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神の深慮と巫女の浅慮
コッコちゃんとルルト
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桜子がキャベツとの対決をした名残の両腕の筋肉痛がやっと治まった頃、桜子達四人は珍しく一緒に採取へ出かけた。
今日は家からほど近い場所にある湖に事前に仕掛けた罠を引き揚げる日だった。ほとんど素人である桜子が仕掛けた罠にさえ、山ほど魚が掛かるということからどれだけ湖が豊かなのかがわかるといえよう。今回は、オリグモの紡いだ丈夫な紐を編み込んだ大型の網を使っているため、桜子だけでは引き上げることが出来ない。ほぼゾンガが引き揚げることになるが、引き揚げたあとの選別作業をするのにジイジとネネも参戦することになった。
「たくしゃん、おしゃかなとれるかなー?」
コッコ……コッコ……
「う、うん…ね、ネネ…さ、魚魚す、好きだも、だもんね。」
コケッ……コッコ……
「うん!しゅきー!あのね、あのね、しゃうらおねーちゃんのつくったおしゃかなの、おいしかったのー!」
桜子がつくった魚の燻製は、塩や香辛料に漬け込んだ魚を干したあとに、燻すという基本的なものだった。とはいえ彼女が作るものは基本保存性を高めるために、塩辛くよく乾燥させているため硬い。しかし、逆にそれを細かくして、スープなどに入れておくと出汁もでるし、柔らかくもなり、一度食べてからネネ達3人のお気に入りとなったようだった。
冬に備える為に少しでも食材の幅を広げたいと考えているジイジ達からすれば桜子の知っている知識はとても役に立っている。
コッコ……コケッコッコ……
「魔女殿……現実逃避してどうする。」
「わかってます……わかってるけど……」
桜子が現実逃避を図っている理由、それはネネやジイジの乗っている生き物にあった。
元来、土地の管理たる隠者、もしくは魔女には守護生物が何体か就くことになっているらしい。それはその管理者に縁の深い物が自動的に就任するらしいのだが、桜子の場合は、ひよこから育てた鶏とハーブ各種になっていた。
それに関しては桜子も納得していた。なぜならなにも解らない世界でそれらが彼女の心の慰めになっていたのだから。心の拠り所となっていたそれらが守護生物へと認識されるのも当然と言えよう。
そして、そのため地球にいた頃と違い守護生物にふさわしく大きく強健な姿へと変貌を遂げ、鶏は今やダチョウクラスの大きさになり、ハーブも身の丈6メートルを越す大物まで出てきてしまったのだった。
もちろん、すべてのものが変貌を遂げたわけではない。他の鶏は大きくなっても精々大型犬程度にしか大きくならないし、当初50羽いたひよこは現在半野生化し、数を増やしその数を何倍にも増やしている。というのも、この森に自生していた鶏もどきとの間に生まれた鶏が守護生物になっているらしく、普通の鶏達は変わらず畑の周りで虫を啄んで暮らし、彼女達の生活に卵や肉を提供している。
そんな鶏達のエリート?といえる守護鶏の中の一羽、ネネのお気に入りの”コッコちゃん”にネネが乗っている。これは桜子達が出掛けようとした矢先に、コッコちゃんがひょこひょこと近寄りネネを嘴で掴んだかと思えば背中へ乗せたのだ。
ネネに言わせれば、”とっても仲良し”なコッコちゃんはよく背中に乗せてくれるらしい。ジイジはその体格に見合う鶏達のボスである”長老”に乗っている。長老は近寄ってくるとまず最初に桜子に頭を下げてから、ジイジに近寄り背中へ乗せた。少なくとも本来の主が誰なのかは理解しており、また、子供や身体が不自由である人間を優先したり、ネネやゾンガの言葉に首をふって返事をしたりとかなりの知性が備わっているようだった。
森で狩りをするときなど、何羽かで連携し手伝ってくれることもあるとゾンガが言うのだから相当だろう。また、鶏を絞めて食卓に上ることに関しても、鶏達からすれば身を呈して”奉公している”ことになるらしい。
