く言う奴って少ないんだな”
なんて思わず首を傾げた俺は、その理由をすぐに知った。
「今度は階段からバケツ落としたらしいぞ、それも水がたっぷり入ったやつ」
食堂の真ん中で話す同僚の言葉を不思議に思う。
“なんの話だ⋯?”
勤務時間外に何の話をしようと自由だが、共有スペースでもある以上内容は精査すべき⋯と普段から思っていた俺は、この場に相応しくない内容ならば叱責しようと耳をそばだてていたのだが。
会話の内容に見当がつかず戸惑う。
“階段⋯って事は騎士団寮か?非番の奴らで何か揉めたのだろうか”
推測立ててはみたがピンとは来ず、仕方なくそいつらの話に再び耳を傾ける。
「つかなんでそもそもそんな場所にバケツ持ってるんだって話だよな」
「それな。けどそれがエイベルクオリティだろ。しかもたまたま下を通っていた先輩に頭から中身ぶちまけたらしい」
「あ~、やりそ~」
「水被って、次に空のバケツを頭から被った先輩が、『ふざけんなエイベルーッ!』って叫んだと思ったんだがさ、その被ったバケツの上からエイベル本人が落ちてきてぺしゃり、だとよ」
「ぺしゃりはやべぇ!ぺしゃりはやべぇよ!!」
“⋯ふん、くだらん”
真剣に聞いていた内容が、いつものあいつのドジ話だと知った俺はやはり急速に興味失う。
本人の注意力散漫さが最も問題部分ではあるが⋯
“そもそも先輩ならフォローしてやれよ”
ロッカ本人はもちろん、その程度のフォローも出来ない先輩に対しても呆れた俺はわざとらしいほど大きなため息を吐く。
そんな俺のため息を聞いたそいつらは、近くに俺が座っていることに気付くと少し嫌そうな顔をして席を立った。
「⋯おっと、こんな時間に説教食らうとか最悪だからな」
「小言を言われる自覚のある内容を共有スペースで話すな」
くだらない事を言っているなら功績を上げる何かしらの作戦を練っていろよ。
――なんて思いながら、再び食事を再開した俺にふっと影か射した。
「?」
ちらりと視線を向けたそこに立っていたのは、渦中の人物であるエイベル・ロッカでー⋯
“なんだ?こいつも何か文句があるのか?”
なんて思いつつ、ついでだからと彼の方へ体を向けた。
「おい、いたんなら自分で文句くらい言え。言われっぱなしでいるメリットってないだろう」
「ひょえっ」
「は?」
まだそこまでキツイ事を言ったわけじゃないのに奇声を上げるロッカに怪訝な顔を向けた俺は。
「そもそも普段から注意力散漫すぎないか。それは堕落だぞ、努力しているとしても方向性が誤っているなら無意味だ」
「どっ、どこから頑張ればいい、かなぁ⋯?」
「俺が知るか。そんなもん自分に足りないところ全部だろ」
「あぅ、そ、そうだよね⋯」
“う⋯っ”
サックリ切り捨てるとまるで子犬のような表情を向けられ居心地が悪いと感じた俺は、最初注意して観察していた時の事を思い出し――
「ー⋯そうだな、魔力量が多いせいで逆にコントロールが悪い。精密な狙い撃ちをいきなり練習するよりまず狙った方向に魔法を飛ばす鍛練を積め」
「えっ」
「それから足元の注意が疎かなんだ。あと握力が足りてないんじゃないか?だから躓いた拍子に持っていた物が飛んでいくんだ」
「あ、う⋯ん」
「まだあるぞ、というかお前はだな⋯」
なんて調子で30分ほど話しハッとする。
“しまった、つい⋯!”
