廃スペックブラザー

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お初編

休日プレイ(R18

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 ヘブンズアースオンラインのアプリゲームが数日前にリリースされ、スマホを持っていない兄貴は相当に悔しがっていた。
 ゲームはやらないと言い張っていたが、俺にバレてしまった今は隠す理由もなく、スマホが欲しい理由も実はヘブンズアースオンラインのアプリをやりたいからだと告白してくれた。……うん、知ってた。

 ちなみにそのアプリがどんなものかというと、直接ログインできるわけではなく、パズルゲームなどがプレイでき、手に入れたアイテムはアカウント移動できるというものだ。
 俺のスマホでやってみるかと何度か訊いたのだが、落ち着かないから嫌だと断られた。

 そんなわけで、今日は朝イチで兄貴のスマホと俺のノートパソコンを買いに行き、速攻で帰ってきた。
 せっかくの休日なのに。もうちょっと……デートらしいことしたかったぜ、兄貴……。

 で。俺は早速買ったばかりのノートパソコンを兄貴の部屋に持ち込んで設定してるワケ。兄貴はベッドの上に座って説明書とにらめっこしながら、スマホの画面を弄り倒している。
 指先がエロイと思ってしまうのは、俺が欲求不満だからだ。 

「使い方、わかる?」 
「そうだな。今、ストアからゲームをダウンロード中だ。ブラウザにアカウントを入れてブックマークもすべて同期させた」 

 速攻で使いこなしてらっしゃる。

「ところで和彰。前のパソコンはOSがサポートを終了するから新しいのを買うだけだと言ったのに、何故僕の部屋にソレを持ち込んでいるんだ? しかもデスクトップではなく、ノートパソコンじゃないか」 
「兄貴は俺を信じすぎ。薄々気づいてるんだろ? 俺が何を考えているか……」 
「やはりそうか……」 

 兄貴は大きな溜息をついて、俺の目を見据えた。 

「僕は絶対に嫌だからな」 
「またまたー。リアルで会話しながら狩りに行くとか絶対楽しいぜー」 
「うっかりゲームで地が出てしまったり、現実で話しかけた時にサチみたいな喋り方をしてしまったらどうするんだ」 
「いいんじゃね? 可愛くて」 

 どっちに転んでも、可愛い。
 今、顔を赤くして唇噛んでる姿もな。 

「なんなら別に、喋らなくてもいいしさ。同じ部屋でプレイしたいだけだから」 
「だが、見るだろう?」 
「兄貴のゲーム画面を?」 
「……プ、プレイしている、僕の姿を……」 

 何コレ卑猥。別のプレイに思えてきた。
 まあ見るけどな! 

「だってさ、確かにゲームの世界では兄貴と遊べるけど、俺は現実でも傍にいたいよ。顔を見たいし触れ合いたいし声が聞きたい」 

 切ない声で寂しそうにこうねだってやれば、もうイチコロ。弟のオネガイを断れない甘い兄貴だ。 
 さてもうひと押し。縋るような瞳のオプションつきで。

「それとも兄貴は、俺と一緒にいたくない? アズキがよくて、現実の俺はやっぱり要らない?」 
「そんなはずないだろう。わかった、恥ずかしいが……。一緒に遊ぼう」 

 俺は思わずこらえきれずに噴き出した。一緒に遊ぼうって、ガキ同士の会話かよ。それが見た目クールな兄貴から出てくるんだから破壊力が半端ない。

「うんうん、一緒に遊ぼう」 
「何を笑っている。やっぱり馬鹿にするつもりなんだな」 
「違うって」 

 兄貴の中で俺どんだけ極悪非道なんだよ。やっぱりってさあ。傷ついちゃうぞ。 

「あ、でも先にスマホのアプリ見てみる? そろそろダウンロード終わってんじゃね」 

 俺のノートパソコンも無事ゲームクライアントのダウンロードが終了していた。アイコンをクリックし、そのままインストールを開始する。アップデートが長そうだな。 

「それは後でいい。ゆっくりやるから」 

 後でゆっくりね……。一人でやりたいというか、やっているところを見られたくないのかもしれない。
 兄貴はベッドから椅子に移動し、パソコンの電源を入れてから、くるりと俺のほうを振り返った。 

