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きっとどこにもマリア様はいない
その4
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奏は自分の名前が嫌いだった。薄雪なんて名前なのに、少しも白くもない自分の肌を見て、今日も落ち込む。部活に入っていないにも関わらず、地黒な肌はどうにも親の遺伝らしい。
小さなころから見慣れた肌。
奏には黒くない自分なんて想像できなかった。元々、運動神経は良い彼女なのだ。だからこそ、そんなスポーティなイメージで統一されるのには、もう、懲り懲りだった。
薄雪なんて名前は、もっと可愛らしくて、女の子らしい子に似合うと言うものだ。
奏は前を歩くメイの姿を見てため息をついた。
そう、薄雪奏なんて名前は、彼女のような女の子にこそ似合う。
髪が長くて、目も大きく、睫毛だってパッチリしているような、まるで少女漫画の中の女の子をそのまま現実したような容姿の、そんな彼女に奏は憧れているのだ。
考え方だって素直で、純な輝きを持ったその目を見つめる度に、奏の胸はドキリと揺れた。
もし、自分が女の子にときめいているだなんて知られたら、笑われるだろうか。
奏は少し自傷的に自分を見つめる。しかし、自分が見られているガワで言えばなんらおかしくはない。嫌なことに奏は女子生徒からの人気は高い。それが発端でいじめられるくらいに。
奏自身はいたってノーマルだと言うのに、まるでノーマルではないかのように捉われてしまう。
だから、そういった外見の部分がメイに迷惑をかけてしまうんじゃないかと、噂が囁かれだした当初、奏は内心穏やかでなかった。
自分がいることでメイに迷惑がかかるなら、いっそのこと離れたかった。
しかし、奏はメイに噂の火の粉が降りかかっても、そんな行為はできなかったのだ。
適当なことを囁かれ始めて、メイだって辛いはずだと言うのに、彼女は奏の側へ寄り添って助けてくれた。そんな唯一の支えが消えてしまうことが奏には耐えられなかったのだ。
もし、もし、自らのせいで空澄メイのことを傷つけてしまうことが再び起これば、その時はメイの傍からすぐに離れよう。
奏は心の中で固く決心を決める。
だから、多少のときめきであろうがなんだろうが、外に出してはいけないのだ。告白なんてもってのほかである。
たまに手を伸ばして、触れることが出来るならば、奏には何もいらないのだ。それが無事に続けば、満足なのだ。
「あー!そういうことだったんだ」
「どしたの?」
メイが声あげて言うと、奏は微笑みを浮かべながら彼女の顔を覗く。
メイは頭の中身を整理しながらのように、たどたどしく話した。
「えっとね、奏の名前って薄雪奏でしょ? でね、奏って『そう』って読めるでしょ。 だからね、奏は『ウスユキソウ』なんだよ!」
これは世紀の大発見だと言わんばかりに彼女は嬉しそうに微笑む。しかし、奏にはメイの言っていることがあまりわからなかった。
「つまり、どういうこと?」
メイの尋常じゃない喜びに対して、照れくさそうに奏は聞いた。
メイは一回でわかってもらえないのが悲しく、子供っぽく唇を尖らせる。
「『ウスユキソウ』っていうのは、エーデルワイスの和名の薄雪草なんだよ。 草はくさって書くんだけどね」
「なるほどね。だから、林道は私と花が関係あるように言ったんだ」
だとしたら、柊は自分の名前と関連があることを知ってか知らずにか花を植えたことになる。
その時の彼女はいったい何を思っていたのだろうか。
奏にそれを知る術はない。
だからか、脳内に浮かぶ嫌なイメージを振り払おうと、奏はメイの顔を覗き込んだ。
黒く、キラキラと光るその純な瞳と、視線がぶつかる。
先ほどとは打って変わって嬉しそうに顔をほころばせる彼女を見て、奏は胸がいっぱいになる気持ちになった。
きっとこれを柊に言われても嬉しくともなんともないだろう。
彼女だから、メイだからこそこんな感情にさせるのだ。
奏の眼にはメイの煌めきがより一層増したようにみえた。
「そう、確かエーデルワイスの花言葉って思い出とか、勇気とか、初恋なんだって」
メイはふんわりと可愛らしく、それこそ花のように笑う。長い黒髪が宙に舞い、柔らかな甘い優しい香りが奏の鼻腔をくすぐった。
