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もちろん私も望みます!婚約破棄からはじめた溺愛婚(待望)
3.すれ違う行為は物足りなくて
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“こ、ここで引くわけにはいかないわ!”
プロポーションは崩れてないはず。
もし崩れていれば必ずクラリスが半笑いで指摘してくるからだ。
“だったらなんで!?”
考えられるのは別の女性への心変わりだが、バルフに限ってそれはないと流石の私も断言できる。
「なら、やっぱり枯れて……?」
もし彼の勃ちが悪いならそれは一緒に改善策を練ればいい。
“でも、もし他の要因があるなら……!”
「確かめなくちゃ」
「シエラ?」
ごくりと唾を呑んだ私は、そのままグイグイとバルフの体を押してベッドまで向かい――
「うわっ!?」
ぼすん、とベッドに転がったバルフの上に馬乗りになる。
「ちょ、シエラ!?」
「バルフは黙ってて!」
「えぇっ!?」
慌てるバルフを無視しバルフのお腹を撫でながら、彼の顔をじっと見た。
“嫌悪感……とかはなさそうね”
その事実にホッとした私は、お腹を撫でていた手をするりと彼の下半身まで滑らせて。
「ちょっ、シエラ待ってストップストップ!」
「ここで止まる妻だと思わないことね!」
「ここで止めれる夫になりたいけども!?」
触れたバルフのソコに芯があるのを確認してホッとする。
“勃たない訳じゃないのね”
ちゃんと私相手に興奮してくれていることに安堵したところで両腕をバルフに掴まれた私は、それ以上先に進むことは許されなくて。
「……どうして?」
思わずムスッとしてしまう。
そんな私を少し困った様子で見たバルフは、何故か迷いながらそっと私の胸を揉んだ。
「んっ」
久しぶりに触れられるからか、いつもより敏感になっている胸がバルフの手の中でむにゅむにゅと形を変える。
「……具合は?」
「今は、平気……」
“もしかしてもしかしなくても、体調を優先して我慢してくれていたのかしら”
ふとそう思うと、もうそうとしか考えられなくて。
「大丈夫だから、バルフ……」
いつも私を優先して大事にしてくれている少し過保護なバルフ。
そんな彼の優しさを実感し胸に温かいものが溢れる。
高鳴る胸にもっと触れて欲しくて甘えた声で名を呼ぶと、ごくりとバルフの喉が上下した。
“そうよ、心配する必要なんてないくらい私たちはラブラブだもの”
そんな彼の様子に満足した私は、そのままバルフの上に座ったまま体の力を抜いて。
「は、ぁあん」
下から持ち上げるように揉みながら人差し指の腹で胸の先端があるあたりを服の上からそっと撫でられる。
体を締め付けるといつも以上に何も入らなくなるため、ゆったりとした服ばかりをクラリスに着せられていた私は、その柔らかな布越しにバルフの指の感触を実感していた。
“布地もいつもより薄いんだわ、それに久しぶりだからいつもより感じちゃう……!”
