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第二章 魔ノ胎動編
獣人の子
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商隊は、ドワーフの国を目指して北の平原を進んでいた。
季節は夏。日差しは高くから降り注ぐが、標高の高いこのあたりは空気が乾き、風はさらりと心地よい。
風に揺れる草原には、小さな花が咲き乱れていた。紫や黄色、白の花々が陽光を受けてきらめき、遠くまで続く青い空と相まって、まるで絵本の中にいるような風景だった。
馬車の荷台、その後ろのほうにティアは腰掛けていた。隣には同じ年頃の女の子たちが並び、ぎゅうぎゅうと肩を寄せ合っている。
「風、気持ちいいね!」
「髪、なびいてるー!」
そんな他愛ない声があがる中、ひとりが口ずさみ始めた。故郷の童歌らしい、軽やかで素朴なメロディ。
「♪らーらら、風に乗ってー、花が舞ったら手をつなごー」
「「♪らーらら、笑ってごらん、今日がきっと宝物ー」」
最初は照れくさそうにしていたティアも、すぐに輪に入って歌い出した。はしゃぐ声が空に溶けていく。
馬車が軋む音、蹄のリズム、風に揺れる花の香り。
すべてが心地よいハーモニーとなって、胸の奥まであたたかく満たしてくれる。
ティアはふと、空を見上げた。
──レティシアだった頃は、こんなふうに笑ったこと、あったかな。
思い出すのは、豪奢なドレスに重たい装飾品。人の顔色をうかがっては浮かべる、作りものの笑顔。
言葉を選び、空気を読み、自分を演じる毎日。まるで仮面をつけたお人形だった。
今、ここにはそれがない。
「ティア、次の歌知ってる? これ!」
「えっと、うろ覚えだけど……うん、歌えるかも!」
くすくす笑いながら肩を揺らす。風が頬を撫で、髪を舞わせ、笑い声が遠くへ飛んでいく。
♪♪らーらら、風に乗ってー、花が舞ったら手をつなごー
らーらら、笑ってごらん、今日がきっと宝物ー
らーらら、森をぬけて、小鳥たちが歌いだすー
らーらら、雲のむこう、おひさまもほほえむよー
ひとりじゃ届かない 夢のかけらも
君となら集められる ほら、虹がかかる
らーらら、手をふってー、明日へと歩きだそうー
らーらら、君とならば、何もかもが ものがたりー♪♪
──わたし、今、生きてるんだ。
貼りつけたような笑顔じゃない。心からこぼれた、本物の笑み。胸の奥がふわりとあたたかくなる。
だが、その穏やかな空気は突然、裂けるように破られた。
「グルルルル……!」
低く唸るような声。次いで、怒りと怯えの入り混じった咆哮。
「獣だ!!」
商人たちがざわつき、男たちが剣を抜く。盾を構える者もいた。
草をかき分けるようにして現れたのは、一頭の小さな、雪豹だった。
「……雪豹?まさか……」
ティアは思わず立ち上がる。
毛並みは汚れ、痩せ細っているが、まぎれもなくそれは、前世の世界で絶滅寸前とされた雪豹の姿。
けれど、何かがおかしい。ここは高地とはいえ、夏の平原。こんな場所に雪豹が現れるはずがない。
「下がっていろ、俺たちが仕留める!」
男たちが剣を振りかざし、にじり寄っていく。
「やめて!!」
ティアは叫び、荷台から降りて彼らの前へと飛び出した。
「退くんだティア!こいつ、襲ってくるぞ!」
「違うの。様子が変なの!見て!」
彼女が指さしたのは、雪豹の首元。
そこには、ちぎれた鎖の先がぶらさがっていた。首輪。明らかに、人の手で繋がれていた痕跡だった。
「逃げてきたのよ……人に捕らわれてたんだわ。こんなところにいるはずがないもの」
雪豹は全身を強張らせ、ティアたちを睨みつけている。だが、その瞳の奥には、明確な“恐怖”と“疲労”が見て取れた。
ティアはゆっくりと腰を下ろし、荷袋から水の入った皮袋と干し肉を取り出し、地面にそっと置いた。
