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本編
真実の行方
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仕切り直したその翌日。俺は兄貴の部屋の前に立っていた。
いつか必ず言うのであれば、引き延ばていいことなんて絶対にない。いざ、出陣!
……で、ノックをしかけた体勢のまま固まって、もう15分ほどになる。
ネトゲにログインしてサチを見たら決心が鈍りそうだから早めに来たってのに……。いつまでこうしているつもりだよ、俺。
サチは20時からログインするにゃよ~みたいなこと言ってたが、今絶対ログインしていると思う。逃げ落ちしてそのままだから、きっと今日も怒濤のごとく謝られるな。昨日と同じ場所で、アズキがくログインするのを今か今かと待ちかまえているに違いない。
だがしかし。今日兄貴の傍にログインするのはアズキじゃない。和彰という現実だ。
……よし。
「兄貴、ちょっと話があるんだけど」
軽いノックの後そう言うと、少し時間を置いて、兄貴が扉を開けた。
パソコンモニタの電源を落としていたんですよね、わかります。
まあ淀みなく開けてくれただけでも、嬉しい。心も開いてもらえている感じがする。
「今日は、眼鏡かけてるんだな」
「パソコン画面を見ていたからな……それより、どうしたんだ?」
「ん……とりあえず入っても、いいかな」
「深刻な話なのか?」
「かなり」
少し躊躇っている表情は、アズキのログインを気にしているから?
あっちだって俺なのに、なんだか胸がチリチリと痛む。まさか俺、嫉妬してんのか? アホすぎるだろ。
いや、アホだなんて百も承知だ。血の繋がった実の兄に告白しようとしてんだからな。馬鹿だとかアホだとか救いようがないだとか、そういう言葉しか出てこない。
……決めた。もし兄貴がここで、アズキを優先したら……告白はやめておこう。頑張って、一生いい弟でいよう。もし万一アズキに告白でもしてきたら、その時は断ってネトゲを引退しよう。
「なんて顔してるんだ。僕に和彰の悩みが解決できるとは思わないが……話を聞いてやることくらいはできるぞ。ほら」
兄貴は笑って、俺を迎え入れた。入ったら、もう後戻りはできない。でも、兄貴は俺を選んでくれた。
背を押されるように一歩踏み出して、部屋に入っ……。
「寒ッ! だから、クーラーきかせすぎだから、兄貴!」
いやもう扉開いたあたりから冷気は漂ってたんだが。ホッとしたせいか入った途端、寒さが一気にきた。
「今スイッチを切る」
「ありがと」
腕をさすりながら部屋に入る。衝撃的な寒さが幸いして、緊張が少し飛んだ。
告白する前に血圧上がりすぎてぶっ倒れるみたいなことにはならなくて済みそうだ。
「昨日さ、俺、兄貴のこと好きだって言ったじゃん?」
「ああ……。実はからかっていただけとか、そういう話なら聞きたくはないかな」
的はずれな発言に不安そうな表情は卑怯だ。
言ってしまえば、俺の台詞はまったく逆方向だしな。
「そうじゃない。あれさ、兄弟以上って意味なんだけど」
「……どういう、意味だ?」
「そのまま、その、愛してる、みたいな」
「そういう冗談もあまり聞きたくはないな」
信じてもらえてない。こっちは死にそうになりながら言ってるってのに。
「深刻な話だって言っただろ。冗談じゃない。本気」
兄貴の目が泳ぐ。兄貴は絶対に、俺のことが好きなはず。まだ、好きなはず。大丈夫、大丈夫だ。あとは信じてもらえるかどうかだ。
「かずあ……っん」
そっと唇を重ねる。触れるだけのキスに、兄貴は目を丸くして俺をみた。レンズの向こうの瞳が、何度かまたたいて開きっぱなしになる。
「……え? ……ええ?」
「うん。わかった? こーゆーさ、キスとか、セックスしたいって意味の好き、なんだけど」
言葉だけじゃ信じてもらえないと思った。いや……言い訳だな。キスしたかったんだ。兄貴が起きている時に。
「セ……!? ま、待てっ……。僕をからかってるんだな?」
「本気」
「だってそんな……。血が、つながってるんだぞ」
「知ってる」
「兄弟で、男同士で」
「それでも、アンタが好きだ」
手首を握ってそのままベッドへ押し倒した。
「好きだ……」
「っ……んん」
