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「ところで玉城は? 戻ってきてからどこに行ったんだ」
「俺ちょっと探してくる」
「あ、あそこ!」
玉城は廊下の奥にいた。呼んでみてもこちらへ来る様子はない。近くに寄ってみると、ぼうっと一点を見つめていた。
「玉城? 何かあったのか」
「……っ!」
話しかけるとこちらも驚くぐらい、体を大袈裟に揺らした。
「あ、ゴメンちょっと……一人にしてほしいんだ」
「どういうことだ? お前ジョーカーと何を話したんだ!」
「ゴメン……」
足を反対方向に動かして、階段を降りようとしている。その変わりように追いかけるのを戸惑ったけど、昨日のこともあるし、このまま放っておく方が危険だろう。肩を掴んで振り向かせた。
「なぁ、玉城!」
「……大丈夫だ……俺なら大丈夫だから……」
「ならどうしてそんなに怯えてるんだよ」
「……少し考えたいことがあるんだ」
急に態度が変わった。震えは止まり、声もしっかりしている。こちらを見る目も、力強いものになっていた。
「……玉城?」
「お前が心配してくれているのは分かってる。でも、今は信じてくれ。もうすぐ答えが出そうなんだ」
「……分かった。でも何かあったら、ちゃんと教えてくれよ」
「ああ、分かってる」
一体どういうことなんだ。どう考えても不自然だ。ジョーカーが何かやったとしか思えない。でもこれ以上話していても、玉城は口を割りそうになかった。
結局作戦は中途半端で、モヤモヤの方が多くが残ったまま投票の時間になってしまった。不安が募るけど、とりあえずこの投票は大丈夫だろう。皆平和にやり過ごせた方が良いはずだ。
「お待ちかねのー投票ターイムだよ! じゃんじゃじゃじゃーん!」
箱が目の前をちらつく。紐で繋がれているかのように、普通に投げていたらあり得ない飛び方をしている。
「今回は誰になるのかなー? 楽しみですねー!ちゃんと間違わないように書くんですよ、あと読める字でね。……ふんふむ早いですね。皆さん本当にそれでよろしいのですか?」
全員が書き終わると早業で回収して、一気に紙を開いた。
「……ック……ハハッ、アハハハハ! ハハッ、ヒーッ」
紙まみれになったジョーカーは、突然お腹を抱えて笑い出した。足でバタバタと床を叩いている。
「はぁ私としたことが、はしたなかったですねぇ……でもこんなの見せられたら、ねぇ? 楽しませてくれたお礼に、良いこと教えてあげましょうか」
立ち上がって全員を見渡すと、腕を高らかに上げた。
「でーも、その前に投票が気になってると思うので、いっちゃいましょう! ドーンッ」
投票用紙が一気に黒板に貼られた。前の方がざわざわとしている。
「……え?」
席が遠いからよく見えないんだと思って、立ちあがる。
「……嘘だろ、なんだこれ……っ」
黒板の前まで行っても、書かれていたのは俺の名前ばかりだった。
「森下くんはどんな魔法を使ったんですかぁ? ちょー人気者ですね、うらやましいなぁ」
「待てよ。どういうことだ……」
「えーっと森下くん十六票、篠宮くん七票あとはポチポチ一票ずつ……と」
こんなことをする意味が分からない。誰かが俺をはめようとしている? それとも俺以外は皆、繋がっていた? 俺の知らないところで……でもそんなことしていたなら、普通に俺を落とせばいいじゃないか。この票数を集められる人物が、どうして俺を残すのかが分からない。落とす人間も、残す人間も自由に選べるだろう。篠宮なら分かるけど、俺を残すメリットがない。悪意しか感じられなかった。
「二人は決定で良いですかね。まぁ二人以外を一気に落とすってワケにもいかないのでぇ、この二人を除いて、投票し直しましょう。あ、君たちには選ばれた特権として、ここで高見の見物でもしててくだーい」
前にあった椅子に座らされた。皆の方は見れない。この中のほとんどが、今の不自然な投票に参加しているんだ。じゃあ二回目はどうなる? もしかしてもう一人ぐらいいるのか? 誰かがクラスを纏めてるはず……誰だ。委員長? いや昨日はずっと一緒にいた。他の生徒も注意して見てはいなかったけど、可能性としたら……篠宮? 疑いたくはないけど、あの図書室にいたという時間が怪しい。時間は結構あった。あそこで女子にでも声をかけていたら、彼女たちは協力するだろう。票を集めることぐらいは容易だ。
