滑って転んで突き刺して

とえ

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第2章

暴力の権化

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 もはやガタガタと音を鳴らし震えるアルフを全員
が固唾を飲んで見ている。酒場の客は壁際に寄り、
みな青ざめていた。……人の所の壺をいくつも割って
しまったというのは、この震えが原因ではないだ
ろうか。

 アルフの身体が、徐々に膨張する。血管が浮き出し
それがやや赤い光を帯びてきた。これは、絶対に
まずい。先程耳打ちしてきたケヴィオが、右手を
振り広げ、叫ぶ。

「サグロ!ヴィリ!市民を避難させ、それらを守れ!
ラッドはアルフの確保!アルフの仲間は後で聞くこと
がある。一旦こちらに下がれ!デニスとその仲間は
退け!ここからは街の問題だ!」

 酒場にいた市民を連れ、サグロとヴィリが退場
する。ラードラッドは躊躇いもなく駆け出し、アルフ
の腕に触れると、衝撃波のようなものでその腕を
吹き飛ばす。だが千切れたかに見えた腕は、その
断面に見える血管とも筋肉ともつかないモノを
収束させ、元通りの1本へと修復される。いや、
そんなのアリなのか!?治ったその手をアルフが
振り抜くと、ラードラッドは吹き飛ばされ一瞬で
壁に刺さり、酒場の壁に大きな亀裂と陥没を生んだ。

「デニス!カイルがまだ正気じゃねぇ!アタシ達も
退くぞ!」

 アルフの身体は既に頭が天井につくほど膨れ
上がっており、もはや人間と言うには些か無理が
ある程隆々としている。血で腕の衣服を真っ赤に
染めたラードラッドが、怪我を手で押えて立ち上がる
も、口から血混じりの咳をしてよろめいた。

「ラッド!確保は保留!2階の客室を確認して回れ!
人が残ってるとまずい!」

 ケヴィオの号令に、ラードラッドはすぐに反応し
客室に向かう。カイルに肩を貸して引き摺るように
運び出すルアさんがこちらを振り返った。

「何してんだデニス!さっさと来い!」

 周りの音が遠く感じる。無意識に手にはダガーを
構えている。目の前に広がる、肉の壁。凶暴化?
錯乱?そんなものでは無い。これはもはや人では
ない。増強剤はその禁断症状として、バケモノを
生み出してしまう物なのか。こんなものが暴れたら
周り中被害が出てしまう。

「ルアさん。カイルを連れて退いてください。黒い剣
の事で放心している彼には、あなたが必要です」

「何言ってんだ!見栄張ってねぇでてめぇも来い!」

 大きな舌打ちとともに、ルアさんはカイルを連れて
離脱した。一旦カイルを避難させて、戻ってくる
気だろう。ケヴィオは毅然と振る舞いつつも、
冷や汗を隠しきれていない。僕は言った。

「……ケヴィオさん。ラードラッドさんがいない今、
あなたを守る人は1人もいない。僕に、手伝わせて
ください」

 暴れるアルフが体を動かす度、テーブルや椅子が
飴細工のように砕ける。膨張は収まったものの、依然
としてアルフは見上げるほど巨大な体躯のまま。

「……手伝う範囲が大きすぎるね、うん。無理せず
可能ならすぐに退きなさい」

 僕は1歩、ケヴィオの前に出た。

「ダガー。もはや気にする人もいないでしょう。
"精霊"の力を貸してください」

『巫山戯とる場合か、たわけ。……気張れよ』

 アルフがその巨大な腕を振りかぶり、今まさに
振るわんとするその瞬間、彼の立つ床を狙って
《滑れ》と念じる。己の剛腕の勢いで足を滑らし、
アルフは前のめりに転倒した。

 これは今まで対峙したことの無い手合いだ。純粋
な暴力の化身。腕力のごり押し。工夫でどうにか
できる余地が少なすぎる。安易に近づけば、この身体
の辿る運命なんて挽肉より他ない。

 ならどうする。まずは時間稼ぎ。アルフをなるべく
移動させずに引き留める。まだ2階でラードラッドが
客室を確認している。少なくともそれが終わるまでは
被害を出してはいけない。全神経を封じ込めの一点
に集中させろ。戦うでも倒すでもない。"動かさない"
のが最善手だ。

 周りに何か使える物はないか。破壊されたテーブル
椅子、その合間に、アルフの背から千切れ落ちた
彼自身の剣が落ちてる。だがそれはあの巨漢から
近すぎる。そう易々とは取得できない。

 アルフが立ち上がると同時に、僕は砕けた木片の
ひとつを手に取る。彼に駆け寄って木片に《滑れ》を
施し、ダガーを添えてアルフの足の甲に当てる。
……杭打ちには慣れている!

