極道になる男の末路...

天野 功

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狂人的兄貴たちの紹介

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次に永井の兄貴はこの組のメンバーを紹介してくれた。

ちょうど前を歩いていた人がいた、永井の兄貴はその人に近づき、

永井「森屋の兄貴!お疲れ様です。」

と一言お辞儀した。
その男も大体30代後半ってところかな?
森屋の兄貴は俺をみるなり

森屋「お前さん新入りかい?」

と言ってきた。
俺は咄嗟に「はい!」と伝える。

永井の兄貴のオーラもすごいがこの森屋の兄貴のオーラはやばすぎる。
簡単に近づけそうにないような感じの怖い顔、鋭い目、えぐいほど太い筋肉が俺を戦慄させた。


森屋の兄貴が「わからないことがあればなんでも言え」
と言ってきたから少しは安心したからこの人は怒らせたら絶対やばいと思った!

森屋の兄貴が去った後、永井の兄貴がこう言ってきた。

永井「あの森屋の兄貴はあの顔つきでとても男前で仁義には厳しい男だ。
それに後輩思いだから心配するな。
森屋の兄貴よりもやばい狂人はたくさんいる。」

次にある部屋のソファーで眠ている男を指差して、

永井「あの方は西園寺の兄貴だ。
あの方は怒らせたらマジでやばい。
少しでも気に触ることをしたらすぐに○されるから気おつけろ!
実際俺の舎弟も何人かやられた。)

そういう永井の兄貴の顔は少し青ざめているようだった。


そして、
永井「なるべく起こさないようにするんだ。
無理やり起こさせた部下がナイフでマッタ刺しされたことがあった。」

そりゃあ俺も震え上がるよ。
こんなに単純な理由で人をやるような男がこの世に存在するのか!と思ってしまった。

ちなみに西園寺の兄貴は独特の武器を使うらしい。
それはノコギリだ。。。

これを聞いた読者の諸君は、「は?」と思ったかもしれない、だが西園寺の兄貴はこの業界に入った時にカチコミに行ったところで武器を持ってきてないという意味のわからないミスをしてしまった時にたまたまノコギリが机に置いてあった(敵のアジトがたまたま廃工事現場だった)のを使ってみたら、
西園寺「意外と使えるじゃねぇか!」
ということでカチコミに行くときは必ずノコギリを持って行くらしい...
(ヤベェな)


起こさないように次の部屋に行くと、ん?大体中学生くらいの可愛らしい男の子?が座ってナイフを振り回して遊んでいた。

なんとこの男の子に見える人も極道らしい。
そのことに驚いていると、

永井「驚いただろ!まさかこんなに小さな男の子みたいな人が狂人なんだから。」

これを聞いた俺はあぁ、この人も狂人なのか!と思った。

永井「この人の名は長崎と言って俺の12歳下の後輩だ。
長崎はそこまで狂人ではないのだが、頭がとても良いので頭脳戦で攻めるタイプだ。」

どうやら永井の兄貴は37際だから25歳らしい。
25歳であんな童顔だから武器としたら中学生の振りをして敵に近づいて安心感を持たせた瞬間にやるという戦闘の仕方をする。(ちなみに俺は21歳だ)

ちなみに長崎の兄貴は銃の命中率が非常に高いらしい。

話している時に長崎の兄貴が話しかけてきた。

長崎「ヤッホー!永井っちー、元気してる?」

声までも少年のようでさらにびっくりした。

永井「あいつは後輩の割に少年のように馴れ馴れしく接してくるが、それには理由があって日常からキャラを作り込んでおいた方がいいと考えているからだそうだ。
本当はヤクザ業界は階級に厳しいらしいのだが戦闘のためだったら兄貴たちやオヤっさん許してくれているらしい。」

長崎「ねぇ無視するなんてひどいじゃんか!」

そう言って長崎の兄貴(と言ってもいいのか?)が近づいてきたとき、この兄貴(?)は本当に戦えるのか?と思ってしまったくらい可愛らしい男の子というイメージがさらについてしまった。

永井「悪りぃな!今新入りを案内とともにメンバーを紹介してやってるんだ。」

長崎「そうなんだー!ここやばい人たとばかりだけど上手く使えば便利なことが多いから頑張ってね!」

マジかよ...
やっぱり頭が良いんだな。
狂人兄貴たちを上手く利用しているらしい。


永井「時間がないから次行くぞ」

と言って長崎の兄貴を別れを告げて次に行く。


次に紹介する兄貴をみてあの永井の兄貴が戦慄した。

永井「う、川崎...」

俺「どうしたんですか?」

と聞くと永井の兄貴は、

永井「なるべく川崎とは関わらない方がいい、あいつ俺の後輩だが入ってきた時からやばいやつだった。

どうやら学生時代に殺しの技術を上げたらしいがその時から感情のコントロールも鍛えられているせいかなにを考えているかがわからない。
先輩方はみんな恐れている存在だ。」

川崎の兄貴は俺たちを見るのと同時にパッと姿が消えた。
いや速すぎて見えないくらいのスピードで駆け寄ってきて俺たちに話しかけてきた。

川崎「永井兄貴ィ!なになに?誰なの隣にいるペーペー??新入りー???」

俺は舐められたと思いついカッとなってしまった。

だって川崎の兄貴はすごく馴れ馴れしくうちらに近づいてきてまるで弱そうに見えたからだ。(長崎の兄貴もだけどそのときは驚きの方が多かった)

つい怒りの心が出てしまった俺はこう言ってしまった。

俺「永井の兄貴!なんなんですか?あの兄貴は、さっきの長崎の兄貴は仕方がなかったですがこの兄貴の方がまるで子供じゃないですか!(精神が)
いや幼稚以下だ。」

永井「おい、そんなことを言ったら...」

俺はこの兄貴だったら勝てるって思ってしまったんだ。
挙句にペーペーと言われたから怒りがすごかった。

そして俺は川崎の兄貴をみてみたら、



笑っていたんだ。

川崎「ははは!君おもしろーい!
気に入った!俺の舎弟にするー‼︎」

永井「やめてくださいよ!
こいつは俺が貰います。」

俺は完全に子供扱いだった。
まあ永井の兄貴の方が強そうに見えたのに後輩である川崎の兄貴にペコペコしてるんだからそうとうやばい人なんだろうな。


永井の兄貴はそういうとそそくさと俺を連れてこの部屋を出た。

歩いている時に永井の兄貴は

永井「やばいやつらばっかりだったろ?
だがな、まだやばい奴らはたくさんいる。
この世界に入るということは命を組に捧げるということだ。
昔の武士だって殿さんに命懸けで守ったというようにうちの組の名に恥という文字を打ってしまったら狂人兄貴たちに言葉に表せれないようなやべぇことをされてしまう。
お前さんはその覚悟ってもんがあるのかい?」

俺はみんなから捨てられた過去を持っていたため、ここに誘ってくれた永井の兄貴や、入れてくれたオヤっさんを感謝し、守っていくってのが筋だと思い、

俺「絶対に組の名に泥を塗らせないし、兄貴たちやオヤジをい命懸けで守り通して見せます!」

永井「いい心構えじゃねぇか!
今まで見てきた新人の中でお前のような志を持った目をみたのは久しぶりだ。
俺もお前が気に入った。
お前さんは必ず出世してこの組を引っ張っていくようなリーダーになれる!」

俺はこの組を動かすような人間になってみせるということを固く誓ったのだった。
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