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二年目
追記
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協約改定の騒動から、約三年後。私とフルルクスは、とある南の仲買人一味を一掃した。
もちろんそれは、闇取引を仕切る仲買人。死神にゲード商会を始末するよう、依頼した者たちである。
ちょっとした偶然だったのだが、その際、南のマクミラン王と対面する機会を得た。人の縁とは分からないものだ。どうやら私は、錬金術師とは縁深いらしい。
マクミラン王といえば、皆毛嫌いしているようであったが、その時接する羽目になったフルルクスの比ではないだろうと思う。
✢
そうそう。私たちがマクミラン王に会う半年前に遡るのだが、これも報告しておこう。
ササン大将が結婚した。
かなりの晩婚になるわけだが、そんなことはどうだっていい。私が言いたいのは、相手の女性のことである。
なんと昔、偽りの面で大将を騙したという錬金術師の、あの女の人だったのだ。
それでササン大将の私への態度が、緩和されることはなかったけれども。
だけど、すごく嬉しかったのは確かだ。ケルマン大将に、一杯奢ってもらえたし。ロマンチスト万歳、だ。
やっぱりハッピーエンドが一番、だよね?
もちろんそれは、闇取引を仕切る仲買人。死神にゲード商会を始末するよう、依頼した者たちである。
ちょっとした偶然だったのだが、その際、南のマクミラン王と対面する機会を得た。人の縁とは分からないものだ。どうやら私は、錬金術師とは縁深いらしい。
マクミラン王といえば、皆毛嫌いしているようであったが、その時接する羽目になったフルルクスの比ではないだろうと思う。
✢
そうそう。私たちがマクミラン王に会う半年前に遡るのだが、これも報告しておこう。
ササン大将が結婚した。
かなりの晩婚になるわけだが、そんなことはどうだっていい。私が言いたいのは、相手の女性のことである。
なんと昔、偽りの面で大将を騙したという錬金術師の、あの女の人だったのだ。
それでササン大将の私への態度が、緩和されることはなかったけれども。
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