「お前は後ろから僕が見えるのに僕からはお前が見えないというのは、なんだか不公平じゃないか?」 
「兄貴も見たいんだ? 俺がゲームしてるトコ」 
「それは、そうだろう。好きな子のゲーム画面なんてそう見られるものじゃない。和彰がどんな顔でアズキを動かすのかも、興味がある」 

 直球! そして素直。兄貴って見た目からは想像できないが、結構情熱的なんだよな。妙に男前というか。いや、男なんだけどさ。 
 素直に愛を伝えてくれて、凄く嬉しい。でも少し照れる。
 付き合う前まではこんなタイプだとは思わなかった。
 俺は臆面なく愛を伝えてくれる相手が好きなので、嬉しい誤算だ。
 そのくせ変なところで恥ずかしがるのがツボに入ってたまらない。
 ……結局俺は、兄貴ならなんでもいいのかもしれない。

「兄貴ってそんなに、俺のこと好き?」 
「少なくとも僕は、好きでもない相手にキスはできないぞ」 
「もっかいちゃんと、好きって言ってほしい」 
「……好きだ」 

 真摯な瞳を向けて言ってくれた。痺れる。
 ああ……もー。好きだ。大好き。 

「俺も大好き。今度はこっちきて、ぎゅってして?」 
「ゲームするんじゃなかったのか? 和彰がそんなに甘ったれだとは知らなかったな」 

 両腕を広げて兄貴を待つ。兄貴はくすくす笑いながらも嬉しそうに近づいてきた。 
 その手が俺の身体に触れる前に、下からギュッと抱き締めてキスをした。 

「ん、んんッ……」 

 シャツをめくりあげて背中側へ手を差し入れると、兄貴が身を震わせて俺にしがみつく。 

「こら、何をっ……」 
「悪い。兄貴が足んなくなった。補充させて?」 

 幸いベッドはすぐ近く。押し倒して首筋を甘く噛みながら下半身に手を伸ばす。 

「家ではダメだと言っただろう」 
「でも、ずっと我慢してんだぜ。少しはご褒美くれよ。この前みたいに触りっこするだけだって。最後まではしないからさ」 
「だ、だが……」 
「なあ、お願い」 

 囁くようにそう言って、今度は耳を噛む。

「わかった。な……舐めてやる」 
「えっ、マジで!?」

 兄貴ってば本当に、俺に甘い。ちょっと触らせてもらえればいいだけだったのに、自分から舐めてくれるとか言い出すなんて。
 この前ねだったことを覚えていてくれたのも、とても嬉しい。

「もしかしてバナナで練習とかした?」 
「してない。だから、下手でも怒るなよ……」 

 俺はからかいを含んだ声だったのに、兄貴からの返答は硬い声。酷く緊張しているらしい。
 そんな顔でジッと股間を見られると落ち着かない。おさまりが悪くなる。むしろおっきくなってはみ出しそう。

 さっきは冗談めかして言ったけど、実際俺はいつもすげー我慢してて、兄貴に飢えてんだよ。
 兄貴の指が俺のに絡んで扱きあげてくれたり、これからその整った唇に飲み込まれるのかと考えると、想像だけで芯が通っていくのがわかる。舌先でやらしく舐めてくれる感覚が、既に走っているみたいだ。 
 ベッドで開いた足の間に、兄貴の頭がある。綺麗なさらりとした黒髪が揺れて、不安そうに顔を上げた。生々しくて、思わず唾を飲み込む。 