「勇気は奏ちゃんにはぴったりだね」
あけどない顔が、奏の顔を捉える。
体温の上昇と、動悸の激しさが奏の頭にこれまでにない何かを訴えかけた。
メイは顎に手をやってうむむと唸る。
「あとは思い出と初恋かぁ。 ……ねぇ、奏ちゃん。花言葉通りに一緒に思い出を作れたらいいね!」
そうやってニッコリと笑う彼女に奏は目を合わせられなかった。
踊ってしまった眼だけでなく、顔が紅潮してしまった奏を見て、メイは可愛らしく首を傾げた。奏は真っ赤になった顔を腕で隠し、そっぽを向く。
「――――もう、一個は花言葉通りかもしれない」
彼女を直視できず、誰に聞こえない蚊のような声で奏はそう呟く。
奏にしか届かないその声は、自身の初恋の到来を彼女に認めさせた。
跳ねる心臓の音に、苦しい呼吸、メイ以外の声が聞こえなくて、世界の中心が定まったみたいに感じた。燃え盛るような初めての気持ちに、奏の戸惑いは大きかった。
なんだか急に恥ずかしいような、照れるような気持ちが全身を駆け巡っていくような気がして、奏は居ても立ってもいられなくなった。
メイを目の前にして、奏はどうしていいのかが全く分からなかったのだ。
「奏ちゃん? 顔がなんだか真っ赤だよ」
メイは逆に奏の顔を覗き込もうとする。しかし、決して顔を合わそうとせず、奏はそのまま座り込み、顔を体にうずめこんだ。
赤い顔を見られることを奏は恥ずかしいと思ったし、メイの顔を見たりなんかしたら、さらに酷くなることが彼女はわかっていた。
ただ、この感情が行き去るのをじっと耐えて待っていよう、そう思ったのだ。
「本当に大丈夫? 先生呼んでこようか?」
奏と同じようにメイも座り込む。ジッとほてりが冷めるまで待とうとしている奏に対し、メイは心配そうに声をかけた。
「もしかして私、傷つけるようなこと言っちゃった?」
メイは涙を薄らと目にためて、体を弱弱しく震えさせはじめる。
そんな様子が奏には見ずにも察することが出来たので、泣かせないようにと、メイの袖をつかむ。
「ごめん、ただメイの言葉が嬉しくて……」
震える声で奏は言った。メイを泣かせたくなかった。傷つけたくなかった。この世で一番純真無垢な女の子を、悲しくさせたくなかった。
顔の半分を隠しながら、奏はメイの方向を見る。
そこには、奏と同じように顔を真っ赤にした、目がくりっと大きい女の子がいた。
「えっと、その……。 私も嬉しい、かな?」
照れながらエヘヘと笑って見せる彼女がとても愛おしくて、恥ずかしくて、奏の胸は大きく心臓音を鳴らした。
「へへへ、変なこと言ってるよな。 あー、本当、あたし変だ今日……。 それに、メイを傷つけるようなことは、あたしばっかしているのに」
顔をもう一度抑えながら、奏は空を仰いだ。いつまでたても顔のほてりは収まらなくて、苦しくて、これが好きということだと、脳の奥底で強く感じた。
「ううん、そういうの、なんか素敵だと思うな。 どんなことも含めて、私の青春だから」
ニッコリと純粋に、それはもう嬉しそうに笑う彼女を見て、奏も照れたように笑う。
心の底まで幸せな気持ちでいっぱいで、ぽかぽかしてきて、奏は人生で一番の満足感でいっぱいだった。
「ごめんね、私のせいで時間を取らせちゃって」
奏は赤い顔を煽ぎながら立ち上がる。動いてもいないのに、息が上がっているのを落ち着かせかせたくて彼女は大きく息を吸った。
「ううん、バッチグーだよ。 これも思い出の始まりだよ」
立ち上がってメイも同じように深呼吸を繰り返す。背中を反ることによって見え隠れする彼女の体のラインに、不覚にもドギマギするのを奏は感じた。
「大人になってからさ、思い出すの。 こうやって温室で奏ちゃんや林道ちゃんと話したなーとか、日嗣先輩に憧れていたなーとか、たくさんのこと。 多分これからも増えていくんだろうし、その中でも忘れちゃうこともいっぱいあるんだろうけれども、できる限り覚えていたいんだ」
メイは遠く彼方を瞳に映しながら、そう呟いた。キラキラと輝くその瞳が見ているのは、きっと未来であろう。
だとしたら、自分は何を見ているのだろうか。
奏は自分に問う。それと同時に、メイに向かって手を差し伸べた。
「うん、絶対に忘れない」
