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第四章・これなら君とお揃いだ
18.もしかしての新しい可能性
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「ジルを諦めるって……」
ララに言われた内容が上手く理解できず愕然としてしまう。
“だってあんなに好きだったのに”
誘拐されたあの時、彼女はジルへの恋心を語ってくれた。
それは相手が王太子だからという権力的なものではなく、ジラルドというひとりの人間に対する好意だったはずだ。
そしてその想いは、不安な時に心の支えにするほどのものだったのに。
「どうして、そんな」
「簡単なことですわ。あの場にはふたりいたのにまっすぐルチアだけを見て飛び込んでこられたのを見たからです」
ララの言う“あの場”とはきっと昨日の馬車のことだろう。
そして確かに彼女の言う通り、ふたり、しかもあの馬車はララの家の馬車だったにも関わらずジルは私の名前だけを呼び私だけを抱きしめた。
“確かにもし私がララと同じことを目の前でされたら、ショックで好きでいることが辛くなるかもしれないわ”
そう感じズキリと強く心臓が痛む。
それに私は彼の肉壁なのだ。ララに「諦めないで」なんて言えはしない。
黙りこくってしまう私だったが、そんな私にララが小さく笑みを溢す。
「いいのです。最初からわかっていましたし、あれだけハッキリと見せつけられれば逆にスッパリ諦めがつくってものですわ」
「でも」
「私がいいと言ったらいいのです。それに相手が貴女で良かったわ、だって私、ルチアのことも好きなんですから」
「ララ……」
そう言い切ったララの表情は、確かにどこか吹っ切れているようにも見えた。
「ところで、なのですが」
私たちの間に流れた感度的な空気をゴホンと咳払いで仕切り直したララが、突然前のめりになる。
「ルチアのお兄様についてお伺いしたいわ」
「え、兄ですか?」
「えぇ!」
“急にどうしたのかしら”
もしかしてジルの相手として我が家の家族構成とかが気になるということだろうか。
家柄的には侯爵家で、ララの家より家格は劣るが高位貴族の一角ではあるし、コンタリーニ家は王家の盾として有名でもあるし決して不自然ではないはずなのだけれど。
“まさか肉壁の婚約者だってバレたんじゃ”
その可能性にドキリとしつつ、彼女の勢いに圧倒された私は影も担っていることは別としても他はそもそも隠すことでもないのですぐに頷いた。
「えぇっと、我が家は代々王家の盾として王宮第一騎士団に努めることが多くて、父も騎士団長でした」
「つまりお兄様もゆくゆくは騎士団長に?」
「なれるかはもちろん兄の努力次第ですが、目指していることは確かです」
私の回答にララが「まぁ」と両手をパチンと合わせる。
兄の今後は私のジルの婚約者という役目においてプラスになるらしい。
どうやらこのまま認めて貰えそうだ、なんて私が安堵した瞬間だった。
「婚約者はいるのかしら」
「ぅえっ!?」
“それって、やっぱり私が本物の婚約者ではなく肉壁の婚約者だってバレてるってことよね!?”
このタイミングでそんな返しが来たのだ。
どう考えてもジルに本物の婚約者がいるのか聞かれているとしか思えない。
いや、もしかしたら肉壁の任務を終えた後の私の次の婚約者を聞いている可能性もある。
“どっちのパターンだったとしても、ここで認める訳にはいかないわ……!”
くっ、とドレスのスカートを握る手に力がこもる。
いくら友人になったとはいえ、この任務はまだバレる訳にはいかないのだ。
私は全力でしらばっくれなくてはならない。
緊張で喉が引きつりつつも、私はここぞとばかりに余裕の笑顔を作った。
「わ、わた、私ですけれどっ」
「る、ルチアですって!?」
「そうです、私が本物の婚約者なんです」
「ほ、本物の婚約者って……偽物もいらっしゃるの?」
「いません、いませんけど! 丸ごと全部本物です!」
「丸ごと全員本物!? 全員と本当に婚約中ってこと!? そんなことって……っ」
“ララの驚きようを見る限り確信は無かったということね?”