横にいる篠宮を見ても変わった様子はない。いつも通りだ……怖いぐらいに。
「森下くーん考察タイムは終わりましたかー? ほらほら、切り替えていきましょう。ちゃんと今を見ることも大事ですよ? はーい回収しまーす」
二回目に入ったけど、上手く考えられなかった。今も誰かが企んでいる気がする。目的はなんだ? どうして俺なんだ。俺じゃなくちゃいけなかった理由は……。
「ほう……これはこれで面白いですね。いや形としては面白くないんですけど。富永さんは中村さん、佐藤くんは柳瀬くん……」
「えっ……」
どうして二回目で隣の奴の名前を書くんだ? 一度目しか決められていなかったのか? まぁいいや、これで誰も落ちないなら。二人が抜けたけど、そこを抜かして書けばいいだけだ。
「柿沼くんは……風間くん」
……風間? まさか……なんでもっとちゃんと確認しておかなかったんだ。一番端の奴ら……廊下側の端から始まって窓側の端まで回った後、その次に来るのは? そのまま真後ろの奴にいくのか、廊下側の端に戻るのか。それは人によって認識が違うだろう。そしたら二票にダブって落ちる奴が出てくる。
玉城は端じゃない……いや俺が抜けたから端になるのか。しかもその列は篠宮も既に抜けてしまった上に、藤沢が座っていた席もある。前の列の奴らは、問題のありそうなメンバーだ。隣が俺のままだったら、そのまま間違えずに玉城に入れてあげられたのに、これでは……どうしようもない。もう投票は終わってしまった。
ジョーカーが読み上げていく中で……間違いが三人分起こった。
「では、呼ばれなかった渡辺さんと羽下さんと、玉城くんは……」
「待て、おかしいだろ。俺にも投票させろ!」
「もう終わってしまいました。篠宮くんと、今呼ばれた方に入れて上げますか? 誰か一人を君の判断で落としますか? また投票をやり直したら、三回目はどうなるでしょう。もっと脱落者が増えるかもしれませんね? 恐らく何度やったところで、君の思い通りにはなりませんよ」
「だからって、玉城……」
後ろを向いてその席を見ると、やけに穏やかな顔をしていた。
「なんで、どうしたんだよ……」
「彼だけを救う為に、他の方を犠牲にしますか?」
「……分かった。少し話をさせてくれないか」
「……ええ、良いですよ」
玉城が、茫然としている俺を廊下に連れ出した。
「正直最後まで残るなんて全然思ってなかったから、別にショックじゃないんだ」
「……だってお前っ」
「こんなこと言っちゃ悪いかもしれないけど、正直ホッとしてるんだ。誰が敵か味方かとか考えたくない。だからこの先も見たくないんだ……それをお前に任せちゃうことになるけど、ごめんな」
「なんで、そんなに落ち着いてるんだよ! お前は落ちるような奴じゃない……っまだ必要だろ……ここに! それにこんな投票で、納得できるのか? 事故みたいなものだろ。今度はちゃんと話し合って、間違いが起こらないようにするから……っ」
「ありがとな。そんなに怒ってくれて。でも俺は弱い人間だよ。終わるって聞いて、自分でも不思議なぐらい心が穏やかなんだ。思えばもっとずっと前から……誰かに終わらせてもらいたかったんだ。お前には会えて良かった。じゃなきゃもっと喚いて疑って、自分まで信じられなくなってたと思うんだ……。少しでも自信が持てたのは、お前のおかげだよ」
「玉城……っ」
「じゃあ、そろそろ行くよ」
「ま、待ってくれ……本当にもう終わりなのか……? 会えなくなる、のか……そんなの……っ」
「もーうストップストップ! なっがいですよ! いつまでクサい芝居してるんですかー。こないだ見た自費制作の映画より酷いですよー……見てませんけどね! ほらほら早くしましょう」
「うるさい! 全部お前のせいだろっ、今すぐやめさせてくれよ……こんなの。誰が何の為に……」
「もーう、君は主人公をしたがりますねぇ。大丈夫です、もう充分伝わってきました。でも、玉城くんには落ちてもらいまーす! ごめんね!」
「……っ」
後ろから体の動きを封じられた。もがこうとする俺の耳に、彼の顔をよく見てくださいとジョーカーが囁く。
