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第四章・これなら君とお揃いだ
17.証におはようを告げて
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「んん……」
窓から入る日射しでいつの間にか朝になっていることに気が付く。
“ジルは……”
意識を手放す前には確かにそこにいたはずの彼の形跡はなく、シーツも冷たくなっていた。
「帰っちゃったのね」
当たり前だ。だってここは私の家で私の部屋。
彼の居場所ではない。
“服……しっかり着てるわね”
まるであんな触れ合いがあったとは思えないほどしっかりと服を着ており、一瞬自分に都合のいい夢だったのかとも思ったが、いくつも刻まれたその赤い証が現実だったと教えてくれた。
「……嬉しい、かも」
着替えで侍女に見られるのは少し気恥ずかしいが、それでもこうやって刻まれているのいうのはどこかくすぐったくてこそばゆい。
「もうっ、もうっ! さっさと朝食食べに行かなくちゃ!」
この時間ならばまだ家族も朝食を食べているだろうと、痕が隠れるように首まで隠れるデイドレスに着替える。
少し小走りに浮かれた気持ちのまま食卓のある部屋の扉を開くと、そこには。
「あ、おはようルチア」
「じ、ジル!?」
てっきりもう帰ったのだと思っていた相手がそこにいてぎょっとした。
「ごめんね、君が起きる前に食べられそうなものを選んで部屋へ戻るつもりだったんだけど」
「ちょっと殿下には聞きたいことがありまして」
「あぁ。何故妹の部屋から朝出てきたのかとか詳しく聞く必要があって」
「……ね? ちょっと足止めされちゃって」
“足止め”
これは一国の、しかも神の愛し子と呼ばれる唯一無二の王太子を尋問しているのではないだろうか。
その可能性に私の額に冷や汗が滲む。
「いや、あの……っ、これは……!」
「というかそもそもいつの間にルチアの部屋に……」
「それ! 私も気になってました!!」
少しでも話を逸らそうと、怪訝そうにそう呟く兄の言葉に全力で乗ってみると、私とは対照に何も焦っていない余裕の表情でジルが私に笑顔を向けた。
「あぁ、光の加護で発光出来るように、闇の加護で夜に紛れられるんだよ」
「それ夜にこっそり妹の部屋に侵入したことの告白なんですよねぇ!」
“そんなことも出来るの!?”
思い切り頭を抱えた兄は少し気になったものの、私はそれよりも加護の使い勝手の良さに目を丸くさせる。
「流石ね! やっぱり加護ってすごいんだわ」
「くっ、娘の警戒心が無さすぎる」
「諦めた方がいいんじゃないかしら、コルネリオ」
「カロリーナ……」
「お義母上の言う通りです、お義父上」
「それに二人は婚約者同士なんだし」
「それはまぁ、そうなんだが……やはり父親としては複雑というか何故今二対一なんだ?」
ちらりと母から向けられる意味深な視線で昨日のことが連想された私の顔が少し熱くなる。
“バレてる、のよね”
いや、ジルが朝私の部屋から堂々と出て来た時点できっと色々バレているのだろう。
家族みんなに昨晩のことを知られていると思うと何故かいたたまれない気持ちになるが、だが悪いことをしているわけではないのだと平然とした顔を作り彼を援護するつもりで口を開いた。
「お、お母様の言う通りです。確かに初めて挟んだので上手くは挟めませんでしたけど、私とジルは現在一応は婚約中の身ですしっ」
「あ、ルチ……ッ」
「……挟んだ?」
「?」
何かまずいことを口走ったのか、さっきまで余裕の表情だったジルの整った顔が僅かに歪み、項垂れていた兄が半眼のまま顔を上げる。
「つまりナカには挿入れてないということか?」
「? 中に何か、入れるんですか?」
「殿下の棒がお前の穴に突き刺さったのかを聞いてる!」
「お、おいエミディオ、流石に言い方が……」
「大事なことです、父上は黙っていてくださいッ」
兄から向けられるこの殺伐とした空気に若干引きつつ、だが言われている意味が分からずジルの方へ視線を向ける。
その私の視線を受けたジルが、小さくため息を吐いて両手を上げた。
「……ルチアが『一応』の婚約者と思い込んでいるうちは、流石にね」
「あんなに外堀は埋めるのに……!」
「あらぁ、ルチア愛されてるわね。ぶすっといって既成事実を作る手もあるのに」
“どういうことなの?”
どこか楽しそうな母、そんな母に戸惑う父、何かに安堵している兄と、若干拗ねたようなジルの顔を順番に見るが、みんなが何を言っているのかはわからず首を傾げる。
そんな私に吹き出した母が、卓上のベルをチリンと鳴らすと、銀トレイを持ったメイドが室内に入ってきた。
「手紙が届いているわよ」
「手紙ですか?」
母に言われ受け取った手紙に、つい昨日一緒に誘拐されたララの家であるコルティ公爵家の家紋が押されていることに気付く。
“まさかララに何か……!”
