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勉強会④
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果たしてジークは、もう一度勉強会に来てくれるだろうか?
目下、僕の最近の心配事といえばこれが一番大きかった。後になって彼を煽りすぎたかもしれないと、少し後悔していたのだ。
しかし、その疑問は余計な杞憂にしか過ぎなかったことをすぐに知ることになる。何故なら次の勉強会はもうすぐそこまで迫ってきており、実のところジークが悪態をつくだけの、ただの腑抜け野郎ではないと分かったからだ────
「もうジークは来てくれないと思っていたのだけれど、来てくれて嬉しいわ」
「そうだね。前回は何も言わず出ていってしまったから、今日も誘うかどうか迷ってたんだよ」
「…………悪かったな、何も言わずによ」
ミカイルの言葉に、ジークが一言だけそう返した。罪悪感からか、目線は下を向いており、前回のような刺々しさは見当たらない。
ミカイルがいる手前というのもあるだろうが、やけに大人しい様子だった。
「ボクも、また皆で集まれて嬉しいよ……!」
ハインツは声を抑え目にしつつも、喜びが隠しきれないようで、ニコニコと笑っている。
勉強を目的とした集まりではあるが、こういった何気ない日常を新しく出来た友人──ジークは違うがリリアーナさんは友達と言ってもいいだろう──と過ごすのは、僕の目指していた学園生活の一つで、それが今目の前にあるのがとても嬉しかった。
そして、こうしてまた皆で図書室に集まれたことも。
「ところで、前はどうして勝手に帰ってしまったのよ。何かあったの?」
「……気に入らねえことがあっただけだ。リリアーナには関係ねえ」
「あら、何よその言い方。ミカイルも貴方を心配していたのに」
「うん。……ねえジーク、良ければ何があったのか教えてよ」
「……わりいけど……あんま言いたくねえ」
「そう……、でも今日来てくれたってことは、この勉強会のせいではなかったんだよね?」
「ああ、まあ……」
歯切れ悪く、ジークは顔を反らす。あまりにも怪しい態度に、何か誤魔化していることは誰から見ても明白だった。
「もう、ジークってば本当に分かりやすいわね」
「はあ?」
「でも、僕はそこがジークの良いところだと思うよ」
「それもそうね。ミカイルの言うとおりだわ」
「…………おい、何勝手に分かりあってんだ………」
げんなりとジークは顔をしかめる。
リリアーナさんとミカイルは全く気にしていないようで、お互い顔を見合わせて笑っていたが、僕は僕で気が気ではなかった。
だってまさか、ジークがこんなにも嘘をつくのが下手だとは思わなかったのだ。
「あ、あの……ボクもジーク様が来てくれて嬉しいけど、無理にとは言わないよ。ただ、何か気がかりなことがあるなら言ってほしいな」
「ディーゼルまで……」
「そうよ。理由を言いたくないのならこれ以上は聞かないけれど、ここに貴方を脅かすものは何もないわ。だから一人で怒って出ていくのはやめて頂戴ね」
「そんなの、分かんねえだろうが……」
チラリと、ジークが僕の方を見る。今になって発覚した事実だが、どうやら彼は嘘をつけないタチらしい。
これでは僕と何かあったと言っているようなもんだろ────と思わず叱責したい衝動に駆られる。
しかし、すんでのところで気持ちを抑え込んだ。せっかくこの間心を痛めて嘘をついたのが、危うく水の泡になるところだった。
僕は咄嗟に、話題を変えるため声を上げる。
「あー、そろそろ勉強しないか? 今日は早く席も取れたことだしさ」
「あら、私ったら、つい話に夢中になってしまうのよ……。ごめんなさいね、ユハン」
「いやっ、謝ってもらうほどじゃないよ……」
僕の都合で話を終わらせようとしたのに、申し訳なさそうなリリアーナさんを見て顔がこわばる。女性を悲しませるのは、なんだかとても苦手だった。
「ユハン、今日は僕が教えるよ」
「え……ミカイルが?」
「うん。ハインツばかりじゃ彼も自分の勉強ができないでしょ?」
「そんな、ボクは全然負担に感じてないから大丈夫だよ。だから気にしないで───」
