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第十三話 新たな問題と婚約者
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軍事に力を注ぎ、経済軍事ともに強力となった僕の下に一人の国王からの使いが来た。僕はその使者を広間に通して要件を聞いた。
「遥々王都カントンよりいかなる要件ですか?」
その問いに使者ははっきりと答えた。
「ローラシア国王ローサス王は王女殿下とリーゼン伯爵の婚姻を求めています」
「「「へ?」」」
広間でその言葉を聞いた人々は皆唖然とし、その言葉以外には何も言わなかった。なので僕は提案を聞いてから気になったことを聞いた。
「婚姻と言いますが、その相手はどなたですか? そして、その婚姻によるあなた方のメリットとはなんですか?」
それに対して使者ははっきりと答えた。
「婚姻予定は、ローサス王の第三王女であられる、ミーナ王女殿下です。そしてメリットですが、新たに力をつけ始めたヴォルペ領を王家の味方にするためです」
以外とはっきり理由を答えたな。もっと隠すと思ったんだけど。
僕はそう思いながら使者に言った。
「悪いがこちらにも色々と事情がある、すぐには決められない」
そう言うと使者は納得したような顔で言ってきた。
「勿論です。解答は少しの間だけですがお待ちしますので、三日後までにお決めください。三日後にまた来ます」
そう言うと使者は広間を出て行った。その後の広間は静寂に包まれた。誰も何も言えない状況だった。
「あの……、第三王女殿下の婚姻はどうするのですか?」
そう言って静寂を破ったのはツララだった。続けてツララは自分の意見を言った。
「失礼ですが、私はこの婚姻には反対です、だって……私だって」
「へ? 何か言った?」
僕は最初の言葉は聞こえたが、最後の言葉は小さくて聞こえなかったのでそう聞くと、ツララは赤面しながら言った。
「いえ! なんでもありません」
そのやりとりを近くから見ていたヴォルペ軍第一将は何かを察したのか、くすくすと笑っていたが、僕には何のことかわからなかった。しかしツララはそんな僕をよそに話を始めた。
「リーゼン様。婚姻についても問題ですが、まだ問題は山の様にあります!」
そう言われて思い出した。なので改めてその問題をまとめていった。
「確かに問題は多いよな。領内では領民の生活水準の低下、法令の厳罰化。国内ではこの婚姻や王位継承争いが問題だな」
「その通りです。婚姻は置いておいたとして、王位継承争いは大問題です。どちらにつくか、それが重要です。ローサス王の王弟、ベルナ様か、ローサス王の息子で正式な王位継承者、クルタ王太子。どちらにつくか、決めるのはリーゼン様です。我々はその判断に従います」
その様に言ったのはヴォルペ軍第一将だった。
「遥々王都カントンよりいかなる要件ですか?」
その問いに使者ははっきりと答えた。
「ローラシア国王ローサス王は王女殿下とリーゼン伯爵の婚姻を求めています」
「「「へ?」」」
広間でその言葉を聞いた人々は皆唖然とし、その言葉以外には何も言わなかった。なので僕は提案を聞いてから気になったことを聞いた。
「婚姻と言いますが、その相手はどなたですか? そして、その婚姻によるあなた方のメリットとはなんですか?」
それに対して使者ははっきりと答えた。
「婚姻予定は、ローサス王の第三王女であられる、ミーナ王女殿下です。そしてメリットですが、新たに力をつけ始めたヴォルペ領を王家の味方にするためです」
以外とはっきり理由を答えたな。もっと隠すと思ったんだけど。
僕はそう思いながら使者に言った。
「悪いがこちらにも色々と事情がある、すぐには決められない」
そう言うと使者は納得したような顔で言ってきた。
「勿論です。解答は少しの間だけですがお待ちしますので、三日後までにお決めください。三日後にまた来ます」
そう言うと使者は広間を出て行った。その後の広間は静寂に包まれた。誰も何も言えない状況だった。
「あの……、第三王女殿下の婚姻はどうするのですか?」
そう言って静寂を破ったのはツララだった。続けてツララは自分の意見を言った。
「失礼ですが、私はこの婚姻には反対です、だって……私だって」
「へ? 何か言った?」
僕は最初の言葉は聞こえたが、最後の言葉は小さくて聞こえなかったのでそう聞くと、ツララは赤面しながら言った。
「いえ! なんでもありません」
そのやりとりを近くから見ていたヴォルペ軍第一将は何かを察したのか、くすくすと笑っていたが、僕には何のことかわからなかった。しかしツララはそんな僕をよそに話を始めた。
「リーゼン様。婚姻についても問題ですが、まだ問題は山の様にあります!」
そう言われて思い出した。なので改めてその問題をまとめていった。
「確かに問題は多いよな。領内では領民の生活水準の低下、法令の厳罰化。国内ではこの婚姻や王位継承争いが問題だな」
「その通りです。婚姻は置いておいたとして、王位継承争いは大問題です。どちらにつくか、それが重要です。ローサス王の王弟、ベルナ様か、ローサス王の息子で正式な王位継承者、クルタ王太子。どちらにつくか、決めるのはリーゼン様です。我々はその判断に従います」
その様に言ったのはヴォルペ軍第一将だった。
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