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第三章・それは契約に記すまま
22.効果的に見せつけて
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あんなに馬車は混雑していたものの、城内に入るのは思ったよりも早く、スムーズに入れたことに安堵しながらホールを見渡す。
配られたシャンパンを一口飲むとあっさりとした喉越しのあとにふわりと香るブドウが美味しく、口で弾ける上品できめ細かい泡がこのシャンパンの良さをより引き立てていた。
(これ、お父様の商団で取り扱われているやつだわ)
わざわざ隣国まで行きブドウ農家と専属契約を結んで仕入れたそのブドウを東部でシャンパンに加工して作ったものである。
それが陛下の生誕祭で使われていることに嫉妬した反面、流石父、そしてクロフス商団だと少し誇らしくもなった。
「ライサも負けていられないね?」
私の表情を的確に読み、そう耳打ちするルカに私も頷く。
「えぇ。メリベルトでもこういった産業を取り入れたいわね」
「じゃあ領地に帰ったらやることがいっぱいだ」
「そうね。その為にはまず、今日を乗り切りましょう」
相変わらず察しのいい彼に感心しつつ、私はぐるりと周りを見渡した。
「あれが噂の」
「お金があればああやって何でも出来るのね」
「でもお金で得る幸せって本当に幸せなのかしら」
私たちへちらりと視線を投げながらコソコソと話す声が聞こえる。
私たちを見る目は決して好意的なものばかりじゃない。
没落した男と金儲け趣味の男爵令嬢という組み合わせは悪目立ちすることも、こういった陰口を言われるだろうともわかっていた。
(もちろんいい気分ではないけど)
だがそれだけ私たちの結婚式が注目を浴びたということでもある。
良くも悪くも目立った方がいい。商品の品質にはこだわっているし、誰にも気付かれず売れないより、例え悪意を持って荒探しをしようという意図でも商品さえ手に取って貰えれば必ず満足させる自信だってある。商団主の評判と商団の評判はイコールだ。
だから私の評判は気にしない、そう決めていたけれど。
「そもそも男爵家にお金で買われるなんて侯爵家にプライドはないのかしら?」
「顔が良ければ男娼の真似事でお金を稼げるものね」
その言葉にカッと血がのぼる。
(ルカがどれだけ悩んで没落を選び、どれだけ悩んで私の手を取ったか知らないくせに……!)
グラスを持つ手に無意識に力が籠った時、そっと私の手を自身の手で包んだルカがグラスを取り上げた。
「大丈夫だよ」
「ルカ……」
ふっと笑った彼が周りに見せつけるように、そのまま私の額へ口づけを落とす。
そしてぐっと私の腰を引き寄せた。
「とっても美味しいお酒だけど、愛しいライサがアルコールで頬を染めるのは嫉妬しちゃうな」
「……へ?」
「こんな、飲み物ひとつにすら独占欲を出す僕を笑うかな?」
「え、えぇっと」
「その代わり、美味しいものを取ってくるよ。何が食べたい?」
「それは、その」
にこにこと笑うルカにガッシリと腰を抱き寄せられたまま軽食スペースへ向かう。
さっきまで陰口を叩いていた人たちも、そして私までもが唖然とするが、当のルカは楽しそうな笑顔のままだった。
「甘いやつ? それともしょっぱいやつがいいかな」
「えっと、そ、そうね、じゃあしょっぱいやつ……」
ルカの奇行に戸惑いながらそう伝えると、私の要望を聞いたルカが小さなクラッカーに手を伸ばした。
チーズとマーマレードのジャムが乗ったそのクラッカーを私の口の前まで持ってくる。
「はい、あーん」
「あ、あーん……」
塩味のきいたクラッカーとチーズに、甘酸っぱいマーマレードがよく合い口の中で広がる。
とても美味しい、けれど。
「あの、自分で食べられるんだけど」
「でも僕は食べさせたいんだよね」
くすくすと笑ったルカがちらりと視線を動かす。
そんなルカの視線を追うと、さっきまで陰口を叩いていた人たちが呆然としながらこちらを見ていた。
「僕たちのラブラブっぷりに呆然としてるね」
こそっと告げられたその言葉に思わず呆れてしまう。
確かに耳障りな陰口ではあったが、これでは何も解決していない。
むしろ次はルカがお金に媚びているだなんて言われるかもしれない。