「ダガー!」

『あいよ!』

 加重により木片が深々と打ち込まれ、足の甲と
床を縫い留めた。すぐさま距離をとるように後ろに
跳ぶと、鼻先を掠めてアルフの裏拳が通過した。
それだけで鼻が吹き飛ぶかと思う風圧。空を切った
彼の腕は、そのままの勢いで酒場の壁を破壊する。
……なんて威力だ。こんなの生身で重機と戦って
いるようなものじゃないか。僕はまたケヴィオの
傍まで戻る。アルフの近くにいたらどうなるか、
わかったものではない。

「……建物の修理って、お任せしていいですかね?」

「……気にするな。我々が受け持とう、うん」

 短い言葉のやり取りをケヴィオと済ませ、再度
長い木片を掴みアルフのもう片足に打ち込みに行く。

 脳がソーダ水に浸かっているようだ。ジワジワと
適度に麻痺していて、何故か少しハイになっている
感覚。身体が軽い。四肢が思い通り動く。原因不明
の全能感に突き動かされて、2本目の杭打ちを成功
させた。……できるじゃないか、僕にも!

 心臓の速度計は既に振り切っている。いつもより
視界が狭く、鮮明に見える。極限まで研ぎ澄まされた
五感がそれぞれ火花を散らしながらフル回転している
…………と、錯覚していた。

『デニス!!避けろ!!』

 杭打ちした場から跳び退くのを失念していた。鮮明
に見えていたと思った視界は、狭く狭く狭まり、横
から迫るアルフの腕を捉えていなかった。まずい、
これは……避け……

 己の死を悟り、目をつぶった瞬間。狼の時、
トレントの時。他にも色々あったかもしれない。
でも、また。岩を分厚い鉄板に打ち付けたような音
を鼓膜に叩き込まれ、僕は恐る恐る目を開けた。

「…………な?イカしてるだろ?」

 握った剣を床に突き立て、アルフの剛拳を受け
止めたガンドが、そこに立っていた。

『ガンド!?!?お主なんで!』

「あー、その剣か?喋れるんだな。まぁ、良い。
とりあえず一旦下がれ。そう何度も受け止められる
ものでも無い」

 ガンドは床から剣を引き抜く。アルフの殴った手が
何やらボロボロに崩れている。だがそれも、すぐに
修復され、元通りの肉塊になった。

 アルフから距離をとる僕とガンド。飄々と剣を
肩に担ぎ、アルフから目を離さない。

「デニス、君の探知機能も万能では無いんだな。俺
の接近には気づかなかったのかい」

「え、いや、探知は……」

『ワシの力じゃよ。全く、ワシの見える範囲外から、
デニスに伝える間も無いほど、デタラメな速度で
接近しおって。気色悪い』

「ああ、なるほど。あー、まあいいさ。まずはアレ
どうにかしないとな」

 その時、ラードラッドが1人の市民を連れて脱出
してきた。この建物にはおそらくもう誰もいない。

「……あの薬、使ってたんだな、彼。だからやめとけ
って言っといたのに」

 突然軽い調子でガンドが言い出す。薬のことを、
知っていたのか。

「サグロが俺とトリトンの口論の事見てたのは
何となくわかってた。だからああ言ったんだが、
あー、まぁ、今更良いか、そんな事」

 いやいや、良くないでしょ。何を言ってるんだ
この人は。

「……ガンドさん、実際には何を言い合ってたん
ですか」

 彼は軽く笑い、腰を低く構え、アルフに向かって
突進した。……速すぎる。カイルの拳と同等の速度
で体全体が跳躍し、一瞬でアルフの後ろに回る。
そのままアルフの足首の筋辺りを一刀のもとに両方
切り裂き、また軽いステップで戻ってきた。
支えを失ったアルフの体は、再び床を揺らして
前のめりに倒れた。

「俺が、積荷の中の薬を割っといたんだよ。出回って
欲しくなかったからね。そしたらトリトンのやつ、
わざわざ詰め寄ってきてな。あの薬は今、"これしか
無い"んだぞ、どうしてくれる、ってな」

 トリトンの部屋に残されていた、割れた薬瓶……
それは既に、キャラバン3日目の朝までには、ガンド
が割っていた……?とすると、それを求めて来たはず
のアルフが、薬が無い事に逆上して、トリトンを刺し
て……

「俺は、その薬は"危険"だ。使用者が"凶暴"化したら
手が付けられないぞ。ってちゃんと言ったんだがな」

「……それで、トリトンさんはきっとこう言ったんで
しょうね。"何を考えている"、すぐに客が来るのに。
……とかなんとか」

「ああ。よく知ってるな」

 ……この事件、半分はあなたのせいじゃないか……
そんな事を口走りそうになった。おそらくアルフは
薬を常用していたのだろう。もう少しで切れると
わかっていて、トリトンが薬をザバンに運び込む
タイミングに合わせて来訪していた、あるいは
定期的な事なのでだいたいの周期がわかっていた。
そうして、こんな酷い事態になってしまった、と。

