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「まるでファッション雑誌のひとコマみたいです」
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「OKっ。すっごくいいよ! 今度はもっと脚を開いて、背筋をしゃきっと伸ばして立ってみて」
バッグから別のレンズを取り出し、カメラにつけながら、歩道橋を数段降りたヨシキさんは、わたしを見上げてそう指示した。
えっ?
そんなにローアングルから撮るの?
しかも、脚を広げるって…
今着ている服は、フレアのミニ丈なのに。
それじゃあ、パンツが見えてしまうのでは?
ヨシキさんはそんなヘンな写真を撮るような人だったの?!
しかもこんな白昼堂々と、都庁舎の前で。
そう思って一瞬戸惑ったものの、からだはヨシキさんの言うとおりに反応した。
脚のスタンスを広くとったわたしは、背筋を伸ばしてカメラを見た。
わたしはヨシキさんを信頼している。
彼がそう望むのなら、期待に応えたい。
「いいよいいよ! そう! 腕を高く挙げてみて」
ヨシキさんの言うとおりにポーズをとったけど、カメラからはスカートの中が丸見えな気がして、恥ずかしさでいっぱい。頬が紅潮してくる
「ほら。こんな感じはどう?」
何枚か撮ったあと、ヨシキさんは階段を軽やかに駆け上がってきて、カメラのモニターをわたしに向けて、撮ったばかりの画像を見せてくれた。
それは、想像もしていなかったような写真。
深い青空に、真っ白なコントラストを描いた都庁舎の高層ビルを背景に、思いっきり開放的なポーズのわたしが、カッコよく立っている。
こんなに大きくて背の高い都庁舎が、頂上まで全部収まっているのがすごい。
なによりわたしのプロポーション。
頭が小さく脚がすごく長い。
まるでファッション雑誌のひとコマみたいに、スタイルがよく見える。
ミニのワンピースの内側は少し見えているものの、それが逆に脚の長さを際立たせている。
そよ風にふわりと揺れているスカートの裾が、なんだか危うくて色っぽい。もちろんパンツなんて写っていなかった。
「すごいです! どうしてこんなに脚が長く写るんですか?
しかも、顔が小さいです。9頭身くらいに見えますけど!」
「ああ。超広角レンズを使ったからさ」
「超広角レンズ?」
「広い場所を写し込めるレンズのこと」
「それを使うと、脚が長く見えるんですか?!」
「まあね。そういう使い方もあるな。美月ちゃんもせっかくミニワンピ着てるし、もっと美脚を活かしたいなと思って、こんなアングルで撮ってみたんだけど、どうかな? エロ過ぎ?」
「いいえ。すっごくいいです。なんだか新鮮で」
「そう? よかった。高校生くらいじゃこういうきわどいの、抵抗あるかと思ったけど」
「全然大丈夫です。むしろもっと撮ってほしいというか」
「へぇ~。意外と大胆なんだ」
ヨシキさんはそう言って、茶化すように微笑んだ。
やっぱり、ヨシキさんっていい。
カメラの機材や撮影技術のことはわたしにはわからないけど、この人なら信用できる。
ヨシキさんの言うとおりにしていれば、こんなに素敵なわたしを撮ってもらえる。
はじめのうちはデート気分で、ヨシキさんのことを意識して緊張していたけど、撮られているうちに、わたしはすっかり撮影に没頭してしまった。
つづく
バッグから別のレンズを取り出し、カメラにつけながら、歩道橋を数段降りたヨシキさんは、わたしを見上げてそう指示した。
えっ?
そんなにローアングルから撮るの?
しかも、脚を広げるって…
今着ている服は、フレアのミニ丈なのに。
それじゃあ、パンツが見えてしまうのでは?
ヨシキさんはそんなヘンな写真を撮るような人だったの?!
しかもこんな白昼堂々と、都庁舎の前で。
そう思って一瞬戸惑ったものの、からだはヨシキさんの言うとおりに反応した。
脚のスタンスを広くとったわたしは、背筋を伸ばしてカメラを見た。
わたしはヨシキさんを信頼している。
彼がそう望むのなら、期待に応えたい。
「いいよいいよ! そう! 腕を高く挙げてみて」
ヨシキさんの言うとおりにポーズをとったけど、カメラからはスカートの中が丸見えな気がして、恥ずかしさでいっぱい。頬が紅潮してくる
「ほら。こんな感じはどう?」
何枚か撮ったあと、ヨシキさんは階段を軽やかに駆け上がってきて、カメラのモニターをわたしに向けて、撮ったばかりの画像を見せてくれた。
それは、想像もしていなかったような写真。
深い青空に、真っ白なコントラストを描いた都庁舎の高層ビルを背景に、思いっきり開放的なポーズのわたしが、カッコよく立っている。
こんなに大きくて背の高い都庁舎が、頂上まで全部収まっているのがすごい。
なによりわたしのプロポーション。
頭が小さく脚がすごく長い。
まるでファッション雑誌のひとコマみたいに、スタイルがよく見える。
ミニのワンピースの内側は少し見えているものの、それが逆に脚の長さを際立たせている。
そよ風にふわりと揺れているスカートの裾が、なんだか危うくて色っぽい。もちろんパンツなんて写っていなかった。
「すごいです! どうしてこんなに脚が長く写るんですか?
しかも、顔が小さいです。9頭身くらいに見えますけど!」
「ああ。超広角レンズを使ったからさ」
「超広角レンズ?」
「広い場所を写し込めるレンズのこと」
「それを使うと、脚が長く見えるんですか?!」
「まあね。そういう使い方もあるな。美月ちゃんもせっかくミニワンピ着てるし、もっと美脚を活かしたいなと思って、こんなアングルで撮ってみたんだけど、どうかな? エロ過ぎ?」
「いいえ。すっごくいいです。なんだか新鮮で」
「そう? よかった。高校生くらいじゃこういうきわどいの、抵抗あるかと思ったけど」
「全然大丈夫です。むしろもっと撮ってほしいというか」
「へぇ~。意外と大胆なんだ」
ヨシキさんはそう言って、茶化すように微笑んだ。
やっぱり、ヨシキさんっていい。
カメラの機材や撮影技術のことはわたしにはわからないけど、この人なら信用できる。
ヨシキさんの言うとおりにしていれば、こんなに素敵なわたしを撮ってもらえる。
はじめのうちはデート気分で、ヨシキさんのことを意識して緊張していたけど、撮られているうちに、わたしはすっかり撮影に没頭してしまった。
つづく
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