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神の深慮と巫女の浅慮
少女の思いつきと素敵な贈り物
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越冬準備をすると決まってから、桜子達の行動は早かった。夜も明けぬ早朝から、ゾンガは森へと入り罠を仕掛けに行き、その帰りに成人男性4人でやっと抱えられるくらいの大岩や倒木を抱えて戻ってくる。
ジイジは椅子に座ったままではあるが、鉈で倒木を薪にすべく奮闘し、獲物があればその肉を捌くのを指示し、ネネは畑で桜子に指示された野菜を収穫に奮闘する。時折、大根を引き抜こうとして失敗し尻餅をつくのはご愛嬌と言えるだろう。
そして桜子は…といえば、山と積まれたキャベツを千切りにするべく格闘中だった。切っては小さめの樽に入れ、一杯になると塩で揉んでから大きな樽へ汁ごと放り込む。時折思い出したように香辛料を適当に樽の中へばら撒く。ジイジからザワークラウトの存在を聞いて樽に二つ作ることとなったのだ。樽といっても、その大きさはゾンガがゆったり入れる大きなものだ。とはいえ高さは150cmほどだから幸いザワークラウトに欠かせないキャラヴェイシードもたっぷりとある。保存性を高めるために唐辛子も入れるらしいが、それにはネネがすこし嫌な顔をした。だが、ネネも分かっているようで、好き嫌いしないと言い出し、結局唐辛子を入れて作ることになったのだ。とはいえ、まだ子供なネネとゾンガだ。こっそり小さな樽を作って渡してきたゾンガの表情からも、彼女も唐辛子は苦手なのだろう。桜子は笑いを噛み殺しながら、子供たちのために唐辛子抜きのザワークラウトも作ることにしたのだった。
たかが冬の準備に沢山作りすぎでは?と思ったのだが、聖都の冬は最低3ヶ月は雪に閉ざされるという。そこよりも標高の高い大森林ならば、2ヶ月は長引く可能性もあるとジイジから言われてしまった。ジイジ曰くこの大森林と呼ばれる一帯は、ほかの土地に比べて2000Mは高い位置にあるというのだから、あながち間違いではないのかもしれない。
「ああ…しんどい…でも、がんばんなきゃ…。」
早朝から100個近いキャベツを処理して痺れる腕に、半ば遠い目になりながらも桜子の目の前にあるキャベツ、残り60個。まだ、ゴールは先のようだ。
「ん…!」
陽も大分高くなってきた頃、ゾンガは部屋の増築をしようと穴を掘っていた。掘り返した土は、他に使うつもりなので一箇所にまとめてある。何せザワークラウトの樽などを貯蔵するための部屋だ。ほかの保存食や野菜も置かなければならないのだから、なるべく深く、広く作らなければならない。そんな彼女が掘った穴は180cmほどで広さは20畳ほどだろうか。通気性や普段の利便性を考えて半地下で作るつもりのようだった。額に滲む汗をぬぐいながら作業を進めるゾンガの顔はなんとも楽しげだった。
(楽しいなぁ…みんなと一緒で、冬を過ごすんだ…。ああ、あとでボックだけじゃなくて、シュロルも捕まえてこよう。魔女様はシュロルの乳で作ったチーズがお好きみたいだから。)
ゾンガの知る冬は、蓄えを聖都に全て奪われひもじく過ごした経験しかない。それでもなんとか生き延びようと、雪深い森へ分け入り木の皮を齧り、木の根をしゃぶったものだった。
今では毎日お腹いっぱい美味しいご飯が食べる事が出来るし、暖かい部屋で温かい布団に入り眠ることができる。そして、たまに大きな桶でお湯を使い身体を洗うこともできる。今の季節はまだ日中が暑い為、水浴びで済ませることが多いのだが、村では冬でも水で身体を拭う程度だった。
(えへ…お湯で洗うと気持ち良いもん……あ、そうか…そうだよ、ねぇ。)
掘り終わった穴に割った石を敷き詰めながら、考えに耽っていたゾンガの動きが、ふと、止まった。かと思うと、腕組みして何かに納得したかのように一人頷いている。そして、先程よりもかなりスピードで石を敷き詰め始めだした。持ってきた石を全て敷き終えると、何かを企んでいるのか口元に笑みを浮かべたまま穴から這い出ると、斧と縄を片手に再び森へと走り去っていった。
