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ブルー
なんてったってアイドル
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給料のすべてをつぎ込んで、地下アイドルを応援していた。
いつかきっとビッグスターになる。させてみせる。華奢で可愛く可憐でパワフルなパフォーマンスは女の子とは思えないほど素晴らしく、どんどん人気も出ていった。
ファンクラブナンバー1桁としては、嬉しいような少し寂しいような、そんな気持ち。
1日2食カップ麺生活だろうと、推しがいればオレの人生薔薇色だ。
しかし。裏切りは唐突にやってきた。
実は男の子でしたー! という衝撃の事実に加え、これからはハニーのためだけに歌いますという結婚報告とファンに対しての裏切り引退。いくら地下アイドルとはいえ、これは酷い。
燃え尽きた。真っ白に。もうすべてがどうでもよくなって、仕事も辞めた。推しに貢いでいたからお金もないし、あとは緩やかに死を待つだけ。
あてどもなく、ただフラフラと道を歩く。家にいると本当に首でも括りそうだったから。
登下校中の中学生が不審気な目でオレを見ていく。死んだ目をしているだろうし、顔色も相当悪いだろう自覚はあった。
そしてオレは今度こそ、本当に……運命に出会ったのだ。
桃の髪留めをつけた可愛らしい少女が楽しげな表情で前から歩いてくる。すれ違うと仄かに桃の香りがした。
一目惚れだった。推しだ。推しを見つけた。年齢も離れているし、手を出そうとは思わない。ただ推したい。おはようからおやすみまで見つめたい。すべての危険から君を守ってあげたい。
ただ……。相手は男子制服を着ていた。
また。また男の子……! 何故。オレにはそういう性癖でもあるのか。
だが、あれだけ可愛ければ男の子でも問題ない。いや、むしろ推せる。今度は騙されてるわけじゃない。初めから男だとわかつている。その上で推す。
フラフラとあとをつけていくと……。とんでもない事態に巻き込まれた。
変質者っぽい中年が声をかけていたから助けようとすると、次から次へと人が飛び出していき、男の子を追いかけ始めた。思わずオレも追いかけた。走るたびに人は増えていき、気づけばとんでもない人数になっていた。もしやオレが知らないだけで、アイドルだったのか? 中にはみんなが追いかけているから興味を持って走ってるヤツもいるのかもしれない。迷惑だ。
頑張って走ったが、普段カップ麺生活で体力の足りないオレは人の波に押され倒れ踏み潰されて、しばらくその場に倒れていた。男の子は当然見失った。
ああ……。せめて、ムービーを撮っておけば良かった。
明日も明後日もここで待とう。困っているようだったから、次こそはオレが助けてあげよう。
痛い身体を引きずって、新しいカメラとデコ用のウチワとピンクのペンライトを買って帰った。
結局昨日は寝込んでしまって、あの子を見に行くことは叶わなかった。オレが見ていない一日をどう過ごしたのだろう。今日が日曜でなくて良かった。とりあえず住んでいるところと名前くらいは突き止めておきたいと、通学路を張ることにした。
同じ道を通ってくれと祈りつつ、カメラをカバンに仕込んで待機する。朝は通らなかったが、下校時刻になると姿を現した。
今日は……。ストーカーは現れないみたいだな。まあ、出てもオレが守ってあげるけど……。
周囲に気を配りながら、つかず離れずの距離をたもち、後を追う。
家への近道なのか公園を通り、茂みの中へ。そのままどんどん人がいないほうへ向かって行く。君みたいな子が一人になるなんて危険だ。変質者に襲われたらどうするんだ。
「あれ……」
目を離したつもりはないのに、気づくと見失っていた。
手品でもあるまいし、人が消えるなんて。一体どこへ……。
「誰をお探しかな?」
突然ポンと肩を叩かれて、心臓が飛び出るかと思った。
振り返ると赤いシャツにグレーのジャケットを着た同年代くらいの男が立っていた。
何故かオレを上から下までジロジロ見てくる。目つきの悪さも手伝い、値踏みされているような心地悪さに思わず後退った。
「おい、モモー。コイツさ、青いんだけど」
モモ? 青い? 不健康な生活を送っているから、確かに青白い顔をしているかもしれないが……。
「えーっ! 最悪! ストーカーが仲間とか絶対にヤダから! もう、司令官サンがフラグ立てるから」
さっきの子が木から飛び降りてきた。
お、お、推しが隣に……! そうか、モモっていうんだ、この子。名前も可愛いッ!