戸惑っているララには悪いが、これは任務の為なのだ。
多少無茶苦茶でも押し通すしかない。
「そうです、本物の本物です!」
「そんな、だって兄妹って……」
「? 確かに兄妹のように育ちはしましたが」
「その前提から違いますの!?」
「いえ、俺とルチアは兄妹です、本物の」
「お兄様!?」
「ひゃぁぁあ!?」
いつから聞いていたのか、かなり呆れた表情で私たちのところに入ってきた兄を慌てて睨む。
「ここはレディのお茶会です!」
「いや、混乱の茶会だろ……。フラージラ嬢、突然割り込んでしまい申し訳ありません」
「い、いえっ……、その、それは構わないのですが」
「?」
チラチラとララからの視線を感じ首を傾げていると、兄がゆっくり口を開いた。
「先程も言った通り俺とルチアは兄妹です。それ以上もそれ以下もありません。ルチア、お前の婚約者は殿下だけだな?」
「なっ、何を当たり前なことを……!」
「ちなみに俺に婚約者はいません、これで疑問は解決しましたか?」
「あ、はい。何かがすれ違ってしまっていたことがわかりましたわ」
“どういうこと?”
ぶっちゃけ訳がわからない。
何故兄が突然婚約者がいないと宣言した理由もわからない。
“やはりお兄様、ララのことを……!?”
そうだ。
よく考えれば昨日だって妹を無視してララを優先し助けていた。
「確かにララは美しいですが、お兄様には高嶺の花で――んぐぐっ」
この無謀な兄の恋をせめて早めに諦めさせるべきだと慌てて口を開くが、顎を掴まれ強制的に閉じさせられる。
まるで子供の兄弟喧嘩のようなことをしているが、表情だけは穏やかな笑顔を取り繕った兄が、ララへとにこやかに微笑んだ。
「申し訳ありませんが、本日はこの辺で失礼してもよろしいでしょうか」
さらりとそう告げ、私の顎を掴んだままぐいぐいと押して温室の出口へと兄が向かう。
そんな私たちをララが呆気に取られながらも見送ってくれた。
◇◇◇
「……なんだったのよ」
掴まれた顎を擦りながら馬車で向かいに座った兄を睨んでいると、大きなため息を吐かれる。
「それはどれに対しての?」
「ララの方!」
「そっちは却下」
“却下って何!?”
確認しておいて教える気のない様子にムッとした。
「やっぱりララのこと好きなの? 婚約者がいないアピールもしていたし」
「どういう思考をすればそうなるのかがわからん」
“違うのかしら”
辟易とした表情の兄に、流石に違ったのかとそう考え直すが、そうなると今度は先程の会話の辻褄が合わない。
わざわざ兄に婚約者がいないか確認したり、わざわざ自分に婚約者がいないとアピールしたり。
“お兄様がララを好きじゃないなら、もしかして……”
全くその可能性に辿り着かなかったが、だが失恋を癒すのもまた恋愛だと母が言っていた気がする。
「つまり、ララがお兄様のことを!?」
「それも違う」
「……違うの?」
今度こそはという自信があったのだが、あっさりとそう切り捨てられてきょとんとした。
「いい線いったと思ったのに……」
「もしお前にそう見えたんだとしても、多分違う。あれはそうだな、『そう思いたい』だけのやつだ」
「思いたい?」
「お前と殿下を心から応援したいんだろ」
「応援……」
それは、私にはもう次の人がいるから、気にしないでという彼女なりの後押しなのかもしれない。
“ララ……”
その可能性を聞かされた私が俯いていると、ポンッと頭を軽く叩くように撫でられる。
「こういうのは誰が悪いとかないだろ。ルチアが気にする必要はない」
「……えぇ」
「そういえば、予定より早く迎えに行った件だが」
きっとしょんぼりしてしまった私を励ます為だろう、突然兄が話題を変えた。
「王城から緊急伝令だ」
「緊急伝令?」
「あぁ。殿下が何者かに襲われた」
「そんな!」
その新しい話題の内容に全身から一気に血の気が引く。
“ジルが襲われた!?”
「ぶ、無事なんですよね……っ!?」
ガタガタと震え出す私を励ますように、兄がゆっくり頷く。
「無事だ」
「ほん、とに? 怪我とかは」
「怪我もしていない。何しろその緊急伝令を伝えに来たのが殿下本人だ」
「…………、え?」
“襲われたという内容を、襲われた本人が教えに来たってこと?”