前はあんなに怖がってたのに、笑みを浮かべたまま何の躊躇なく落ちていった。
「俺ちょっと探してくる」
「あ、あそこ!」
玉城は廊下の奥にいた。呼んでみてもこちらへ来る様子はない。近くに寄ってみると、ぼうっと一点を見つめていた。
「玉城? 何かあったのか」
「……っ!」
話しかけるとこちらも驚くぐらい、体を大袈裟に揺らした。
「あ、ゴメンちょっと……一人にしてほしいんだ」
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「ゴメン……」
足を反対方向に動かして、階段を降りようとしている。その変わりように追いかけるのを戸惑ったけど、昨日のこともあるし、このまま放っておく方が危険だろう。肩を掴んで振り向かせた。
「なぁ、玉城!」
「……大丈夫だ……俺なら大丈夫だから……」
「ならどうしてそんなに怯えてるんだよ」
「……少し考えたいことがあるんだ」
急に態度が変わった。震えは止まり、声もしっかりしている。こちらを見る目も、力強いものになっていた。
「……玉城?」
「お前が心配してくれているのは分かってる。でも、今は信じてくれ。もうすぐ答えが出そうなんだ」
「……分かった。でも何かあったら、ちゃんと教えてくれよ」
「ああ、分かってる」
一体どういうことなんだ。どう考えても不自然だ。ジョーカーが何かやったとしか思えない。でもこれ以上話していても、玉城は口を割りそうになかった。
結局作戦は中途半端で、モヤモヤの方が多くが残ったまま投票の時間になってしまった。不安が募るけど、とりあえずこの投票は大丈夫だろう。皆平和にやり過ごせた方が良いはずだ。
「お待ちかねのー投票ターイムだよ! じゃんじゃじゃじゃーん!」
箱が目の前をちらつく。紐で繋がれているかのように、普通に投げていたらあり得ない飛び方をしている。
「今回は誰になるのかなー? 楽しみですねー!ちゃんと間違わないように書くんですよ、あと読める字でね。……ふんふむ早いですね。皆さん本当にそれでよろしいのですか?」
全員が書き終わると早業で回収して、一気に紙を開いた。
「……ック……ハハッ、アハハハハ! ハハッ、ヒーッ」
紙まみれになったジョーカーは、突然お腹を抱えて笑い出した。足でバタバタと床を叩いている。
「はぁ私としたことが、はしたなかったですねぇ……でもこんなの見せられたら、ねぇ? 楽しませてくれたお礼に、良いこと教えてあげましょうか」
立ち上がって全員を見渡すと、腕を高らかに上げた。
「でーも、その前に投票が気になってると思うので、いっちゃいましょう! ドーンッ」
投票用紙が一気に黒板に貼られた。前の方がざわざわとしている。
「……え?」
席が遠いからよく見えないんだと思って、立ちあがる。
「……嘘だろ、なんだこれ……っ」
黒板の前まで行っても、書かれていたのは俺の名前ばかりだった。
「森下くんはどんな魔法を使ったんですかぁ? ちょー人気者ですね、うらやましいなぁ」
「待てよ。どういうことだ……」
「えーっと森下くん十六票、篠宮くん七票あとはポチポチ一票ずつ……と」
こんなことをする意味が分からない。誰かが俺をはめようとしている? それとも俺以外は皆、繋がっていた? 俺の知らないところで……でもそんなことしていたなら、普通に俺を落とせばいいじゃないか。この票数を集められる人物が、どうして俺を残すのかが分からない。落とす人間も、残す人間も自由に選べるだろう。篠宮なら分かるけど、俺を残すメリットがない。悪意しか感じられなかった。
「二人は決定で良いですかね。まぁ二人以外を一気に落とすってワケにもいかないのでぇ、この二人を除いて、投票し直しましょう。あ、君たちには選ばれた特権として、ここで高見の見物でもしててくだーい」
前にあった椅子に座らされた。皆の方は見れない。この中のほとんどが、今の不自然な投票に参加しているんだ。じゃあ二回目はどうなる? もしかしてもう一人ぐらいいるのか? 誰かがクラスを纏めてるはず……誰だ。委員長? いや昨日はずっと一緒にいた。他の生徒も注意して見てはいなかったけど、可能性としたら……篠宮? 疑いたくはないけど、あの図書室にいたという時間が怪しい。時間は結構あった。あそこで女子にでも声をかけていたら、彼女たちは協力するだろう。票を集めることぐらいは容易だ。