「して?」 

 甘えるようにそう言うと、兄貴の喉がこくりと鳴ったのがわかった。 

「ん……。なるべく、痛くないようにするから」 

 まるで俺が抱かれるみたいな台詞。 
 俺はすっかり兄貴を抱くつもりでいるんだが、兄貴はどう思ってんだろ。俺を好きなんだしチンコもついてんだし、やっぱ突っ込みたかったりすんのかな。
 まあ、俺がどうしても抱きたいって言ったら譲ってくれるだろうからそこは安心しておこう……。
 兄貴の指先が器用にジッパーをおろして、俺の下着を下ろす。既に勃起して濡れてる先端を見て、兄貴が固まった。 

「舐めてもらえるって思ったら期待でもうこんなだよ。濡れてんの啜って、そのままあっつい口の中に入れて」 
「こ、こうか?」 

 ちゅっと、先の露を啜って兄貴が口を開いて俺の熱を飲み込んでいく。 
 綺麗な顔に吸い込まれていくの、たまんなく興奮する。たまに歯が当たるのも初めてって感じで悪くない。本当に、練習はしなかったんだな。 
 舌で味わうようにねっとりと、先端を撫で回していく。
 緩い刺激に腰が浮きそうだ。焦らされると頭を掴んで喉奥を使っちまいそうになる。 

「兄貴、も少し、強く……」 
「あ……」 

 少しだけ兄貴が口を離して、俺を見上げる。熱っぽく潤んだ瞳に鼓動が跳ねた。 
 俺ばっか興奮してると思ってたが、兄貴も欲情してる?
 弟……男のチンコ舐めてるだけなのに。 
 言葉よりも饒舌な、好きのサインがたまらない。 

「和彰の、味がして……。お前の、だと思ったら」 

 思ったら、何?
 ダメだな、兄貴らしからぬ意味の通じない台詞なのに、その表情も充分饒舌だった。

「じゃ、好きに舐めて。たくさん味わって。最後、飲んでくれる?」 

 さすがに飲めってのは無茶だったかな。返事はなかった。でも、さっきと同じようにねっとりと舌が絡んできた。
 俺の味を確かめるように、ぬちぬちと擦られる。緩い、でもハッキリとした刺激に腰が跳ねた。 

「んっ……」 

 俺が声を漏らすと、兄貴が嬉しそうに吸い上げる。 
 やばい、気持ちいい。なんか溶けそう。唾液でぬかるんだ熱い口内が強弱をつけながら俺のをやわやわと揉んでいく。すぼめた唇でヒトコキする度にコツを覚えるって感じで、快感が強くなる。たどたどしさもすぐに消えた。 
 う、うま……上手すぎ。やべえって、コレ。

「すっげー気持ちいい」 

 ともすれば喘いじまいそうなのをこらえながら兄貴の頬に手を滑らせる。撫でて顎のほうまで指先でなぞると、ぬるりとした液体に触れた。 
 俺の先走りか、兄貴の唾液か。無茶苦茶興奮する。
 舐められているそこからは鈍く、たまに鋭い快感が続いている。
 天国にいるようだなんてのは、こういう時に使う言葉だな。最ッ高だ。 

「兄貴……、喉の奥でさ、きゅっと絞れる?」 

 眉を寄せながらきゅうっと締めてくれた。
 兄貴は可愛いし気持ちいいし……気持ちいい。 

「ごめ、早いんだけど、も、出るかも」 

 息がみっともなく荒くなって恥ずかしい。兄貴は上目遣いに俺を見て、くわえたままそっと目を閉じた。 
 口淫はやまない。舌を絡めてさっきより激しく扱いてくる。これ多分、本当に飲んでくれる気なんだ……。 
 兄貴の口の中に俺のどろどろしたもん吐き出して、それが身体の中に入っていく。想像しただけでエロすぎ。そんなはずないのに、兄貴孕んじまいそう。 
 乱暴になんてしなくても従順だろうが、なんとなく狂暴な気持ちになって、髪を掴んでぐっと腰を打ち付けた。 