深いキスをすると、兄貴は全身で俺を拒もうとした。買ったばっかの眼鏡、さすがに壊したらまずいな。指ですくいとって、ベッドボードに避難させる。
「すまない。僕は和彰のことを、そういうふうに思えない」
「嘘。兄貴だって本当は、俺のことが好きなくせに」
首筋に鼻先を埋めて、肩を甘く噛む。前あきのシャツを着ているから、白い肌が見えてゾクゾクした。
「よ、よせ、和彰」
兄貴は頬を染め、瞳を潤ませて俺を見る。そんな表情で嫌とか言われてもなー。
とはいえ、さすがに強く抵抗されると、俺も傷つく。
「すまない。事態が飲み込めない。ちゃんと、せつ……説明を」
兄貴もこんなふうに混乱するんだな。説明って言われても、言葉通りなんだが。行動でも示してんのに、これ以上説明しろとか俺だってどうしていいかわかんねえよ。……どうすっかな。
「だって兄貴、前に言ってただろ。僕が好きな相手は、僕を好きにならないって。あれって俺のことなんじゃねえの?」
「た、たとえばだと言ったはずだ」
「じゃあ、誰のことなんだよ」
そんな存在が本当にいるなら、すぐに答えられるはずだ。嘘をついているかどうか確かめるために、じっと兄貴の目を見つめる。
「ミキのことだ。ミキ……お前も彼女のことは知ってるだろう」
けど、兄貴は……あっさりと、すぐに、答えた。
ゲーム内での会話がなければ信じたかもしれない。でも、ミキってことはないだろ。だってさあ。
ミキは幼なじみの、女なんだぜ。俺よりも年上で、幼女なんてこともない。付き合っても誰にも咎められず、祝福してもらえる。
「嘘つけよ。ミキだってんなら、禁断の恋でもなんでもねーじゃん」
そう答えた途端、兄貴の目は再び大きく見開かれた。
ん? 俺そんなに変なこと言っ…………あ。あああ!!
しまった、やべえ。これ、現実の俺が知らないはずの話題だ。
記憶力のいい兄貴が気づかないはずはない。現に、こうやって驚いた顔をしているんだ。
墓場まで、持っていこうと思ってた秘密なのに。俺の馬鹿!!
そう。兄貴が禁断の恋をしてたってことを知っているのは、和彰じゃなく……。
「まさか……お前、デロイ?」
「そっちじゃねーよ!!」
確かにこの話題が出た時にロイもいたが、あれと一緒にされるのは心外にもほどがある。
「じゃあ……あ……アズキ、か。カズアキだから文字を入れ替えてアズキ……。なんで、僕はこんな、気づかないで……。なら和彰は、僕がサチだということを、知って……るということ、か?」
「……ああ」
「僕が、引きこもっていたから、心配して見にきたんだな?」
「そうだよ」
最悪なタイミングだ。俺が好きだって言ったことなんて、ふっとんじまったろうな。
くそっ……。こんな、まとめて告白することになるなんて思わなかったぜ。好きだってことと、俺がアズキだってこと。そして後者は絶対に知られちゃならなかった。
「顔から火が出そうだ」
「うん」
「泣きたい」
「ごめん」
「……悪いが、今日は……出て行ってくれ。考えたい、いろいろと。整理したい」
泣きそうな兄貴の顔。そりゃそうだ。にゃんにゃん言ってる姿を弟に見られていた。そして多分、オンラインゲーム内で一番仲がいいと思ってて、ネカマを演じてみせていた相手が、弟だったんだ。そのショックはどれだけのものか。
俺はそれ以上追求することもできなくて、ゆっくりと身体を起こした。兄貴の顔は朱に染まるどころか蒼白で、ことの重大さを思い知らされる。
これ、下手したらショックで死んじまうんじゃねえか?
「俺、本当に兄貴のこと好きだから。大好きだから。なあ……。俺のことをさ、嫌いになってもいいから、早まった真似だけはしないでくれ。頼むよ」
こくりと頷くのを確認してから、部屋を出た。
結局兄貴は、本当に俺のことが好きだったのか?
ミキ相手なら禁断の恋とは言わないだろうし、俺と現実でした恋の話とあわせてみるなら、その場しのぎの嘘ってわけでもないんだろう。アンタの心がわからないよ。わからないことだらけだ。
唇に、指先をあてる。今日のキスも、結局苦いものになっちまった。
ああ……俺のほうが、泣きそうだ。兄貴が今受けているショックに比べたらいくらかマシだろうし、自業自得と言われればそれまでの話だが。
いつか必ず言うのであれば、引き延ばていいことなんて絶対にない。いざ、出陣!
