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三章 正編
十二話 乱れる心
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『──そいつは僕の婚約者だ』
ルベンの言葉を耳にした瞬間、ジェルヴェールの体内に血が逆流したかのような熱が走った。まるで心臓が焼けつくように、理由もわからぬ怒りが込み上げる。
政略結婚かもしれない。本人同士の望まぬ婚約という可能性もある。
そんなことは、頭では理解している。けれど、胸に渦巻く感情はそう簡単に消えてはくれなかった。
六年前。ルイーズが口にしていた言葉が、ジェルヴェールの脳裏に再生される。
“ジェルヴェール様、お慕いしておりますわ”
「ルイーズ」
ルベンがその名を呼ぶたびに、苛立ちが募った。理由はわからない。ただただ不快でならないのだ。
この気持ちは、いったい何というのだろう。
ルイーズとジェルヴェールの出会いは七年前。その後、一年間の逢瀬を重ね、六年の時を経て再会した。
最後に交わした約束。その“六年”の意味も、今なら分かる。
「まるで女神と聖女だ」
再会の日、ジェルヴェールは彼女の名前と素性を初めて知った。
ダルシアク国に留学する彼を出迎えたのは、ルイーズとソレンヌ。
彼女たちの姿を見て、オルディアナ国の王子・デジレが感嘆混じりに漏らした言葉だ。
六年前とは比べものにならないほど大人びたルイーズは、誰もが目を奪われるほどに美しく成長していた。
構内を案内する間も、彼女に注がれる男たちの視線が絶えない。
そのたびにジェルヴェールの胸には、釈然としない感情が沸き上がった。
美貌、知性、家柄──公爵令嬢として申し分のない彼女に、婚約者がいても不思議ではない。
ましてや相手が王族でも。だが、どうしてこんなにも胸がざわつくのだろうか。
「ジル様……」
か細く震える声が耳に届き、ジェルヴェールははっとして視線を下ろした。
ルベンの蛮行から庇ったルイーズは、身を強張らせながらも、懸命にこちらを見上げていた。
「わたくし……婚約者などおりませんわ……」
首を横に振って訴えるその瞳には、一切の偽りがなかった。
ジェルヴェールの胸元を握り締めるその手は、まるで彼にすがるように、必死だった。
その一瞬で、ジェルヴェールの中に渦巻いていた不快感はすっと消えた。
ルベンとルイーズの押し問答は続いていた。
耳を傾けているうちに、どうやらルベンの言葉が虚偽であることは明白となった。
だが、なぜ彼はここまでルイーズに執着するのか──。
聞く限り、ルベンには別に想い人がいるようだった。にもかかわらず、彼はまるで玩具を奪われた子どものように、ルイーズが婚約者候補から外れたことを受け入れられずにいた。
ジェルヴェールを睨みつけ、癇癪を起こすルベン。その姿を見て、彼には既視感を覚える。
好きな相手に構ってほしいがために、わざと意地悪をする子ども。それと同じだった。
ダルシアク国の第二王子と第三王子は、ラシェルとかいう娘に夢中のようだが……
ルベンのそれは、愛というにはあまりにも未熟で、歪んでいた。
「いたっ」
癇癪を起こしたルベンは、突如としてルイーズの髪を乱暴に掴んだ。
その瞬間、ジェルヴェールの視界が真っ赤に染まった。拳を振り上げそうになるのを、咄嗟に全力で抑える。
──ここで手を出せば、国際問題になりかねない。
そう理性が叫んでいた。
その間も、ルベンの口は止まらなかった。
彼はダルシアク国の第三王子。第二王子であるレナルドとは双子で、しばしば“兄上”と呼ぶのは第一王子──つまり、彼らの長兄であることが想像できた。
「ルベン殿下、おやめください! ジェルヴェール様は無関係ですわ!」
ルイーズは、自らの状況を省みず、どこか焦ったような声でルベンを止めようとする。
「無関係だと!?ならば、なぜ他国の男と馴れ馴れしくしている!?この売女が!!」
放たれた暴言に、ジェルヴェールは眉間に皺を寄せた。
品位のかけらもない。王族として、否、人としても到底容認できる言葉ではない。
彼の言葉は、ジェルヴェールだけでなく、ルイーズの尊厳をも踏みにじるものだった。
──こんな男が王族としてまかり通っている国に、果たして未来はあるのか?
