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その後のある日2
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その日、この場は戦場となった。
しかし、それを張本人である彼女の記憶に残ることはなかった。
「……はっ!?」
目を覚ます蝶華。
妙な感じだ。
フワフワとする。
頭が痛む。
上手く動けない。
「……気がついたか。」
「辰美さん……あれ、私……。」
「あぁ、動かなくて良い。」
「え?あっ!?え!?」
自身の状況に気づいた。
そして、慌てて彼の元から離れようとする。
「動くなと言ってるだろ。」
「……はい。」
ゆっくりと戻る。
消え入るようにか細い声。
しかし、確かに嬉しそうな蝶華であった。
膝枕をされ、幸せを噛み締める蝶華。
そんな彼女の周囲には死屍累々な悲惨な光景が広がっていた。
皆、彼女が倒し、気絶していた。
「……どうやら俺達は……眠れる獅子を起こしてしまったようだ……。」
ボソリ。
辰美の呟いた声は、夢現、幸せ空間にいる彼女の耳に届くことはなかった。
しかし、それを張本人である彼女の記憶に残ることはなかった。
「……はっ!?」
目を覚ます蝶華。
妙な感じだ。
フワフワとする。
頭が痛む。
上手く動けない。
「……気がついたか。」
「辰美さん……あれ、私……。」
「あぁ、動かなくて良い。」
「え?あっ!?え!?」
自身の状況に気づいた。
そして、慌てて彼の元から離れようとする。
「動くなと言ってるだろ。」
「……はい。」
ゆっくりと戻る。
消え入るようにか細い声。
しかし、確かに嬉しそうな蝶華であった。
膝枕をされ、幸せを噛み締める蝶華。
そんな彼女の周囲には死屍累々な悲惨な光景が広がっていた。
皆、彼女が倒し、気絶していた。
「……どうやら俺達は……眠れる獅子を起こしてしまったようだ……。」
ボソリ。
辰美の呟いた声は、夢現、幸せ空間にいる彼女の耳に届くことはなかった。
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