……で、ノックをしかけた体勢のまま固まって、もう15分ほどになる。
ネトゲにログインしてサチを見たら決心が鈍りそうだから早めに来たってのに……。いつまでこうしているつもりだよ、俺。
サチは20時からログインするにゃよ~みたいなこと言ってたが、今絶対ログインしていると思う。逃げ落ちしてそのままだから、きっと今日も怒濤のごとく謝られるな。昨日と同じ場所で、アズキがくログインするのを今か今かと待ちかまえているに違いない。
だがしかし。今日兄貴の傍にログインするのはアズキじゃない。和彰という現実だ。
……よし。
「兄貴、ちょっと話があるんだけど」
軽いノックの後そう言うと、少し時間を置いて、兄貴が扉を開けた。
パソコンモニタの電源を落としていたんですよね、わかります。
まあ淀みなく開けてくれただけでも、嬉しい。心も開いてもらえている感じがする。
「今日は、眼鏡かけてるんだな」
「パソコン画面を見ていたからな……それより、どうしたんだ?」
「ん……とりあえず入っても、いいかな」
「深刻な話なのか?」
「かなり」
少し躊躇っている表情は、アズキのログインを気にしているから?
あっちだって俺なのに、なんだか胸がチリチリと痛む。まさか俺、嫉妬してんのか? アホすぎるだろ。
いや、アホだなんて百も承知だ。血の繋がった実の兄に告白しようとしてんだからな。馬鹿だとかアホだとか救いようがないだとか、そういう言葉しか出てこない。
……決めた。もし兄貴がここで、アズキを優先したら……告白はやめておこう。頑張って、一生いい弟でいよう。もし万一アズキに告白でもしてきたら、その時は断ってネトゲを引退しよう。
「なんて顔してるんだ。僕に和彰の悩みが解決できるとは思わないが……話を聞いてやることくらいはできるぞ。ほら」
兄貴は笑って、俺を迎え入れた。入ったら、もう後戻りはできない。でも、兄貴は俺を選んでくれた。
背を押されるように一歩踏み出して、部屋に入っ……。
「寒ッ! だから、クーラーきかせすぎだから、兄貴!」
いやもう扉開いたあたりから冷気は漂ってたんだが。ホッとしたせいか入った途端、寒さが一気にきた。
「今スイッチを切る」
「ありがと」
腕をさすりながら部屋に入る。衝撃的な寒さが幸いして、緊張が少し飛んだ。
告白する前に血圧上がりすぎてぶっ倒れるみたいなことにはならなくて済みそうだ。
「昨日さ、俺、兄貴のこと好きだって言ったじゃん?」
「ああ……。実はからかっていただけとか、そういう話なら聞きたくはないかな」
的はずれな発言に不安そうな表情は卑怯だ。
言ってしまえば、俺の台詞はまったく逆方向だしな。
「そうじゃない。あれさ、兄弟以上って意味なんだけど」
「……どういう、意味だ?」
「そのまま、その、愛してる、みたいな」
「そういう冗談もあまり聞きたくはないな」
信じてもらえてない。こっちは死にそうになりながら言ってるってのに。
「深刻な話だって言っただろ。冗談じゃない。本気」
兄貴の目が泳ぐ。兄貴は絶対に、俺のことが好きなはず。まだ、好きなはず。大丈夫、大丈夫だ。あとは信じてもらえるかどうかだ。
「かずあ……っん」
そっと唇を重ねる。触れるだけのキスに、兄貴は目を丸くして俺をみた。レンズの向こうの瞳が、何度かまたたいて開きっぱなしになる。
「……え? ……ええ?」
「うん。わかった? こーゆーさ、キスとか、セックスしたいって意味の好き、なんだけど」
言葉だけじゃ信じてもらえないと思った。いや……言い訳だな。キスしたかったんだ。兄貴が起きている時に。
「セ……!? ま、待てっ……。僕をからかってるんだな?」
「本気」
「だってそんな……。血が、つながってるんだぞ」
「知ってる」
「兄弟で、男同士で」
「それでも、アンタが好きだ」
手首を握ってそのままベッドへ押し倒した。
「好きだ……」
「っ……んん」
深いキスをすると、兄貴は全身で俺を拒もうとした。買ったばっかの眼鏡、さすがに壊したらまずいな。指ですくいとって、ベッドボードに避難させる。
「すまない。僕は和彰のことを、そういうふうに思えない」