「ハインツ。今日は僕に任せてよ。君が気遣ってくれるのは嬉しいけど、今日は自分のことをしたほうがいい。……ね?」
「…分かった。それじゃあ、お言葉に甘えるね」
すんなりとハインツが頷く。直前まで反対してくれていたのに、すっかりその気はなくなったようで、ささっと前を向き彼は自分の勉強を始めた。
ミカイルは特に高圧的でもなく優しげな笑みを浮かべ言葉を並べていたが、それにしてはハインツはやけに諦めるのが早かったように思う。そのせいで、僕の入り込む隙は全くなかった。
「ふふ、ミカイルは幼なじみ想いなのね。……ってまたお喋りしちゃうところだったわ」
「それもリリアーナの良いところじゃない?」
「もう、ミカイルは誉め上手なんだから」
「あはは、僕は本当のことを言ってるだけなのに。────ほらユハン、この間分からないところがあるって言ってたよね。僕に見せて」
「……分かった」
どこか腑に落ちない気持ちのまま、教科書を開く。そんな僕達のやり取りを、ジークだけがただじっと静かに見つめていた。
だがしかし、誰もそれに気づくことはなく、勉強会は穏やかにスタートした。
***
「あ、ミカイル。私もその説明詳しく聞きたいわ」
「いいよ。これはね────」
勉強を始めて一時間程経過した頃。
時々リリアーナさんも加わったりしながら、僕はミカイルに勉強を見てもらっていた。ジークは片肘をついて、つまらなさそうにペンを回している。
「あの……ちょっとボク、読みたい本があったのを思い出したから借りてくるね」
その時、ガタッと隣から音がして、ハインツが立ち上がった。一人で黙々と机に向かっていたはずなのに、急に思い出すとは読書好きな彼らしい。
「あ、待って。僕も行きたい」
「ユハン君も?」
「ああ。ミカイル、この続きは戻ってきてからでもいいか? リリアーナさんには、そのまま教えてくれてていいからさ」
「……なんでユハンが? 普段読書なんて全然しないのに」
「せっかく図書室に来たからな。よくここに通ってるハインツのオススメの本とか聞きたいんだ」
「……なにそれ」
ぼそっと他の人に聞こえるか聞こえないかくらいの音量で、ミカイルが呟く。驚きと、疑いを含んだ眼差し。
確かに僕は昔から積極的に本を読む方ではなかったから、こうしてミカイルが疑問に思うのも無理はなかった。
「その……ボクは一緒に来てもらっても大丈夫だけど……」
恐る恐る、窺うようにしてハインツは言う。それに合わせて、僕はミカイルへ告げた。
「良かった。───じゃあミカイル、僕達はちょっと行ってくるから……」
「それなら僕も行く」
「ええ? なんでだよ。ミカイルが来る必要は別にないだろ。それに、リリアーナさんにはまだ教えてる途中じゃないか」
「じゃあユハンも今じゃなくて良いよね」
「……でも──」
「珍しいな。ミカイルがそういうこと言うなんてよ」
僕の声を遮ったのは、これまでずっと静観していたジーク。
勝手に離れるのは許さないと言わんばかりの勢いだったミカイルは、その言葉にハッとすると、ようやく自分の失態に気づいたらしい。
「えっ?……そう…?」
「ああ。俺は別に止めはしねえけど、そんなに……そいつと行きてえのか?」
チラッと一瞬、ジークは僕の方へ目線をやった。
「私も驚いたわ。この前の勉強会の時から少し感じてはいたけれど、ユハンといる時のミカイルは別人みたいね」
「……幼なじみだからかな。言われるまで全然気がつかなかったよ」
取り繕うように張り付けられた笑みが、ひどく白々しい。ジークの瞳はまるで真実を見極める裁判官かのように、まっすぐミカイルを見つめていた。
「ごめん、やっぱり僕はここで待ってるよ。ユハンは行っておいで」
「……分かった。ハインツ、行こう」
「あ、う……うん」
交互に僕とミカイルの顔を見ながら、ハインツは戸惑ったように返事をした。
不安にさせたハインツには申し訳ない。
でも、普段のミカイルをジークに見せられたのは、僕の狙い通りだった。
そもそも元から本に興味はなく、さっきの状況を作り出すためだけに名乗りを上げたのだが、今のを見て、それでもジークはまだ僕が悪いと思うのだろうか。