恐怖と不安で震えていた体がぴたりと止まる。
そして本日三度目のため息を吐く兄に、私は情けない声で「ドッキリ?」とだけ聞いたのだった。
ララに言われた内容が上手く理解できず愕然としてしまう。
“だってあんなに好きだったのに”
誘拐されたあの時、彼女はジルへの恋心を語ってくれた。
それは相手が王太子だからという権力的なものではなく、ジラルドというひとりの人間に対する好意だったはずだ。
そしてその想いは、不安な時に心の支えにするほどのものだったのに。
「どうして、そんな」
「簡単なことですわ。あの場にはふたりいたのにまっすぐルチアだけを見て飛び込んでこられたのを見たからです」
ララの言う“あの場”とはきっと昨日の馬車のことだろう。
そして確かに彼女の言う通り、ふたり、しかもあの馬車はララの家の馬車だったにも関わらずジルは私の名前だけを呼び私だけを抱きしめた。
“確かにもし私がララと同じことを目の前でされたら、ショックで好きでいることが辛くなるかもしれないわ”
そう感じズキリと強く心臓が痛む。
それに私は彼の肉壁なのだ。ララに「諦めないで」なんて言えはしない。
黙りこくってしまう私だったが、そんな私にララが小さく笑みを溢す。
「いいのです。最初からわかっていましたし、あれだけハッキリと見せつけられれば逆にスッパリ諦めがつくってものですわ」
「でも」
「私がいいと言ったらいいのです。それに相手が貴女で良かったわ、だって私、ルチアのことも好きなんですから」
「ララ……」
そう言い切ったララの表情は、確かにどこか吹っ切れているようにも見えた。
「ところで、なのですが」
私たちの間に流れた感度的な空気をゴホンと咳払いで仕切り直したララが、突然前のめりになる。
「ルチアのお兄様についてお伺いしたいわ」
「え、兄ですか?」
「えぇ!」
“急にどうしたのかしら”
もしかしてジルの相手として我が家の家族構成とかが気になるということだろうか。
家柄的には侯爵家で、ララの家より家格は劣るが高位貴族の一角ではあるし、コンタリーニ家は王家の盾として有名でもあるし決して不自然ではないはずなのだけれど。
“まさか肉壁の婚約者だってバレたんじゃ”
その可能性にドキリとしつつ、彼女の勢いに圧倒された私は影も担っていることは別としても他はそもそも隠すことでもないのですぐに頷いた。
「えぇっと、我が家は代々王家の盾として王宮第一騎士団に努めることが多くて、父も騎士団長でした」
「つまりお兄様もゆくゆくは騎士団長に?」
「なれるかはもちろん兄の努力次第ですが、目指していることは確かです」
私の回答にララが「まぁ」と両手をパチンと合わせる。
兄の今後は私のジルの婚約者という役目においてプラスになるらしい。
どうやらこのまま認めて貰えそうだ、なんて私が安堵した瞬間だった。
「婚約者はいるのかしら」
「ぅえっ!?」
“それって、やっぱり私が本物の婚約者ではなく肉壁の婚約者だってバレてるってことよね!?”
このタイミングでそんな返しが来たのだ。
どう考えてもジルに本物の婚約者がいるのか聞かれているとしか思えない。
いや、もしかしたら肉壁の任務を終えた後の私の次の婚約者を聞いている可能性もある。
“どっちのパターンだったとしても、ここで認める訳にはいかないわ……!”
くっ、とドレスのスカートを握る手に力がこもる。
いくら友人になったとはいえ、この任務はまだバレる訳にはいかないのだ。
私は全力でしらばっくれなくてはならない。
緊張で喉が引きつりつつも、私はここぞとばかりに余裕の笑顔を作った。
「わ、わた、私ですけれどっ」
「る、ルチアですって!?」
「そうです、私が本物の婚約者なんです」
「ほ、本物の婚約者って……偽物もいらっしゃるの?」
「いません、いませんけど! 丸ごと全部本物です!」
「丸ごと全員本物!? 全員と本当に婚約中ってこと!? そんなことって……っ」
“ララの驚きようを見る限り確信は無かったということね?”
