20 / 28
神の深慮と巫女の浅慮
契約とよるのおちゃかい
しおりを挟む
直径2センチ程のマートの茎をナイフで鉛筆のように薄く削り出す、足元におかれた笊の上に降り積もる度、シャラシャラという軽い音と暖炉の火の爆ぜる音が静かなリビングに響いた。
今はすでに夜と言っても良い時刻……時計のない生活をしているが桜子の体感で恐らく21時頃、と言ったところか。リビングにあるテーブルの所で彼女は一人、作業を続けている。普段ならばとうに床に着き眠っている時分だというのに、睡魔が訪れる気配はなく。ならば、とその訪いを待つべく単調な作業をしていた。ある程度削り出すと平たい笊へとあけ、暖炉の前へと並べ置く。そうすることで乾燥を促すのだ。
「……お茶でも入れましょうか。」
作業をしていた手をふと止めて視線を動かすことなく言葉を溢す。
『気がついていたのかい?』
誰もいないはずの部屋に声が響く。それを耳にすると、木のカップを取り出すべく食器棚へと桜子は視線を向けた。暖炉においてある薬缶から湯気が立ち上ってきた来たのが見えているので、ちょうど良い温度になったのだろう。
「ええ、いつかのときのように、眠気が不自然に訪れなかったもので。恐らくそうであろうと。」
『なら、御馳走になろうか。私たちは滅多なことではそういった嗜好品は嗜まないからね。』
予想していたかのように驚かずにいた桜子が振り向くと、そこには薄衣を纏ったやや痩せた体躯の女が一人。彼女と向かい合うようにゆったりと脚を組み頬杖を付きながら椅子に座っていた。暖炉の火しか明かりのない部屋の中で、僅かに燐光を発する髪を一房、指に絡ませながら柔らかく微笑む姿は確かにヒトではないのであろう畏怖を覚える。とはいえ、桜子を見つめるその瞳はどこか無邪気な子供を彷彿とさせる純粋な興味が煌めいてい 、逆に親しみを感じさせるものであった。
そんな彼女に、かるく会釈をしてから立ち上がり、茶を用意するべく戸棚へと向かう。そこで取り出すのは業務用の紅茶パック。何せ彼女が向かっていた施設に住む人間は職員を併せて60名程、そんな大人数で飲むものともなれば安物の徳用パックに頼らざるを得ないのだ。そして二人分いれたカップのうちひとつを差し出す。
「生憎すぐ出せるのは安物の紅茶だけですけれどね。」
『異界のお茶かい?珍しい事この上ないじゃないか。いいねぇ!』
どこか気風の良い姐さんのような話し方をする彼女は、嬉しげにカップを受けとりその香りを楽しむ。桜子の世界では安物の茶であろうがここは異世界。この世界にないものであれば、それは最高の供物になり得る。
そんなことを知らない桜子は小さなガラス瓶を片手に、椅子へ腰を落ち着ける。
「甘いものがお好きなら、砂糖をどうぞ。」
匙と共に差し出した物、それは完熟したカナンの実を磨り潰したものを保存した瓶だった。
『ふふ……』
それを見た彼女はなお嬉しげに口元へ笑みを浮かべると、匙で2杯、カップへと砂糖を溶かし入れた。
『ここでの生活には、慣れたかい?』
「ええ、お陰様で……ゾンガが頑張ってくれたお陰で家も立派なものになりましたし、森の豊かな実りのお陰で冬も問題なく越せそうです。」
『それはよかった。私も心配していたのさ。なにせあんな小さな所を通り抜けて来れる、ヒトがいるとは思わなかったからね。』
ピクリ、と桜子の表情が固まる。
「あの……」
桜子は以前から不思議に思っていた。なぜ、自分がこの不可思議な世界へ辿り着いたのかと。『運が良い。』と精霊に言われたものの何が運の良さなのかがいまいち理解できていなかったのだ。
目の前の女性の言葉から察するに、恐らく桜子がこの世界に来た理由を知っているのであろう。
『お前のいた世界がどういう認識をしているかは知らないが……世界というものは重なって存在しているのさ。そこの戸棚にしまってある食器が重なっているようにね。そしてそれはそれぞれゆっくりと回転している。世界の壁は網目のようになっていて、それぞれの世界で大きさ、網目の間隔が異なっているから、滅多に重なることはないがねぇ。それこそ確率は億、いや、それ掛ける億以上といったところか。なのにお前はあの箱に入ったまま、その網目を潜り抜けて現れたんだ。運が悪ければそのまま擂り潰されていただろうに。精霊も言っていただろう?お前は運が良い、と。』
