19 / 19
19、オール・ウエイズ
しおりを挟む
真っ暗だ。
ツーン、ツーンと、心電図のような機械音が聞こえる。
まぶたが重い。
周りは静かなようだが、誰か、人の気配がする。
誰かいるのか?
少し、目を開けてみた。 完全には開かない。 体が重いなあ・・・
白い天井板が見える。
僕のすぐ脇に、誰かがいるようだ。
誰だ?
首が回らない。 自分の体じゃないみたいだ。 少し、指先を動かしてみる。
・・・動いた。
それ以上の気力が、沸いて来ない。
再び、目を閉じる。
額の髪が『 何者か 』によって、そっとかき上げられた。 やはり、誰かいるようだ・・・
また少し、目を開けた僕の視界が、突然、真っ暗になった。 何かが、僕の顔に、覆いかぶさって来たのだ。
さらっとした髪の毛のようなものが、頬に当たる。 唇には、柔らかな感触。 いい香りがする・・・・
幸せな心地で薄く目を開け、じっとしていると、僕の顔に覆いかぶさっていた影が、取り除かれた。
目鼻立ちの整った、可愛いらしい女性の顔。
・・彼女だ。 明子ちゃんだ・・・!
彼女は、薄く目を開けている僕に、気が付いたようだ。
「 ・・・・! 」
びっくりしたように、僕を覗き込んでいる。
その表情は、みるみるうちに驚愕の表情に変わっていった。
僕はかすれた声で、彼女に言った。
「 ・・・やあ・・ 」
僕の声を聞くと、彼女は、更に歓喜の表情を見せた。
空を掴むように、胸元で両手の指先を動かし、後ずさりをしながら言った。
「 ・・・お、お父さん・・・! お父さあぁ~んッ!! 」
慌てて後ろを振り返り、ドアを開けようとしたが、ドア脇の壁に、激突。
・・・面白い子だな。
サンダスのギャグとは、比べもんにならんくらい、可愛いじゃないか。
必死でドアを引き、開けようとするが、開かない。
「 お父さあ~ん! お父さああ~ん! 目を開けてるぅ~っ! 喋ったよォ~っ! お父さあ~ん! 」
ドアノブを、ガンガン引きながら叫ぶ、彼女。
なあ、明子ちゃん・・・ そのドア、多分、押すんと違うか・・・?
やがて、ドアノブが引っこ抜け、彼女は、しりもちを着いた。
「 きゃっ・・! いや~ん、もおォ~う・・! 」
今度は、フツーにドアを押し、廊下に出る。
「 大変なのっ・・! 大変なの、お父さあぁ~ん・・・! 」
バタバタと、駆け出して行く、彼女。
ああ・・ フツーに、お茶目だ・・・! 獄長も美人だったが、明子ちゃんの方が数倍、魅力的だ。
( ・・・ん? )
ちょっと待て・・・! ナンで、地獄界の記憶があンだ? 確か、目が覚めたら、記憶が無くなるって話しじゃなかったのか・・・?
・・・課長・・・ やってもうたな?
いや、それ以前に、あのフザけたペンが、壊れていたに違いない。 オチまで、アホだ。
まあいいか・・ どうせこんな経験、喋ったところで、誰も信じてくれないだろう。 ヘタすりゃ、精神病院行きだ。
かくして、妙な体験記憶を持ったまま、僕の、第2の人生は始まった。
天国・地獄が、あると思うか無いと思うかは、その人、本人の自由だ。
もしかしたらあの記憶は、昏睡状態にあった、僕の勝手な想像だったのかもしれない。
だが、僕は、事実であったと思う。
なぜなら、彼女の名前を、昏睡が醒めた時から知っていたからだ。
もしかしたら、昏睡状態の時に、薄っすらと意識が戻っていた時期があり、彼女たちの会話を聞いていたのかもしれない。
しかし、その後『 遠藤さん 』『 ユウちゃん 』の入院事実を確認した僕は、あれは、やはり本当の事だったと確信した。
『 下田 』という霊能力者にも、退院後、会った。
彼女は、僕の話を大変に興味深く聞き、その手記を元に本を書いたところ、何と、増版8回を超えるベストセラーになり、映画化もされた。( 監修:つのだじろう、監督:高畑 勲、友情出演:丹波哲郎のソックリさん )
その後、明子と結婚し、子供は2人。
僕は、98歳まで生き、老衰で、この世を去った。
苦痛も無く、愛する明子に見取られる中、静かな最期だった・・・
・・・・ここは、どこだ?