戸惑っているララには悪いが、これは任務の為なのだ。
多少無茶苦茶でも押し通すしかない。
「そうです、本物の本物です!」
「そんな、だって兄妹って……」
「? 確かに兄妹のように育ちはしましたが」
「その前提から違いますの!?」
「いえ、俺とルチアは兄妹です、本物の」
「お兄様!?」
「ひゃぁぁあ!?」
いつから聞いていたのか、かなり呆れた表情で私たちのところに入ってきた兄を慌てて睨む。
「ここはレディのお茶会です!」
「いや、混乱の茶会だろ……。フラージラ嬢、突然割り込んでしまい申し訳ありません」
「い、いえっ……、その、それは構わないのですが」
「?」
チラチラとララからの視線を感じ首を傾げていると、兄がゆっくり口を開いた。
「先程も言った通り俺とルチアは兄妹です。それ以上もそれ以下もありません。ルチア、お前の婚約者は殿下だけだな?」
「なっ、何を当たり前なことを……!」
「ちなみに俺に婚約者はいません、これで疑問は解決しましたか?」
「あ、はい。何かがすれ違ってしまっていたことがわかりましたわ」
“どういうこと?”
ぶっちゃけ訳がわからない。
何故兄が突然婚約者がいないと宣言した理由もわからない。
“やはりお兄様、ララのことを……!?”
そうだ。
よく考えれば昨日だって妹を無視してララを優先し助けていた。
「確かにララは美しいですが、お兄様には高嶺の花で――んぐぐっ」
この無謀な兄の恋をせめて早めに諦めさせるべきだと慌てて口を開くが、顎を掴まれ強制的に閉じさせられる。
まるで子供の兄弟喧嘩のようなことをしているが、表情だけは穏やかな笑顔を取り繕った兄が、ララへとにこやかに微笑んだ。
「申し訳ありませんが、本日はこの辺で失礼してもよろしいでしょうか」
さらりとそう告げ、私の顎を掴んだままぐいぐいと押して温室の出口へと兄が向かう。
そんな私たちをララが呆気に取られながらも見送ってくれた。
◇◇◇
「……なんだったのよ」
掴まれた顎を擦りながら馬車で向かいに座った兄を睨んでいると、大きなため息を吐かれる。
「それはどれに対しての?」
「ララの方!」
「そっちは却下」
“却下って何!?”
確認しておいて教える気のない様子にムッとした。
「やっぱりララのこと好きなの? 婚約者がいないアピールもしていたし」
「どういう思考をすればそうなるのかがわからん」
“違うのかしら”
辟易とした表情の兄に、流石に違ったのかとそう考え直すが、そうなると今度は先程の会話の辻褄が合わない。
わざわざ兄に婚約者がいないか確認したり、わざわざ自分に婚約者がいないとアピールしたり。
“お兄様がララを好きじゃないなら、もしかして……”
全くその可能性に辿り着かなかったが、だが失恋を癒すのもまた恋愛だと母が言っていた気がする。
「つまり、ララがお兄様のことを!?」
「それも違う」
「……違うの?」
今度こそはという自信があったのだが、あっさりとそう切り捨てられてきょとんとした。
「いい線いったと思ったのに……」
「もしお前にそう見えたんだとしても、多分違う。あれはそうだな、『そう思いたい』だけのやつだ」
「思いたい?」
「お前と殿下を心から応援したいんだろ」
「応援……」
それは、私にはもう次の人がいるから、気にしないでという彼女なりの後押しなのかもしれない。
“ララ……”
その可能性を聞かされた私が俯いていると、ポンッと頭を軽く叩くように撫でられる。
「こういうのは誰が悪いとかないだろ。ルチアが気にする必要はない」
「……えぇ」
「そういえば、予定より早く迎えに行った件だが」
きっとしょんぼりしてしまった私を励ます為だろう、突然兄が話題を変えた。
「王城から緊急伝令だ」
「緊急伝令?」
「あぁ。殿下が何者かに襲われた」
「そんな!」
その新しい話題の内容に全身から一気に血の気が引く。
“ジルが襲われた!?”
「ぶ、無事なんですよね……っ!?」
ガタガタと震え出す私を励ますように、兄がゆっくり頷く。
「無事だ」
「ほん、とに? 怪我とかは」
「怪我もしていない。何しろその緊急伝令を伝えに来たのが殿下本人だ」
「…………、え?」
“襲われたという内容を、襲われた本人が教えに来たってこと?”
恐怖と不安で震えていた体がぴたりと止まる。
そして本日三度目のため息を吐く兄に、私は情けない声で「ドッキリ?」とだけ聞いたのだった。
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