そんな疑問すら頭をよぎる。
「ルベン殿下……彼女から、手を離していただけますか?」
ジェルヴェールは低く、冷然とした声でそう告げると、ルベンの手首を掴み、真っ直ぐに睨みつけた。
ルイーズの髪は無残に乱れていた。ルベンの手が引っ張ったせいで、艶やかなアクアマリンの髪が数本、地に落ちていた。
「僕の手を離せ!」
「殿下がルイーズ嬢から手を離してくだされば、離しましょう」
返す言葉は、まるで氷のように冷たかった。
自分より背の高いジェルヴェールに見下ろされ、ルベンの顔には明確な恐怖と苛立ちが浮かぶ。
ルイーズの表情が、ほんの一瞬、苦痛に歪んだ。
それを見た途端、ジェルヴェールの手にさらなる力がこもった。今にもルベンの骨を砕きかねないほどの握力だ。
「痛っ……!分かった、離したぞ!!」
悲鳴混じりの声をあげ、ようやくルベンはルイーズから手を離した。
それを確認して、ジェルヴェールもようやく手を緩める。
「大丈夫か、ルイーズ嬢」
「はい。ありがとうございます」
ルイーズは頭皮に残る痛みを堪えながらも、乱れた髪を整え、心からの礼を口にした。
その時、ルベンが顔を歪め、怒鳴った。
「この男が、あいつに似てるからなのか!スタニスラスは八年前に死んだんだ!こいつは、お前がスタンと呼んでいたあいつじゃない!!」
その名前に、ジェルヴェールの意識が静かに揺らいだ。
スタニスラス……スタン
初めてルイーズと会った時にも聞いた名前だ。彼女の瞳に浮かんでいた、あの哀しげな響き。
──スタニスラスとは、一体──
考えを巡らせた刹那、頭の奥に鈍い衝撃が走った。まるで、鈍器で頭を殴られたかのように。
目の前がぐらりと揺れる。
「あいつのお下がりでも我慢してきたというのに僕に感謝の一つもないのかっ!!ルイーズ!!貴様はこれまでも、これからも、僕の物だ!!」
「ちが……う……っ」
無意識に、ジェルヴェールの口から否定の言葉が漏れた。
違う。ルイーズは、彼の物などではない。その想いが、ジェルヴェールの胸を熱く占めた。
なぜか分からないが、ルイーズが他の男と寄り添っている光景を想像するだけで、激しい拒絶の念が込み上げる。
その瞬間、頭の奥に、誰かの声が響いた。
『覚えていて?僕は、君のことが──大好きだよ』
幼い、けれど確かに知っている気がする少年の声。
──誰だ、これは。
「ぐっ……ううっ……」
「ジェルヴェール様っっ!!」
ルイーズの叫ぶような声が耳に届いた。
「しっかりして下さいませ、ジェルヴェール様っっ!」
頭痛が酷く、立っていられない。崩れ落ちるように膝をつくと、ルイーズがすかさず駆け寄って、彼の身体を支えた。
ふわりと、懐かしい香りに包まれる。どこか、安心できる匂い。胸の奥に染み入るような、優しい温もり。
「ルイーズ──ッ!!」
ルベンの怒声が響く。
だがその直後、世界が凍りついた。
ルイーズの放った拳大の水砲が、ルベンのこめかみに向かって撃ち込まれたのだ。
怒鳴り声は、断ち切られたように途切れ、辺りに静寂が戻った。
「ジル様っ、大丈夫ですか!?」
完全に崩れ落ちたジェルヴェールを、ルイーズが両腕で懸命に支える。
彼女の表情は、今にも泣き出しそうだった。
──彼女のそんな顔は見たくない。
六年前のあの時、最後に見せてくれた花が咲くような笑顔。それが、もう一度見たい。
ルイーズの悲しげな表情は、どうしてだか、いつもジェルヴェールの心を強く掻き乱す。
「泣くな、ルイーズ。君には、笑顔が似合う」
震える指先で、彼女の頬に触れる。
その言葉を最後に激痛に耐えきれず、意識が、暗闇に沈んでいった。
ルベンの言葉を耳にした瞬間、ジェルヴェールの体内に血が逆流したかのような熱が走った。まるで心臓が焼けつくように、理由もわからぬ怒りが込み上げる。