「怖くないよ……これ、食べて。お腹、空いてるんでしょう?」
静寂の中で、雪豹の耳がぴくりと動いた。
一歩……また一歩。
慎重に、慎重に、ティアの差し出したものへと近づく。そして匂いを確かめ、干し肉を口に含み、水を舐めて──そのまま、ばたりと崩れ落ちた。
「……っ!」
ティアは慌てて駆け寄る。その身体は高熱を帯び、呼吸は浅く早い。
「相当、無理してたんだわ!」
そのときだった。雪豹の身体が、ふわりと光を帯びる。
毛皮が揺らめき、光の粒が舞い、形が変わっていく。
「え……?」
そこに横たわっていたのは、ひとりの少女だった。
白銀の髪。薄く尖った耳。裸同然の体には破れたケープと、鎖の痕が残っている。年の頃は、七、八歳ほどだろうか。まだ、あどけなさの残る顔立ち。
まぶたがわずかに開き、その中で琥珀色の瞳が揺れた。
「……たすけて……」
小さく、かすれた声が、風に消えた。
ティアは、迷わずその手を握る。
「大丈夫。もう、誰にも傷つけさせないから」
空は変わらず、どこまでも青かった。
少女が目を覚ましたのは、夕暮れ時のことだった。
獣人の子供が現れたことで商隊は足止めされ、少女が倒れていた草原近くの湖畔で一夜を過ごすこととなった。
ティアは、同じ年頃の娘二人。エリーとノアと一緒に一つのテントを使っている。
そのテントの中。少女はふかふかの毛布に包まれ、静かに眠っていた。夕焼けの光が差し込む中、うっすらと開いたまぶたの奥で、琥珀色の瞳がかすかに揺れる。
「あ、起きた?」
薬草を煎じていたティアが、湯気の向こうからそっと声をかけた。
振り返った彼女の笑顔に、少女は目を見開き、驚いたように身を縮めた。
「大丈夫。もう、誰もあなたを傷つけたりしないよ」
優しく語りかけるティアの声に、少女はしばらく沈黙していたが、やがて小さな声で呟いた。
「……ここ、は……どこ……?」
「北の平原。ドワーフの国に向かう途中の商隊だよ。あなたを助けたのは私。ティアっていうの」
「……ティア……」
少女はその名を口の中で繰り返し、少しだけ表情を和らげた。
「わたし……ルゥナ。ルゥナ・スノウレイ」
か細い声だったが、その名乗りには確かな意志が宿っていた。
さすがは獣人族。身体の回復力が高いのだろう。数時間ほどでルゥナの熱は完全に引いていた。
ティアが用意した服に着替えたルゥナは、まだぎこちない足取りながらも、テント内をゆっくりと歩く。毛皮に包まれた尻尾が、警戒心を表すように静かに揺れていた。
獣人──かつては大陸各地に散らばって暮らしていた、今では希少な種族。
商隊にも獣人は少数存在しているが、多くは人間社会から距離を置き、隠れ里でひっそりと暮らしている。若い獣人の子供など、そう簡単に出会える存在ではない。
「私、獣人の子って初めて見た!私、エリー。よろしくね!」
「私も!すっごく可愛い~!私はノアだよ!」
同じテントで寝泊まりしているエリーとノアが、目を輝かせながらルゥナのもとへ駆け寄る。
人懐っこい二人に、ルゥナは困惑したように一歩後ずさるが、それでも拒絶はしなかった。
ティアも、彼女たちの気持ちがよく分かる。
本物のケモ耳少女という存在には、理屈を超えた可愛らしさがある。
前世でアニメや漫画文化に親しんでいたティアには分かる。人間が付け耳やしっぽをつけた程度では到底再現できない、“本物”だけが持つ圧倒的な魅力と格の違いがそこにあった。
「ルゥナちゃん。家族は、どうしたの……?」
無邪気なノアが、少し不安げな表情でそっと尋ねる。
ルゥナは、目を伏せて口を開いた。声は震え、体も小さくかすかに揺れている。
「……村、焼かれた。人間に……。パパも、ママも、みんな……捕まった……」
ティアの胸に、じわりと熱い感情がこみ上げた。
まだ七、八歳ほどの幼い少女が、そんな悲劇を乗り越え、生き延びてきたのだ。
どれほど怖く、心細かったことだろう。
