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【宝石少年と霧の国】
旅路の再会
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ガタガタと、車輪が時折大きめな石を踏み越える音がする。仕事を終えたあとなのか、荷車の中は比較的物が少なく、人一人寝そべられるほどの広さがあった。ルルは覆いかぶさる布の下で、荷物と一緒になって揺られていた。
国への道を、国宝の音を頼りに歩いている時だった。旅人が珍しいのだろう、荷車が止まって行き先を聞いてきたのだ。馬の手綱を握る男が言うには、ここから歩くとなるとまだ何日もかかるそうだ。その間宿らしいものも、安心できる野宿場所を作れる場所も無いらしい。そこで、旅の話を運賃代わりとして、近くまで乗せていくと申し出てくれた。たまにはこんな体験もいいだろうと、言葉に甘えて今に至る。
ルルは剣を胸に抱えてマントにくるまり、柵に背中を預けて座っている。仮面下の目は今にも閉じられそうで、意識もうとうとと微睡んでいた。しかしまだ夕暮れで、辺りは明るい。ここ数日、あまり休まずに歩き続けた疲れが出たのかもしれない。揺れもほど良ければ、いい睡眠剤になるものだ。
運転手が言ったように、ずっと平坦な草原と道が続くばかりで、国を出てからしばらく建物らしい物を見なかった。ひとまずは降ろされた場所で、宿を探すつもりだ。
揺り籠のように揺られてしばらく。意識は半分夢の中へ誘われはじめた頃、外が何やら騒がしくなったのに気付いた。二人の声がする。片方は荷車の主。そしてもう片方は、見知らぬ男の声だった。話し声というには些か激しく聞こえ、やがてそれは怒鳴り声だと理解する。
ルルは一体何があったのかと、頭を振って微睡む意識をハッキリさせる。その時、少ない荷物を覆っていた布がめくられた。覗き込んだのは見知らぬ男。男は荷物の中に紛れていたルルに目を細める。品定めするように見回したあと、ニヤッと怪しい笑みを作った。
「なるほどなぁ? 踊り子を隠してたか。残念だったな嬢ちゃん。荷車のオヤジは逃げてったぜ」
確かに踊り子は賊に狙われやすいため、何の変哲も無い馬車やらで移動する。彼女たちもルルと同じで容姿を隠しているため、勘違いするのも無理はない。
『僕、踊り子じゃないよ』
「あぁん?」
『旅を、しているんだ。それと、女じゃない』
言いながら、ルルは逃げ道を探していた。バレないよう、後ろ手で背中側の布を軽く押してみる。だがしっかりと金具で外側から留められていて、内側からは外せそうにない。荷車ならではの手法が今は仇となった。出口は男の真後ろ。正面突破しか逃げ場はなさそうだ。
「旅人ねぇ? そりゃあ好都合だ」
その言葉に含まれた意味に、ルルは腹が立つのを感じた。旅人はその身を危険に晒す覚悟がある。それが屈折した結果、身の程知らずとされ、彼らには何をしても罰が降らないと思われているのだ。
旅人というのは職業にはならない。家が無かったり、訳ありでという人物がほとんどだからだ。下手をすれば奴隷と同じ地位だろう。そういう扱いをされるのは分かっているが、旅を愛しているからこそ、怒りが湧かないはずがない。
『何が欲しいの? ルナー? 宝石もある』
感情が淡い声色だが、ルルにしては珍しく挑発的な口調だった。賢くはないが、やはり好きなものを馬鹿にされると嫌だ。だが男には全く効かなかったようで、彼は子供の癇癪を沈めるようにゆっくりと頭を振った。
「そんなもん、あとでじっくり貰えばいいんだよ、坊や!」
言い終わるよりも早く、男は襲いかかった。賊らしい巨体の割には動きは素早いが、それでも気配の影しか見えないルルにとっては遅かった。脇に隙がある。ルルはしゃがむように背を丸め、そこへと駆けた。男とすれ違う形で、彼の体が通り過ぎる。その寸前、真横から別の気配が遅れてやって来た。それは男の腕で、気配に気付いた時にはもう激痛が全身を走っていた。