でもストーカー扱いされたような。……そうか。ストーカーか、これ。一般人だもんな、この子……。
「いやでも、凄い美形だぞ。一昔前の少女漫画に出てきそうな感じ。外見的にはブルーとして申し分ない」
「ボクの好みじゃない」
推しにダメ出しされてしまった。でもいい。どう思われようが関係ない。オレはその辺の石ころだ。気づかず蹴られるような存在。むしろモモくんに蹴られたい。
「赤城サンのがまだマシだから」
モモくんが下のほうを見ながらそう言う。赤城……というのは、この男のことか。
「お前、見てるの顔じゃなくない?」
「貧相なのがキライなだけ!」
借金してでもたくさん食って太らねば。好みじゃないのはいいとして、不快感を与えるのはよろしくない。
「別に絶対にコイツじゃなきゃダメってんじゃないでしょ? 他を探そうよ」
「ワガママ言うなよ。適性があってもすんなり仲間になってくれるようなヤツ、そう滅多にいないんだぞ。お前が珍しいんだ」
「それは赤城サンもでしょ」
これは……。ひょっとして……。
アイドルグループの仲間を探しているのでは!?
「オレにはアイドルなんて無理だ」
「はっ? アイドル……? その貧相な身体でなれるとでも?」
違った。蔑んだ目で見られた。ゾクゾクした。
「おい、お前、コイツが危険な目にあってたら助けたいと思うよな?」
赤城と呼ばれていた男が、モモくんを指しながらそう尋ねてくる。
「当然だ」
「ほら。ちょーどいいだろ。詳しい事情とかも何も言わなくていい。便利だ。盾にでもしろよ」
「うう……。まあ、確かに」
なんてことだ……。オレがアイドルに。
いや、ボディーガードなのか? 盾とか言ってるし。
「俺の名前は赤城英雄(あかぎひでお)。こっちは美作桃壱(みまさかももいち)。お前は?」
「オレは青山薙(あおやまなぎ)だ」
赤城と名乗った男もアイドルには到底見えない。モモくんならわかるけど。そして何故か馴れ馴れしく肩を抱いてくる。スキンシップはあまり得意ではないので挙動不審になりそうだ。
「それじゃあまあ、俺たちの秘密基地に案内してやるよ。なっ?」
「あ、ああ。モモくんも一緒に来るんだよな?」
「ボクが今住んでる場所でもあるからね。本当は連れていきたくないけど、司令官サン狙いじゃないだけよしとするかぁ」
「そうそう。何事もポジティブに考えなきゃな」
さっきからたまに会話の端に出る『司令官さん』とやらは、誰なんだろう。マネージャーさんのことか?
モモくんはオレにはアイドルなんて無理だと言っていた。でも赤城とやらはオレならなれると思ってるらしい。もうアラサーも手前のオレがアイドルなんて無理だとは思うが、モモくんの傍にいられるならド派手な衣装を来てオタ芸で鍛えたパフォーマンスを見せてやろう。体力がないから3分で力尽きるけど。
そして、オレが秘密基地だと言われて連れて行かれた場所は。
「つ、美人局? 枕営業? アイドルになる前から?」
「ハイハイ。とりあえず入ってね」
ラブホテルへ入るなんてスキャンダルになる。
それでもモモくんの柔らかい手に背を押されて、誘惑に勝てるはずなんてなかった。
推しに裏切られて人生終了だと思っていたら、新しい推しと一緒にラブホへゴー。嘘のような、本当の話。こんなことが現実に起こるなんて。
「アオの面倒は俺が見てやるからなー。ふふふ」
まあ、2人きりじゃないわけだが。
だからなんで肩を抱いてくるんだ、この男は。
中へ入ると、司令官さんとやらが歓迎してくれて、そこで始めて簡単な説明をされて、オレはようやく現状を理解した。
どうやら正義の味方というコンセプトのアイドルになるらしい。ここは、秘密基地という名の寮。幻覚に包まれるようなパフォーマンスが売り。デビューするためにはあと2人必要なので、メンバーを探している。こんなところか。
オレにつとまるとは思えないが、モモくんのために頑張ってみせる! トップのアイドルグループを目指して!