まだ服の上から触れられているだけだというのに、ツンと主張してしまっているだろう乳首。
そんな主張を見透かすようにバルフの指先が私の乳首をコリコリと引っ掻いた。
「あっ、んんっ!」
「ほんと可愛い、シエラ……」
「ひゃあっ」
まるで口付けするように私の胸の先端に唇を寄せたバルフが、そのままカリッと歯を立てて。
「や、あん、それ……っ」
「どうしたい?」
「んん、もどかし、の……!」
服越し、という刺激がもどかしく、もっと触れて欲しくてそう口にする。
その言葉を聞いたバルフはすぐに私の服を脱がせ、彼の目の前に私の二つのふくらみがぷるんと顔を出した。
「あっ」
「相変わらず手に吸い付くみたいだ」
バルフの視線が私のおっぱいに注がれていることを感じ、ドキリとする。
もにゅ、と胸を持ち上げ乳首が前に来るように揉んだバルフは、そのまま顔を近付けて。
「好きだよ」
「やぁ……ん」
ふっと乳首を掠めるようにバルフの吐息がかかり、乳輪をなぞるようにバルフの舌が這う。
先を尖らせるようにした舌が私の乳首をグリグリと押し込み、くちゅりと口に含まれたと思ったらぢゅっと乳首を強く吸われた。
「あ、ひゃうっ」
「痛くない?」
「痛く、な……っ、もっと、バルフ……!」
私の乳首を吸いながらも気にしてくれているらしいバルフ。
そんな彼に応えるように正直にそう答えると、くすりとバルフが笑った気配がして。
「なら、良かった」
「ひゃぁあん!」
ちゅうちゅうと吸っていたバルフの舌が唐突に私の乳首を弾いた。
その刺激に体がビクリと跳ねるが、もっと、とねだったからだろう。
私の体をぎゅっと抱き締めよりおっぱいへ顔を押し付けたバルフが何度も扱くように私の乳首を繰り返し口内で捏ねる。
その度に甘い痺れが全身を巡り、けれど抱き締められているせいで体から快感が逃がせず私の口からは幾度となく嬌声があがった。
「敏感になってるね」
「や、言わない、でぇ……っ」
「なんで? 可愛いよ、ずっとこうしてたいくらい」
ちゅぱちゅぱと愛撫の音が耳をくすぐったと思ったら、唐突に胸から口を離したバルフが真っ赤に染まった乳首の先端を満足そうに見て。
「……こっちも、してあげなくちゃ可哀想だよね」
「ひゃっ」
すぐにさっきまでずっとしゃぶっていた胸とは反対の乳首に吸い付いた。
「あっ、あっ、あぁんっ」
「気持ちいい?」
「きもち、い、バルフ、気持ちいい、の……っ」
バルフの熱い舌が乳首を刺激し、吸われる度にぞくぞくとした快感が背中を駆け上がる。
胸しか触れられていないのに、久しぶりの愛撫で全身が敏感になっているからだろうか。
「あっ、だめっ、何かきちゃ……!」
「ん、イきそうなよ? イっていいよ、ほら、限界まで感じて気持ちよくなって……!」
「やぁっ、あ、あぁぁあッ」
一際大きな快感の波が私を襲い、私の脳を震えさせたと思ったら胸だけで絶頂へ導かれてしまって。
“私だけイっちゃったわ……”
はぁはぁと荒い呼吸を繰り返しながら、ぐったりとバルフの体にもたれかかる。
そんな私の背中を優しく撫でてくれたバルフは。
「じゃ、寝ようか」
「!?」
いつものようににこりと微笑み、さっと私の服を着せて。
“!?”
“!!”
“!?!?”
あっという間に寝支度が整えられたかと思ったら、並んでベッドに横になりバルフに腕枕をして貰っていた。
「……あ、え、へ?」
戸惑い、再び私の周りにハテナが飛ぶ。
そんな混乱を極めている私を無視し、あっさりと目を瞑ったバルフはすやすやと穏やかな顔をしていて。
「ど、どうして?」
“なんで最後までしてくれないの……!?”
一度は杞憂だったとそう思ったが、やはりこれはなんでかはわからないが由々しき事態に陥っているのだと私は確信したのだった。
「…………ってことがあったのよ」
「はぁ」
朝の支度をしてくれているクラリスにそっと耳打ちすると、どこか呆れたような顔をしながら今日着る服を出してくれて。
「どう思う?」
「そうですね、バルフ様は頑張っておられるな、と思いますが」
「えっ、バルフ? 私が誘惑を頑張ってるつもりなのだけど!」
「だからこそ私はバルフ様を誉めております」
“ど、どうして……!?”
絶対私の気持ちに賛同してくれると思ったクラリスが完全にバルフ側で思わずがくりと項垂れる。
そんな私に気付いたクラリスは、今日も体を締め付けないふわりとした服を私に着せて。
「そうですね、男性がそこまでされて堪えるのはなかなか大変だと思う……とだけお伝えしておきます」
「堪える?」
「シエラ様の体を気遣って本能と戦われているんですよ」
“私のために……”
そう言われてしまうと、確かにその通りだと言えなくもなくて。
「どうしても、というならその大きなおっぱいで挟んであげればいいのでは?」
「おっぱいで?」
「えぇ、男のロマンですよ」
「男の……ロマン……」
そんなクラリスのアドバイスを聞きながら、私は自分の胸をそっと両手で持ち上げた。
プロポーションは崩れてないはず。
もし崩れていれば必ずクラリスが半笑いで指摘してくるからだ。
“だったらなんで!?”