ルルの体は何倍も太い腕によって、荷車の壁へ飛ばされた。丈夫に作られた木の板が、衝撃の重さでギシリと音を立ててヒビ割れる。
「っ……」
全身に響く鈍い痛みに身動ぐと、フードがパサリと取れる。暗がりでも美しい鉱石の耳が顔を出した。てっきりルルを人間だと思い込んでいた男は驚き、見惚れるように見つめた。
「へぇ、こいつは高く売れそうだ」
関心するように言いながら、男は淡い紫が混ざる銀の髪を引っ張って持ち上げる。ルルはその行動に、痛みよりも強く嫌悪を感じて仮面下で目を歪めた。
『触らないで!』
「うっ……?!」
頭に響いた声に男が感じたのは、確かな痛みだった。体の内側を切り裂かれるような強烈な痛み。しっかり入れているはずの力が勝手に抜ける。その得体のしれない力は、通常ならば恐怖となるだろう。しかし男にとっては怒りの元凶となった。
「このガキが!」
怒りの勢いに任せ、思い切り蹴り上げる。乱雑で流れの無い足の動きは偶然にもルルの腹部に直撃し、彼はその場に蹲った。
肩で息をする男は、足元でしゃがみ込んでいるルルに気付いて愉快そうに笑う。そして、自分よりも何倍も細い腕を掴んで素早く押し倒した。
「大人しくしな坊や。すぐ終わる。綺麗な顔に傷は嫌だろう?」
『……男じゃ、ない』
「はっ、何だっていい。孔さえありゃあ、欲を晴らす事はできるんだよ」
(あな?)
何故必要なのか、そういった知識が無いルルには分からなかった。だがそんな事はどうでもいい。とにかく脱出しなければ。
もがきながら、なんとか意識を鼓動に集中させる。あと少しで鉱石が男の真下から映える。するとそこで、コンコンと外から枠を叩く音がした。音は永遠と続き、男は鬱陶しさに手を止めて振り返る。
「なんだ、やかましい! こっちは取り込み中だ!」
罵声に対して布の向こうから返ってきたのは、穏やかな低い声。
「失礼。すぐそこで荷物を見つけまして……落とし物かと」
「あ? 知らねえよ。さっさと行け」
「そうですか。ずいぶん高価な物だったので、つい」
困惑を含ませたその声色に、ルルは聞き覚えがあった。一方で男は、高価という言葉に惹かれたらしい。興味はすでにルルには無く、あれほどしつこかった手が離された。
「どんなもんだ? 見せてみろ。もしかしたら落としたかもしれねえ」
この荷車は、特別高価な物を運ぶための物ではないだろう。それがバレないよう、できる限り人が良さそうな表情を作った。
そう言いながらめくった先に居たのは、青の混ざる黒の長髪に、190を悠に超える長身の男。しかしその手にあったのはコインで、とても高価とは思えない。訝しむ男に、彼は3枚のコインを見せるようにかざす。そしてニコリと笑った。
「──見ましたね?」
「は?」
パチンと指先が弾かれた音が辺りに響く。その瞬間、コインから凄まじい閃光が放たれる。男は眩しさのあまり視力を奪われ、目に走る激痛にのたうちまわった。
辺りは光の反動を受けて深夜のように暗くなる。その影響を受けず、何が起こったのか不思議そうにするルルへ、布の向こうから手が伸びた。
「さあ、こちらへ」
迷わず取ると引き寄せられ、コートの中に包まれる。
「少しの間、息を止めていてくださいね」
コクリと頷き、空気を口いっぱいに含んで閉じる。頭上でクスリと優しく笑った声が聞こえた気がしたその時、頬にピリッとした痺れのようなものを感じた。それはすぐ治ると、ふぅっと男が息を吐いたのが聞こえた。
「──もう大丈夫。よく我慢しましたね」
優しい声に、ルルはコートをカーテンのように退け、そっと覗く。不思議な事に、先程まであった荷車と男の姿が無かった。完全にコートから出て周りを見渡すが、空間を移動したわけではなさそうだ。状況を考えていると、男がすぐ答えた。
「あの荷車には、違う所へ行ってもらいました。私たちがわざわざ移動する必要は、ありませんからね。ご無事ですか? ルル」