ゾンガが向かった先は大きな岩が点在する広場だった。斧で近くの直径30cm程の木を、2本ほど切り倒す。思い切り力を込めて2~3回程斧を叩きつければ簡単に倒れる木に縄を括りつけて肩に掛けると、そのまま家に向かって歩いてゆく。枝打ちしないのは、その時間が惜しいからだ。ゾンガの力で引っ張っていけば、そのままでも十分運べてしまう。管理者のいる土地において、森の中に道のような引き摺った跡ができたとしてもしばらくすればすぐに元通りに戻る為、ゾンガも思い切り動くことが出来る。こんなに自分の怪力を誇らしく、自由に使うことが出来る日が来るなんて、ゾンガは思いもしなかったのだが。
一旦家に木を置くと再び元の場所へと駆け戻り、同じように木を切り倒しては運んでゆく。そんなことを五往復は繰り返したであろうか、すると今度は点在する岩に対して思い切り引き抜き始めた。もちろん、土地を治める神から認められた住人であるゾンガの行動を、阻害するものはなくいとも簡単に岩はくい込んだ大地から引き離される。それを抱えて再び家へと向かうのだ。
(前に、魔女様の貸してくれたホンに、書いてあった…あれを作れば…。ネネも、安心して暮らせる、魔女様も、喜んで、くれるかなぁ。)
ふっと思いついた考え、何度思い返してみてもそれは素敵な考えとしか思えない。
そんなゾンガの素敵な思いつき、それが判明するのはもう少し後になってからになる。
ゾンガが貯蔵庫を作りながら裏で何かをやっているのは、ジイジも桜子も気がついていた。もとより素直で純粋なゾンガだ、隠し事ができるような性格ではないのだろう、行動の端々に普段と違う何かが滲み出てしまっているのだ。しかし、とても楽しそうにしつつ、一生懸命隠しているのが分かるだけに、微笑ましくそのまま知らない振りをすることになった。
もちろん幼いとはいえ、ネネもしっかり気が付いているが、魔女様とジイジと、内緒にしておいてあげようと約束している為、口にもださない。
そんなある朝、朝食の準備をしていた桜子の元に、貯蔵庫が完成したとゾンガが知らせに来た。ゾンガに案内されるままに向かったのは、キッチンのオーブンと暖炉の間に作られた扉だった。
扉を開くと緩やかなスロープの通路が現れた。余った針金で作られたランタンの中に明かりが灯っており、通路は暗いということもなかった。この光源はゾンガが引き抜いてきた岩のうちの一つだった。
普通に割るとただの石でしかないのだが、金属で割ると光りだす。そしてその灯りは2週間保つ為、冬の間の薪の節約になると貯蔵庫の一角の棚に積まれている。
その通路を4人で歩いていると、扉が二つ見えてきた。
「扉が二つ…?」
「て、てま…手前…。」
手前の扉を開けて欲しいというゾンガに言われるまま、桜子が扉を開くとちょっとした広場になり中にまた三つ扉が現れた。不思議な思いをしながら一番手前を開く。すると…
「え…?えええ?これ…は…?」
石の敷き詰められた部屋の一角に外が見えるように窓が付けられたそこは、大人がゆったり足を伸ばせる大きな木桶と、壁に埋め込まれた大きな壺が2つある部屋だった。近くには衝立に囲まれた簀子が置かれ、棚と篭も置かれている。
「あの、だん、暖炉と…お、オーブンのね、熱で…お湯…」
「ゾンガ、あなた…お風呂作ったの?」
ゾンガの言葉から察するに、この風呂場はキッチンの真後ろに位置しており、その熱を利用して壺を温め中の水をお湯に変えるのだろう。毎日は無理だとしても雪に閉ざされる間、時折これで身体を温められれば、風邪を引くことも少なくなるだろう。
よく見れば、壺には水が湛えられており、その流れをたどれば壁に埋め込まれたパイプを伝っているのがわかる。おそらく泉から引いているのだろう。
ジイジやネネに至っては驚きで声も出せていないようだった。
「驚いたわ…ゾンガ…貴方、あの本を見て思いついたのね…。すごいわ。とても素晴らしいものよ。」
桜子が言う本とは、桜子の職場の歴史を書いた本だった。何もない場所を開拓していった過程が事細かに書かれたもので、たまたま施設長の知り合いがそれを執筆し製本されたからと、受け取ったものだった。
そしてその中に風呂を作る工程が書かれていたのだった。
ゾンガが思いついて作りたかったもの、それは以前に風邪で倒れたジイジやネネが、また病に倒れることのないようにと、温かい湯を使って身体を清める場所だった。