「まぁ…力持ちみたいだし、魚を運ぶのが少し楽になりますね。」
どこか遠い所をぼんやりと眺めながら桜子が言う。色々進化の過程をかっとばしまくった”スーパー鶏”や、もはや軽い森を形成し始めている”植物兵器なハーブ”も、これからの長い生活の上で嫌でも関わらなければならないものなのだ。色々諦めて受容した方が桜子の精神衛生上良さそうだった。
「……確か、あの辺りと言っておったか。」
長老に乗ったジイジが、森を抜けて現れた湖に思わず懐かしそうに眺めた。それもそのはず、その湖は一番最初にジイジ達がたどり着いた場所だったからだ。逃亡により疲労し衰弱したジイジとネネ、そしてそんな二人を幼いながらに必死に支えていたゾンガ。未開の魔境とも言える大森林に辿り着いたはいいが、体力の限界を迎え気を失ったジイジと幼子二人ではいつ命を失ってもおかしくはない状況であった。なんの運命の巡り合わせか魔女である桜子と出会ったことで命長らえる事が叶い、今では桜子を加え4人で家族のように幸せに暮らしている。
(なんたる僥倖か。これもウィウィヌンの導きなのか……。)
「ええ、ほら。彼処に草が繁っているでしょう?あの辺りに罠を仕掛けてるんですよ。」
感慨深げにその景色を眺めていれば不意に聞こえる桜子の声に我に返り、彼女が指を指す方向へ首を巡らせる。
そこに繁っているのはマートと呼ばれる葦の一種で、その太い茎は採れたてならば蒸したり炒めたりして食べることができるものだった。乾燥させれば仄かに甘い茶として楽しめる為、それを桜子に教えれば魚を取っている間にジイジが採取することになった。
「いくよ!そーれ!」
「ふんっ!」
桜子の号令に合わせてゾンガと二人で網を引き揚げ始める。袋状の網はずっしりとしていて彼女たちの肩に食い込むが、それは大漁を予感させる為か二人の表情は明るい。
「しょーおれ!しょーおれ!」
本人は手伝っているつもりなのか、ネネが二人の後ろで網の端を一生懸命に引っ張っている。ジイジも焚き火を起こし仕分け用の桶を取りだし、準備万端でそれを見守っているようだった。そして程無くして引き上げられた網に掛かった魚は、鮭によく似た淡いオレンジ色の魚だった。
「ほう、ルルトじゃないか。これはとても脂が乗っていて、採れたてが一番美味しいんだ。」
桶に入れられた魚のうち一匹をつかみながらジイジが嬉しそうに呟いた。約一メートルほどの体長の魚の腹をナイフで裂き、身を削いで切り身にすると、軽く火で炙って口へ運ぶ。それを見ていた子供たちも切り身を枝に突き刺しては火で炙り出し、口へ運んではあまりの美味しさに歓声をあげる。
「うむ、旨い。魔女殿、このルルトは採れたてなら、かるく表面を炙って脂を融かすだけでごちそうになる。」
そう言いながら、枝に刺し焚き火で炙った切り身を桜子へ差し出した。
「へえ。……あ、美味しい。」
疑うことなく口へ運んだそれは鮭に似た味わいだが、それよりももっと濃厚な鮪の漬けのような、甘味のあるねっとりとした味わいだった。確かにこれは美味と言って良いだろう。
(これ、お酒がほしくなる味ね。日本酒とか。)
舌にねっとりとまとわりつくような脂は、濃厚だというのに後味はくどくない。甘味と旨味のバランスも絶妙で言うなれば、天然の酒盗とも言えるそれに、桜子は手元に酒のない現状を悔やんだ。
今回網に掛かっていたルルトは30匹、30センチほどの鯉に似た外見のシードルが40匹。
ジイジいわく、シードルは生命力がとてつもなく強いため、餌をやらずとも3ヶ月は生きる魚らしい。そのため、大きな水瓶に入れて冬の間の蛋白源にすることも珍しくないという。ゾンガもシードルが採れることを見越して、食料倉庫の一角に専用の生け簀を用意していた。
「…ルルトでしたっけ?これは燻製に加工……でいいのかしら。採れたてじゃないとこの味を楽しめないなら、燻製にするしかないですよねぇ。」
残念でしかたないという表情を、隠しもしない桜子にジイジも同意しつつも苦笑いをする。
