蟻喜多利奈のありきたりな日常2

あさまる

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御亭御蔵高校による侵攻開始

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「……それは……その……分かってるけど……。」
プイッ。
自身の顔が熱くなっているのが分かった。
あずさに悟られたくなく、蜜柑はそっぽを向きながらそう言うのであった。

「……後でいっぱい可愛がって上げるから。」

「……うん……。」


「……帰ろう、あの姉妹と正面からやり合うのは得策じゃない。」

「よろしいのですか?」

「後は体育祭で決着を着けるよ。」
ふふふ。
そんな含みのある笑みで、天菜が言う。

きっと根拠なんてないだろう。
しかし、彼女の表情は自身に満ちたものであった。
少なくとも利奈にはそう見えた。

「えぇ、こちらの意思は伝えたから大丈夫。」

そのようなやりとりをする天菜と梨居菜。
それをただただ見ているしか出来ない利奈。
彼女らを乗せた車は、尚も走行していた。


「……やってくれたね……田舎者が……。」
遠くの方に走る車。
それを見つめ、静かに呟く蜜柑。
その表情と声は、確かな怒りを孕んでいた。

「……姉様、絶対に仕留めよう。」


「……所詮都会に染まった俗物……恐れることはない。」

「はい、我が主……必ず奴らを引きずり下ろしましょう……!」


各々の思惑が交差する。
そして、いよいよ平盆高校、御亭御蔵高校による合同体育祭が開始される。
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