政略結婚かもしれない。本人同士の望まぬ婚約という可能性もある。
そんなことは、頭では理解している。けれど、胸に渦巻く感情はそう簡単に消えてはくれなかった。
六年前。ルイーズが口にしていた言葉が、ジェルヴェールの脳裏に再生される。
“ジェルヴェール様、お慕いしておりますわ”
「ルイーズ」
ルベンがその名を呼ぶたびに、苛立ちが募った。理由はわからない。ただただ不快でならないのだ。
この気持ちは、いったい何というのだろう。
ルイーズとジェルヴェールの出会いは七年前。その後、一年間の逢瀬を重ね、六年の時を経て再会した。
最後に交わした約束。その“六年”の意味も、今なら分かる。
「まるで女神と聖女だ」
再会の日、ジェルヴェールは彼女の名前と素性を初めて知った。
ダルシアク国に留学する彼を出迎えたのは、ルイーズとソレンヌ。
彼女たちの姿を見て、オルディアナ国の王子・デジレが感嘆混じりに漏らした言葉だ。
六年前とは比べものにならないほど大人びたルイーズは、誰もが目を奪われるほどに美しく成長していた。
構内を案内する間も、彼女に注がれる男たちの視線が絶えない。
そのたびにジェルヴェールの胸には、釈然としない感情が沸き上がった。
美貌、知性、家柄──公爵令嬢として申し分のない彼女に、婚約者がいても不思議ではない。
ましてや相手が王族でも。だが、どうしてこんなにも胸がざわつくのだろうか。
「ジル様……」
か細く震える声が耳に届き、ジェルヴェールははっとして視線を下ろした。
ルベンの蛮行から庇ったルイーズは、身を強張らせながらも、懸命にこちらを見上げていた。
「わたくし……婚約者などおりませんわ……」
首を横に振って訴えるその瞳には、一切の偽りがなかった。
ジェルヴェールの胸元を握り締めるその手は、まるで彼にすがるように、必死だった。
その一瞬で、ジェルヴェールの中に渦巻いていた不快感はすっと消えた。
ルベンとルイーズの押し問答は続いていた。
耳を傾けているうちに、どうやらルベンの言葉が虚偽であることは明白となった。
だが、なぜ彼はここまでルイーズに執着するのか──。
聞く限り、ルベンには別に想い人がいるようだった。にもかかわらず、彼はまるで玩具を奪われた子どものように、ルイーズが婚約者候補から外れたことを受け入れられずにいた。
ジェルヴェールを睨みつけ、癇癪を起こすルベン。その姿を見て、彼には既視感を覚える。
好きな相手に構ってほしいがために、わざと意地悪をする子ども。それと同じだった。
ダルシアク国の第二王子と第三王子は、ラシェルとかいう娘に夢中のようだが……
ルベンのそれは、愛というにはあまりにも未熟で、歪んでいた。
「いたっ」
癇癪を起こしたルベンは、突如としてルイーズの髪を乱暴に掴んだ。
その瞬間、ジェルヴェールの視界が真っ赤に染まった。拳を振り上げそうになるのを、咄嗟に全力で抑える。
──ここで手を出せば、国際問題になりかねない。
そう理性が叫んでいた。
その間も、ルベンの口は止まらなかった。
彼はダルシアク国の第三王子。第二王子であるレナルドとは双子で、しばしば“兄上”と呼ぶのは第一王子──つまり、彼らの長兄であることが想像できた。
「ルベン殿下、おやめください! ジェルヴェール様は無関係ですわ!」
ルイーズは、自らの状況を省みず、どこか焦ったような声でルベンを止めようとする。
「無関係だと!?ならば、なぜ他国の男と馴れ馴れしくしている!?この売女が!!」
放たれた暴言に、ジェルヴェールは眉間に皺を寄せた。
品位のかけらもない。王族として、否、人としても到底容認できる言葉ではない。
彼の言葉は、ジェルヴェールだけでなく、ルイーズの尊厳をも踏みにじるものだった。
──こんな男が王族としてまかり通っている国に、果たして未来はあるのか?
