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第十五話 婚姻と後継者
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使者が王都に帰ってから五日。使者がこのヴォルペまで戻って来た。僕らは再び使者を広間に案内し、国王陛下からの返事を聞いた。すると使者は言った。
「国王陛下は条件を全て承諾されました。これで第三王女殿下と婚姻を結んでいただけますか?」
「勿論です! 条件を承諾されるなら反対する意味はありませんから」
僕は使者の言葉にそう返した。その後使者は、婚姻の式典を始めとして色々なことを説明した。そして十日後、第三王女殿下との顔合わせをすることになった。そのことを伝えると使者はヴォルペから王都に帰って行った。僕らは使者が帰ると見るや、すぐに内政を開始した。内政に注力し始めて十日後。とおとお、第三王女殿下の乗っているであろう馬車、そして護衛であろう兵士の一団が微かに見えてきた。
ヴォルペから見た王女殿下の一団は予想より多く、少なくとも兵士が1500人くらいいた。僕はヴォルペ一帯に放った軽装騎兵を動かしてこの一団の詳しい数と兵種を調べさせ、一団がヴォルペに着く前に数と兵種を把握した。偵察からの報告では、合計が2000人。王国騎士団800名、王都守備歩兵700名、王国近衛兵500名の内訳だった。その後僕は幹部たちと王女殿下に挨拶しようとした。そして僕らは王女殿下の一団が入城すると、応接室にて挨拶をした。第一声は王女殿下の側にいた女性からの言葉だった。
「私はこの護衛隊の指揮をしたマール・エルセン。そしてこちらにおられるのが、我が国の第三王女殿下であるミーナ・ローラシア様です」
マールと名乗る護衛の指揮官が、そう紹介すると、今度は第三王女殿下が口を開いた。
「紹介されました、ミーナ・ローラシアです。現在、軍事、経済、商業において発展しているヴォルペの領主様に嫁ぐことができてとても嬉しく思います」
そう言われた後に僕は自分のことを話した。
「僕はこのヴォルペの領都であるリーゼン・エルラント。右にいるのはヴォルペ軍第四将のツララ・ロートフォックス。左にいるのはヴォルペ軍第一将のバルサ・アルレアです」
お互いに自分含めた側近の紹介を終えると、僕は王女殿下に言った。
「一つ聞きたいことがあるのですが、よろしいでしょうか? ミーナ王女殿下」
そう言うとミーナ王女殿下は不服そうにして答えた。
「大丈夫です。しかしこれからはミーナと、呼び捨てにしてください。もうすぐ結婚して夫婦になるのですから」
そう言い終わった王女殿下は顔を真っ赤にしていた。そう言われた僕はその返事と、疑問を口にした。
「国王陛下は条件を全て承諾されました。これで第三王女殿下と婚姻を結んでいただけますか?」
「勿論です! 条件を承諾されるなら反対する意味はありませんから」
僕は使者の言葉にそう返した。その後使者は、婚姻の式典を始めとして色々なことを説明した。そして十日後、第三王女殿下との顔合わせをすることになった。そのことを伝えると使者はヴォルペから王都に帰って行った。僕らは使者が帰ると見るや、すぐに内政を開始した。内政に注力し始めて十日後。とおとお、第三王女殿下の乗っているであろう馬車、そして護衛であろう兵士の一団が微かに見えてきた。
ヴォルペから見た王女殿下の一団は予想より多く、少なくとも兵士が1500人くらいいた。僕はヴォルペ一帯に放った軽装騎兵を動かしてこの一団の詳しい数と兵種を調べさせ、一団がヴォルペに着く前に数と兵種を把握した。偵察からの報告では、合計が2000人。王国騎士団800名、王都守備歩兵700名、王国近衛兵500名の内訳だった。その後僕は幹部たちと王女殿下に挨拶しようとした。そして僕らは王女殿下の一団が入城すると、応接室にて挨拶をした。第一声は王女殿下の側にいた女性からの言葉だった。
「私はこの護衛隊の指揮をしたマール・エルセン。そしてこちらにおられるのが、我が国の第三王女殿下であるミーナ・ローラシア様です」
マールと名乗る護衛の指揮官が、そう紹介すると、今度は第三王女殿下が口を開いた。
「紹介されました、ミーナ・ローラシアです。現在、軍事、経済、商業において発展しているヴォルペの領主様に嫁ぐことができてとても嬉しく思います」
そう言われた後に僕は自分のことを話した。
「僕はこのヴォルペの領都であるリーゼン・エルラント。右にいるのはヴォルペ軍第四将のツララ・ロートフォックス。左にいるのはヴォルペ軍第一将のバルサ・アルレアです」
お互いに自分含めた側近の紹介を終えると、僕は王女殿下に言った。
「一つ聞きたいことがあるのですが、よろしいでしょうか? ミーナ王女殿下」
そう言うとミーナ王女殿下は不服そうにして答えた。
「大丈夫です。しかしこれからはミーナと、呼び捨てにしてください。もうすぐ結婚して夫婦になるのですから」
そう言い終わった王女殿下は顔を真っ赤にしていた。そう言われた僕はその返事と、疑問を口にした。
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