けれど、呆れ顔になった私の頬にルカが大事そうに手を添えると唖然と見ていた彼らからは何故かほうっと感嘆のため息が漏れ聞こえ私はぽかんとした。
「すごく大事にされているのね」
「噂通り本当に恋愛結婚だったのかしら」
彼らの言葉に怪訝な顔をしていると、ルカが口角をニッとあげる。
「本当の気持ちって表情からちゃんと伝わるものなんだよ」
そんなことを平然と口にするルカと私は契約で結ばれた愛のない関係。
(本当に調子がいいんだから)
だから今彼が言った言葉も、周りが騙されたその表情も偽物なのだとわかっている。
でも、今は私も演者だから。
「なら私の気持ちもルカに伝わっているかしら?」
ふっと笑みを溢しルカの方へ体を寄せる。
鼓動すら聞こえそうなこの距離に、ドキドキしているのが私だけではありませんように。
「愛しているわ」
「ん、僕も」
ルカの言葉を聞きながら、私は彼の表情を見ないように顔を伏せたのだった。
わかりやすいようにピッタリと引っ付いていると、陛下の入城を知らせるべく大きなラッパ音が響き曲が流れ始める。
簡単な挨拶をした後の陛下はすぐに席へと座り、そのタイミングで王太子殿下と王太子妃殿下がダンスを始めた。
(一曲見届けて、献上品を渡したら終わりね)
この国の全家門が来場しているのだ、ひとりひとりが祝いの口上を述べるだけでも時間がかかってしまう。
そして特例を除き高位貴族から献上品を渡すことになっていた。
ちなみにその特例とは――
「ほぉ。今年のクロフスからの贈り物はとても大きいな」
――まぁ、ウチである。
おそらく今回の生誕祭も、シャンパンだけでなく様々なところでいろいろなものを献上しているのだろう。
その為特例が許されていた。
「南で有名な象という生き物でございます。こちらで子供、この何倍も成長いたしますよ」
「なに? まだ大きくなるのか?」
「はい、背に乗って散歩もできるようになります。この小象のように王家の、そしてアルマリアの更なる発展を祈っております」
(お父様ってば……)
にこりと笑ってホールへ戻る父が、私にはニヤリとした笑みを向ける。
私の商団との圧倒的な差を見せつけられて悔しくはあるが、私だって負けてはいられない。
それに今の私にはルカがいる。ひとりじゃないというのは心強くもあった。
配られたシャンパンを一口飲むとあっさりとした喉越しのあとにふわりと香るブドウが美味しく、口で弾ける上品できめ細かい泡がこのシャンパンの良さをより引き立てていた。
(これ、お父様の商団で取り扱われているやつだわ)
わざわざ隣国まで行きブドウ農家と専属契約を結んで仕入れたそのブドウを東部でシャンパンに加工して作ったものである。
それが陛下の生誕祭で使われていることに嫉妬した反面、流石父、そしてクロフス商団だと少し誇らしくもなった。
「ライサも負けていられないね?」
私の表情を的確に読み、そう耳打ちするルカに私も頷く。
「えぇ。メリベルトでもこういった産業を取り入れたいわね」
「じゃあ領地に帰ったらやることがいっぱいだ」
「そうね。その為にはまず、今日を乗り切りましょう」
相変わらず察しのいい彼に感心しつつ、私はぐるりと周りを見渡した。
「あれが噂の」
「お金があればああやって何でも出来るのね」
「でもお金で得る幸せって本当に幸せなのかしら」
私たちへちらりと視線を投げながらコソコソと話す声が聞こえる。
私たちを見る目は決して好意的なものばかりじゃない。
没落した男と金儲け趣味の男爵令嬢という組み合わせは悪目立ちすることも、こういった陰口を言われるだろうともわかっていた。
(もちろんいい気分ではないけど)
だがそれだけ私たちの結婚式が注目を浴びたということでもある。
良くも悪くも目立った方がいい。商品の品質にはこだわっているし、誰にも気付かれず売れないより、例え悪意を持って荒探しをしようという意図でも商品さえ手に取って貰えれば必ず満足させる自信だってある。商団主の評判と商団の評判はイコールだ。
だから私の評判は気にしない、そう決めていたけれど。
「そもそも男爵家にお金で買われるなんて侯爵家にプライドはないのかしら?」
「顔が良ければ男娼の真似事でお金を稼げるものね」
その言葉にカッと血がのぼる。
(ルカがどれだけ悩んで没落を選び、どれだけ悩んで私の手を取ったか知らないくせに……!)
