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俺が行くっつってもな。弱すぎねぇか?いくらなんでも。
まあ、1週間のどれかに行けばいいんだし。そんなに気にとめる必要もないか。あの人ゆるい感じだったし。
「治!早く行くの!あの甲冑は待つのが嫌いって、私の勘がそう言ってるの!とにかく早く戦闘の準備よ!!」
そんなに待つのが嫌なら、なんで1週間とかそんな時間をとったんだよ。
「じゃあ、1週間の最終日に行けばいいだろ。早く行っても、スキルなくて自滅するだけだぜ。あのライフスタイルに行って、スキルを沢山集めて行けばそれなりの戦闘力になる」
「私も賛成なのです。あの甲冑さんは多分、色々考えてから言ったのであって、今のスキルのままで行っても、無意味なだけなのです」
ライフスタイルは開いてるのか?ていうか、またあんな事をされなければならないのか。嫌だな。話したくもない。けれど、行かなければスキルは覚えられないし……。
「よし!とりあえず、行くぞ!」
2人(ノヴィアはライフスタイルに行くと言ったら帰った)を引き連れて、あの赤い看板を目指した。また骸骨とかゴロゴロ転がってんのかな……。本当にそれだけは勘弁してほしい。転びやすいから。
「しかし、なぜあんな身を削るような戦いを挑んできたのでしょう……。甲冑さんは自分が壊滅的に弱いことを知っているのでしょうか」
「知らないから、挑んできたんだろう。そういう奴らが多い。戦いを挑む奴らは。とにかく、俺が勝てばいい話だ。さっさとスキル覚えにいくぞ」
「ええ!また、デスマッチなんてあったら忙しくて死にそうになるわ!今度こそ息の根を止めてやる!」
「ナイト……甲冑に止められないように気をつけろよ」
赤い看板にたどり着き、ドアを開けた。
「こんにちは。田中治です。スキルを覚えに来ました」
ギーと言う音を立て、あの暗そうな人が出てきた。
「やあ。こんにちは。今日は何のスキルを覚えに来たんだい?」
「えっと……水属性以外のスキルを覚えようと思って……」
「どうして水属性以外なんだい?水属性は結構使えるのに」
甲冑身にまとってる人に、デスマッチを仕掛けられて、退治したら逆ギレされて一対一の対決を仕掛けられました。なんて言えるわけない。
「そうかそうか。まあ、デスマッチは有名になったからねぇ。そんな奴に逆ギレされたらたまったもんじゃないねぇ」
「そうなんです……え?え?なんで?」
「スキルを使ったのさ。君の考えていること全てわかったよ。名前も歳も好きなタイプも……ナ」
「あぁぁぁぁあああああああああああ!!!!やめてください!もう!もう!大丈夫なんで!」
あっぶねぇ……。もう少しであの2人に引かれて袋叩きかと……。そんなスキル使われてちゃ身がもたねぇよ……。
「身がもたないのかい?体力がないんだねぇ。じゃあ、今回のお代は免除してあげるよ。その代わり、ビシバシいくから、ついてきなよ?」
「え?いいんですか?」
「もちろん。君がやろうとしていることはホルストを守ることだ。それにいちいちお代をもらってちゃあ、僕の気も収まらないしねぇ。一気にいくから、覚悟しなよ?」
「ありがとうございます!よろしくお願いします!」
こうして、一気に5つのスキルを覚えた俺は、あの甲冑のアジトへ向かうべく、準備をしていた。まあ、作戦会議が主だったが。何をされてもいいように作った服や、装備。ありとあらゆるものを揃えてもらった。すごく、幸せだ。
こうして、時間は過ぎていき、あっという間に1週間が過ぎていった。
「……って!全然アジト行ってないじゃない!治!あんたどうするの!?恨み買われても仕方ないわよ!?」
「スキルがちゃんと発動するかも分かんねぇのに、そんなあっさりとアジトへ行けるか。しかも、アジトへ行こうとしたんだよ」
「じゃあなんでここにいるのよ!?まさか、道分かんなかったとか言うんじゃないでしょうね!!」
「そのまさかなんだよ!」
全然道分かんねぇし!まず、アジト自体あるのか分かんねぇし!道教えられてなかったらどこの村にあるとかも分かんねぇから、本当にどこに行こうか迷ったよ!迷いに迷った挙句、受付のお姉さんに聞いたよ!そしたら……
「あの……。それはこちらは分からなくて……。もし、分かったら私の方までお申し付けください!」
って!にっこり笑顔で言われちゃったよ!!いやいやいや、管理してんだろ!?職業を!しかも、職業管理施設とか言いながら、食堂だの、図書館だの、クエスト探しだの、人探しに道案内まで!なんでもやってんじゃねぇか!!なのに、分かったら教えてくださいね!って!教えたくなるだろ!がっかりさせたくないだろ!必死に探したよ!みつからねぇんだよ!
「どうするのです!治!あの甲冑さんがここまで来たら!」
「それはないわよ。いずみ。だって、見るからにめんどくさがりやでしょう」
「バカ!お前!どんだけフラグ立たせたら気が住むんだ!」
「エクスカリバーを持ったやつはここか?」
ほらやっぱり!来ちゃった!来ちゃったじゃん!