慌ててその手紙を開封すると、昨日の件での今日の調子を窺う文章からはじまり最後には会って話したい旨が書かれていた。
「これ、お友達からの遊びの誘いなんじゃ」
いや昨日の今日だ。何か新事実がわかり情報を共有しようとしてくれているのかもしれない。
だが新事実ならばジル経由が最も早く確かだろう。
“私、友達って今までいなかったから初めてだわ”
まだ外出することに少し不安はあるが、昨日の恐怖はジルが夜ずっと側にいてくれたお陰でダメージは少ない。
誘拐された時もひとりではなくララと一緒だったことも大きいだろう。
「いい連絡だった?」
「はい、お母様。フラージラ公爵令嬢からのお茶会の誘いでした。行ってきてもいいですか?」
流石に外出を止められるかと思ったが、母がにこやかに頷く。
「ちゃんとウチの護衛も連れて行きなさいね。あと迎えにはエミディオも向かわせるから一人では帰らないように」
「えっ」
「はい!」
一瞬戸惑った声が兄から上がったものの、それ以上拒否するような声は出なかったので私は訪問する旨の返事を書いたのだった。
◇◇◇
一緒に朝食を食べ終えたジルを見送ったあと、侍女の助けも借りて首までレースで隠れたドレスへと着替えた私がコルティ公爵家へと向かうと、ララが出迎えてくれる。
そのまま彼女の案内でガラスで出来た温室へと向かった私たち。
今日は私だけしか呼ばれていないらしく、明るい光が降り注ぐ温室には私とララのふたりだけだった。
「まずは、互いの無事に感謝いたしましょう」
「はい、そうですね」
昨日のことを引きずってか、お互いの表情が少しぎこちない。
だが『ぎこちない』で終わっているのは、助けてくれると信じられたからだ。
だからこそあの場面でも希望を持っていたし、そして現に私たちは無事助け出された。
「ララは怪我とかありませんか?」
「地面へ転がり落ちた時に少し打ったくらいよ。ルチアは?」
「私も同じです」
まだ痛むが、問題なく全身も動くので骨などに問題はないだろう。
“もし私に土の加護があれば、この打ち身も痛くなかったんだろうなぁ”
なんて思うが、ないものはないのだから仕方ない。
ジルの持つ加護は確かに特別だが、他の加護は些細なものだからと割り切った。
「……今日はわざわざ来てくれて感謝するわ」
「いいえ、ララに会えて嬉しいです」
「えぇ、私もよ。実は今日は貴女に伝えたいことがあったの」
苦笑するかのように眉尻を下げたララの形のいい赤い唇が弧を描く。
そして彼女が意を決したように真顔になった。
「私、フラージラは、ジラルド様への想いを諦めることにするわ」
そしてその真剣な表情に釣られて気を引き締めた私に告げられたのは、恋の終わりを宣言する言葉だった。
窓から入る日射しでいつの間にか朝になっていることに気が付く。
“ジルは……”
意識を手放す前には確かにそこにいたはずの彼の形跡はなく、シーツも冷たくなっていた。
「帰っちゃったのね」
当たり前だ。だってここは私の家で私の部屋。
彼の居場所ではない。
“服……しっかり着てるわね”
まるであんな触れ合いがあったとは思えないほどしっかりと服を着ており、一瞬自分に都合のいい夢だったのかとも思ったが、いくつも刻まれたその赤い証が現実だったと教えてくれた。
「……嬉しい、かも」
着替えで侍女に見られるのは少し気恥ずかしいが、それでもこうやって刻まれているのいうのはどこかくすぐったくてこそばゆい。
「もうっ、もうっ! さっさと朝食食べに行かなくちゃ!」
この時間ならばまだ家族も朝食を食べているだろうと、痕が隠れるように首まで隠れるデイドレスに着替える。
少し小走りに浮かれた気持ちのまま食卓のある部屋の扉を開くと、そこには。
「あ、おはようルチア」
「じ、ジル!?」
てっきりもう帰ったのだと思っていた相手がそこにいてぎょっとした。
「ごめんね、君が起きる前に食べられそうなものを選んで部屋へ戻るつもりだったんだけど」
「ちょっと殿下には聞きたいことがありまして」
「あぁ。何故妹の部屋から朝出てきたのかとか詳しく聞く必要があって」
「……ね? ちょっと足止めされちゃって」
“足止め”
これは一国の、しかも神の愛し子と呼ばれる唯一無二の王太子を尋問しているのではないだろうか。
その可能性に私の額に冷や汗が滲む。
「いや、あの……っ、これは……!」
「というかそもそもいつの間にルチアの部屋に……」
「それ! 私も気になってました!!」
少しでも話を逸らそうと、怪訝そうにそう呟く兄の言葉に全力で乗ってみると、私とは対照に何も焦っていない余裕の表情でジルが私に笑顔を向けた。
「あぁ、光の加護で発光出来るように、闇の加護で夜に紛れられるんだよ」
「それ夜にこっそり妹の部屋に侵入したことの告白なんですよねぇ!」
“そんなことも出来るの!?”