辺り一面、真っ白なモヤに包まれている。
暑くもなければ、寒くもない。
静かな所だ。
どうやら僕は、死んだらしい。
現世に残して来た妻や、子供たちの事が気掛かりだが、寿命では仕方ない。
結構に、長生きをさせてもらった。 なにせ12年、寝ていたからな・・・
まあ、有意義な人生だった。
経済的にも裕福だったし、飢餓に苦しむ世界中の子供たちの為に、随分とボランティア活動もした。 井戸を掘ったり、病院を建てたり・・・
世界子供基金の創設も、軌道に乗って来たところだし、後は、後輩たちに任せておいても問題はないだろう。
・・さて、どっちへ行ったらいいのかな? 天国への入り口は。
「 ・・兄貴ッ! 」
誰かが、声を掛けた。
聞き覚えのある声だ。
「 ・・・・・ 」
まさか・・・!?
振り向くと、ボサボサの長髪に、サングラスをかけた大男が、立っていた。
サ・・ サンダスだ・・・! 間違いない、あのサンダスだ・・・!
「 久し振りっスぅ~、兄貴ぃ~! まあ、すっかり白髪になっちゃって~ 」
なっ・・ ナンでお前が、ここにいるッ?
懐かしい、毛むくじゃらの腕が、僕の首にまとわりついて来た。
・・必殺のチョークスリーパーだ。 イカン! これに捕まったら、意識が飛ぶ。
僕は、サンダスの両腕を払いのけ、言った。
「 待たんかっ! 懐かしいけど・・ お前が、ココにいるってコトは・・・ ここは、天国じゃないなッ? 」
サンダスは、きょとんとして答えた。
「 そうだよ? ここは、地獄の1丁目だよ。 アッチに行くと、パン屋さんがあってね・・ 」
「 やかましいわっ! 向こう行くと、遊園地があるんだろが? 」
「 今はね、巨大テーマパークなんだよ 」
そんなモン、どうでもいいっ!
「 アウトレット・モールも、あるよ。 行く? 」
行くか、アホウ!
うきうき顔のサンダスを無視し、僕は聞いた。
「 死神は、どうしたッ? 」
「 あのアホ? ああ、あいつ・・ 昨日から、ゲリしててね。 今朝も、トイレで、唸ってたケド? 正露丸、あげたんだけど、匂いがクサイって、あいつ、飲まないんだよ 」
「 ・・・野郎ォ~・・・! 性懲りもなく、またやりやがったな・・・! 」
サンダスも、事の次第に気付いたようだ。
「 ・・・もしかして? やっちまったかい、アイツ・・! しかも、また兄貴をですかい? ホント、ドジなんだから 」
ここの恐ろしさは、80数年前に、骨身に染みている。 腐ったギャグに、意味不明・行動無視のアホの巣窟だ。 早いところ脱出しないと、今度こそ、ここに居着かされかねない。
僕は言った。
「 サンダス! 大王んトコ、行くぞっ! 地獄タクシーを呼べ。 それと金属バットだ! 」
「 合点でいッ、兄貴! 」
嬉しそうに、ベコベコにヘコんだ金属バットを、どこからともなく取り出し、イキナリ、僕の後頭部をフルスイングする、サンダス。
ボクッ、という、鈍い殴打音。
ああ・・・ 脳裏を、走馬灯のように駆け巡る、幼き記憶・・・
百近い老人に、なんちゅうコトすんじゃ、コイツは・・・! ワケ分からんで、ホンマ。
「 兄貴、兄貴い~! オ、オレなんか、オレなんか・・・ 」
どっか、行ってしまえ、お前。
80年以上経った再会相手に、感動の金属バットかい。 ありがた過ぎて、殺意が芽生えるわ。
遠くなる意識。 どこかの草原で、モンシロチョウが乱れ飛んでいる風景が・・・
・・・はっ、イカン!
こんなところで、くたばってたまるか! 僕は、天国へ行くのだ。 はよ、行かんと、明子の方が、先に行ってしまうわ!
金属バットを杖に、よろよろと立ち上がった僕の目に、あの、ボケナスの死神が映った。
「 やあ、天野クンじゃないか! 元気してたかい? 」
元気してたら、今頃、現世におるわ、たわけ!