ルゥナはティアたちを見つめ、小さな声で、しかしはっきりと願いを口にした。
「ティア、エリー、ノア……。みんなを……助けて」
季節は夏。日差しは高くから降り注ぐが、標高の高いこのあたりは空気が乾き、風はさらりと心地よい。
風に揺れる草原には、小さな花が咲き乱れていた。紫や黄色、白の花々が陽光を受けてきらめき、遠くまで続く青い空と相まって、まるで絵本の中にいるような風景だった。
馬車の荷台、その後ろのほうにティアは腰掛けていた。隣には同じ年頃の女の子たちが並び、ぎゅうぎゅうと肩を寄せ合っている。
「風、気持ちいいね!」
「髪、なびいてるー!」
そんな他愛ない声があがる中、ひとりが口ずさみ始めた。故郷の童歌らしい、軽やかで素朴なメロディ。
「♪らーらら、風に乗ってー、花が舞ったら手をつなごー」
「「♪らーらら、笑ってごらん、今日がきっと宝物ー」」
最初は照れくさそうにしていたティアも、すぐに輪に入って歌い出した。はしゃぐ声が空に溶けていく。
馬車が軋む音、蹄のリズム、風に揺れる花の香り。
すべてが心地よいハーモニーとなって、胸の奥まであたたかく満たしてくれる。
ティアはふと、空を見上げた。
──レティシアだった頃は、こんなふうに笑ったこと、あったかな。
思い出すのは、豪奢なドレスに重たい装飾品。人の顔色をうかがっては浮かべる、作りものの笑顔。
言葉を選び、空気を読み、自分を演じる毎日。まるで仮面をつけたお人形だった。
今、ここにはそれがない。
「ティア、次の歌知ってる? これ!」
「えっと、うろ覚えだけど……うん、歌えるかも!」
くすくす笑いながら肩を揺らす。風が頬を撫で、髪を舞わせ、笑い声が遠くへ飛んでいく。
♪♪らーらら、風に乗ってー、花が舞ったら手をつなごー
らーらら、笑ってごらん、今日がきっと宝物ー
らーらら、森をぬけて、小鳥たちが歌いだすー
らーらら、雲のむこう、おひさまもほほえむよー
ひとりじゃ届かない 夢のかけらも
君となら集められる ほら、虹がかかる
らーらら、手をふってー、明日へと歩きだそうー
らーらら、君とならば、何もかもが ものがたりー♪♪
──わたし、今、生きてるんだ。
貼りつけたような笑顔じゃない。心からこぼれた、本物の笑み。胸の奥がふわりとあたたかくなる。
だが、その穏やかな空気は突然、裂けるように破られた。
「グルルルル……!」
低く唸るような声。次いで、怒りと怯えの入り混じった咆哮。
「獣だ!!」
商人たちがざわつき、男たちが剣を抜く。盾を構える者もいた。
草をかき分けるようにして現れたのは、一頭の小さな、雪豹だった。
「……雪豹?まさか……」
ティアは思わず立ち上がる。
毛並みは汚れ、痩せ細っているが、まぎれもなくそれは、前世の世界で絶滅寸前とされた雪豹の姿。
けれど、何かがおかしい。ここは高地とはいえ、夏の平原。こんな場所に雪豹が現れるはずがない。
「下がっていろ、俺たちが仕留める!」
男たちが剣を振りかざし、にじり寄っていく。
「やめて!!」
ティアは叫び、荷台から降りて彼らの前へと飛び出した。
「退くんだティア!こいつ、襲ってくるぞ!」
「違うの。様子が変なの!見て!」
彼女が指さしたのは、雪豹の首元。
そこには、ちぎれた鎖の先がぶらさがっていた。首輪。明らかに、人の手で繋がれていた痕跡だった。
「逃げてきたのよ……人に捕らわれてたんだわ。こんなところにいるはずがないもの」
雪豹は全身を強張らせ、ティアたちを睨みつけている。だが、その瞳の奥には、明確な“恐怖”と“疲労”が見て取れた。
ティアはゆっくりと腰を下ろし、荷袋から水の入った皮袋と干し肉を取り出し、地面にそっと置いた。
「怖くないよ……これ、食べて。お腹、空いてるんでしょう?」
静寂の中で、雪豹の耳がぴくりと動いた。
一歩……また一歩。
慎重に、慎重に、ティアの差し出したものへと近づく。そして匂いを確かめ、干し肉を口に含み、水を舐めて──そのまま、ばたりと崩れ落ちた。