ただ……ひとつ、問題がある。音痴なんだ、オレ。
いつかきっとビッグスターになる。させてみせる。華奢で可愛く可憐でパワフルなパフォーマンスは女の子とは思えないほど素晴らしく、どんどん人気も出ていった。
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だが、あれだけ可愛ければ男の子でも問題ない。いや、むしろ推せる。今度は騙されてるわけじゃない。初めから男だとわかつている。その上で推す。
フラフラとあとをつけていくと……。とんでもない事態に巻き込まれた。
変質者っぽい中年が声をかけていたから助けようとすると、次から次へと人が飛び出していき、男の子を追いかけ始めた。思わずオレも追いかけた。走るたびに人は増えていき、気づけばとんでもない人数になっていた。もしやオレが知らないだけで、アイドルだったのか? 中にはみんなが追いかけているから興味を持って走ってるヤツもいるのかもしれない。迷惑だ。
頑張って走ったが、普段カップ麺生活で体力の足りないオレは人の波に押され倒れ踏み潰されて、しばらくその場に倒れていた。男の子は当然見失った。
ああ……。せめて、ムービーを撮っておけば良かった。
明日も明後日もここで待とう。困っているようだったから、次こそはオレが助けてあげよう。
痛い身体を引きずって、新しいカメラとデコ用のウチワとピンクのペンライトを買って帰った。
結局昨日は寝込んでしまって、あの子を見に行くことは叶わなかった。オレが見ていない一日をどう過ごしたのだろう。今日が日曜でなくて良かった。とりあえず住んでいるところと名前くらいは突き止めておきたいと、通学路を張ることにした。
同じ道を通ってくれと祈りつつ、カメラをカバンに仕込んで待機する。朝は通らなかったが、下校時刻になると姿を現した。
今日は……。ストーカーは現れないみたいだな。まあ、出てもオレが守ってあげるけど……。
周囲に気を配りながら、つかず離れずの距離をたもち、後を追う。
家への近道なのか公園を通り、茂みの中へ。そのままどんどん人がいないほうへ向かって行く。君みたいな子が一人になるなんて危険だ。変質者に襲われたらどうするんだ。
「あれ……」
目を離したつもりはないのに、気づくと見失っていた。
手品でもあるまいし、人が消えるなんて。一体どこへ……。
「誰をお探しかな?」
突然ポンと肩を叩かれて、心臓が飛び出るかと思った。
振り返ると赤いシャツにグレーのジャケットを着た同年代くらいの男が立っていた。
何故かオレを上から下までジロジロ見てくる。目つきの悪さも手伝い、値踏みされているような心地悪さに思わず後退った。
「おい、モモー。コイツさ、青いんだけど」
モモ? 青い? 不健康な生活を送っているから、確かに青白い顔をしているかもしれないが……。
「えーっ! 最悪! ストーカーが仲間とか絶対にヤダから! もう、司令官サンがフラグ立てるから」
さっきの子が木から飛び降りてきた。
お、お、推しが隣に……! そうか、モモっていうんだ、この子。名前も可愛いッ!
でもストーカー扱いされたような。……そうか。ストーカーか、これ。一般人だもんな、この子……。
「いやでも、凄い美形だぞ。一昔前の少女漫画に出てきそうな感じ。外見的にはブルーとして申し分ない」
「ボクの好みじゃない」
推しにダメ出しされてしまった。でもいい。どう思われようが関係ない。オレはその辺の石ころだ。気づかず蹴られるような存在。むしろモモくんに蹴られたい。
「赤城サンのがまだマシだから」
モモくんが下のほうを見ながらそう言う。赤城……というのは、この男のことか。
「お前、見てるの顔じゃなくない?」
「貧相なのがキライなだけ!」
借金してでもたくさん食って太らねば。好みじゃないのはいいとして、不快感を与えるのはよろしくない。
「別に絶対にコイツじゃなきゃダメってんじゃないでしょ? 他を探そうよ」
「ワガママ言うなよ。適性があってもすんなり仲間になってくれるようなヤツ、そう滅多にいないんだぞ。お前が珍しいんだ」
「それは赤城サンもでしょ」
これは……。ひょっとして……。
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「はっ? アイドル……? その貧相な身体でなれるとでも?」
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赤城と呼ばれていた男が、モモくんを指しながらそう尋ねてくる。
「当然だ」
「ほら。ちょーどいいだろ。詳しい事情とかも何も言わなくていい。便利だ。盾にでもしろよ」
「うう……。まあ、確かに」
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赤城と名乗った男もアイドルには到底見えない。モモくんならわかるけど。そして何故か馴れ馴れしく肩を抱いてくる。スキンシップはあまり得意ではないので挙動不審になりそうだ。
「それじゃあまあ、俺たちの秘密基地に案内してやるよ。なっ?」
「あ、ああ。モモくんも一緒に来るんだよな?」
「ボクが今住んでる場所でもあるからね。本当は連れていきたくないけど、司令官サン狙いじゃないだけよしとするかぁ」
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モモくんはオレにはアイドルなんて無理だと言っていた。でも赤城とやらはオレならなれると思ってるらしい。もうアラサーも手前のオレがアイドルなんて無理だとは思うが、モモくんの傍にいられるならド派手な衣装を来てオタ芸で鍛えたパフォーマンスを見せてやろう。体力がないから3分で力尽きるけど。
そして、オレが秘密基地だと言われて連れて行かれた場所は。
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だからなんで肩を抱いてくるんだ、この男は。
中へ入ると、司令官さんとやらが歓迎してくれて、そこで始めて簡単な説明をされて、オレはようやく現状を理解した。
どうやら正義の味方というコンセプトのアイドルになるらしい。ここは、秘密基地という名の寮。幻覚に包まれるようなパフォーマンスが売り。デビューするためにはあと2人必要なので、メンバーを探している。こんなところか。
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