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謎の美少女芸能界事件簿 2章
ひと時の戯れ
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~♪~♪
夏樹「・・・どう?」
夕理「私は・・・その前の曲がいいと思うけど・・・。」
夏樹「そうかなぁ~・・・この曲、作詞もしたから自信があったんだけど・・。」
夕理「い・・いや・・あの・・この曲もいいと思うけど・・な・・。」
夏樹「夕理~私にそんなに気を遣わなくていいよ。」
夕理「・・ゴメンなさい。」
夏樹「ほらぁ~またぁ~。」「謝んなくてもいいから。」
謹慎中ということで2人揃って夏樹の部屋で時間を過ごしていた。
夏樹が作った曲をメロディに乗せて夕理に披露している。
夏樹「・・・う~~ん。」「私はセンスがないのかな・・・」
頭をかきながら「詞を書くのが苦手だから自分で詞を書くと曲も可笑しくなっちゃう。」
夕理「・・・夏樹ちゃん。」
夏樹「うん?」
夕理「私・・・詞を書いてみたんだ。」
夏樹「夕理が?」「へぇ~~見せてごらん。」
詞が認めてある横書きの便せんを夏樹に差し出すと俯き加減になる。
夏樹「・・・どれどれ・・・・・・」
夕理「・・・」
夏樹「・・・・」
夕理「・・・・・」
夏樹「・・・・・・」
夕理「・・・・・・」
上目づかいで夏樹の反応を見る。
夏樹「・・・これ・・」
夕理「・・・え?」((ドキッ!))
夏樹「読めないんだけど・・・。」
夕理「え?・・え?」
夏樹「全部・・・英語だよ。」
夕理「あっ!」「そ・・そっちじゃなくてこっちのほう・・・。」
もう一枚握りしめていた便せんを慌てて夏樹に差し出す。
夏樹がからかう仕草で「ふぅ~~ん。」「夕理もこういうドジを踏むんだぁ~。」
夕理が照れながら下を向く。
夏樹「・・・これ。」「凄くいいよ。」
夕理「本当?」
夏樹「ホントホント。」「これ預かってていい?」
「曲をつけたいから。」
夕理「いいよ。」((ホッ!))
胸を撫で下ろす。
夏樹「夕理・・・すごいね。」
夕理「え?」
夏樹「こういう才能もあるんだね。」
夕理「・・そ・・そんなことないよ。」
夏樹「・・・夕理。」
夕理「え?」
夏樹「前から聞きたかったんだけど・・・夕理のこと・・・聞いてもいいかな・・。」
夏樹は風のティータイムの番組で夕理のプロフィールを見てから色々聞きたいことがあったがなかなか口に出せないでいた。
夕理「・・いいけど・・。」
夏樹は何から聞いた方がいいのか迷っていたが一番無難な質問をした。
夏樹「今、学校はどうしているの?」
夕理「・・・行ってないの。」
夏樹「休学ってこと?」
夕理「そういうことになっているのかなぁ・・・。」
少し首を傾げて視線を下げる。
夕理「無断で休んでいるから・・・。」
笑みを浮かべていたがどこか寂しげだった。
夏樹「・・そ・・そうなんだ・・・。」
夕理「うん。」
小さな声で頷く。
夏樹「バスケットをしていたんだよね?」
夕理「そう・・・してたよね。」
まるで遠い昔の出来事のような言い方である。
夏樹「私、バスケットのこと良くわかんなったから調べてみたんだ。」
「ポイントガードっていうの?」
「チームのゲームメーカーになる人のことを言うんでしょ?」
夕理「うん・・・でも最初は試合に出られなかったの。」
「上級生がレギュラーだったから。」
「・・・でも運が良かったのかな。」
「ポイントガードしていた人が怪我をして・・・。」
「それで・・私が変わりに試合に出るようになって・・・。」
夕理は少しずつ自分の過去を話し始めた。
夕理「試合に出られたのはいいんだけどチームメイトの信頼がなかったのね。」
「パスは通らないし・・・最初は散々だったよ。」
「・・・でも・・」
夏樹「うん?」
夕理「試合に出られるだけで嬉しかったなぁ・・・。」
夏樹「・・・でもニックネームがスプレンダーファルコンって」
「なんか・・凄いよね。」
夕理「・・・あれは大げさなんだよ。」
そう言いながら口元が緩み屈託のない表情を見ると自信に充ち溢れてプレーしていたことが窺い知らされる。
――Yuri Yumegasaki
✤フィリップスカスターハイスクールの選手情報
スピードが非常に速く、パス・シュートの技術も非常に優れている選手である。
ジャンプショットは可憐でフォームが美しく女子では珍しいワンハンドでシュートを放つ。
柔らかいフォームから放つスリーポイントのシュート率は80%を超える。
そしてシュート以上に評価が高いのはパスである。
彼女のパスは変幻自在で誰もが予測しないパスを頻繁に見せる。
まるで360度の視野があるように視野がとても広く全く見ていない方向へパスを出す
「ノールックパス」が得意中の得意である。
彼女の広い視野と状況を的確に把握するゲームメークは一級品である。
瞬時に相手を抜き去るスピード、大柄な選手の脇から放つ華麗なるレイアップシュート、
まるでハヤブサが空中から獲物を狙うように速くそして華麗な動きで輝きを放っていた。
これがスプレンダーファルコンと呼ばれる所以である。
夏樹「・・・どう?」
夕理「私は・・・その前の曲がいいと思うけど・・・。」
夏樹「そうかなぁ~・・・この曲、作詞もしたから自信があったんだけど・・。」
夕理「い・・いや・・あの・・この曲もいいと思うけど・・な・・。」
夏樹「夕理~私にそんなに気を遣わなくていいよ。」
夕理「・・ゴメンなさい。」
夏樹「ほらぁ~またぁ~。」「謝んなくてもいいから。」
謹慎中ということで2人揃って夏樹の部屋で時間を過ごしていた。
夏樹が作った曲をメロディに乗せて夕理に披露している。
夏樹「・・・う~~ん。」「私はセンスがないのかな・・・」
頭をかきながら「詞を書くのが苦手だから自分で詞を書くと曲も可笑しくなっちゃう。」
夕理「・・・夏樹ちゃん。」
夏樹「うん?」
夕理「私・・・詞を書いてみたんだ。」
夏樹「夕理が?」「へぇ~~見せてごらん。」
詞が認めてある横書きの便せんを夏樹に差し出すと俯き加減になる。
夏樹「・・・どれどれ・・・・・・」
夕理「・・・」
夏樹「・・・・」
夕理「・・・・・」
夏樹「・・・・・・」
夕理「・・・・・・」
上目づかいで夏樹の反応を見る。
夏樹「・・・これ・・」
夕理「・・・え?」((ドキッ!))