そんな疑問すら頭をよぎる。
「ルベン殿下……彼女から、手を離していただけますか?」
ジェルヴェールは低く、冷然とした声でそう告げると、ルベンの手首を掴み、真っ直ぐに睨みつけた。
ルイーズの髪は無残に乱れていた。ルベンの手が引っ張ったせいで、艶やかなアクアマリンの髪が数本、地に落ちていた。
「僕の手を離せ!」
「殿下がルイーズ嬢から手を離してくだされば、離しましょう」
返す言葉は、まるで氷のように冷たかった。
自分より背の高いジェルヴェールに見下ろされ、ルベンの顔には明確な恐怖と苛立ちが浮かぶ。
ルイーズの表情が、ほんの一瞬、苦痛に歪んだ。
それを見た途端、ジェルヴェールの手にさらなる力がこもった。今にもルベンの骨を砕きかねないほどの握力だ。
「痛っ……!分かった、離したぞ!!」
悲鳴混じりの声をあげ、ようやくルベンはルイーズから手を離した。
それを確認して、ジェルヴェールもようやく手を緩める。
「大丈夫か、ルイーズ嬢」
「はい。ありがとうございます」
ルイーズは頭皮に残る痛みを堪えながらも、乱れた髪を整え、心からの礼を口にした。
その時、ルベンが顔を歪め、怒鳴った。
「この男が、あいつに似てるからなのか!スタニスラスは八年前に死んだんだ!こいつは、お前がスタンと呼んでいたあいつじゃない!!」
その名前に、ジェルヴェールの意識が静かに揺らいだ。
スタニスラス……スタン
初めてルイーズと会った時にも聞いた名前だ。彼女の瞳に浮かんでいた、あの哀しげな響き。
──スタニスラスとは、一体──
考えを巡らせた刹那、頭の奥に鈍い衝撃が走った。まるで、鈍器で頭を殴られたかのように。
目の前がぐらりと揺れる。
「あいつのお下がりでも我慢してきたというのに僕に感謝の一つもないのかっ!!ルイーズ!!貴様はこれまでも、これからも、僕の物だ!!」
「ちが……う……っ」
無意識に、ジェルヴェールの口から否定の言葉が漏れた。
違う。ルイーズは、彼の物などではない。その想いが、ジェルヴェールの胸を熱く占めた。
なぜか分からないが、ルイーズが他の男と寄り添っている光景を想像するだけで、激しい拒絶の念が込み上げる。
その瞬間、頭の奥に、誰かの声が響いた。
『覚えていて?僕は、君のことが──大好きだよ』
幼い、けれど確かに知っている気がする少年の声。
──誰だ、これは。
「ぐっ……ううっ……」
「ジェルヴェール様っっ!!」
ルイーズの叫ぶような声が耳に届いた。
「しっかりして下さいませ、ジェルヴェール様っっ!」
頭痛が酷く、立っていられない。崩れ落ちるように膝をつくと、ルイーズがすかさず駆け寄って、彼の身体を支えた。
ふわりと、懐かしい香りに包まれる。どこか、安心できる匂い。胸の奥に染み入るような、優しい温もり。
「ルイーズ──ッ!!」
ルベンの怒声が響く。
だがその直後、世界が凍りついた。
ルイーズの放った拳大の水砲が、ルベンのこめかみに向かって撃ち込まれたのだ。
怒鳴り声は、断ち切られたように途切れ、辺りに静寂が戻った。
「ジル様っ、大丈夫ですか!?」
完全に崩れ落ちたジェルヴェールを、ルイーズが両腕で懸命に支える。
彼女の表情は、今にも泣き出しそうだった。
──彼女のそんな顔は見たくない。
六年前のあの時、最後に見せてくれた花が咲くような笑顔。それが、もう一度見たい。
ルイーズの悲しげな表情は、どうしてだか、いつもジェルヴェールの心を強く掻き乱す。
「泣くな、ルイーズ。君には、笑顔が似合う」
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