「……だから、運が良い……んですね。」
震える手を隠すように握りしめて、無意識に詰めていた息をゆっくりと吐き出す。耳奥から血流の音が鼓動に合わせて脈動するのが、いやにはっきりと聞こえるのがわかる。彼女はこの世界に来て初めて恐怖による震えに襲われていた。
(本当に……運が良かったんだわ……。)
彼女の説明を信じるならば、桜子は偶然、『偶々網目が重なった世界の隙間を通り抜けた』為に、今生きていられるのだと理解したのだ。1秒でもずれていれば彼女はマイクロバスごと世界と世界の隙間でミンチ状態になっていたのかもしれない。
「あの精霊には、お礼を言わなくちゃいけませんね。」
『そうしておやり。……さて、あたしがここへ来たのは、別の用件があるんだ。』
自らを抱き締めるようにして呟いた桜子に、女は優しげな微笑みを浮かべながら見つめる。そうしてカップをテーブルへ置くと、また頬杖を付きながら口元を弓なりにそらせて笑みを浮かべた。その様子を桜子は、チェシャ猫を連想しつつも何も言わずに女を見積めた。
『正式に、あたしの支配する土地の管理者になってもらおうと思ってね。お前と契約をしにきたんだ。もちろん普通の土地の管理者には契約なんて必要ないけれど、お前はこの世界のヒトではないからね。少しだけ勝手が変わってしまう……この土地に関連付ける為の手続きみたいなものだと思ってくれて良い。』
「それは、構いません。もう彼方には戻れないでしょうし、ここで骨を埋めるつもりですから。」
『それは結構なことだね。では杵島桜子、手を』
女は桜子に向かって右手を差し出した。精霊やこの女性は自分の名前を正しく発音できるのだな、などとどこかぼんやりとしながら自分の左手をその手に預ける。
『お前は、この世界、この土地の管理者になる。月隠れの魔女シャウラとしてね。さぁ。『シャウラ、あたしとの契約に同意を。知っているだろう?私の名前は?』』
女の声が二重、三重にも重なって聴こえる中、桜子はこちらを見つめる女をどこか夢見心地なまま真っ直ぐに見つめ返し、言葉を返した。
「ええ、『同意いたします、女神ウィウィヌン』」
チリチリと手のひらが火で炙られたかのように痛みを感じ始めるが、桜子、いやシャウラの体は動かすこともできず、ただ女、女神ウィウィヌンを見つめるしかできなかった。
『契約は成った。お前とあたしは通常の繋がりではない。言うなればお前は半神、あたしの娘になる。邪神ウィウィヌンの娘、シャウラ、お前はこれから多くの畏怖、畏敬を集めるだろう。だが、お前の心のままにいれば良い。』
「ええ。わかりました。……お母様、とお呼びしたほうがいいですか?」
『ふふふ……そう呼ばれるのも悪くないね。好きにおし。』
離された左手は先程痛みを伴っていたというのに、傷どころか赤みすら見当たらなかった。シャウラはそれを不思議そうに眺め、視線をあげると女神の姿はなく、テーブルにおかれた二つのカップだけが女神の訪いが現実であったと知らせている。
「……フットワークの随分と軽い母親だこと。さすが女神、なのかしら」
未だ上手く働かない思考の中どうでも良い事を考えながら、シャウラはカップをゆっくりとした動作で片付けると、暖炉に大きめの薪を継ぎ足してから自室へと向かった。
霧が掛かったように不明瞭な思考ではどうしようもないと思い至った為だ。一晩ゆっくり眠ればまた違うのかもしれない。
その夜、杵島桜子は正式に管理者、月隠れの魔女シャウラとして就任した。
今はすでに夜と言っても良い時刻……時計のない生活をしているが桜子の体感で恐らく21時頃、と言ったところか。リビングにあるテーブルの所で彼女は一人、作業を続けている。普段ならばとうに床に着き眠っている時分だというのに、睡魔が訪れる気配はなく。ならば、とその訪いを待つべく単調な作業をしていた。ある程度削り出すと平たい笊へとあけ、暖炉の前へと並べ置く。そうすることで乾燥を促すのだ。
「……お茶でも入れましょうか。」
作業をしていた手をふと止めて視線を動かすことなく言葉を溢す。
『気がついていたのかい?』
誰もいないはずの部屋に声が響く。それを耳にすると、木のカップを取り出すべく食器棚へと桜子は視線を向けた。暖炉においてある薬缶から湯気が立ち上ってきた来たのが見えているので、ちょうど良い温度になったのだろう。
