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レオニード様の提案で私たちは親交を深めていた。
彼は誠実な方で優しくていつも笑顔で……
何故レイチェル様はこんな方を振ったのだろうか。
とても不思議で、私からしたら考えられないほどだ。
私はニコライド様に言われた通り、無理に明るく振る舞おうとしていた。
もう男性から振られたくない。
いや、男性というよりもレオニード様に……
ニコライド様いる時は心が凍てついたように冷たくなっていたけど彼といる時はその真逆。
凍てついた心が心底温まる。
こんなに温かい気持ちなんて初めてだ。
「アニエル。無理に明るく振る舞わなくてもいい。君は君のままでいいんだ。きっと君には君にしかない魅力があるのだから」
「……レオニード様」
私が無理をしていたのを察したのだろう。
レオニード様は優しくそう諭してくれた。
私はニコライド様に言われた通り、それが当然だと考えていたのだけれど……
彼はそれは違うと言ってくれる。
自分は自分らしくそのままでいいと。
そんな優しい言葉は私の胸に刺さり、私は気が付くとボロボロと涙をこぼしていた。
「どうしたんだ?」
「いえ……自分らしくしてていいなんて言われたことなかったらか……」
両親にもずっと言われ続けてきた。
お前はもっとこうするべきだ。
お前はもっとこうして生きていかねばならない。
お前は……お前は……
否定され続けてきた人生。
初めて私を受け入れてくれる人が現れた。
それがとても嬉しくて、私は涙が止まらなかった。
「アニエル」
「なんでございますか?」
「僕は君と出逢って、君みたいな人もいるのだと気が付いた。僕はレイチェルしか知らなかったから。彼女は僕に威厳を持ってほしかったようなんだ。もっと強くもっと見栄えよく。隣にいて恥ずかしくない男を求めていたんだろうね。でも君は普段通りの僕を否定するようなことはしない」
レオニード様はとびっきりの笑顔を私に向けてくれる。
「自分を認めてくれる異性がいるというのは、こんなにも素晴らしいことだったんだね。今は僕を振ったレイチェルにお礼を言いたいぐらいだよ」
「私も……そう感じています。レオニード様」
「そう……だったら嬉しいな」
レオニード様は短く首を縦に振り、そして優しい声で続ける。
「君がよければ僕のことはレオと呼んでほしい。これまではレイチェルだけが呼んでいた名前だけど、これからは君にそう呼んでほしいんだ」
「……レオ様」
彼はとても嬉しそうにし、私の手を握る。
私はその笑顔に果てしない喜びを覚え、彼の手を強く握り返した。
彼は誠実な方で優しくていつも笑顔で……
何故レイチェル様はこんな方を振ったのだろうか。
とても不思議で、私からしたら考えられないほどだ。
私はニコライド様に言われた通り、無理に明るく振る舞おうとしていた。
もう男性から振られたくない。
いや、男性というよりもレオニード様に……
ニコライド様いる時は心が凍てついたように冷たくなっていたけど彼といる時はその真逆。
凍てついた心が心底温まる。
こんなに温かい気持ちなんて初めてだ。
「アニエル。無理に明るく振る舞わなくてもいい。君は君のままでいいんだ。きっと君には君にしかない魅力があるのだから」
「……レオニード様」
私が無理をしていたのを察したのだろう。
レオニード様は優しくそう諭してくれた。
私はニコライド様に言われた通り、それが当然だと考えていたのだけれど……
彼はそれは違うと言ってくれる。
自分は自分らしくそのままでいいと。
そんな優しい言葉は私の胸に刺さり、私は気が付くとボロボロと涙をこぼしていた。
「どうしたんだ?」
「いえ……自分らしくしてていいなんて言われたことなかったらか……」
両親にもずっと言われ続けてきた。
お前はもっとこうするべきだ。
お前はもっとこうして生きていかねばならない。
お前は……お前は……
否定され続けてきた人生。
初めて私を受け入れてくれる人が現れた。
それがとても嬉しくて、私は涙が止まらなかった。
「アニエル」
「なんでございますか?」
「僕は君と出逢って、君みたいな人もいるのだと気が付いた。僕はレイチェルしか知らなかったから。彼女は僕に威厳を持ってほしかったようなんだ。もっと強くもっと見栄えよく。隣にいて恥ずかしくない男を求めていたんだろうね。でも君は普段通りの僕を否定するようなことはしない」
レオニード様はとびっきりの笑顔を私に向けてくれる。
「自分を認めてくれる異性がいるというのは、こんなにも素晴らしいことだったんだね。今は僕を振ったレイチェルにお礼を言いたいぐらいだよ」
「私も……そう感じています。レオニード様」
「そう……だったら嬉しいな」
レオニード様は短く首を縦に振り、そして優しい声で続ける。
「君がよければ僕のことはレオと呼んでほしい。これまではレイチェルだけが呼んでいた名前だけど、これからは君にそう呼んでほしいんだ」
「……レオ様」
彼はとても嬉しそうにし、私の手を握る。
私はその笑顔に果てしない喜びを覚え、彼の手を強く握り返した。
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