「1週間も何してたんだぁ!お前ぇ!俺がどんだけ2次元嫁と待ったと思ってるんだ!ボケがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!」
甲冑はそれはそれはお怒りだった。
******
1週間休みがあったら、トマトを片手に自分が観たいと思っているアニメを全話観たいです。
まあ、1週間のどれかに行けばいいんだし。そんなに気にとめる必要もないか。あの人ゆるい感じだったし。
「治!早く行くの!あの甲冑は待つのが嫌いって、私の勘がそう言ってるの!とにかく早く戦闘の準備よ!!」
そんなに待つのが嫌なら、なんで1週間とかそんな時間をとったんだよ。
「じゃあ、1週間の最終日に行けばいいだろ。早く行っても、スキルなくて自滅するだけだぜ。あのライフスタイルに行って、スキルを沢山集めて行けばそれなりの戦闘力になる」
「私も賛成なのです。あの甲冑さんは多分、色々考えてから言ったのであって、今のスキルのままで行っても、無意味なだけなのです」
ライフスタイルは開いてるのか?ていうか、またあんな事をされなければならないのか。嫌だな。話したくもない。けれど、行かなければスキルは覚えられないし……。
「よし!とりあえず、行くぞ!」
2人(ノヴィアはライフスタイルに行くと言ったら帰った)を引き連れて、あの赤い看板を目指した。また骸骨とかゴロゴロ転がってんのかな……。本当にそれだけは勘弁してほしい。転びやすいから。
「しかし、なぜあんな身を削るような戦いを挑んできたのでしょう……。甲冑さんは自分が壊滅的に弱いことを知っているのでしょうか」
「知らないから、挑んできたんだろう。そういう奴らが多い。戦いを挑む奴らは。とにかく、俺が勝てばいい話だ。さっさとスキル覚えにいくぞ」
「ええ!また、デスマッチなんてあったら忙しくて死にそうになるわ!今度こそ息の根を止めてやる!」
「ナイト……甲冑に止められないように気をつけろよ」
赤い看板にたどり着き、ドアを開けた。
「こんにちは。田中治です。スキルを覚えに来ました」
ギーと言う音を立て、あの暗そうな人が出てきた。
「やあ。こんにちは。今日は何のスキルを覚えに来たんだい?」
「えっと……水属性以外のスキルを覚えようと思って……」
「どうして水属性以外なんだい?水属性は結構使えるのに」
甲冑身にまとってる人に、デスマッチを仕掛けられて、退治したら逆ギレされて一対一の対決を仕掛けられました。なんて言えるわけない。
「そうかそうか。まあ、デスマッチは有名になったからねぇ。そんな奴に逆ギレされたらたまったもんじゃないねぇ」
「そうなんです……え?え?なんで?」
「スキルを使ったのさ。君の考えていること全てわかったよ。名前も歳も好きなタイプも……ナ」
「あぁぁぁぁあああああああああああ!!!!やめてください!もう!もう!大丈夫なんで!」
あっぶねぇ……。もう少しであの2人に引かれて袋叩きかと……。そんなスキル使われてちゃ身がもたねぇよ……。
「身がもたないのかい?体力がないんだねぇ。じゃあ、今回のお代は免除してあげるよ。その代わり、ビシバシいくから、ついてきなよ?」
「え?いいんですか?」
「もちろん。君がやろうとしていることはホルストを守ることだ。それにいちいちお代をもらってちゃあ、僕の気も収まらないしねぇ。一気にいくから、覚悟しなよ?」
「ありがとうございます!よろしくお願いします!」
こうして、一気に5つのスキルを覚えた俺は、あの甲冑のアジトへ向かうべく、準備をしていた。まあ、作戦会議が主だったが。何をされてもいいように作った服や、装備。ありとあらゆるものを揃えてもらった。すごく、幸せだ。
こうして、時間は過ぎていき、あっという間に1週間が過ぎていった。
「……って!全然アジト行ってないじゃない!治!あんたどうするの!?恨み買われても仕方ないわよ!?」
「スキルがちゃんと発動するかも分かんねぇのに、そんなあっさりとアジトへ行けるか。しかも、アジトへ行こうとしたんだよ」
「じゃあなんでここにいるのよ!?まさか、道分かんなかったとか言うんじゃないでしょうね!!」
「そのまさかなんだよ!」
全然道分かんねぇし!まず、アジト自体あるのか分かんねぇし!道教えられてなかったらどこの村にあるとかも分かんねぇから、本当にどこに行こうか迷ったよ!迷いに迷った挙句、受付のお姉さんに聞いたよ!そしたら……
「あの……。それはこちらは分からなくて……。もし、分かったら私の方までお申し付けください!」
って!にっこり笑顔で言われちゃったよ!!いやいやいや、管理してんだろ!?職業を!しかも、職業管理施設とか言いながら、食堂だの、図書館だの、クエスト探しだの、人探しに道案内まで!なんでもやってんじゃねぇか!!なのに、分かったら教えてくださいね!って!教えたくなるだろ!がっかりさせたくないだろ!必死に探したよ!みつからねぇんだよ!
「どうするのです!治!あの甲冑さんがここまで来たら!」
「それはないわよ。いずみ。だって、見るからにめんどくさがりやでしょう」
「バカ!お前!どんだけフラグ立たせたら気が住むんだ!」
「エクスカリバーを持ったやつはここか?」
ほらやっぱり!来ちゃった!来ちゃったじゃん!
「1週間も何してたんだぁ!お前ぇ!俺がどんだけ2次元嫁と待ったと思ってるんだ!ボケがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!」
甲冑はそれはそれはお怒りだった。
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1週間休みがあったら、トマトを片手に自分が観たいと思っているアニメを全話観たいです。
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