「嘘。兄貴だって本当は、俺のことが好きなくせに」
首筋に鼻先を埋めて、肩を甘く噛む。前あきのシャツを着ているから、白い肌が見えてゾクゾクした。
「よ、よせ、和彰」
兄貴は頬を染め、瞳を潤ませて俺を見る。そんな表情で嫌とか言われてもなー。
とはいえ、さすがに強く抵抗されると、俺も傷つく。
「すまない。事態が飲み込めない。ちゃんと、せつ……説明を」
兄貴もこんなふうに混乱するんだな。説明って言われても、言葉通りなんだが。行動でも示してんのに、これ以上説明しろとか俺だってどうしていいかわかんねえよ。……どうすっかな。
「だって兄貴、前に言ってただろ。僕が好きな相手は、僕を好きにならないって。あれって俺のことなんじゃねえの?」
「た、たとえばだと言ったはずだ」
「じゃあ、誰のことなんだよ」
そんな存在が本当にいるなら、すぐに答えられるはずだ。嘘をついているかどうか確かめるために、じっと兄貴の目を見つめる。
「ミキのことだ。ミキ……お前も彼女のことは知ってるだろう」
けど、兄貴は……あっさりと、すぐに、答えた。
ゲーム内での会話がなければ信じたかもしれない。でも、ミキってことはないだろ。だってさあ。
ミキは幼なじみの、女なんだぜ。俺よりも年上で、幼女なんてこともない。付き合っても誰にも咎められず、祝福してもらえる。
「嘘つけよ。ミキだってんなら、禁断の恋でもなんでもねーじゃん」
そう答えた途端、兄貴の目は再び大きく見開かれた。
ん? 俺そんなに変なこと言っ…………あ。あああ!!
しまった、やべえ。これ、現実の俺が知らないはずの話題だ。
記憶力のいい兄貴が気づかないはずはない。現に、こうやって驚いた顔をしているんだ。
墓場まで、持っていこうと思ってた秘密なのに。俺の馬鹿!!
そう。兄貴が禁断の恋をしてたってことを知っているのは、和彰じゃなく……。
「まさか……お前、デロイ?」
「そっちじゃねーよ!!」
確かにこの話題が出た時にロイもいたが、あれと一緒にされるのは心外にもほどがある。
「じゃあ……あ……アズキ、か。カズアキだから文字を入れ替えてアズキ……。なんで、僕はこんな、気づかないで……。なら和彰は、僕がサチだということを、知って……るということ、か?」
「……ああ」
「僕が、引きこもっていたから、心配して見にきたんだな?」
「そうだよ」
最悪なタイミングだ。俺が好きだって言ったことなんて、ふっとんじまったろうな。
くそっ……。こんな、まとめて告白することになるなんて思わなかったぜ。好きだってことと、俺がアズキだってこと。そして後者は絶対に知られちゃならなかった。
「顔から火が出そうだ」
「うん」
「泣きたい」
「ごめん」
「……悪いが、今日は……出て行ってくれ。考えたい、いろいろと。整理したい」
泣きそうな兄貴の顔。そりゃそうだ。にゃんにゃん言ってる姿を弟に見られていた。そして多分、オンラインゲーム内で一番仲がいいと思ってて、ネカマを演じてみせていた相手が、弟だったんだ。そのショックはどれだけのものか。
俺はそれ以上追求することもできなくて、ゆっくりと身体を起こした。兄貴の顔は朱に染まるどころか蒼白で、ことの重大さを思い知らされる。
これ、下手したらショックで死んじまうんじゃねえか?
「俺、本当に兄貴のこと好きだから。大好きだから。なあ……。俺のことをさ、嫌いになってもいいから、早まった真似だけはしないでくれ。頼むよ」
こくりと頷くのを確認してから、部屋を出た。
結局兄貴は、本当に俺のことが好きだったのか?
ミキ相手なら禁断の恋とは言わないだろうし、俺と現実でした恋の話とあわせてみるなら、その場しのぎの嘘ってわけでもないんだろう。アンタの心がわからないよ。わからないことだらけだ。
唇に、指先をあてる。今日のキスも、結局苦いものになっちまった。
ああ……俺のほうが、泣きそうだ。兄貴が今受けているショックに比べたらいくらかマシだろうし、自業自得と言われればそれまでの話だが。
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