夏樹「読めないんだけど・・・。」
夕理「え?・・え?」
夏樹「全部・・・英語だよ。」
夕理「あっ!」「そ・・そっちじゃなくてこっちのほう・・・。」
もう一枚握りしめていた便せんを慌てて夏樹に差し出す。
夏樹がからかう仕草で「ふぅ~~ん。」「夕理もこういうドジを踏むんだぁ~。」
夕理が照れながら下を向く。
夏樹「・・・これ。」「凄くいいよ。」
夕理「本当?」
夏樹「ホントホント。」「これ預かってていい?」
「曲をつけたいから。」
夕理「いいよ。」((ホッ!))
胸を撫で下ろす。
夏樹「夕理・・・すごいね。」
夕理「え?」
夏樹「こういう才能もあるんだね。」
夕理「・・そ・・そんなことないよ。」
夏樹「・・・夕理。」
夕理「え?」
夏樹「前から聞きたかったんだけど・・・夕理のこと・・・聞いてもいいかな・・。」
夏樹は風のティータイムの番組で夕理のプロフィールを見てから色々聞きたいことがあったがなかなか口に出せないでいた。
夕理「・・いいけど・・。」
夏樹は何から聞いた方がいいのか迷っていたが一番無難な質問をした。
夏樹「今、学校はどうしているの?」
夕理「・・・行ってないの。」
夏樹「休学ってこと?」
夕理「そういうことになっているのかなぁ・・・。」
少し首を傾げて視線を下げる。
夕理「無断で休んでいるから・・・。」
笑みを浮かべていたがどこか寂しげだった。
夏樹「・・そ・・そうなんだ・・・。」
夕理「うん。」
小さな声で頷く。
夏樹「バスケットをしていたんだよね?」
夕理「そう・・・してたよね。」
まるで遠い昔の出来事のような言い方である。
夏樹「私、バスケットのこと良くわかんなったから調べてみたんだ。」
「ポイントガードっていうの?」
「チームのゲームメーカーになる人のことを言うんでしょ?」
夕理「うん・・・でも最初は試合に出られなかったの。」
「上級生がレギュラーだったから。」
「・・・でも運が良かったのかな。」
「ポイントガードしていた人が怪我をして・・・。」
「それで・・私が変わりに試合に出るようになって・・・。」
夕理は少しずつ自分の過去を話し始めた。
夕理「試合に出られたのはいいんだけどチームメイトの信頼がなかったのね。」
「パスは通らないし・・・最初は散々だったよ。」
「・・・でも・・」
夏樹「うん?」
夕理「試合に出られるだけで嬉しかったなぁ・・・。」
夏樹「・・・でもニックネームがスプレンダーファルコンって」
「なんか・・凄いよね。」
夕理「・・・あれは大げさなんだよ。」
そう言いながら口元が緩み屈託のない表情を見ると自信に充ち溢れてプレーしていたことが窺い知らされる。
――Yuri Yumegasaki
✤フィリップスカスターハイスクールの選手情報
スピードが非常に速く、パス・シュートの技術も非常に優れている選手である。
ジャンプショットは可憐でフォームが美しく女子では珍しいワンハンドでシュートを放つ。
柔らかいフォームから放つスリーポイントのシュート率は80%を超える。
そしてシュート以上に評価が高いのはパスである。
彼女のパスは変幻自在で誰もが予測しないパスを頻繁に見せる。
まるで360度の視野があるように視野がとても広く全く見ていない方向へパスを出す
「ノールックパス」が得意中の得意である。
彼女の広い視野と状況を的確に把握するゲームメークは一級品である。
瞬時に相手を抜き去るスピード、大柄な選手の脇から放つ華麗なるレイアップシュート、
まるでハヤブサが空中から獲物を狙うように速くそして華麗な動きで輝きを放っていた。
これがスプレンダーファルコンと呼ばれる所以である。
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