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ステージ5
真山くんのきもち
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結局、真山くんはあれから起きないままだった。
それまで寝ていた俺と違って今までバイトだったんだし、仕方ないとは思うけど。
真山くんのことが好きだと気づいた今、香織さんにの想いには応えられない。
彼女ができた時間、短かったな。そもそも、まだお試し期間って感じだったけど。
きちんと会って話したかったから、夕方会いたいとメールをした。
今日は無理です、明後日ならと申し訳なさそうな返事。
このもやもやした気分に決着がつくのは、明後日になりそうだ。
そんな気分のまま、真山くんに想いを伝える気にはなれないから。
そして、ついに香織さんとのことに決着をつける日がきた。
夕方の喫茶店、多分俺の表情から何かを察しているだろう香織さんは、一言も喋らずに言葉を待ってくれている。
俺はコーヒーを一口啜ってから、話を切り出した。
「俺、自分でも気づいてなかったんだけど、好きな人がいて……。その、ごめん」
「それって……真山さんですか?」
俺は危うく飲んでいたコーヒーを噴き出しそうになった。
ユカのことを言われるかなという予想はしてたけど、まさかのストライク。
「……どうして?」
「見ていて、なんとなく」
「そう……」
妙な間も開いてしまって、俺は否定できず頷いた。
「男同士だし、絶対ないなって思ってたんだけどね。自分でもまだ驚いてるっていうか」
「いえ……。ごまかさずに話してくれて、嬉しいです」
香織さんは、俺の二次元ロリキャラ携帯待受を見て引かなかった時のように、今回も気持ち悪がらずにいてくれた。
やっぱり、いい子だな。香織さんを好きになれたら、それこそ真山くんにもハッピーエンドを見せてあげられたのに。
「むしろ、私は真山さんのほうが森下さんのことを好きなんだと思ってました。自分に彼女がいないのに森下さんに彼女作れって言うのも、貴方のことを諦めたいからだと思って」
「えーと、その。上手く説明できないけど……彼は、特殊だから」
「特殊……? でも、私は真山さんは絶対に森下さんのことを好きだと思います」
「そうかな……」
そう言われると、そうかもしれないと思う。
親友で片付けるには真山くんの想いは行き過ぎな気がするし。
でも俺のハッピーエンドを見るための行動だと言われてしまえば、それまでなんだよな。普通はこの部分がないから、香織さんから見ると友情以外の想いがあるように見えるんだろう。
「もし、真山さんがダメならキープでいいので、私のことも考えてもらうということで、遊園地に行きませんか?」
「えっ、遊園地?」
「はい。真山さんにも、それを言うんです。森下さんのことが気になるなら、きっとついてくるはず」
確かに、普通についてきそうだけど……。
「君は、それでいいの?」
「うふふ、実はデートってしてみたかったんです。むしろ私のワガママ、叶えてください」
可愛い女の子とこんなふうに出掛ける機会なんて、もう一生ないかもしれないし、ここまで言われて断ったら男じゃない。
香織さんはもう俺の気持ちを知ってるんだから、騙す訳じゃないんだし、遊びに行くくらいのつもりで……。
「じゃあ、遊園地行こうか」
「はい。真山さん、絶対に来ると思います」
「来なくても、楽しんで帰ろう。俺も、デートってしてみたかったんだ」
「はい!」
香織さんは、嬉しそうに可愛く笑った。
俺、馬鹿だよ。本当に馬鹿だ。
こんな可愛い子より真山くんの笑顔がいいなんて、本当にどうかしてる。
でも、キスをしたいと思うのも触りたいと思うのも、もう真山くんだけなんだ。
その時々で嫁を変えていた俺は、自分が意外と一途だということを今日初めて知った。
それまで寝ていた俺と違って今までバイトだったんだし、仕方ないとは思うけど。
真山くんのことが好きだと気づいた今、香織さんにの想いには応えられない。
彼女ができた時間、短かったな。そもそも、まだお試し期間って感じだったけど。
きちんと会って話したかったから、夕方会いたいとメールをした。
今日は無理です、明後日ならと申し訳なさそうな返事。
このもやもやした気分に決着がつくのは、明後日になりそうだ。
そんな気分のまま、真山くんに想いを伝える気にはなれないから。
そして、ついに香織さんとのことに決着をつける日がきた。
夕方の喫茶店、多分俺の表情から何かを察しているだろう香織さんは、一言も喋らずに言葉を待ってくれている。
俺はコーヒーを一口啜ってから、話を切り出した。
「俺、自分でも気づいてなかったんだけど、好きな人がいて……。その、ごめん」
「それって……真山さんですか?」
俺は危うく飲んでいたコーヒーを噴き出しそうになった。
ユカのことを言われるかなという予想はしてたけど、まさかのストライク。
「……どうして?」
「見ていて、なんとなく」
「そう……」
妙な間も開いてしまって、俺は否定できず頷いた。
「男同士だし、絶対ないなって思ってたんだけどね。自分でもまだ驚いてるっていうか」
「いえ……。ごまかさずに話してくれて、嬉しいです」
香織さんは、俺の二次元ロリキャラ携帯待受を見て引かなかった時のように、今回も気持ち悪がらずにいてくれた。
やっぱり、いい子だな。香織さんを好きになれたら、それこそ真山くんにもハッピーエンドを見せてあげられたのに。
「むしろ、私は真山さんのほうが森下さんのことを好きなんだと思ってました。自分に彼女がいないのに森下さんに彼女作れって言うのも、貴方のことを諦めたいからだと思って」
「えーと、その。上手く説明できないけど……彼は、特殊だから」
「特殊……? でも、私は真山さんは絶対に森下さんのことを好きだと思います」
「そうかな……」
そう言われると、そうかもしれないと思う。
親友で片付けるには真山くんの想いは行き過ぎな気がするし。
でも俺のハッピーエンドを見るための行動だと言われてしまえば、それまでなんだよな。普通はこの部分がないから、香織さんから見ると友情以外の想いがあるように見えるんだろう。
「もし、真山さんがダメならキープでいいので、私のことも考えてもらうということで、遊園地に行きませんか?」
「えっ、遊園地?」
「はい。真山さんにも、それを言うんです。森下さんのことが気になるなら、きっとついてくるはず」
確かに、普通についてきそうだけど……。
「君は、それでいいの?」
「うふふ、実はデートってしてみたかったんです。むしろ私のワガママ、叶えてください」
可愛い女の子とこんなふうに出掛ける機会なんて、もう一生ないかもしれないし、ここまで言われて断ったら男じゃない。
香織さんはもう俺の気持ちを知ってるんだから、騙す訳じゃないんだし、遊びに行くくらいのつもりで……。
「じゃあ、遊園地行こうか」
「はい。真山さん、絶対に来ると思います」
「来なくても、楽しんで帰ろう。俺も、デートってしてみたかったんだ」
「はい!」
香織さんは、嬉しそうに可愛く笑った。
俺、馬鹿だよ。本当に馬鹿だ。
こんな可愛い子より真山くんの笑顔がいいなんて、本当にどうかしてる。
でも、キスをしたいと思うのも触りたいと思うのも、もう真山くんだけなんだ。
その時々で嫁を変えていた俺は、自分が意外と一途だということを今日初めて知った。
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