「んう……っ、ぐっ……げほっ」 

 むせる兄貴の唇に、汚い欲望がぶちまけられる。入りきらなかった精液が顔を汚した。
 綺麗な顔に、俺のが……。それでもやっぱり、すげー綺麗。そんでエロい。 

「こぼしたの、全部舐めて飲んで」 
「この馬鹿……っ。こんな、無理矢理……」 

 飛び散った飛沫を兄貴の指先が拭う。怒っているにしては熱っぽい視線が絡んで誘うように汚れた指先をちゅぷりと舐めた。 

「何それエロすぎ。やばい」 

 自分の味なんて知りたくなかったが、もうたまんなくて兄貴の唇を貪った。 
 まずい。でもさっきまで兄貴が舐めてたと思うとすげーやらしい味がする。 

「……気持ち、良かったか?」 
「ん。サンキュ。めっちゃ愛情感じた。兄貴も少し勃ってるな。俺のしてて、興奮したんだ?」 

 俺も兄貴のならできると思う。舐めしゃぶりつくして喘がせたい。 
 でも、兄貴のズボンを開けようとしたら今までの甘い空気が嘘みたいに抵抗された。 

「なんでよ」 

 両手で顔を押し退けられて、思わず口を尖らせる。 

「す、するのはいいが、されるのは……」 
「恥ずかしい?」 
「それもあるが……。その、なんだか……怖い、というか」 

 怖いとか、可愛い。女子かよ。 

「別に騙し討ちで最後までヤッたりしねえよ?」 
「そういう怖さじゃない。いや、それもあるのかもしれないが」 

 兄貴の瞳が泳ぐ。こんなふうに言葉を濁したり躊躇するところがあるっていうのは、恋人になって初めて知った。この綻びというか隙が見えることが俺にとっては凄く愛しい。 

「天国見せてやんよ。あ、でも俺もフェラは初めてするからあまり上手くないかもだけど」
「きっと凄く気持ちがいいんだろうとは思う。ネットゲームにハマった時もそうだった。楽しくて、楽しくて、でものめり込みすぎるのが怖かった。俺は今、そんな気持ちでいる」 

 かっ……可愛い。何言ってくれてんだよ。どうにかなりそうなのは俺のほうだよ。何度夢中にさせたら気が済むんだよアンタ。畜生。
 思わずその場に突っ伏した。

「ど、どうした、和彰」 
「もうダメ、アンタ可愛すぎ……」 
「僕のどこを見てそう思えるんだ」 
「あのなー。もし俺が、兄貴を好きすぎてこれ以上好きになるのが怖い……なんてすがるような瞳で言ったら」 

 キモいな、うん。少女漫画かよ。

 俺は兄貴が好きすぎるから可愛いと思ってしまうが、本人からしたら、どこが? となってしまうのも無理はないかもしれない。 

「や、いい。忘れて、今の」 
「和彰はいつでも可愛いぞ」 

 俺は今死んだ。そんな可愛い顔で幸せそうに笑うとか卑怯すぎ。 
 マジでなんなの? 俺を萌え殺したいの? 

「わかったよ。俺のほうはシテもらったしな。今日もイイコで我慢するさ。でも、兄貴が一人暮らし始めたら解禁だかんな。その時は泣いて嫌がっても許してやらねえから。口でイカせるし、アンタのケツに俺のを飲み込ませて、たっぷり擦りあげてやる」 

 がぶりと喉元に噛みついて、抱き締めた。 
 本当は今日、指の一本くらいは入れてしまおうと思ったんだが……。あまりに可愛らしいことを言われて気が削がれた。好きすぎるから仕方ない。兄貴には弱い。 

「和彰は……狡い」 
「は? どっちがだよ。てか、何が?」 
「なんでもない。ほら、ゲームしよう。覚悟はもうできた」 

 覚悟ってな。 
 っとに可愛いんだからまいるぜ。俺としては別の覚悟をしてもらいたいもんだ。てか、否定されなかったから俺が抱く側でいいんだな。うん、決定。
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