横にいる篠宮を見ても変わった様子はない。いつも通りだ……怖いぐらいに。
「森下くーん考察タイムは終わりましたかー? ほらほら、切り替えていきましょう。ちゃんと今を見ることも大事ですよ? はーい回収しまーす」
二回目に入ったけど、上手く考えられなかった。今も誰かが企んでいる気がする。目的はなんだ? どうして俺なんだ。俺じゃなくちゃいけなかった理由は……。
「ほう……これはこれで面白いですね。いや形としては面白くないんですけど。富永さんは中村さん、佐藤くんは柳瀬くん……」
「えっ……」
どうして二回目で隣の奴の名前を書くんだ? 一度目しか決められていなかったのか? まぁいいや、これで誰も落ちないなら。二人が抜けたけど、そこを抜かして書けばいいだけだ。
「柿沼くんは……風間くん」
……風間? まさか……なんでもっとちゃんと確認しておかなかったんだ。一番端の奴ら……廊下側の端から始まって窓側の端まで回った後、その次に来るのは? そのまま真後ろの奴にいくのか、廊下側の端に戻るのか。それは人によって認識が違うだろう。そしたら二票にダブって落ちる奴が出てくる。
玉城は端じゃない……いや俺が抜けたから端になるのか。しかもその列は篠宮も既に抜けてしまった上に、藤沢が座っていた席もある。前の列の奴らは、問題のありそうなメンバーだ。隣が俺のままだったら、そのまま間違えずに玉城に入れてあげられたのに、これでは……どうしようもない。もう投票は終わってしまった。
ジョーカーが読み上げていく中で……間違いが三人分起こった。
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「待て、おかしいだろ。俺にも投票させろ!」
「もう終わってしまいました。篠宮くんと、今呼ばれた方に入れて上げますか? 誰か一人を君の判断で落としますか? また投票をやり直したら、三回目はどうなるでしょう。もっと脱落者が増えるかもしれませんね? 恐らく何度やったところで、君の思い通りにはなりませんよ」
「だからって、玉城……」
後ろを向いてその席を見ると、やけに穏やかな顔をしていた。
「なんで、どうしたんだよ……」
「彼だけを救う為に、他の方を犠牲にしますか?」
「……分かった。少し話をさせてくれないか」
「……ええ、良いですよ」
玉城が、茫然としている俺を廊下に連れ出した。
「正直最後まで残るなんて全然思ってなかったから、別にショックじゃないんだ」
「……だってお前っ」
「こんなこと言っちゃ悪いかもしれないけど、正直ホッとしてるんだ。誰が敵か味方かとか考えたくない。だからこの先も見たくないんだ……それをお前に任せちゃうことになるけど、ごめんな」
「なんで、そんなに落ち着いてるんだよ! お前は落ちるような奴じゃない……っまだ必要だろ……ここに! それにこんな投票で、納得できるのか? 事故みたいなものだろ。今度はちゃんと話し合って、間違いが起こらないようにするから……っ」
「ありがとな。そんなに怒ってくれて。でも俺は弱い人間だよ。終わるって聞いて、自分でも不思議なぐらい心が穏やかなんだ。思えばもっとずっと前から……誰かに終わらせてもらいたかったんだ。お前には会えて良かった。じゃなきゃもっと喚いて疑って、自分まで信じられなくなってたと思うんだ……。少しでも自信が持てたのは、お前のおかげだよ」
「玉城……っ」
「じゃあ、そろそろ行くよ」
「ま、待ってくれ……本当にもう終わりなのか……? 会えなくなる、のか……そんなの……っ」
「もーうストップストップ! なっがいですよ! いつまでクサい芝居してるんですかー。こないだ見た自費制作の映画より酷いですよー……見てませんけどね! ほらほら早くしましょう」
「うるさい! 全部お前のせいだろっ、今すぐやめさせてくれよ……こんなの。誰が何の為に……」
「もーう、君は主人公をしたがりますねぇ。大丈夫です、もう充分伝わってきました。でも、玉城くんには落ちてもらいまーす! ごめんね!」
「……っ」
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