僕は、金属バットを振りかぶりながら、死神の方へ、突進して行った。
「 天国、行くぞォおおおォ~っ! うらああああ~っ! 」
〔 天国へ行こう! / 完 〕
ツーン、ツーンと、心電図のような機械音が聞こえる。
まぶたが重い。
周りは静かなようだが、誰か、人の気配がする。
誰かいるのか?
少し、目を開けてみた。 完全には開かない。 体が重いなあ・・・
白い天井板が見える。
僕のすぐ脇に、誰かがいるようだ。
誰だ?
首が回らない。 自分の体じゃないみたいだ。 少し、指先を動かしてみる。
・・・動いた。
それ以上の気力が、沸いて来ない。
再び、目を閉じる。
額の髪が『 何者か 』によって、そっとかき上げられた。 やはり、誰かいるようだ・・・
また少し、目を開けた僕の視界が、突然、真っ暗になった。 何かが、僕の顔に、覆いかぶさって来たのだ。
さらっとした髪の毛のようなものが、頬に当たる。 唇には、柔らかな感触。 いい香りがする・・・・
幸せな心地で薄く目を開け、じっとしていると、僕の顔に覆いかぶさっていた影が、取り除かれた。
目鼻立ちの整った、可愛いらしい女性の顔。
・・彼女だ。 明子ちゃんだ・・・!
彼女は、薄く目を開けている僕に、気が付いたようだ。
「 ・・・・! 」
びっくりしたように、僕を覗き込んでいる。
その表情は、みるみるうちに驚愕の表情に変わっていった。
僕はかすれた声で、彼女に言った。
「 ・・・やあ・・ 」
僕の声を聞くと、彼女は、更に歓喜の表情を見せた。
空を掴むように、胸元で両手の指先を動かし、後ずさりをしながら言った。
「 ・・・お、お父さん・・・! お父さあぁ~んッ!! 」
慌てて後ろを振り返り、ドアを開けようとしたが、ドア脇の壁に、激突。
・・・面白い子だな。
サンダスのギャグとは、比べもんにならんくらい、可愛いじゃないか。
必死でドアを引き、開けようとするが、開かない。
「 お父さあ~ん! お父さああ~ん! 目を開けてるぅ~っ! 喋ったよォ~っ! お父さあ~ん! 」
ドアノブを、ガンガン引きながら叫ぶ、彼女。
なあ、明子ちゃん・・・ そのドア、多分、押すんと違うか・・・?
やがて、ドアノブが引っこ抜け、彼女は、しりもちを着いた。
「 きゃっ・・! いや~ん、もおォ~う・・! 」
今度は、フツーにドアを押し、廊下に出る。
「 大変なのっ・・! 大変なの、お父さあぁ~ん・・・! 」
バタバタと、駆け出して行く、彼女。
ああ・・ フツーに、お茶目だ・・・! 獄長も美人だったが、明子ちゃんの方が数倍、魅力的だ。
( ・・・ん? )
ちょっと待て・・・! ナンで、地獄界の記憶があンだ? 確か、目が覚めたら、記憶が無くなるって話しじゃなかったのか・・・?
・・・課長・・・ やってもうたな?
いや、それ以前に、あのフザけたペンが、壊れていたに違いない。 オチまで、アホだ。
まあいいか・・ どうせこんな経験、喋ったところで、誰も信じてくれないだろう。 ヘタすりゃ、精神病院行きだ。
かくして、妙な体験記憶を持ったまま、僕の、第2の人生は始まった。
天国・地獄が、あると思うか無いと思うかは、その人、本人の自由だ。
もしかしたらあの記憶は、昏睡状態にあった、僕の勝手な想像だったのかもしれない。
だが、僕は、事実であったと思う。
なぜなら、彼女の名前を、昏睡が醒めた時から知っていたからだ。
もしかしたら、昏睡状態の時に、薄っすらと意識が戻っていた時期があり、彼女たちの会話を聞いていたのかもしれない。
しかし、その後『 遠藤さん 』『 ユウちゃん 』の入院事実を確認した僕は、あれは、やはり本当の事だったと確信した。
『 下田 』という霊能力者にも、退院後、会った。
彼女は、僕の話を大変に興味深く聞き、その手記を元に本を書いたところ、何と、増版8回を超えるベストセラーになり、映画化もされた。( 監修:つのだじろう、監督:高畑 勲、友情出演:丹波哲郎のソックリさん )
その後、明子と結婚し、子供は2人。
僕は、98歳まで生き、老衰で、この世を去った。
苦痛も無く、愛する明子に見取られる中、静かな最期だった・・・
・・・・ここは、どこだ?