もしそうであれば、もうどうしようもないのかもしれないけど、今日の勉強会に来てくれたジークのことを、僕は少しだけ信じてみたかった。
目下、僕の最近の心配事といえばこれが一番大きかった。後になって彼を煽りすぎたかもしれないと、少し後悔していたのだ。
しかし、その疑問は余計な杞憂にしか過ぎなかったことをすぐに知ることになる。何故なら次の勉強会はもうすぐそこまで迫ってきており、実のところジークが悪態をつくだけの、ただの腑抜け野郎ではないと分かったからだ────
「もうジークは来てくれないと思っていたのだけれど、来てくれて嬉しいわ」
「そうだね。前回は何も言わず出ていってしまったから、今日も誘うかどうか迷ってたんだよ」
「…………悪かったな、何も言わずによ」
ミカイルの言葉に、ジークが一言だけそう返した。罪悪感からか、目線は下を向いており、前回のような刺々しさは見当たらない。
ミカイルがいる手前というのもあるだろうが、やけに大人しい様子だった。
「ボクも、また皆で集まれて嬉しいよ……!」
ハインツは声を抑え目にしつつも、喜びが隠しきれないようで、ニコニコと笑っている。
勉強を目的とした集まりではあるが、こういった何気ない日常を新しく出来た友人──ジークは違うがリリアーナさんは友達と言ってもいいだろう──と過ごすのは、僕の目指していた学園生活の一つで、それが今目の前にあるのがとても嬉しかった。
そして、こうしてまた皆で図書室に集まれたことも。
「ところで、前はどうして勝手に帰ってしまったのよ。何かあったの?」
「……気に入らねえことがあっただけだ。リリアーナには関係ねえ」
「あら、何よその言い方。ミカイルも貴方を心配していたのに」
「うん。……ねえジーク、良ければ何があったのか教えてよ」
「……わりいけど……あんま言いたくねえ」
「そう……、でも今日来てくれたってことは、この勉強会のせいではなかったんだよね?」
「ああ、まあ……」
歯切れ悪く、ジークは顔を反らす。あまりにも怪しい態度に、何か誤魔化していることは誰から見ても明白だった。
「もう、ジークってば本当に分かりやすいわね」
「はあ?」
「でも、僕はそこがジークの良いところだと思うよ」
「それもそうね。ミカイルの言うとおりだわ」
「…………おい、何勝手に分かりあってんだ………」
げんなりとジークは顔をしかめる。
リリアーナさんとミカイルは全く気にしていないようで、お互い顔を見合わせて笑っていたが、僕は僕で気が気ではなかった。
だってまさか、ジークがこんなにも嘘をつくのが下手だとは思わなかったのだ。
「あ、あの……ボクもジーク様が来てくれて嬉しいけど、無理にとは言わないよ。ただ、何か気がかりなことがあるなら言ってほしいな」
「ディーゼルまで……」
「そうよ。理由を言いたくないのならこれ以上は聞かないけれど、ここに貴方を脅かすものは何もないわ。だから一人で怒って出ていくのはやめて頂戴ね」
「そんなの、分かんねえだろうが……」
チラリと、ジークが僕の方を見る。今になって発覚した事実だが、どうやら彼は嘘をつけないタチらしい。
これでは僕と何かあったと言っているようなもんだろ────と思わず叱責したい衝動に駆られる。
しかし、すんでのところで気持ちを抑え込んだ。せっかくこの間心を痛めて嘘をついたのが、危うく水の泡になるところだった。
僕は咄嗟に、話題を変えるため声を上げる。
「あー、そろそろ勉強しないか? 今日は早く席も取れたことだしさ」
「あら、私ったら、つい話に夢中になってしまうのよ……。ごめんなさいね、ユハン」
「いやっ、謝ってもらうほどじゃないよ……」
僕の都合で話を終わらせようとしたのに、申し訳なさそうなリリアーナさんを見て顔がこわばる。女性を悲しませるのは、なんだかとても苦手だった。
「ユハン、今日は僕が教えるよ」
「え……ミカイルが?」
「うん。ハインツばかりじゃ彼も自分の勉強ができないでしょ?」
「そんな、ボクは全然負担に感じてないから大丈夫だよ。だから気にしないで───」
「ハインツ。今日は僕に任せてよ。君が気遣ってくれるのは嬉しいけど、今日は自分のことをしたほうがいい。……ね?」
「…分かった。それじゃあ、お言葉に甘えるね」