「……っ!」
ティアは慌てて駆け寄る。その身体は高熱を帯び、呼吸は浅く早い。
「相当、無理してたんだわ!」
そのときだった。雪豹の身体が、ふわりと光を帯びる。
毛皮が揺らめき、光の粒が舞い、形が変わっていく。
「え……?」
そこに横たわっていたのは、ひとりの少女だった。
白銀の髪。薄く尖った耳。裸同然の体には破れたケープと、鎖の痕が残っている。年の頃は、七、八歳ほどだろうか。まだ、あどけなさの残る顔立ち。
まぶたがわずかに開き、その中で琥珀色の瞳が揺れた。
「……たすけて……」
小さく、かすれた声が、風に消えた。
ティアは、迷わずその手を握る。
「大丈夫。もう、誰にも傷つけさせないから」
空は変わらず、どこまでも青かった。
少女が目を覚ましたのは、夕暮れ時のことだった。
獣人の子供が現れたことで商隊は足止めされ、少女が倒れていた草原近くの湖畔で一夜を過ごすこととなった。
ティアは、同じ年頃の娘二人。エリーとノアと一緒に一つのテントを使っている。
そのテントの中。少女はふかふかの毛布に包まれ、静かに眠っていた。夕焼けの光が差し込む中、うっすらと開いたまぶたの奥で、琥珀色の瞳がかすかに揺れる。
「あ、起きた?」
薬草を煎じていたティアが、湯気の向こうからそっと声をかけた。
振り返った彼女の笑顔に、少女は目を見開き、驚いたように身を縮めた。
「大丈夫。もう、誰もあなたを傷つけたりしないよ」
優しく語りかけるティアの声に、少女はしばらく沈黙していたが、やがて小さな声で呟いた。
「……ここ、は……どこ……?」
「北の平原。ドワーフの国に向かう途中の商隊だよ。あなたを助けたのは私。ティアっていうの」
「……ティア……」
少女はその名を口の中で繰り返し、少しだけ表情を和らげた。
「わたし……ルゥナ。ルゥナ・スノウレイ」
か細い声だったが、その名乗りには確かな意志が宿っていた。
さすがは獣人族。身体の回復力が高いのだろう。数時間ほどでルゥナの熱は完全に引いていた。
ティアが用意した服に着替えたルゥナは、まだぎこちない足取りながらも、テント内をゆっくりと歩く。毛皮に包まれた尻尾が、警戒心を表すように静かに揺れていた。
獣人──かつては大陸各地に散らばって暮らしていた、今では希少な種族。
商隊にも獣人は少数存在しているが、多くは人間社会から距離を置き、隠れ里でひっそりと暮らしている。若い獣人の子供など、そう簡単に出会える存在ではない。
「私、獣人の子って初めて見た!私、エリー。よろしくね!」
「私も!すっごく可愛い~!私はノアだよ!」
同じテントで寝泊まりしているエリーとノアが、目を輝かせながらルゥナのもとへ駆け寄る。
人懐っこい二人に、ルゥナは困惑したように一歩後ずさるが、それでも拒絶はしなかった。
ティアも、彼女たちの気持ちがよく分かる。
本物のケモ耳少女という存在には、理屈を超えた可愛らしさがある。
前世でアニメや漫画文化に親しんでいたティアには分かる。人間が付け耳やしっぽをつけた程度では到底再現できない、“本物”だけが持つ圧倒的な魅力と格の違いがそこにあった。
「ルゥナちゃん。家族は、どうしたの……?」
無邪気なノアが、少し不安げな表情でそっと尋ねる。
ルゥナは、目を伏せて口を開いた。声は震え、体も小さくかすかに揺れている。
「……村、焼かれた。人間に……。パパも、ママも、みんな……捕まった……」
ティアの胸に、じわりと熱い感情がこみ上げた。
まだ七、八歳ほどの幼い少女が、そんな悲劇を乗り越え、生き延びてきたのだ。
どれほど怖く、心細かったことだろう。
ルゥナはティアたちを見つめ、小さな声で、しかしはっきりと願いを口にした。
「ティア、エリー、ノア……。みんなを……助けて」
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