説教するのに夢中になっていた俺は、気付けば床に座り俯いて震えているロッカに唖然とした。
“小刻みに震える肩、真っ白になるほど握り込まれた両手を見る限り泣いてるのか⋯”
今までの人生で泣きながら殴られる事はあったが泣いてる相手を慰めた経験などほぼなかった俺は、この状況に流石に戸惑っていて。
「お、おい⋯」
柄にもなくおろおろとしながら顔を覗き込むと、涙で目元を真っ赤にしたロッカは何故か満面の笑みだった。
「今年は有望な奴が2人も入ってきた」
なんて話題の1人が俺ことキャロン・クラレンスだった。
ライアテヌス帝国騎士団員は基本的に騎士と魔法師がペアを組んで魔獣を戦う。
それは魔力のない騎士と、近接能力のない魔法師が組む事により互いの足りない点を補う目的があるからだ。
魔法攻撃をしかけてくる魔獣に対し物理しか使えない騎士は無防備としか言えないし、素早い攻撃をしかけてくる魔獣に対し発動までのタイムラグがある魔法師は恰好の的と言える。
だからこそペアでの戦闘意義を理解はしていたが――
“そんなもん、魔獣が攻撃をしかけてくる前に倒せばいいだけの話だろう”
それが、俺の持論だった。
魔法を無効化する魔獣はいるが、物理攻撃に耐性のある魔獣なんて伝説級の魔獣、自然災害とすら呼ばれるスライムくらいのものだろう。
そしてスライムなんてものと遭遇する事などほぼあり得ない。
代々騎士の家系である我がクラレンス家は、先代当主である父を早くに亡くしている。
そして現当主である兄も戦闘で片腕を失った。
どちらも魔法師の失態で、だ。
“近接物理戦闘を行う騎士は最も危険な立場⋯”
そしてだからこそ、魔法師は騎士を最優先で守るべきだというのに。
仇は討った、と告げる魔法師の顔は思い出せない。
何故お前がトドメを刺したのか、その魔法を防御に回すなり強化に回すなりすれば父がトドメを刺していたのではないかと、兄の腕はなくならなかったのではないかと⋯
俺にはそう思えてならなかったから。
「ペアが効率良くても、相手が自分の実力より劣っていれば足を引っ張るだけだ」
魔法なんぞ発動させる前にすべて斬る。
同じ騎士団の仲間だと言ったって、配属されてはじめて顔を合わせただけの薄っぺらい関係なのだから。
新米騎士団員は同期でペアを組むのが通例。
それはわざわざ組んでいるペアを解消させて呼吸を合わせ始めるメリットがないから。
そんな通例を破り俺と、そして俺と同じく『有望な人材』として入団したエイベル・ロッカは先輩と組む事になった。
もちろんそれは直ぐにでも第一線への投入を検討しているからで。
“有望な魔法師⋯”
一時的にペアを解消した魔法師の先輩と俺が、魔法師の先輩の相方だった騎士とロッカがペアを組む。
先輩方がペアに戻るタイミングで俺とロッカがペアを組む事になるのだろうと簡単に予想出来た俺は、そのエイベル・ロッカという男を暫く観察していたのだが――
「⋯なんだあの要領の悪さは」
悪いのは要領だけじゃない、そもそも注意力も散漫で簡単な事すら満足にこなせていなかった。
まだ新米騎士団員の俺達が投入される現場なんて軽い場所ばかりで、だからこそ大事には至っていないがー⋯
“⋯こういう無能な奴がいるから、父や兄があんなことになったんじゃないか”
振り回され、フォローしきれていないロッカの相方である先輩騎士を見ては苛立ちため息を吐く。
有望視されていた理由も、実績があった訳ではなく保有している魔力量が人より多いというたったそれだけの理由で――
「気にするだけ無駄だな」
相方の先輩騎士もドジばかり踏み巻き込んでくるロッカに明らかに苛立っていたし、それだけミスし周りを巻き込むのだから自発的にラースを去るだろうと思っていた。
その俺の予想は外れ、必死に努力していたようだがー⋯
彼がどれだけ努力していようとも、既にエイベル・ロッカという人間に興味を失っていた俺の視界にはもう入っていなかった。
対する俺も、先輩魔法師と組み実経験を積んではいたが⋯
「おいキャロン!魔法発動まで待機と言ったのがわからなかったのか!?」
「理解しておりましが、魔法発動まで待つメリットがわかりませんでした。現に魔獣は倒せておりますが?」
「相方という認識がないのか!」
「⋯認識はしておりますよ、今俺が倒した功績も山分けでしょう」
「⋯ッ!」
苛立った視線を向けられるが、苛立ちたいのはこちらである。
“俺1人でも十分なのに”
その思いは強く、また思ったことを何でも言ってしまうこの性格も災いして。
「あの魔獣には水魔法が逆効果だと知らなかったんですか?」
「それは⋯、だがお前が勝手に進むから慌てて⋯!」
「勉強不足を俺のせいにしないで下さい。知識が足りないのなら勉強するなり訓練するなりなんでも出来るでしょう」
気付けば独断専行と言われても過言ではない戦闘スタイルを進んでいた。
“⋯だが、魔法師に足を引っ張られる事がない分悪くない”
「お前なぁ⋯っ!」
「仮にも先輩という立場なら、“学ばせて”いただきたいものですね」
「いい加減にしろッ!その説教染みた性格、いつか後悔するからな!!」
「先輩こそ説教ですか?肝に銘じて置きます」
もちろん全く反省するつもりのない俺は、パフォーマンスで頭を下げる事すらもなく“そもそも後輩に説教させるなよ”なんて思ってすらいた。
そしてこの歪みは、相方になった先輩だけでなくまるで悪い伝染病のように同期にまでも知れ渡るようになっていたが⋯
“思ったより俺を悪く言う奴って少ないんだな”
なんて思わず首を傾げた俺は、その理由をすぐに知った。
「今度は階段からバケツ落としたらしいぞ、それも水がたっぷり入ったやつ」
食堂の真ん中で話す同僚の言葉を不思議に思う。
“なんの話だ⋯?”