「ええ、いつかのときのように、眠気が不自然に訪れなかったもので。恐らくそうであろうと。」
『なら、御馳走になろうか。私たちは滅多なことではそういった嗜好品は嗜まないからね。』
予想していたかのように驚かずにいた桜子が振り向くと、そこには薄衣を纏ったやや痩せた体躯の女が一人。彼女と向かい合うようにゆったりと脚を組み頬杖を付きながら椅子に座っていた。暖炉の火しか明かりのない部屋の中で、僅かに燐光を発する髪を一房、指に絡ませながら柔らかく微笑む姿は確かにヒトではないのであろう畏怖を覚える。とはいえ、桜子を見つめるその瞳はどこか無邪気な子供を彷彿とさせる純粋な興味が煌めいてい 、逆に親しみを感じさせるものであった。
そんな彼女に、かるく会釈をしてから立ち上がり、茶を用意するべく戸棚へと向かう。そこで取り出すのは業務用の紅茶パック。何せ彼女が向かっていた施設に住む人間は職員を併せて60名程、そんな大人数で飲むものともなれば安物の徳用パックに頼らざるを得ないのだ。そして二人分いれたカップのうちひとつを差し出す。
「生憎すぐ出せるのは安物の紅茶だけですけれどね。」
『異界のお茶かい?珍しい事この上ないじゃないか。いいねぇ!』
どこか気風の良い姐さんのような話し方をする彼女は、嬉しげにカップを受けとりその香りを楽しむ。桜子の世界では安物の茶であろうがここは異世界。この世界にないものであれば、それは最高の供物になり得る。
そんなことを知らない桜子は小さなガラス瓶を片手に、椅子へ腰を落ち着ける。
「甘いものがお好きなら、砂糖をどうぞ。」
匙と共に差し出した物、それは完熟したカナンの実を磨り潰したものを保存した瓶だった。
『ふふ……』
それを見た彼女はなお嬉しげに口元へ笑みを浮かべると、匙で2杯、カップへと砂糖を溶かし入れた。
『ここでの生活には、慣れたかい?』
「ええ、お陰様で……ゾンガが頑張ってくれたお陰で家も立派なものになりましたし、森の豊かな実りのお陰で冬も問題なく越せそうです。」
『それはよかった。私も心配していたのさ。なにせあんな小さな所を通り抜けて来れる、ヒトがいるとは思わなかったからね。』
ピクリ、と桜子の表情が固まる。
「あの……」
桜子は以前から不思議に思っていた。なぜ、自分がこの不可思議な世界へ辿り着いたのかと。『運が良い。』と精霊に言われたものの何が運の良さなのかがいまいち理解できていなかったのだ。
目の前の女性の言葉から察するに、恐らく桜子がこの世界に来た理由を知っているのであろう。
『お前のいた世界がどういう認識をしているかは知らないが……世界というものは重なって存在しているのさ。そこの戸棚にしまってある食器が重なっているようにね。そしてそれはそれぞれゆっくりと回転している。世界の壁は網目のようになっていて、それぞれの世界で大きさ、網目の間隔が異なっているから、滅多に重なることはないがねぇ。それこそ確率は億、いや、それ掛ける億以上といったところか。なのにお前はあの箱に入ったまま、その網目を潜り抜けて現れたんだ。運が悪ければそのまま擂り潰されていただろうに。精霊も言っていただろう?お前は運が良い、と。』
「……だから、運が良い……んですね。」
震える手を隠すように握りしめて、無意識に詰めていた息をゆっくりと吐き出す。耳奥から血流の音が鼓動に合わせて脈動するのが、いやにはっきりと聞こえるのがわかる。彼女はこの世界に来て初めて恐怖による震えに襲われていた。
(本当に……運が良かったんだわ……。)
彼女の説明を信じるならば、桜子は偶然、『偶々網目が重なった世界の隙間を通り抜けた』為に、今生きていられるのだと理解したのだ。1秒でもずれていれば彼女はマイクロバスごと世界と世界の隙間でミンチ状態になっていたのかもしれない。
「あの精霊には、お礼を言わなくちゃいけませんね。」
『そうしておやり。……さて、あたしがここへ来たのは、別の用件があるんだ。』
自らを抱き締めるようにして呟いた桜子に、女は優しげな微笑みを浮かべながら見つめる。そうしてカップをテーブルへ置くと、また頬杖を付きながら口元を弓なりにそらせて笑みを浮かべた。その様子を桜子は、チェシャ猫を連想しつつも何も言わずに女を見積めた。