すんなりとハインツが頷く。直前まで反対してくれていたのに、すっかりその気はなくなったようで、ささっと前を向き彼は自分の勉強を始めた。
ミカイルは特に高圧的でもなく優しげな笑みを浮かべ言葉を並べていたが、それにしてはハインツはやけに諦めるのが早かったように思う。そのせいで、僕の入り込む隙は全くなかった。
「ふふ、ミカイルは幼なじみ想いなのね。……ってまたお喋りしちゃうところだったわ」
「それもリリアーナの良いところじゃない?」
「もう、ミカイルは誉め上手なんだから」
「あはは、僕は本当のことを言ってるだけなのに。────ほらユハン、この間分からないところがあるって言ってたよね。僕に見せて」
「……分かった」
どこか腑に落ちない気持ちのまま、教科書を開く。そんな僕達のやり取りを、ジークだけがただじっと静かに見つめていた。
だがしかし、誰もそれに気づくことはなく、勉強会は穏やかにスタートした。
***
「あ、ミカイル。私もその説明詳しく聞きたいわ」
「いいよ。これはね────」
勉強を始めて一時間程経過した頃。
時々リリアーナさんも加わったりしながら、僕はミカイルに勉強を見てもらっていた。ジークは片肘をついて、つまらなさそうにペンを回している。
「あの……ちょっとボク、読みたい本があったのを思い出したから借りてくるね」
その時、ガタッと隣から音がして、ハインツが立ち上がった。一人で黙々と机に向かっていたはずなのに、急に思い出すとは読書好きな彼らしい。
「あ、待って。僕も行きたい」
「ユハン君も?」
「ああ。ミカイル、この続きは戻ってきてからでもいいか? リリアーナさんには、そのまま教えてくれてていいからさ」
「……なんでユハンが? 普段読書なんて全然しないのに」
「せっかく図書室に来たからな。よくここに通ってるハインツのオススメの本とか聞きたいんだ」
「……なにそれ」
ぼそっと他の人に聞こえるか聞こえないかくらいの音量で、ミカイルが呟く。驚きと、疑いを含んだ眼差し。
確かに僕は昔から積極的に本を読む方ではなかったから、こうしてミカイルが疑問に思うのも無理はなかった。
「その……ボクは一緒に来てもらっても大丈夫だけど……」
恐る恐る、窺うようにしてハインツは言う。それに合わせて、僕はミカイルへ告げた。
「良かった。───じゃあミカイル、僕達はちょっと行ってくるから……」
「それなら僕も行く」
「ええ? なんでだよ。ミカイルが来る必要は別にないだろ。それに、リリアーナさんにはまだ教えてる途中じゃないか」
「じゃあユハンも今じゃなくて良いよね」
「……でも──」
「珍しいな。ミカイルがそういうこと言うなんてよ」
僕の声を遮ったのは、これまでずっと静観していたジーク。
勝手に離れるのは許さないと言わんばかりの勢いだったミカイルは、その言葉にハッとすると、ようやく自分の失態に気づいたらしい。
「えっ?……そう…?」
「ああ。俺は別に止めはしねえけど、そんなに……そいつと行きてえのか?」
チラッと一瞬、ジークは僕の方へ目線をやった。
「私も驚いたわ。この前の勉強会の時から少し感じてはいたけれど、ユハンといる時のミカイルは別人みたいね」
「……幼なじみだからかな。言われるまで全然気がつかなかったよ」
取り繕うように張り付けられた笑みが、ひどく白々しい。ジークの瞳はまるで真実を見極める裁判官かのように、まっすぐミカイルを見つめていた。
「ごめん、やっぱり僕はここで待ってるよ。ユハンは行っておいで」
「……分かった。ハインツ、行こう」
「あ、う……うん」
交互に僕とミカイルの顔を見ながら、ハインツは戸惑ったように返事をした。
不安にさせたハインツには申し訳ない。
でも、普段のミカイルをジークに見せられたのは、僕の狙い通りだった。
そもそも元から本に興味はなく、さっきの状況を作り出すためだけに名乗りを上げたのだが、今のを見て、それでもジークはまだ僕が悪いと思うのだろうか。
もしそうであれば、もうどうしようもないのかもしれないけど、今日の勉強会に来てくれたジークのことを、僕は少しだけ信じてみたかった。
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