そして、もう一つの扉は雪に閉ざされた間でも使えるようにと併設されたトイレ、もう一つが居間で寝食している足の痛むジイジの為に作られた温かな個室だった。
そんなゾンガの心遣いに、ジイジは目頭を押さえながら、少女を抱きしめて深く感謝を伝えたのだった。
ジイジは椅子に座ったままではあるが、鉈で倒木を薪にすべく奮闘し、獲物があればその肉を捌くのを指示し、ネネは畑で桜子に指示された野菜を収穫に奮闘する。時折、大根を引き抜こうとして失敗し尻餅をつくのはご愛嬌と言えるだろう。
そして桜子は…といえば、山と積まれたキャベツを千切りにするべく格闘中だった。切っては小さめの樽に入れ、一杯になると塩で揉んでから大きな樽へ汁ごと放り込む。時折思い出したように香辛料を適当に樽の中へばら撒く。ジイジからザワークラウトの存在を聞いて樽に二つ作ることとなったのだ。樽といっても、その大きさはゾンガがゆったり入れる大きなものだ。とはいえ高さは150cmほどだから幸いザワークラウトに欠かせないキャラヴェイシードもたっぷりとある。保存性を高めるために唐辛子も入れるらしいが、それにはネネがすこし嫌な顔をした。だが、ネネも分かっているようで、好き嫌いしないと言い出し、結局唐辛子を入れて作ることになったのだ。とはいえ、まだ子供なネネとゾンガだ。こっそり小さな樽を作って渡してきたゾンガの表情からも、彼女も唐辛子は苦手なのだろう。桜子は笑いを噛み殺しながら、子供たちのために唐辛子抜きのザワークラウトも作ることにしたのだった。
たかが冬の準備に沢山作りすぎでは?と思ったのだが、聖都の冬は最低3ヶ月は雪に閉ざされるという。そこよりも標高の高い大森林ならば、2ヶ月は長引く可能性もあるとジイジから言われてしまった。ジイジ曰くこの大森林と呼ばれる一帯は、ほかの土地に比べて2000Mは高い位置にあるというのだから、あながち間違いではないのかもしれない。
「ああ…しんどい…でも、がんばんなきゃ…。」
早朝から100個近いキャベツを処理して痺れる腕に、半ば遠い目になりながらも桜子の目の前にあるキャベツ、残り60個。まだ、ゴールは先のようだ。
「ん…!」
陽も大分高くなってきた頃、ゾンガは部屋の増築をしようと穴を掘っていた。掘り返した土は、他に使うつもりなので一箇所にまとめてある。何せザワークラウトの樽などを貯蔵するための部屋だ。ほかの保存食や野菜も置かなければならないのだから、なるべく深く、広く作らなければならない。そんな彼女が掘った穴は180cmほどで広さは20畳ほどだろうか。通気性や普段の利便性を考えて半地下で作るつもりのようだった。額に滲む汗をぬぐいながら作業を進めるゾンガの顔はなんとも楽しげだった。
(楽しいなぁ…みんなと一緒で、冬を過ごすんだ…。ああ、あとでボックだけじゃなくて、シュロルも捕まえてこよう。魔女様はシュロルの乳で作ったチーズがお好きみたいだから。)
ゾンガの知る冬は、蓄えを聖都に全て奪われひもじく過ごした経験しかない。それでもなんとか生き延びようと、雪深い森へ分け入り木の皮を齧り、木の根をしゃぶったものだった。
今では毎日お腹いっぱい美味しいご飯が食べる事が出来るし、暖かい部屋で温かい布団に入り眠ることができる。そして、たまに大きな桶でお湯を使い身体を洗うこともできる。今の季節はまだ日中が暑い為、水浴びで済ませることが多いのだが、村では冬でも水で身体を拭う程度だった。
(えへ…お湯で洗うと気持ち良いもん……あ、そうか…そうだよ、ねぇ。)
掘り終わった穴に割った石を敷き詰めながら、考えに耽っていたゾンガの動きが、ふと、止まった。かと思うと、腕組みして何かに納得したかのように一人頷いている。そして、先程よりもかなりスピードで石を敷き詰め始めだした。持ってきた石を全て敷き終えると、何かを企んでいるのか口元に笑みを浮かべたまま穴から這い出ると、斧と縄を片手に再び森へと走り去っていった。
ゾンガが向かった先は大きな岩が点在する広場だった。斧で近くの直径30cm程の木を、2本ほど切り倒す。思い切り力を込めて2~3回程斧を叩きつければ簡単に倒れる木に縄を括りつけて肩に掛けると、そのまま家に向かって歩いてゆく。枝打ちしないのは、その時間が惜しいからだ。ゾンガの力で引っ張っていけば、そのままでも十分運べてしまう。管理者のいる土地において、森の中に道のような引き摺った跡ができたとしてもしばらくすればすぐに元通りに戻る為、ゾンガも思い切り動くことが出来る。こんなに自分の怪力を誇らしく、自由に使うことが出来る日が来るなんて、ゾンガは思いもしなかったのだが。