『アウィン!』
ルルは思わず抱きつく。アウィンは驚きもせず、飛びついた体を受け止めた。
彼は変わらず、女性のように優しい笑顔を見せる。再会したのは、初めてルルに白紙の世界を教えてくれた、吟遊詩人だった。
国への道を、国宝の音を頼りに歩いている時だった。旅人が珍しいのだろう、荷車が止まって行き先を聞いてきたのだ。馬の手綱を握る男が言うには、ここから歩くとなるとまだ何日もかかるそうだ。その間宿らしいものも、安心できる野宿場所を作れる場所も無いらしい。そこで、旅の話を運賃代わりとして、近くまで乗せていくと申し出てくれた。たまにはこんな体験もいいだろうと、言葉に甘えて今に至る。
ルルは剣を胸に抱えてマントにくるまり、柵に背中を預けて座っている。仮面下の目は今にも閉じられそうで、意識もうとうとと微睡んでいた。しかしまだ夕暮れで、辺りは明るい。ここ数日、あまり休まずに歩き続けた疲れが出たのかもしれない。揺れもほど良ければ、いい睡眠剤になるものだ。
運転手が言ったように、ずっと平坦な草原と道が続くばかりで、国を出てからしばらく建物らしい物を見なかった。ひとまずは降ろされた場所で、宿を探すつもりだ。
揺り籠のように揺られてしばらく。意識は半分夢の中へ誘われはじめた頃、外が何やら騒がしくなったのに気付いた。二人の声がする。片方は荷車の主。そしてもう片方は、見知らぬ男の声だった。話し声というには些か激しく聞こえ、やがてそれは怒鳴り声だと理解する。
ルルは一体何があったのかと、頭を振って微睡む意識をハッキリさせる。その時、少ない荷物を覆っていた布がめくられた。覗き込んだのは見知らぬ男。男は荷物の中に紛れていたルルに目を細める。品定めするように見回したあと、ニヤッと怪しい笑みを作った。
「なるほどなぁ? 踊り子を隠してたか。残念だったな嬢ちゃん。荷車のオヤジは逃げてったぜ」
確かに踊り子は賊に狙われやすいため、何の変哲も無い馬車やらで移動する。彼女たちもルルと同じで容姿を隠しているため、勘違いするのも無理はない。
『僕、踊り子じゃないよ』
「あぁん?」
『旅を、しているんだ。それと、女じゃない』
言いながら、ルルは逃げ道を探していた。バレないよう、後ろ手で背中側の布を軽く押してみる。だがしっかりと金具で外側から留められていて、内側からは外せそうにない。荷車ならではの手法が今は仇となった。出口は男の真後ろ。正面突破しか逃げ場はなさそうだ。
「旅人ねぇ? そりゃあ好都合だ」
その言葉に含まれた意味に、ルルは腹が立つのを感じた。旅人はその身を危険に晒す覚悟がある。それが屈折した結果、身の程知らずとされ、彼らには何をしても罰が降らないと思われているのだ。
旅人というのは職業にはならない。家が無かったり、訳ありでという人物がほとんどだからだ。下手をすれば奴隷と同じ地位だろう。そういう扱いをされるのは分かっているが、旅を愛しているからこそ、怒りが湧かないはずがない。
『何が欲しいの? ルナー? 宝石もある』
感情が淡い声色だが、ルルにしては珍しく挑発的な口調だった。賢くはないが、やはり好きなものを馬鹿にされると嫌だ。だが男には全く効かなかったようで、彼は子供の癇癪を沈めるようにゆっくりと頭を振った。
「そんなもん、あとでじっくり貰えばいいんだよ、坊や!」
言い終わるよりも早く、男は襲いかかった。賊らしい巨体の割には動きは素早いが、それでも気配の影しか見えないルルにとっては遅かった。脇に隙がある。ルルはしゃがむように背を丸め、そこへと駆けた。男とすれ違う形で、彼の体が通り過ぎる。その寸前、真横から別の気配が遅れてやって来た。それは男の腕で、気配に気付いた時にはもう激痛が全身を走っていた。
ルルの体は何倍も太い腕によって、荷車の壁へ飛ばされた。丈夫に作られた木の板が、衝撃の重さでギシリと音を立ててヒビ割れる。
「っ……」