特に今日のことなんて絶対に忘れたくない。奏は握られた手を自強く、離さないようにと、固く結ぶのだった。
今日だけじゃない。空澄メイに関わることは全部、覚えておきたい、忘れたくない。奏は強く、強くそう感じた。
だとしたらそうだ。私が見ているのは過去で、ずっと私を縛りつけているのだ。
小さなころから見慣れた肌。
奏には黒くない自分なんて想像できなかった。元々、運動神経は良い彼女なのだ。だからこそ、そんなスポーティなイメージで統一されるのには、もう、懲り懲りだった。
薄雪なんて名前は、もっと可愛らしくて、女の子らしい子に似合うと言うものだ。
奏は前を歩くメイの姿を見てため息をついた。
そう、薄雪奏なんて名前は、彼女のような女の子にこそ似合う。
髪が長くて、目も大きく、睫毛だってパッチリしているような、まるで少女漫画の中の女の子をそのまま現実したような容姿の、そんな彼女に奏は憧れているのだ。
考え方だって素直で、純な輝きを持ったその目を見つめる度に、奏の胸はドキリと揺れた。
もし、自分が女の子にときめいているだなんて知られたら、笑われるだろうか。
奏は少し自傷的に自分を見つめる。しかし、自分が見られているガワで言えばなんらおかしくはない。嫌なことに奏は女子生徒からの人気は高い。それが発端でいじめられるくらいに。
奏自身はいたってノーマルだと言うのに、まるでノーマルではないかのように捉われてしまう。
だから、そういった外見の部分がメイに迷惑をかけてしまうんじゃないかと、噂が囁かれだした当初、奏は内心穏やかでなかった。
自分がいることでメイに迷惑がかかるなら、いっそのこと離れたかった。
しかし、奏はメイに噂の火の粉が降りかかっても、そんな行為はできなかったのだ。
適当なことを囁かれ始めて、メイだって辛いはずだと言うのに、彼女は奏の側へ寄り添って助けてくれた。そんな唯一の支えが消えてしまうことが奏には耐えられなかったのだ。
もし、もし、自らのせいで空澄メイのことを傷つけてしまうことが再び起これば、その時はメイの傍からすぐに離れよう。
奏は心の中で固く決心を決める。
だから、多少のときめきであろうがなんだろうが、外に出してはいけないのだ。告白なんてもってのほかである。
たまに手を伸ばして、触れることが出来るならば、奏には何もいらないのだ。それが無事に続けば、満足なのだ。
「あー!そういうことだったんだ」
「どしたの?」
メイが声あげて言うと、奏は微笑みを浮かべながら彼女の顔を覗く。
メイは頭の中身を整理しながらのように、たどたどしく話した。
「えっとね、奏の名前って薄雪奏でしょ? でね、奏って『そう』って読めるでしょ。 だからね、奏は『ウスユキソウ』なんだよ!」
これは世紀の大発見だと言わんばかりに彼女は嬉しそうに微笑む。しかし、奏にはメイの言っていることがあまりわからなかった。
「つまり、どういうこと?」
メイの尋常じゃない喜びに対して、照れくさそうに奏は聞いた。
メイは一回でわかってもらえないのが悲しく、子供っぽく唇を尖らせる。
「『ウスユキソウ』っていうのは、エーデルワイスの和名の薄雪草なんだよ。 草はくさって書くんだけどね」
「なるほどね。だから、林道は私と花が関係あるように言ったんだ」
だとしたら、柊は自分の名前と関連があることを知ってか知らずにか花を植えたことになる。
その時の彼女はいったい何を思っていたのだろうか。
奏にそれを知る術はない。
だからか、脳内に浮かぶ嫌なイメージを振り払おうと、奏はメイの顔を覗き込んだ。
黒く、キラキラと光るその純な瞳と、視線がぶつかる。
先ほどとは打って変わって嬉しそうに顔をほころばせる彼女を見て、奏は胸がいっぱいになる気持ちになった。
きっとこれを柊に言われても嬉しくともなんともないだろう。
彼女だから、メイだからこそこんな感情にさせるのだ。
奏の眼にはメイの煌めきがより一層増したようにみえた。
「そう、確かエーデルワイスの花言葉って思い出とか、勇気とか、初恋なんだって」
メイはふんわりと可愛らしく、それこそ花のように笑う。長い黒髪が宙に舞い、柔らかな甘い優しい香りが奏の鼻腔をくすぐった。
「勇気は奏ちゃんにはぴったりだね」
あけどない顔が、奏の顔を捉える。
体温の上昇と、動悸の激しさが奏の頭にこれまでにない何かを訴えかけた。