考えられるのは別の女性への心変わりだが、バルフに限ってそれはないと流石の私も断言できる。
「なら、やっぱり枯れて……?」
もし彼の勃ちが悪いならそれは一緒に改善策を練ればいい。
“でも、もし他の要因があるなら……!”
「確かめなくちゃ」
「シエラ?」
ごくりと唾を呑んだ私は、そのままグイグイとバルフの体を押してベッドまで向かい――
「うわっ!?」
ぼすん、とベッドに転がったバルフの上に馬乗りになる。
「ちょ、シエラ!?」
「バルフは黙ってて!」
「えぇっ!?」
慌てるバルフを無視しバルフのお腹を撫でながら、彼の顔をじっと見た。
“嫌悪感……とかはなさそうね”
その事実にホッとした私は、お腹を撫でていた手をするりと彼の下半身まで滑らせて。
「ちょっ、シエラ待ってストップストップ!」
「ここで止まる妻だと思わないことね!」
「ここで止めれる夫になりたいけども!?」
触れたバルフのソコに芯があるのを確認してホッとする。
“勃たない訳じゃないのね”
ちゃんと私相手に興奮してくれていることに安堵したところで両腕をバルフに掴まれた私は、それ以上先に進むことは許されなくて。
「……どうして?」
思わずムスッとしてしまう。
そんな私を少し困った様子で見たバルフは、何故か迷いながらそっと私の胸を揉んだ。
「んっ」
久しぶりに触れられるからか、いつもより敏感になっている胸がバルフの手の中でむにゅむにゅと形を変える。
「……具合は?」
「今は、平気……」
“もしかしてもしかしなくても、体調を優先して我慢してくれていたのかしら”
ふとそう思うと、もうそうとしか考えられなくて。
「大丈夫だから、バルフ……」
いつも私を優先して大事にしてくれている少し過保護なバルフ。
そんな彼の優しさを実感し胸に温かいものが溢れる。
高鳴る胸にもっと触れて欲しくて甘えた声で名を呼ぶと、ごくりとバルフの喉が上下した。
“そうよ、心配する必要なんてないくらい私たちはラブラブだもの”
そんな彼の様子に満足した私は、そのままバルフの上に座ったまま体の力を抜いて。
「は、ぁあん」
下から持ち上げるように揉みながら人差し指の腹で胸の先端があるあたりを服の上からそっと撫でられる。
体を締め付けるといつも以上に何も入らなくなるため、ゆったりとした服ばかりをクラリスに着せられていた私は、その柔らかな布越しにバルフの指の感触を実感していた。
“布地もいつもより薄いんだわ、それに久しぶりだからいつもより感じちゃう……!”
まだ服の上から触れられているだけだというのに、ツンと主張してしまっているだろう乳首。
そんな主張を見透かすようにバルフの指先が私の乳首をコリコリと引っ掻いた。
「あっ、んんっ!」
「ほんと可愛い、シエラ……」
「ひゃあっ」
まるで口付けするように私の胸の先端に唇を寄せたバルフが、そのままカリッと歯を立てて。
「や、あん、それ……っ」
「どうしたい?」
「んん、もどかし、の……!」
服越し、という刺激がもどかしく、もっと触れて欲しくてそう口にする。
その言葉を聞いたバルフはすぐに私の服を脱がせ、彼の目の前に私の二つのふくらみがぷるんと顔を出した。
「あっ」
「相変わらず手に吸い付くみたいだ」
バルフの視線が私のおっぱいに注がれていることを感じ、ドキリとする。
もにゅ、と胸を持ち上げ乳首が前に来るように揉んだバルフは、そのまま顔を近付けて。
「好きだよ」
「やぁ……ん」
ふっと乳首を掠めるようにバルフの吐息がかかり、乳輪をなぞるようにバルフの舌が這う。
先を尖らせるようにした舌が私の乳首をグリグリと押し込み、くちゅりと口に含まれたと思ったらぢゅっと乳首を強く吸われた。
「あ、ひゃうっ」
「痛くない?」
「痛く、な……っ、もっと、バルフ……!」