『正式に、あたしの支配する土地の管理者になってもらおうと思ってね。お前と契約をしにきたんだ。もちろん普通の土地の管理者には契約なんて必要ないけれど、お前はこの世界のヒトではないからね。少しだけ勝手が変わってしまう……この土地に関連付ける為の手続きみたいなものだと思ってくれて良い。』
「それは、構いません。もう彼方には戻れないでしょうし、ここで骨を埋めるつもりですから。」
『それは結構なことだね。では杵島桜子、手を』
女は桜子に向かって右手を差し出した。精霊やこの女性は自分の名前を正しく発音できるのだな、などとどこかぼんやりとしながら自分の左手をその手に預ける。
『お前は、この世界、この土地の管理者になる。月隠れの魔女シャウラとしてね。さぁ。『シャウラ、あたしとの契約に同意を。知っているだろう?私の名前は?』』
女の声が二重、三重にも重なって聴こえる中、桜子はこちらを見つめる女をどこか夢見心地なまま真っ直ぐに見つめ返し、言葉を返した。
「ええ、『同意いたします、女神ウィウィヌン』」
チリチリと手のひらが火で炙られたかのように痛みを感じ始めるが、桜子、いやシャウラの体は動かすこともできず、ただ女、女神ウィウィヌンを見つめるしかできなかった。
『契約は成った。お前とあたしは通常の繋がりではない。言うなればお前は半神、あたしの娘になる。邪神ウィウィヌンの娘、シャウラ、お前はこれから多くの畏怖、畏敬を集めるだろう。だが、お前の心のままにいれば良い。』
「ええ。わかりました。……お母様、とお呼びしたほうがいいですか?」
『ふふふ……そう呼ばれるのも悪くないね。好きにおし。』
離された左手は先程痛みを伴っていたというのに、傷どころか赤みすら見当たらなかった。シャウラはそれを不思議そうに眺め、視線をあげると女神の姿はなく、テーブルにおかれた二つのカップだけが女神の訪いが現実であったと知らせている。
「……フットワークの随分と軽い母親だこと。さすが女神、なのかしら」
未だ上手く働かない思考の中どうでも良い事を考えながら、シャウラはカップをゆっくりとした動作で片付けると、暖炉に大きめの薪を継ぎ足してから自室へと向かった。
霧が掛かったように不明瞭な思考ではどうしようもないと思い至った為だ。一晩ゆっくり眠ればまた違うのかもしれない。
その夜、杵島桜子は正式に管理者、月隠れの魔女シャウラとして就任した。
0
あなたにおすすめの小説
俺の伯爵家大掃除
satomi
ファンタジー
伯爵夫人が亡くなり、後妻が連れ子を連れて伯爵家に来た。俺、コーは連れ子も可愛い弟として受け入れていた。しかし、伯爵が亡くなると後妻が大きい顔をするようになった。さらに俺も虐げられるようになったし、可愛がっていた連れ子すら大きな顔をするようになった。
弟は本当に俺と血がつながっているのだろうか?など、学園で同学年にいらっしゃる殿下に相談してみると…
というお話です。
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~
ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。
休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。
啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。
異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。
これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
それは思い出せない思い出
あんど もあ
ファンタジー
俺には、食べた事の無いケーキの記憶がある。
丸くて白くて赤いのが載ってて、切ると三角になる、甘いケーキ。自分であのケーキを作れるようになろうとケーキ屋で働くことにした俺は、無意識に周りの人を幸せにしていく。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる