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微エロ好きさんに20のお題
吐息
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先輩の唇からこぼれ落ちる吐息が好き。初めのうちは声を出さないように耐えていて、そのうち熱い吐息が漏れ出す。その瞬間がたまらなく、大好き。
は……と息を漏らす先輩の頬や唇に口付けて愛撫を深くすると、そのうちだんだんと色が変わっていく。
どうせ最後は喘いじゃうんだから我慢しなければいいのにとも思うけど、両方あった方がオイシイので今ではあまり言わないことにしてる。
で。とっても好きなんだけど、たまにはそういうのがまったくないのもいいかなー……なんて思ってしまって。
「後輩くん。俺がこういうプレイめいたことは嫌いだって知ってる筈だよな?」
「一度だけでいいですからっ!」
声が漏れないようにさるぐつわをしていいか聞いてみた。本当はセットで目隠しなんかもしてみたかったけど、さすがにそれは自重した。
でも先輩の反応はかなり冷たかった。
「それとも何か、俺は……。そんな、その、うるさく……あ、喘い……」
「いえ、もっと喘いで欲しいくらいですけど!」
別にまんねりとか思う訳でもないけど、先輩とちょっと違ったことがしてみたくなる。これは仕方ない。
だっておれは、先輩のいろいろな姿を見てみたいから。
むしろ恋人いて、きちんと欲望にも正直なのに、先輩はどうしてこうノーマルにこだわるのかその方が不思議だ。
男なら大抵、ちょっとはやってみたいとか、そんな感じになるのが普通じゃないか?
彼女も初めは嫌がる素振りを見せたけど、実はノリノリで……とかもよく聞くけど、先輩はホントに嫌がってるし。
「ダメですか……?」
「ダメだ」
上目遣いでおねだりしてみせれば、たまに落ちてくれるけど今回は無理そうだ。
「いいじゃないですか、ソフトSMくらい」
「一回許したら後輩くんは絶対にエスカレートしていくだろ。だからダメだ」
「そんな。本気で先輩を虐めたいとか、そんなふうに思ったりしませんよ。おれ、そういう性癖はないし」
「信用できない。後輩くんは何気、サドだと思う」
先輩はそう言って、熱い吐息の代わりに大きな溜息をついた。
「気分が削がれた。今日は普通のエッチもなしな」
「え、ええー!」
「お前が抱かれるんなら、考えてもいいけど?」
実は結構よくあるこの展開。それでもおれは懲りずにアタックをしてしまう。
困ったように溜息を落とす貴方の姿も悪くはないけど、身体はちょっと辛いです……。
は……と息を漏らす先輩の頬や唇に口付けて愛撫を深くすると、そのうちだんだんと色が変わっていく。
どうせ最後は喘いじゃうんだから我慢しなければいいのにとも思うけど、両方あった方がオイシイので今ではあまり言わないことにしてる。
で。とっても好きなんだけど、たまにはそういうのがまったくないのもいいかなー……なんて思ってしまって。
「後輩くん。俺がこういうプレイめいたことは嫌いだって知ってる筈だよな?」
「一度だけでいいですからっ!」
声が漏れないようにさるぐつわをしていいか聞いてみた。本当はセットで目隠しなんかもしてみたかったけど、さすがにそれは自重した。
でも先輩の反応はかなり冷たかった。
「それとも何か、俺は……。そんな、その、うるさく……あ、喘い……」
「いえ、もっと喘いで欲しいくらいですけど!」
別にまんねりとか思う訳でもないけど、先輩とちょっと違ったことがしてみたくなる。これは仕方ない。
だっておれは、先輩のいろいろな姿を見てみたいから。
むしろ恋人いて、きちんと欲望にも正直なのに、先輩はどうしてこうノーマルにこだわるのかその方が不思議だ。
男なら大抵、ちょっとはやってみたいとか、そんな感じになるのが普通じゃないか?
彼女も初めは嫌がる素振りを見せたけど、実はノリノリで……とかもよく聞くけど、先輩はホントに嫌がってるし。
「ダメですか……?」
「ダメだ」
上目遣いでおねだりしてみせれば、たまに落ちてくれるけど今回は無理そうだ。
「いいじゃないですか、ソフトSMくらい」
「一回許したら後輩くんは絶対にエスカレートしていくだろ。だからダメだ」
「そんな。本気で先輩を虐めたいとか、そんなふうに思ったりしませんよ。おれ、そういう性癖はないし」
「信用できない。後輩くんは何気、サドだと思う」
先輩はそう言って、熱い吐息の代わりに大きな溜息をついた。
「気分が削がれた。今日は普通のエッチもなしな」
「え、ええー!」
「お前が抱かれるんなら、考えてもいいけど?」
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