メイは顎に手をやってうむむと唸る。
「あとは思い出と初恋かぁ。 ……ねぇ、奏ちゃん。花言葉通りに一緒に思い出を作れたらいいね!」
そうやってニッコリと笑う彼女に奏は目を合わせられなかった。
踊ってしまった眼だけでなく、顔が紅潮してしまった奏を見て、メイは可愛らしく首を傾げた。奏は真っ赤になった顔を腕で隠し、そっぽを向く。
「――――もう、一個は花言葉通りかもしれない」
彼女を直視できず、誰に聞こえない蚊のような声で奏はそう呟く。
奏にしか届かないその声は、自身の初恋の到来を彼女に認めさせた。
跳ねる心臓の音に、苦しい呼吸、メイ以外の声が聞こえなくて、世界の中心が定まったみたいに感じた。燃え盛るような初めての気持ちに、奏の戸惑いは大きかった。
なんだか急に恥ずかしいような、照れるような気持ちが全身を駆け巡っていくような気がして、奏は居ても立ってもいられなくなった。
メイを目の前にして、奏はどうしていいのかが全く分からなかったのだ。
「奏ちゃん? 顔がなんだか真っ赤だよ」
メイは逆に奏の顔を覗き込もうとする。しかし、決して顔を合わそうとせず、奏はそのまま座り込み、顔を体にうずめこんだ。
赤い顔を見られることを奏は恥ずかしいと思ったし、メイの顔を見たりなんかしたら、さらに酷くなることが彼女はわかっていた。
ただ、この感情が行き去るのをじっと耐えて待っていよう、そう思ったのだ。
「本当に大丈夫? 先生呼んでこようか?」
奏と同じようにメイも座り込む。ジッとほてりが冷めるまで待とうとしている奏に対し、メイは心配そうに声をかけた。
「もしかして私、傷つけるようなこと言っちゃった?」
メイは涙を薄らと目にためて、体を弱弱しく震えさせはじめる。
そんな様子が奏には見ずにも察することが出来たので、泣かせないようにと、メイの袖をつかむ。
「ごめん、ただメイの言葉が嬉しくて……」
震える声で奏は言った。メイを泣かせたくなかった。傷つけたくなかった。この世で一番純真無垢な女の子を、悲しくさせたくなかった。
顔の半分を隠しながら、奏はメイの方向を見る。
そこには、奏と同じように顔を真っ赤にした、目がくりっと大きい女の子がいた。
「えっと、その……。 私も嬉しい、かな?」
照れながらエヘヘと笑って見せる彼女がとても愛おしくて、恥ずかしくて、奏の胸は大きく心臓音を鳴らした。
「へへへ、変なこと言ってるよな。 あー、本当、あたし変だ今日……。 それに、メイを傷つけるようなことは、あたしばっかしているのに」
顔をもう一度抑えながら、奏は空を仰いだ。いつまでたても顔のほてりは収まらなくて、苦しくて、これが好きということだと、脳の奥底で強く感じた。
「ううん、そういうの、なんか素敵だと思うな。 どんなことも含めて、私の青春だから」
ニッコリと純粋に、それはもう嬉しそうに笑う彼女を見て、奏も照れたように笑う。
心の底まで幸せな気持ちでいっぱいで、ぽかぽかしてきて、奏は人生で一番の満足感でいっぱいだった。
「ごめんね、私のせいで時間を取らせちゃって」
奏は赤い顔を煽ぎながら立ち上がる。動いてもいないのに、息が上がっているのを落ち着かせかせたくて彼女は大きく息を吸った。
「ううん、バッチグーだよ。 これも思い出の始まりだよ」
立ち上がってメイも同じように深呼吸を繰り返す。背中を反ることによって見え隠れする彼女の体のラインに、不覚にもドギマギするのを奏は感じた。
「大人になってからさ、思い出すの。 こうやって温室で奏ちゃんや林道ちゃんと話したなーとか、日嗣先輩に憧れていたなーとか、たくさんのこと。 多分これからも増えていくんだろうし、その中でも忘れちゃうこともいっぱいあるんだろうけれども、できる限り覚えていたいんだ」
メイは遠く彼方を瞳に映しながら、そう呟いた。キラキラと輝くその瞳が見ているのは、きっと未来であろう。
だとしたら、自分は何を見ているのだろうか。
奏は自分に問う。それと同時に、メイに向かって手を差し伸べた。
「うん、絶対に忘れない」
特に今日のことなんて絶対に忘れたくない。奏は握られた手を自強く、離さないようにと、固く結ぶのだった。
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