あまりにも残念そうな桜子に、雪が降るまでは楽しめるようにこっそり捕りに来ようとゾンガが胸中決心していて、そのあまりの良い子さ加減に桜子がゾンガを撫で繰り回すのは近い未来の事であった。
今日は家からほど近い場所にある湖に事前に仕掛けた罠を引き揚げる日だった。ほとんど素人である桜子が仕掛けた罠にさえ、山ほど魚が掛かるということからどれだけ湖が豊かなのかがわかるといえよう。今回は、オリグモの紡いだ丈夫な紐を編み込んだ大型の網を使っているため、桜子だけでは引き上げることが出来ない。ほぼゾンガが引き揚げることになるが、引き揚げたあとの選別作業をするのにジイジとネネも参戦することになった。
「たくしゃん、おしゃかなとれるかなー?」
コッコ……コッコ……
「う、うん…ね、ネネ…さ、魚魚す、好きだも、だもんね。」
コケッ……コッコ……
「うん!しゅきー!あのね、あのね、しゃうらおねーちゃんのつくったおしゃかなの、おいしかったのー!」
桜子がつくった魚の燻製は、塩や香辛料に漬け込んだ魚を干したあとに、燻すという基本的なものだった。とはいえ彼女が作るものは基本保存性を高めるために、塩辛くよく乾燥させているため硬い。しかし、逆にそれを細かくして、スープなどに入れておくと出汁もでるし、柔らかくもなり、一度食べてからネネ達3人のお気に入りとなったようだった。
冬に備える為に少しでも食材の幅を広げたいと考えているジイジ達からすれば桜子の知っている知識はとても役に立っている。
コッコ……コケッコッコ……
「魔女殿……現実逃避してどうする。」
「わかってます……わかってるけど……」
桜子が現実逃避を図っている理由、それはネネやジイジの乗っている生き物にあった。
元来、土地の管理たる隠者、もしくは魔女には守護生物が何体か就くことになっているらしい。それはその管理者に縁の深い物が自動的に就任するらしいのだが、桜子の場合は、ひよこから育てた鶏とハーブ各種になっていた。
それに関しては桜子も納得していた。なぜならなにも解らない世界でそれらが彼女の心の慰めになっていたのだから。心の拠り所となっていたそれらが守護生物へと認識されるのも当然と言えよう。
そして、そのため地球にいた頃と違い守護生物にふさわしく大きく強健な姿へと変貌を遂げ、鶏は今やダチョウクラスの大きさになり、ハーブも身の丈6メートルを越す大物まで出てきてしまったのだった。
もちろん、すべてのものが変貌を遂げたわけではない。他の鶏は大きくなっても精々大型犬程度にしか大きくならないし、当初50羽いたひよこは現在半野生化し、数を増やしその数を何倍にも増やしている。というのも、この森に自生していた鶏もどきとの間に生まれた鶏が守護生物になっているらしく、普通の鶏達は変わらず畑の周りで虫を啄んで暮らし、彼女達の生活に卵や肉を提供している。
そんな鶏達のエリート?といえる守護鶏の中の一羽、ネネのお気に入りの”コッコちゃん”にネネが乗っている。これは桜子達が出掛けようとした矢先に、コッコちゃんがひょこひょこと近寄りネネを嘴で掴んだかと思えば背中へ乗せたのだ。
ネネに言わせれば、”とっても仲良し”なコッコちゃんはよく背中に乗せてくれるらしい。ジイジはその体格に見合う鶏達のボスである”長老”に乗っている。長老は近寄ってくるとまず最初に桜子に頭を下げてから、ジイジに近寄り背中へ乗せた。少なくとも本来の主が誰なのかは理解しており、また、子供や身体が不自由である人間を優先したり、ネネやゾンガの言葉に首をふって返事をしたりとかなりの知性が備わっているようだった。
森で狩りをするときなど、何羽かで連携し手伝ってくれることもあるとゾンガが言うのだから相当だろう。また、鶏を絞めて食卓に上ることに関しても、鶏達からすれば身を呈して”奉公している”ことになるらしい。
「まぁ…力持ちみたいだし、魚を運ぶのが少し楽になりますね。」
どこか遠い所をぼんやりと眺めながら桜子が言う。色々進化の過程をかっとばしまくった”スーパー鶏”や、もはや軽い森を形成し始めている”植物兵器なハーブ”も、これからの長い生活の上で嫌でも関わらなければならないものなのだ。色々諦めて受容した方が桜子の精神衛生上良さそうだった。
