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第二十九話 王国軍拡会議
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大将軍の切り崩しを僕は始めた。僕は僕の対角線上の巨大な椅子に座る大将軍の目を見て発言した。
「一つよろしいですか? 大将軍様の領地は王都の南と聞いています。しかし王国南部一帯はフランク帝国の侵攻範囲になっています。その中で軍縮をしてしまってもよろしいのですか?」
僕がそう言うと大公はあっ! と言う顔をして大将軍を見た。僕もその大公につられて大将軍の方を見た。しかし大将軍の方を見ていたのは大公や僕だけではなく、会議に参加した貴族の全員が大将軍を見ていた。すると大将軍を冷や汗をかきながら僕の発言に対する回答をした。
「うむ! 確かに軍縮は危険だと思う。しかし! 地方の軍縮をした分だけ中央での軍拡が起きるから軍力は大して変わらない。それにフランク帝国が我らの軍縮に合わせて帝国軍の軍縮をはじめるかもしれないだろ?」
大将軍はそう答えた。しかしこの案には大きな落とし穴があった。
周りの反応からしておそらく僕以外気づいてないな、この案の落とし穴を。
僕はその落とし穴を大将軍や他の地方貴族に対して言った。
「軍力は大して変わらないのは正しい。だが! 中央から遠い地方が攻め込まれた時に援軍がくるのは遅くなる。それに! 中央が嫌いな地方貴族たちに援軍を送らないなどのことが起きるかもしれないだろ」
僕がそう言うと多くの貴族は納得した様な顔をして僕の懸念点に同感を示した。しかしそんな流れに逆らう様な言葉がかけられた。
「お前たちは小さいことでうるさいぞ! 懸念があろうがなんだろうが地方の軍縮は絶対だ! 地方は一律で常備兵力の五割、徴収兵力の八割を削減してもらうが、代わりに王都兵を今の五倍、中央軍を今の五倍にする」
そう発言したのは後ろの方で控えていた大公その人だった。しかしその威圧的な態度には多くの貴族が不満を感じている様な顔だった。しかしそんな状況を見逃す程僕は甘くはなかった。僕はその状況から得られたことをもとにして一つの回答を見つけた。僕は万を期してその考えついた回答を貴族たちの前で発言した。
「一つよろしいですか? 大将軍様の領地は王都の南と聞いています。しかし王国南部一帯はフランク帝国の侵攻範囲になっています。その中で軍縮をしてしまってもよろしいのですか?」
僕がそう言うと大公はあっ! と言う顔をして大将軍を見た。僕もその大公につられて大将軍の方を見た。しかし大将軍の方を見ていたのは大公や僕だけではなく、会議に参加した貴族の全員が大将軍を見ていた。すると大将軍を冷や汗をかきながら僕の発言に対する回答をした。
「うむ! 確かに軍縮は危険だと思う。しかし! 地方の軍縮をした分だけ中央での軍拡が起きるから軍力は大して変わらない。それにフランク帝国が我らの軍縮に合わせて帝国軍の軍縮をはじめるかもしれないだろ?」
大将軍はそう答えた。しかしこの案には大きな落とし穴があった。
周りの反応からしておそらく僕以外気づいてないな、この案の落とし穴を。
僕はその落とし穴を大将軍や他の地方貴族に対して言った。
「軍力は大して変わらないのは正しい。だが! 中央から遠い地方が攻め込まれた時に援軍がくるのは遅くなる。それに! 中央が嫌いな地方貴族たちに援軍を送らないなどのことが起きるかもしれないだろ」
僕がそう言うと多くの貴族は納得した様な顔をして僕の懸念点に同感を示した。しかしそんな流れに逆らう様な言葉がかけられた。
「お前たちは小さいことでうるさいぞ! 懸念があろうがなんだろうが地方の軍縮は絶対だ! 地方は一律で常備兵力の五割、徴収兵力の八割を削減してもらうが、代わりに王都兵を今の五倍、中央軍を今の五倍にする」
そう発言したのは後ろの方で控えていた大公その人だった。しかしその威圧的な態度には多くの貴族が不満を感じている様な顔だった。しかしそんな状況を見逃す程僕は甘くはなかった。僕はその状況から得られたことをもとにして一つの回答を見つけた。僕は万を期してその考えついた回答を貴族たちの前で発言した。
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