勤務時間外に何の話をしようと自由だが、共有スペースでもある以上内容は精査すべき⋯と普段から思っていた俺は、この場に相応しくない内容ならば叱責しようと耳をそばだてていたのだが。
会話の内容に見当がつかず戸惑う。
“階段⋯って事は騎士団寮か?非番の奴らで何か揉めたのだろうか”
推測立ててはみたがピンとは来ず、仕方なくそいつらの話に再び耳を傾ける。
「つかなんでそもそもそんな場所にバケツ持ってるんだって話だよな」
「それな。けどそれがエイベルクオリティだろ。しかもたまたま下を通っていた先輩に頭から中身ぶちまけたらしい」
「あ~、やりそ~」
「水被って、次に空のバケツを頭から被った先輩が、『ふざけんなエイベルーッ!』って叫んだと思ったんだがさ、その被ったバケツの上からエイベル本人が落ちてきてぺしゃり、だとよ」
「ぺしゃりはやべぇ!ぺしゃりはやべぇよ!!」
“⋯ふん、くだらん”
真剣に聞いていた内容が、いつものあいつのドジ話だと知った俺はやはり急速に興味失う。
本人の注意力散漫さが最も問題部分ではあるが⋯
“そもそも先輩ならフォローしてやれよ”
ロッカ本人はもちろん、その程度のフォローも出来ない先輩に対しても呆れた俺はわざとらしいほど大きなため息を吐く。
そんな俺のため息を聞いたそいつらは、近くに俺が座っていることに気付くと少し嫌そうな顔をして席を立った。
「⋯おっと、こんな時間に説教食らうとか最悪だからな」
「小言を言われる自覚のある内容を共有スペースで話すな」
くだらない事を言っているなら功績を上げる何かしらの作戦を練っていろよ。
――なんて思いながら、再び食事を再開した俺にふっと影か射した。
「?」
ちらりと視線を向けたそこに立っていたのは、渦中の人物であるエイベル・ロッカでー⋯
“なんだ?こいつも何か文句があるのか?”
なんて思いつつ、ついでだからと彼の方へ体を向けた。
「おい、いたんなら自分で文句くらい言え。言われっぱなしでいるメリットってないだろう」
「ひょえっ」
「は?」
まだそこまでキツイ事を言ったわけじゃないのに奇声を上げるロッカに怪訝な顔を向けた俺は。
「そもそも普段から注意力散漫すぎないか。それは堕落だぞ、努力しているとしても方向性が誤っているなら無意味だ」
「どっ、どこから頑張ればいい、かなぁ⋯?」
「俺が知るか。そんなもん自分に足りないところ全部だろ」
「あぅ、そ、そうだよね⋯」
“う⋯っ”
サックリ切り捨てるとまるで子犬のような表情を向けられ居心地が悪いと感じた俺は、最初注意して観察していた時の事を思い出し――
「ー⋯そうだな、魔力量が多いせいで逆にコントロールが悪い。精密な狙い撃ちをいきなり練習するよりまず狙った方向に魔法を飛ばす鍛練を積め」
「えっ」
「それから足元の注意が疎かなんだ。あと握力が足りてないんじゃないか?だから躓いた拍子に持っていた物が飛んでいくんだ」
「あ、う⋯ん」
「まだあるぞ、というかお前はだな⋯」
なんて調子で30分ほど話しハッとする。
“しまった、つい⋯!”
説教するのに夢中になっていた俺は、気付けば床に座り俯いて震えているロッカに唖然とした。
“小刻みに震える肩、真っ白になるほど握り込まれた両手を見る限り泣いてるのか⋯”
今までの人生で泣きながら殴られる事はあったが泣いてる相手を慰めた経験などほぼなかった俺は、この状況に流石に戸惑っていて。
「お、おい⋯」
柄にもなくおろおろとしながら顔を覗き込むと、涙で目元を真っ赤にしたロッカは何故か満面の笑みだった。
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