一旦家に木を置くと再び元の場所へと駆け戻り、同じように木を切り倒しては運んでゆく。そんなことを五往復は繰り返したであろうか、すると今度は点在する岩に対して思い切り引き抜き始めた。もちろん、土地を治める神から認められた住人であるゾンガの行動を、阻害するものはなくいとも簡単に岩はくい込んだ大地から引き離される。それを抱えて再び家へと向かうのだ。
(前に、魔女様の貸してくれたホンに、書いてあった…あれを作れば…。ネネも、安心して暮らせる、魔女様も、喜んで、くれるかなぁ。)
ふっと思いついた考え、何度思い返してみてもそれは素敵な考えとしか思えない。
そんなゾンガの素敵な思いつき、それが判明するのはもう少し後になってからになる。
ゾンガが貯蔵庫を作りながら裏で何かをやっているのは、ジイジも桜子も気がついていた。もとより素直で純粋なゾンガだ、隠し事ができるような性格ではないのだろう、行動の端々に普段と違う何かが滲み出てしまっているのだ。しかし、とても楽しそうにしつつ、一生懸命隠しているのが分かるだけに、微笑ましくそのまま知らない振りをすることになった。
もちろん幼いとはいえ、ネネもしっかり気が付いているが、魔女様とジイジと、内緒にしておいてあげようと約束している為、口にもださない。
そんなある朝、朝食の準備をしていた桜子の元に、貯蔵庫が完成したとゾンガが知らせに来た。ゾンガに案内されるままに向かったのは、キッチンのオーブンと暖炉の間に作られた扉だった。
扉を開くと緩やかなスロープの通路が現れた。余った針金で作られたランタンの中に明かりが灯っており、通路は暗いということもなかった。この光源はゾンガが引き抜いてきた岩のうちの一つだった。
普通に割るとただの石でしかないのだが、金属で割ると光りだす。そしてその灯りは2週間保つ為、冬の間の薪の節約になると貯蔵庫の一角の棚に積まれている。
その通路を4人で歩いていると、扉が二つ見えてきた。
「扉が二つ…?」
「て、てま…手前…。」
手前の扉を開けて欲しいというゾンガに言われるまま、桜子が扉を開くとちょっとした広場になり中にまた三つ扉が現れた。不思議な思いをしながら一番手前を開く。すると…
「え…?えええ?これ…は…?」
石の敷き詰められた部屋の一角に外が見えるように窓が付けられたそこは、大人がゆったり足を伸ばせる大きな木桶と、壁に埋め込まれた大きな壺が2つある部屋だった。近くには衝立に囲まれた簀子が置かれ、棚と篭も置かれている。
「あの、だん、暖炉と…お、オーブンのね、熱で…お湯…」
「ゾンガ、あなた…お風呂作ったの?」
ゾンガの言葉から察するに、この風呂場はキッチンの真後ろに位置しており、その熱を利用して壺を温め中の水をお湯に変えるのだろう。毎日は無理だとしても雪に閉ざされる間、時折これで身体を温められれば、風邪を引くことも少なくなるだろう。
よく見れば、壺には水が湛えられており、その流れをたどれば壁に埋め込まれたパイプを伝っているのがわかる。おそらく泉から引いているのだろう。
ジイジやネネに至っては驚きで声も出せていないようだった。
「驚いたわ…ゾンガ…貴方、あの本を見て思いついたのね…。すごいわ。とても素晴らしいものよ。」
桜子が言う本とは、桜子の職場の歴史を書いた本だった。何もない場所を開拓していった過程が事細かに書かれたもので、たまたま施設長の知り合いがそれを執筆し製本されたからと、受け取ったものだった。
そしてその中に風呂を作る工程が書かれていたのだった。
ゾンガが思いついて作りたかったもの、それは以前に風邪で倒れたジイジやネネが、また病に倒れることのないようにと、温かい湯を使って身体を清める場所だった。
そして、もう一つの扉は雪に閉ざされた間でも使えるようにと併設されたトイレ、もう一つが居間で寝食している足の痛むジイジの為に作られた温かな個室だった。
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