 足首の再生が済み、再び立ち上がるアルフ。これ、
どうしたらいいんだ。全く収め方が思いつかない。
それに、ガンドの話を聞いていてもう一点、気になる
事が出来てしまった。

「……あなたは、何故薬の事をそこまで正確に知って
いるのですか?」

 ケヴィオだって、薬の事は知っていた。でも、もし
凶暴化や錯乱がここまでのものだと知っていれば、
あの場であんなに冷静だったのはおかしい。今僕の
後ろにいるケヴィオは、明らかに狼狽えが滲んで
いる。要するに、情報としては知っていても、実態
としてまでは把握していなかったという事だ。

「……別に。長く生きてると、自然と色々知れるもの
だよ。多分君はもう、俺が普通じゃないって知って
るんだろ?あー、ルッソ辺りと話してれば、客観的
に見ればすぐに察せるはずだ。俺が老けてないと」

 剣を担ぎ直すガンド。なぜ彼はこんな状態で涼しい
顔をして居られるんだ。それに、その気になれば
蜘蛛やアルフの腕を"崩した"力で、一瞬で解決できる
のではないか?

「……あなたの力を使ったら、すぐに終わるのでは?」

「あっはは、えげつないこと言うね、デニスくん。
あれを人間に使うって発想、少し危険だよ?気を
つけた方がいい。心配するな。薬が完全に切れれば
元に戻る。それまでの辛抱だ」

 言うが早いか、今度は正面からアルフの四肢を
切り落とす。5つに別れた肉塊は、また断面を繋ぎ
治すように再生していく。……自分の危険思想を、
まさかガンドに咎められるとは。頭が冷静さを
失って、早く終わって欲しいと願い過ぎていたの
かもしれない。そして、薬が完全に切れたら、戻る?
この状態から、人間に?魔法の薬の底知れぬ恐ろしさ
に戦慄した。

「……とは言っても、随分長く服用してたみたいだな。
こんなにデカく、長い時間、肥大化してるのは、
珍しいと思うよ」

 どこまでもあっけらかんとした態度。この男が
全く理解できない。

「……君も何か少し手伝っておくれよ。デニス君」

 ガンドの目が僕を見つめ、三日月形に歪む。怖い。
この目を今すぐ視界から外したい。そう思っている
のに目が離せない。心が拒絶しているのに、身体が
思うように動かない。…………拒絶……?

 僕の滑らせる力は、《接触の拒絶》……なら、……

「ガンドさん、もう一度、足首、斬れますか?」

「……お易い御用だ」

 既に四肢の再生が済んだアルフに向かい、ガンドは
一足飛び、僕は床への《滑れ》で滑走する。巨漢の
の股下をスライディングで通過したガンドは、その
足首に向け振り向きざまに一太刀入れた。僕はそれ
を確認すると、床に落ちたアルフ自身の巨大な剣を
持ち上げ、それをガンドの作った両足の斬れ目に
ねじ込んた。両足にくい込んだ剣を抑えるように、
ダガーを床に突き刺す。アルフの剣全体を対象とし、
《滑れ》と念じた。いつものようなすぐに消える
接触の拒絶ではない。長く、長く、1秒でも長く。

 再生を試みる足首は、その間に挟まった剣を
巻き込むように筋肉を繋ぎ直そうとし、剣に《拒絶》
される。接触を阻む断面の異物に邪魔され、しかも
両足の甲には先程打ち込んだ木材の杭。完全に
前のめりに倒れたアルフの身体は、再び立ち上がる
ためのアキレス腱を、ずっと修復出来ずにいる。
足首に直接《接触の拒絶》をかけることも考えた。
でもそれでは、両足同時に封じる事はできない。
この力は同時に複数箇所には"使えない"のだから。

 これで、少しは時間が稼げるはずだ。差し込まれた
剣を見つめ、ガンドは言った。

「……やるじゃないか。随分面白い力を使うね」

 今、話しかけないで欲しい。本来滑らせる力は、
すぐに消える。今までだってそうだった。ずっと
滑らせ続けなければ、おそらくこの足首は、剣を
飲み込んで再生してしまう。可能な限り長く、長く!

 やがてアルフの身体がビクリと跳ね、動きが緩慢
になってきた。

「どうやら時間切れの様だね。根比べは、君の勝ち
のようだな。おめでとう、デニス君」

 ……こいつ……僕が気を張り続けてるの、わかって
たんじゃないか。限界を感じて接触の拒絶を解除する
と、萎み始めたアルフの足から、彼自身の剣がガラン
と床に転がり落ちた。止め杭として床に刺していた
ダガーを回収し、鞘に納める。フラフラする頭は
どんどん思考がぼやけていき、そして、僕は、意識を
失った。
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