グラスを持つ手に無意識に力が籠った時、そっと私の手を自身の手で包んだルカがグラスを取り上げた。
「大丈夫だよ」
「ルカ……」
ふっと笑った彼が周りに見せつけるように、そのまま私の額へ口づけを落とす。
そしてぐっと私の腰を引き寄せた。
「とっても美味しいお酒だけど、愛しいライサがアルコールで頬を染めるのは嫉妬しちゃうな」
「……へ?」
「こんな、飲み物ひとつにすら独占欲を出す僕を笑うかな?」
「え、えぇっと」
「その代わり、美味しいものを取ってくるよ。何が食べたい?」
「それは、その」
にこにこと笑うルカにガッシリと腰を抱き寄せられたまま軽食スペースへ向かう。
さっきまで陰口を叩いていた人たちも、そして私までもが唖然とするが、当のルカは楽しそうな笑顔のままだった。
「甘いやつ? それともしょっぱいやつがいいかな」
「えっと、そ、そうね、じゃあしょっぱいやつ……」
ルカの奇行に戸惑いながらそう伝えると、私の要望を聞いたルカが小さなクラッカーに手を伸ばした。
チーズとマーマレードのジャムが乗ったそのクラッカーを私の口の前まで持ってくる。
「はい、あーん」
「あ、あーん……」
塩味のきいたクラッカーとチーズに、甘酸っぱいマーマレードがよく合い口の中で広がる。
とても美味しい、けれど。
「あの、自分で食べられるんだけど」
「でも僕は食べさせたいんだよね」
くすくすと笑ったルカがちらりと視線を動かす。
そんなルカの視線を追うと、さっきまで陰口を叩いていた人たちが呆然としながらこちらを見ていた。
「僕たちのラブラブっぷりに呆然としてるね」
こそっと告げられたその言葉に思わず呆れてしまう。
確かに耳障りな陰口ではあったが、これでは何も解決していない。
むしろ次はルカがお金に媚びているだなんて言われるかもしれない。
けれど、呆れ顔になった私の頬にルカが大事そうに手を添えると唖然と見ていた彼らからは何故かほうっと感嘆のため息が漏れ聞こえ私はぽかんとした。
「すごく大事にされているのね」
「噂通り本当に恋愛結婚だったのかしら」
彼らの言葉に怪訝な顔をしていると、ルカが口角をニッとあげる。
「本当の気持ちって表情からちゃんと伝わるものなんだよ」
そんなことを平然と口にするルカと私は契約で結ばれた愛のない関係。
(本当に調子がいいんだから)
だから今彼が言った言葉も、周りが騙されたその表情も偽物なのだとわかっている。
でも、今は私も演者だから。
「なら私の気持ちもルカに伝わっているかしら?」
ふっと笑みを溢しルカの方へ体を寄せる。
鼓動すら聞こえそうなこの距離に、ドキドキしているのが私だけではありませんように。
「愛しているわ」
「ん、僕も」
ルカの言葉を聞きながら、私は彼の表情を見ないように顔を伏せたのだった。
わかりやすいようにピッタリと引っ付いていると、陛下の入城を知らせるべく大きなラッパ音が響き曲が流れ始める。
簡単な挨拶をした後の陛下はすぐに席へと座り、そのタイミングで王太子殿下と王太子妃殿下がダンスを始めた。
(一曲見届けて、献上品を渡したら終わりね)
この国の全家門が来場しているのだ、ひとりひとりが祝いの口上を述べるだけでも時間がかかってしまう。
そして特例を除き高位貴族から献上品を渡すことになっていた。
ちなみにその特例とは――
「ほぉ。今年のクロフスからの贈り物はとても大きいな」
――まぁ、ウチである。
おそらく今回の生誕祭も、シャンパンだけでなく様々なところでいろいろなものを献上しているのだろう。
その為特例が許されていた。
「南で有名な象という生き物でございます。こちらで子供、この何倍も成長いたしますよ」
「なに? まだ大きくなるのか?」
「はい、背に乗って散歩もできるようになります。この小象のように王家の、そしてアルマリアの更なる発展を祈っております」
(お父様ってば……)
にこりと笑ってホールへ戻る父が、私にはニヤリとした笑みを向ける。
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