全身に響く鈍い痛みに身動ぐと、フードがパサリと取れる。暗がりでも美しい鉱石の耳が顔を出した。てっきりルルを人間だと思い込んでいた男は驚き、見惚れるように見つめた。
「へぇ、こいつは高く売れそうだ」
関心するように言いながら、男は淡い紫が混ざる銀の髪を引っ張って持ち上げる。ルルはその行動に、痛みよりも強く嫌悪を感じて仮面下で目を歪めた。
『触らないで!』
「うっ……?!」
頭に響いた声に男が感じたのは、確かな痛みだった。体の内側を切り裂かれるような強烈な痛み。しっかり入れているはずの力が勝手に抜ける。その得体のしれない力は、通常ならば恐怖となるだろう。しかし男にとっては怒りの元凶となった。
「このガキが!」
怒りの勢いに任せ、思い切り蹴り上げる。乱雑で流れの無い足の動きは偶然にもルルの腹部に直撃し、彼はその場に蹲った。
肩で息をする男は、足元でしゃがみ込んでいるルルに気付いて愉快そうに笑う。そして、自分よりも何倍も細い腕を掴んで素早く押し倒した。
「大人しくしな坊や。すぐ終わる。綺麗な顔に傷は嫌だろう?」
『……男じゃ、ない』
「はっ、何だっていい。孔さえありゃあ、欲を晴らす事はできるんだよ」
(あな?)
何故必要なのか、そういった知識が無いルルには分からなかった。だがそんな事はどうでもいい。とにかく脱出しなければ。
もがきながら、なんとか意識を鼓動に集中させる。あと少しで鉱石が男の真下から映える。するとそこで、コンコンと外から枠を叩く音がした。音は永遠と続き、男は鬱陶しさに手を止めて振り返る。
「なんだ、やかましい! こっちは取り込み中だ!」
罵声に対して布の向こうから返ってきたのは、穏やかな低い声。
「失礼。すぐそこで荷物を見つけまして……落とし物かと」
「あ? 知らねえよ。さっさと行け」
「そうですか。ずいぶん高価な物だったので、つい」
困惑を含ませたその声色に、ルルは聞き覚えがあった。一方で男は、高価という言葉に惹かれたらしい。興味はすでにルルには無く、あれほどしつこかった手が離された。
「どんなもんだ? 見せてみろ。もしかしたら落としたかもしれねえ」
この荷車は、特別高価な物を運ぶための物ではないだろう。それがバレないよう、できる限り人が良さそうな表情を作った。
そう言いながらめくった先に居たのは、青の混ざる黒の長髪に、190を悠に超える長身の男。しかしその手にあったのはコインで、とても高価とは思えない。訝しむ男に、彼は3枚のコインを見せるようにかざす。そしてニコリと笑った。
「──見ましたね?」
「は?」
パチンと指先が弾かれた音が辺りに響く。その瞬間、コインから凄まじい閃光が放たれる。男は眩しさのあまり視力を奪われ、目に走る激痛にのたうちまわった。
辺りは光の反動を受けて深夜のように暗くなる。その影響を受けず、何が起こったのか不思議そうにするルルへ、布の向こうから手が伸びた。
「さあ、こちらへ」
迷わず取ると引き寄せられ、コートの中に包まれる。
「少しの間、息を止めていてくださいね」
コクリと頷き、空気を口いっぱいに含んで閉じる。頭上でクスリと優しく笑った声が聞こえた気がしたその時、頬にピリッとした痺れのようなものを感じた。それはすぐ治ると、ふぅっと男が息を吐いたのが聞こえた。
「──もう大丈夫。よく我慢しましたね」
優しい声に、ルルはコートをカーテンのように退け、そっと覗く。不思議な事に、先程まであった荷車と男の姿が無かった。完全にコートから出て周りを見渡すが、空間を移動したわけではなさそうだ。状況を考えていると、男がすぐ答えた。
「あの荷車には、違う所へ行ってもらいました。私たちがわざわざ移動する必要は、ありませんからね。ご無事ですか? ルル」
『アウィン!』
ルルは思わず抱きつく。アウィンは驚きもせず、飛びついた体を受け止めた。
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