私の乳首を吸いながらも気にしてくれているらしいバルフ。
そんな彼に応えるように正直にそう答えると、くすりとバルフが笑った気配がして。
「なら、良かった」
「ひゃぁあん!」
ちゅうちゅうと吸っていたバルフの舌が唐突に私の乳首を弾いた。
その刺激に体がビクリと跳ねるが、もっと、とねだったからだろう。
私の体をぎゅっと抱き締めよりおっぱいへ顔を押し付けたバルフが何度も扱くように私の乳首を繰り返し口内で捏ねる。
その度に甘い痺れが全身を巡り、けれど抱き締められているせいで体から快感が逃がせず私の口からは幾度となく嬌声があがった。
「敏感になってるね」
「や、言わない、でぇ……っ」
「なんで? 可愛いよ、ずっとこうしてたいくらい」
ちゅぱちゅぱと愛撫の音が耳をくすぐったと思ったら、唐突に胸から口を離したバルフが真っ赤に染まった乳首の先端を満足そうに見て。
「……こっちも、してあげなくちゃ可哀想だよね」
「ひゃっ」
すぐにさっきまでずっとしゃぶっていた胸とは反対の乳首に吸い付いた。
「あっ、あっ、あぁんっ」
「気持ちいい?」
「きもち、い、バルフ、気持ちいい、の……っ」
バルフの熱い舌が乳首を刺激し、吸われる度にぞくぞくとした快感が背中を駆け上がる。
胸しか触れられていないのに、久しぶりの愛撫で全身が敏感になっているからだろうか。
「あっ、だめっ、何かきちゃ……!」
「ん、イきそうなよ? イっていいよ、ほら、限界まで感じて気持ちよくなって……!」
「やぁっ、あ、あぁぁあッ」
一際大きな快感の波が私を襲い、私の脳を震えさせたと思ったら胸だけで絶頂へ導かれてしまって。
“私だけイっちゃったわ……”
はぁはぁと荒い呼吸を繰り返しながら、ぐったりとバルフの体にもたれかかる。
そんな私の背中を優しく撫でてくれたバルフは。
「じゃ、寝ようか」
「!?」
いつものようににこりと微笑み、さっと私の服を着せて。
“!?”
“!!”
“!?!?”
あっという間に寝支度が整えられたかと思ったら、並んでベッドに横になりバルフに腕枕をして貰っていた。
「……あ、え、へ?」
戸惑い、再び私の周りにハテナが飛ぶ。
そんな混乱を極めている私を無視し、あっさりと目を瞑ったバルフはすやすやと穏やかな顔をしていて。
「ど、どうして?」
“なんで最後までしてくれないの……!?”
一度は杞憂だったとそう思ったが、やはりこれはなんでかはわからないが由々しき事態に陥っているのだと私は確信したのだった。
「…………ってことがあったのよ」
「はぁ」
朝の支度をしてくれているクラリスにそっと耳打ちすると、どこか呆れたような顔をしながら今日着る服を出してくれて。
「どう思う?」
「そうですね、バルフ様は頑張っておられるな、と思いますが」
「えっ、バルフ? 私が誘惑を頑張ってるつもりなのだけど!」
「だからこそ私はバルフ様を誉めております」
“ど、どうして……!?”
絶対私の気持ちに賛同してくれると思ったクラリスが完全にバルフ側で思わずがくりと項垂れる。
そんな私に気付いたクラリスは、今日も体を締め付けないふわりとした服を私に着せて。
「そうですね、男性がそこまでされて堪えるのはなかなか大変だと思う……とだけお伝えしておきます」
「堪える?」
「シエラ様の体を気遣って本能と戦われているんですよ」
“私のために……”
そう言われてしまうと、確かにその通りだと言えなくもなくて。
「どうしても、というならその大きなおっぱいで挟んであげればいいのでは?」
「おっぱいで?」
「えぇ、男のロマンですよ」
「男の……ロマン……」
そんなクラリスのアドバイスを聞きながら、私は自分の胸をそっと両手で持ち上げた。
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