「……確か、あの辺りと言っておったか。」
長老に乗ったジイジが、森を抜けて現れた湖に思わず懐かしそうに眺めた。それもそのはず、その湖は一番最初にジイジ達がたどり着いた場所だったからだ。逃亡により疲労し衰弱したジイジとネネ、そしてそんな二人を幼いながらに必死に支えていたゾンガ。未開の魔境とも言える大森林に辿り着いたはいいが、体力の限界を迎え気を失ったジイジと幼子二人ではいつ命を失ってもおかしくはない状況であった。なんの運命の巡り合わせか魔女である桜子と出会ったことで命長らえる事が叶い、今では桜子を加え4人で家族のように幸せに暮らしている。
(なんたる僥倖か。これもウィウィヌンの導きなのか……。)
「ええ、ほら。彼処に草が繁っているでしょう?あの辺りに罠を仕掛けてるんですよ。」
感慨深げにその景色を眺めていれば不意に聞こえる桜子の声に我に返り、彼女が指を指す方向へ首を巡らせる。
そこに繁っているのはマートと呼ばれる葦の一種で、その太い茎は採れたてならば蒸したり炒めたりして食べることができるものだった。乾燥させれば仄かに甘い茶として楽しめる為、それを桜子に教えれば魚を取っている間にジイジが採取することになった。
「いくよ!そーれ!」
「ふんっ!」
桜子の号令に合わせてゾンガと二人で網を引き揚げ始める。袋状の網はずっしりとしていて彼女たちの肩に食い込むが、それは大漁を予感させる為か二人の表情は明るい。
「しょーおれ!しょーおれ!」
本人は手伝っているつもりなのか、ネネが二人の後ろで網の端を一生懸命に引っ張っている。ジイジも焚き火を起こし仕分け用の桶を取りだし、準備万端でそれを見守っているようだった。そして程無くして引き上げられた網に掛かった魚は、鮭によく似た淡いオレンジ色の魚だった。
「ほう、ルルトじゃないか。これはとても脂が乗っていて、採れたてが一番美味しいんだ。」
桶に入れられた魚のうち一匹をつかみながらジイジが嬉しそうに呟いた。約一メートルほどの体長の魚の腹をナイフで裂き、身を削いで切り身にすると、軽く火で炙って口へ運ぶ。それを見ていた子供たちも切り身を枝に突き刺しては火で炙り出し、口へ運んではあまりの美味しさに歓声をあげる。
「うむ、旨い。魔女殿、このルルトは採れたてなら、かるく表面を炙って脂を融かすだけでごちそうになる。」
そう言いながら、枝に刺し焚き火で炙った切り身を桜子へ差し出した。
「へえ。……あ、美味しい。」
疑うことなく口へ運んだそれは鮭に似た味わいだが、それよりももっと濃厚な鮪の漬けのような、甘味のあるねっとりとした味わいだった。確かにこれは美味と言って良いだろう。
(これ、お酒がほしくなる味ね。日本酒とか。)
舌にねっとりとまとわりつくような脂は、濃厚だというのに後味はくどくない。甘味と旨味のバランスも絶妙で言うなれば、天然の酒盗とも言えるそれに、桜子は手元に酒のない現状を悔やんだ。
今回網に掛かっていたルルトは30匹、30センチほどの鯉に似た外見のシードルが40匹。
ジイジいわく、シードルは生命力がとてつもなく強いため、餌をやらずとも3ヶ月は生きる魚らしい。そのため、大きな水瓶に入れて冬の間の蛋白源にすることも珍しくないという。ゾンガもシードルが採れることを見越して、食料倉庫の一角に専用の生け簀を用意していた。
「…ルルトでしたっけ?これは燻製に加工……でいいのかしら。採れたてじゃないとこの味を楽しめないなら、燻製にするしかないですよねぇ。」
残念でしかたないという表情を、隠しもしない桜子にジイジも同意しつつも苦笑いをする。
あまりにも残念そうな桜子に、雪が降るまでは楽しめるようにこっそり捕りに来ようとゾンガが胸中決心していて、そのあまりの良い子さ加減に桜子がゾンガを撫で繰り回すのは近い未来の事であった。
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