思い切り頭を抱えた兄は少し気になったものの、私はそれよりも加護の使い勝手の良さに目を丸くさせる。
「流石ね! やっぱり加護ってすごいんだわ」
「くっ、娘の警戒心が無さすぎる」
「諦めた方がいいんじゃないかしら、コルネリオ」
「カロリーナ……」
「お義母上の言う通りです、お義父上」
「それに二人は婚約者同士なんだし」
「それはまぁ、そうなんだが……やはり父親としては複雑というか何故今二対一なんだ?」
ちらりと母から向けられる意味深な視線で昨日のことが連想された私の顔が少し熱くなる。
“バレてる、のよね”
いや、ジルが朝私の部屋から堂々と出て来た時点できっと色々バレているのだろう。
家族みんなに昨晩のことを知られていると思うと何故かいたたまれない気持ちになるが、だが悪いことをしているわけではないのだと平然とした顔を作り彼を援護するつもりで口を開いた。
「お、お母様の言う通りです。確かに初めて挟んだので上手くは挟めませんでしたけど、私とジルは現在一応は婚約中の身ですしっ」
「あ、ルチ……ッ」
「……挟んだ?」
「?」
何かまずいことを口走ったのか、さっきまで余裕の表情だったジルの整った顔が僅かに歪み、項垂れていた兄が半眼のまま顔を上げる。
「つまりナカには挿入れてないということか?」
「? 中に何か、入れるんですか?」
「殿下の棒がお前の穴に突き刺さったのかを聞いてる!」
「お、おいエミディオ、流石に言い方が……」
「大事なことです、父上は黙っていてくださいッ」
兄から向けられるこの殺伐とした空気に若干引きつつ、だが言われている意味が分からずジルの方へ視線を向ける。
その私の視線を受けたジルが、小さくため息を吐いて両手を上げた。
「……ルチアが『一応』の婚約者と思い込んでいるうちは、流石にね」
「あんなに外堀は埋めるのに……!」
「あらぁ、ルチア愛されてるわね。ぶすっといって既成事実を作る手もあるのに」
“どういうことなの?”
どこか楽しそうな母、そんな母に戸惑う父、何かに安堵している兄と、若干拗ねたようなジルの顔を順番に見るが、みんなが何を言っているのかはわからず首を傾げる。
そんな私に吹き出した母が、卓上のベルをチリンと鳴らすと、銀トレイを持ったメイドが室内に入ってきた。
「手紙が届いているわよ」
「手紙ですか?」
母に言われ受け取った手紙に、つい昨日一緒に誘拐されたララの家であるコルティ公爵家の家紋が押されていることに気付く。
“まさかララに何か……!”
慌ててその手紙を開封すると、昨日の件での今日の調子を窺う文章からはじまり最後には会って話したい旨が書かれていた。
「これ、お友達からの遊びの誘いなんじゃ」
いや昨日の今日だ。何か新事実がわかり情報を共有しようとしてくれているのかもしれない。
だが新事実ならばジル経由が最も早く確かだろう。
“私、友達って今までいなかったから初めてだわ”
まだ外出することに少し不安はあるが、昨日の恐怖はジルが夜ずっと側にいてくれたお陰でダメージは少ない。
誘拐された時もひとりではなくララと一緒だったことも大きいだろう。
「いい連絡だった?」
「はい、お母様。フラージラ公爵令嬢からのお茶会の誘いでした。行ってきてもいいですか?」
流石に外出を止められるかと思ったが、母がにこやかに頷く。
「ちゃんとウチの護衛も連れて行きなさいね。あと迎えにはエミディオも向かわせるから一人では帰らないように」
「えっ」
「はい!」
一瞬戸惑った声が兄から上がったものの、それ以上拒否するような声は出なかったので私は訪問する旨の返事を書いたのだった。
◇◇◇
一緒に朝食を食べ終えたジルを見送ったあと、侍女の助けも借りて首までレースで隠れたドレスへと着替えた私がコルティ公爵家へと向かうと、ララが出迎えてくれる。
そのまま彼女の案内でガラスで出来た温室へと向かった私たち。
今日は私だけしか呼ばれていないらしく、明るい光が降り注ぐ温室には私とララのふたりだけだった。
「まずは、互いの無事に感謝いたしましょう」
「はい、そうですね」
昨日のことを引きずってか、お互いの表情が少しぎこちない。
だが『ぎこちない』で終わっているのは、助けてくれると信じられたからだ。
だからこそあの場面でも希望を持っていたし、そして現に私たちは無事助け出された。
「ララは怪我とかありませんか?」
「地面へ転がり落ちた時に少し打ったくらいよ。ルチアは?」
「私も同じです」
まだ痛むが、問題なく全身も動くので骨などに問題はないだろう。
“もし私に土の加護があれば、この打ち身も痛くなかったんだろうなぁ”
なんて思うが、ないものはないのだから仕方ない。
ジルの持つ加護は確かに特別だが、他の加護は些細なものだからと割り切った。
「……今日はわざわざ来てくれて感謝するわ」
「いいえ、ララに会えて嬉しいです」
「えぇ、私もよ。実は今日は貴女に伝えたいことがあったの」
苦笑するかのように眉尻を下げたララの形のいい赤い唇が弧を描く。
そして彼女が意を決したように真顔になった。
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