辺り一面、真っ白なモヤに包まれている。
暑くもなければ、寒くもない。
静かな所だ。
どうやら僕は、死んだらしい。
現世に残して来た妻や、子供たちの事が気掛かりだが、寿命では仕方ない。
結構に、長生きをさせてもらった。 なにせ12年、寝ていたからな・・・
まあ、有意義な人生だった。
経済的にも裕福だったし、飢餓に苦しむ世界中の子供たちの為に、随分とボランティア活動もした。 井戸を掘ったり、病院を建てたり・・・
世界子供基金の創設も、軌道に乗って来たところだし、後は、後輩たちに任せておいても問題はないだろう。
・・さて、どっちへ行ったらいいのかな? 天国への入り口は。
「 ・・兄貴ッ! 」
誰かが、声を掛けた。
聞き覚えのある声だ。
「 ・・・・・ 」
まさか・・・!?
振り向くと、ボサボサの長髪に、サングラスをかけた大男が、立っていた。
サ・・ サンダスだ・・・! 間違いない、あのサンダスだ・・・!
「 久し振りっスぅ~、兄貴ぃ~! まあ、すっかり白髪になっちゃって~ 」
なっ・・ ナンでお前が、ここにいるッ?
懐かしい、毛むくじゃらの腕が、僕の首にまとわりついて来た。
・・必殺のチョークスリーパーだ。 イカン! これに捕まったら、意識が飛ぶ。
僕は、サンダスの両腕を払いのけ、言った。
「 待たんかっ! 懐かしいけど・・ お前が、ココにいるってコトは・・・ ここは、天国じゃないなッ? 」
サンダスは、きょとんとして答えた。
「 そうだよ? ここは、地獄の1丁目だよ。 アッチに行くと、パン屋さんがあってね・・ 」
「 やかましいわっ! 向こう行くと、遊園地があるんだろが? 」
「 今はね、巨大テーマパークなんだよ 」
そんなモン、どうでもいいっ!
「 アウトレット・モールも、あるよ。 行く? 」
行くか、アホウ!
うきうき顔のサンダスを無視し、僕は聞いた。
「 死神は、どうしたッ? 」
「 あのアホ? ああ、あいつ・・ 昨日から、ゲリしててね。 今朝も、トイレで、唸ってたケド? 正露丸、あげたんだけど、匂いがクサイって、あいつ、飲まないんだよ 」
「 ・・・野郎ォ~・・・! 性懲りもなく、またやりやがったな・・・! 」
サンダスも、事の次第に気付いたようだ。
「 ・・・もしかして? やっちまったかい、アイツ・・! しかも、また兄貴をですかい? ホント、ドジなんだから 」
ここの恐ろしさは、80数年前に、骨身に染みている。 腐ったギャグに、意味不明・行動無視のアホの巣窟だ。 早いところ脱出しないと、今度こそ、ここに居着かされかねない。
僕は言った。
「 サンダス! 大王んトコ、行くぞっ! 地獄タクシーを呼べ。 それと金属バットだ! 」
「 合点でいッ、兄貴! 」
嬉しそうに、ベコベコにヘコんだ金属バットを、どこからともなく取り出し、イキナリ、僕の後頭部をフルスイングする、サンダス。
ボクッ、という、鈍い殴打音。
ああ・・・ 脳裏を、走馬灯のように駆け巡る、幼き記憶・・・
百近い老人に、なんちゅうコトすんじゃ、コイツは・・・! ワケ分からんで、ホンマ。
「 兄貴、兄貴い~! オ、オレなんか、オレなんか・・・ 」
どっか、行ってしまえ、お前。
80年以上経った再会相手に、感動の金属バットかい。 ありがた過ぎて、殺意が芽生えるわ。
遠くなる意識。 どこかの草原で、モンシロチョウが乱れ飛んでいる風景が・・・
・・・はっ、イカン!
こんなところで、くたばってたまるか! 僕は、天国へ行くのだ。 はよ、行かんと、明子の方が、先に行ってしまうわ!
金属バットを杖に、よろよろと立ち上がった僕の目に、あの、ボケナスの死神が映った。
「 やあ、天野クンじゃないか! 元気してたかい? 」
元気してたら、今頃、現世におるわ、たわけ!
僕は、金属バットを振りかぶりながら、死神の方へ、突進して行った。
「 天国、行くぞォおおおォ~っ! うらああああ~っ! 」
〔 天国へ行こう! / 完 〕
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる